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父の白内障

2006-02-06 12:40:00 | 日記・エッセイ・コラム

Img004 去年11月の定期健康診断で「父は白内障の疑いあり」という結果を受け、先月、わが家のチャングムことダインと一緒に近くの眼科医へ。

 人間の目はカメラの構造によく似ていて、カメラのレンズに相当するのが水晶体。

 水晶体は本来なら透明で光をよく通すが、濁っていると光が通らなくなり、かすんで見えたり、二重、三重に見えたり、視力低下などの現象が見られる。これは高齢者に多い目の病気だと言われている。

 「今日は点眼薬を渡しますので、白内障の進行を遅らせることができます。点眼薬だけで水晶体が透明になったり、視力を回復させることはできません。手術を受けるのをお勧めします。手術ができる眼科医を紹介しますよ。今すぐ決心されるのではなく、いつでも構いません。決心されましたら、またいらしてください」

 やっと、父が手術を受けると決心したので、今日は眼科医に連れた。今まで病院に行くのにチャングム、チャングム、チャングム・・・と頼りっぱなしだったので、今回は私が筆記通訳。

 手術を受ける前に「白内障の症状と治療」の説明を受けた。
にごった水晶体を超音波で吸引し、人工のレンズ(眼内レンズ)を入れるという方法で行われている。先端技術を取り入れているので、30分程度で終わらせることができる、とのこと。

 「えっと、目のレンズをサザエの蓋にたとえるとします。その蓋は濁っていて、透明ではない。それで、その蓋を切り取って、新しい透明の蓋をする」と説明したとたん、イラストを見た父が「刃物で目の表面をえぐり取るのか!?恐ろしい」と萎縮してしまった。

 このイラストは、誰でもわかるように抽象的なイラストで説明しているみたいだが、確かにカッターナイフで目をえぐり取るような表現で、恐怖心を煽るような絵だね。(ーー;)

 患者さんに恐怖心を与えないことが医者の役目なので、カッターナイフのようなものではなく、先が丸くなっているもので濁っている水晶体を取り除く。レンズを破壊させるようなイラストではなく、にごっているレンズを外し、新しいレンズを取り付けるような、優しいイラストにして欲しいな。

 紹介状の入っている封筒の宛名は女性の名前。名前から見ると、若そうな女性。「よかったじゃない、若い女性の先生だよ。きっと痛くないかも」となだめた。「チャングム」のドラマに出ている、熟手役のドックおじさん(??? 読みは「イム・ヒョンシク」)みたいな医者だと、手がごつごつしていて、痛くて怖そう、チャングムだと柔らかくて痛くないイメージを抱いていたみたい。

 ドックおじさんは喜劇演技でアドリブも得意。壮年層だけではなく、青少年層にも多くの人気を博しているそうです。NHKで放送中の「チャングム」は翻訳された音声日本語で話されているが、翻訳された台本には載っていないセリフもたまに出ることがあるので、声優たちはちょっと苦労していたみたいです。(笑)

コメント
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