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東京アイランド

OCNブログ人サービス終了に伴い、ここに引っ越ししました!

小幌駅のはなし

2016-03-31 00:00:10 | 2015五能線&道央&カシオペア

 この画像は友人が撮影したものをお借りしました。苫小牧を出ると、室蘭本線はほとんど内浦湾(別称・噴火湾)を走行。明かりは豊浦町の市街地。小幌駅も同じく豊浦町内にあり、函館寄り駅ホームの先端が長万部(おしゃまんべ)町と豊浦町の境界。駅ホームは豊浦町内の領土なので、役場の方がなんとか存続しようと盛り上がっています。

 ・豊浦町役場 JR北海道との「小幌駅の駅業務に関する協定書」を締結(クリックすると、豊浦町役場のホームページにジャンプします)

 1年と言わずに、永久的に協定書を交わせますように。(駅としての存続させるのに1年間で270万円の費用がかかるらしい。1日に換算すると、7380円。へぇ、そんなにかかるとは知りませんでした。小幌駅グッズの販売や、ふるさと納税で賄う予定だそうです。実はと言いますと、小幌駅グッズを購入済なので、少しは協力できたかな)
 ずっと昔、住んでいたところの西武鉄道の秋津駅ホームの半分は東京都東村山市、東京都清瀬市に分割。北口改札口は埼玉県所沢市。1つの駅に都県境を跨いでいる珍しいところです。その後、数年経たぬうちに都内あちこち転居し、現在は房総内陸部の田舎に落ち着きました。山口県の何もない漁村に住んでいたころは、映画「アイランドタイムズ」に出ていた青ヶ島の少年みたいに、東京に憧れていました。ネオンの街、渋谷に身を置いてみたいという場面は中学のときに実現。日本海側の小さな漁村は夜になれば漆黒の暗闇。夜になっても明るすぎる渋谷の街に興奮しまくり、ということも。念願だった、都心のサラリーマンになれたのも、結局、長続きできず。根っから田舎人なので、都会での生活は肌に合わなかったかも知れない。青ヶ島も漆黒の暗闇だけど、夜になれば明るくて賑やかなところがあります。郵便局横の居酒屋「もんじ」と、「おじゃれ杉の沢」の2ケ所。人の温もりを求めに、仕事を終えた島民たちが毎日のように語らう場所のようです。内地の居酒屋は知らない人同士、お互いに声掛けにくい雰囲気がありますが、青ヶ島はすんなりと仲良くなれます。小笠原と同じく「小笠原マジック」の効果あり。

 ずっとトンネル続きだと蒸気機関車の排煙により、トンネル内が煙で充満してしまう。排煙させるために、トンネルとトンネルの合間を造らせた。昭和18年当時は、漁師さんの民家が数軒あった。当時は駅員さんが常駐する小幌信号場だけど、列車を停車させ、旅客の乗降を認めていた。JR北海道発足時の1987(昭和62)年4月1日、小幌駅は信号場から駅として昇格。そんな歴史があります。
 友人も動画モードで小幌駅通過シーンを撮影してもらいましたが、あいにく私のビデオカメラと同じく見えにくい状態になっていました。

 車内販売が近づくと、御覧のようにランプが光るので、御用入りのときは便利なアイテム。
 次の記事は、函館駅。半年前の旅行だというのに、本当に長すぎる。上野に着く頃は5月か!?

わずか数秒で小幌駅通過っ!

2016-03-30 00:49:53 | 2015五能線&道央&カシオペア

 動画は全部で2分31秒。あまりにも動画が長すぎると、飽きてしまうので、カットしたものをつなげて編集。
 特急に乗っていると、日本一秘境駅の小幌通過は2~3秒。乗客のほとんどは通過していることすら絶対気づかないと思います。
 1分41秒から42秒にかけて、小幌駅を通過している様子を捉えました。しかし、ビデオカメラのレンズを通したものだと暗くて肉眼で見えたものが見えなくなってしまいました。駅ホームに2基の照明が見えるところが小幌駅なんです。
 2000年の初めころ?いつから定住されたのか、はっきりした時期はわかりませんが、小幌駅の小さな待合室を自宅代わりに棲みついた「仙人様」が有名でした。JR北海道も仙人様のことは認知しており、冬季に間はボランティアでホームを除雪してくれるので、駅の待合室を自宅代わりに使われていることを黙認し、生活に困らないように湧き水を引くとかそうしていたそうです。列車でしか行けない日本一秘境駅の小幌駅の物珍しさもあり、何も知らない下車客が仙人様に出くわすと、腰を抜かしてしまうそうです。しかし、2007(平成19)年に亡くなられ、仙人様が住んでいた待合室は解体。それにしても、携帯やインターネット、テレビとかは必要なし、世間と隔離された場所で暮らすなんて相当な度胸がいりますね。
 本来なら、2015(平成27)年10月を以って小幌駅は廃止する予定でしたが、地元の豊浦町が待った!をかけ、日本一のブランドを捨てがたく存続できるか協議。その結果、2016年4月1日から1年間は駅の管理を豊浦町が受託することになりました。役場の人がやってきては駅を掃除したり、駅の電気代も豊浦町が負担。2年目以降はどうするか、また話し合って決定されるそうです。

 小幌駅の札幌方面下り始発が 15:43 と設定されている理由は・・・

 東京 9時36分 → はやぶさ11号 新函館北斗13時38分着、14時11分発の特急北斗13号にお乗り換え、長万部に15時21分着。5分後に接続する列車で小幌には15時43分なので、当日の始発列車なんです。
 東京9時36分に乗れば、わずか6時間後には日本一秘境の小幌に着きまーす!!が売りなのか、私もよくわかりませんが・・・(笑)
 動画の最後部分はNHK手話ニュース。高島さんは8年間もキャスターを務め、3月いっぱいで引退されました。今まで本当にお疲れさまでした。
 明日(9月8日)は千葉に帰るのに、突風とかで大変なことが起きましたっ!!本州に向かう寝台特急車内でニュースをキャッチ。

まだまだカシオペアで道内

2016-03-29 00:12:52 | 2015五能線&道央&カシオペア

 カシオペアは12両編成。
 1号車 🚭 特A寝台列車(展望スイートは1室のみ) スロネフE26-1
 2号車 🚬 特A寝台列車(主にスイート・デラックス)スロネE26-1
 3号車 🚭 2階建食堂客車(厨房付き シェフの仮眠室付き) マシE26-1
 4号車 🚭 特A寝台列車 スロネE27-101 車掌室あり 車いす対応の部屋1室
 5号車 🚬 特A寝台列車 スロネE27-402 ミニラウンジ
 6号車 🚬 特A寝台列車 スロネE27-302 シャワー室
 7号車 🚭 特A寝台列車 スロネE27-202
 8号車 🚭 特A寝台列車 スロネE27-1
 9号車 🚭 特A寝台列車 スロネE27-401
10号車 🚭 特A寝台列車 スロネE27-301 シャワー室
11号車 🚬 特A寝台列車 スロネE27-201
12号車 🚭 電源車・ラウンジ カハフE26-1

1号車、2号車はスイートやデラックス。部屋の数は非常に少なく、10時打ちの争奪が激しい。運よく取れた方はラッキー。4号車から11号車まではノーマルのツイン2人部屋が10室。つまり、80席しかない。禁煙5両、喫煙3両。「禁煙、喫煙どちらも構いません。とりあえず抑えていただければ」と依頼したとき、マルス端末に入力するときに禁煙か喫煙どちらか選択しないといけないみたい。5両と3両だとしたら、禁煙にしたほうが取れる確率は高そうだと、事前入力してくれました。完璧個室なので、個室でタバコを吸われても、となりの部屋や、通路に煙が漏れるということはなさそうです。

 12号車はどなたでも利用できる、ラウンジ。豪華すぎます。

 1999年製造なので、2000年にブルーリボン受賞。ブルーリボンとは鉄道友の会が最優良列車として毎年1回選ばれたもの。ちなみに去年2015年は北陸新幹線のW7系、E7系が選ばれました。通勤型、近郊型はローレル賞。1979(昭和54)年に山陰本線等で活躍していたオハ50系客車がローレル賞に選ばれています。DD51に引かれてのレッドトレイン。子供のころ、通学で何度も乗りました。50系が出る前は、スハフ42やオハ33とか、自動扉ではない古くてボロ客車なので、1985(昭和60)年に初めて50系が出たときは真新しくてものすごく斬新でした。あれからもう30年過ぎか・・・まるで昨日のように思い出せますが・・・(笑)

 17:37 登別停車。駅名票はLEDに変わっているので、明るくてくっきり。LEDは消費電力がとても少なくても明るい光線。我が家でも少しずつ入れ替え中。房総内陸部の田舎町なので、従来の蛍光灯だと紫外線が出るため、夏になるといろんな虫が集まってくる。もううんざり。LEDは紫外線を発しないので、うるさい虫を引き寄せないメリットが大きい。

 やがて日が暮れます。ラウンジから見える展望は素晴らしい。

 熾烈な競争に勝ち取った方々たちは、ここで寛げる特権付き。

 通過中で文字がかすんで見えませんが・・・頭文字は「と」。洞爺(とうや)駅かと思いましたが、洞爺は18:43停車なので、通過とはありえない。「とようら」(豊浦)駅通過中。
 わが故郷も、現在は「下関市」ですが、合併する前は「豊浦郡豊北町」。下関寄りは「豊浦郡豊浦町」。日本一秘境駅の小幌駅も、ちょうど「北海道虻田郡豊浦町」。北海道の「豊浦」と聞いただけで、わが故郷も思い出してしまいます。豊浦駅を出ると、次は大岸、礼文。3つ目は小幌駅なので、ラウンジの展望に移動し、この目で小幌駅を見届けたい。まだ続きは長いです。今日はこの辺で・・・。

【動画】カシオペア 札幌 ~ 北舟岡

2016-03-28 00:37:19 | 2015五能線&道央&カシオペア

 今の札幌駅は、DD51が入線する光景は見られなくなってしまいました。上野から札幌行きとかの直通列車もなくなってしまいました。
 東京とつながりがあるのは、北海道新幹線の新函館北斗駅。JR東日本のえきねっとで予約したものでも、新函館北斗駅、木古内駅、奥津軽いまべつ駅、五稜郭駅、函館機のMV機やみどりの窓口で引き換え可能になりました。
 逆にJR北海道列車予約で予約したものでも、JR東日本で出せるか調べてみましたが、道内限定。やはり、東日本のほうが優位に立っています。北海道もめげず他社エリアでも発券できるように柔軟な対応を。
 室蘭本線で1番海に近い「北舟岡駅」も撮影に成功しました。夕陽に沈む太平洋の風景をお楽しみください。2分18秒の動画になります。

【全国NHK放送】廃止予定の無人駅で運賃表盗まれる 北海道

2016-03-24 22:57:44 | 2015五能線&道央&カシオペア

(NHKのオンライン 2016年3月24日21:46発信)

運賃表示板が盗まれたのは、北海道北見市にある石北線の金華駅で、今月17日、乗客が表示板が無いことに気付きました。運賃表示板は、縦40センチ、横60センチのアルミ製で、待合室の壁に掲示されていましたが、留めていたネジが外されて持ち去られたということで、警察は、窃盗事件として捜査しています。
駅員がいない「無人駅」の金華駅は、JR北海道の経営合理化に伴い、25日を最後に廃止される予定で、最近になって名残を惜しんで訪れる人が増えています。石北線では、同じく廃止される予定の下白滝駅でも利用者が自由にメッセージを書き込めるノートが紛失したということで、地元の住民が見回りなどを行っています。
JR北海道は、「このようなことが起きて、非常に残念です。駅が廃止されるその日まで、すべての人に気持ちよく利用してもらいたいです」と話しています。

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北海道新聞 3月24日(木)7時0分配信

廃止の金華駅運賃表盗まれる 地元団体「返して」 北海道・北見

 【北見】JR石北線の金華(かねはな)駅(北見市留辺蘂町)で、待合室内にあった運賃表示板がなくなっていることが23日分かった。ねじが何者かに外されており、北見署は窃盗事件とみて調べている。

 金華駅は25日の営業を最後に廃止が決まっている。北見署によると、JR北海道が18日に被害届を出した。表示板は縦約30センチ、横約40センチで、ねじで壁に固定されていたという。JRは現在、表示板の代わりに簡易的な紙製の運賃表を使用している。
 金華駅は、昨年7月に廃止方針が明らかになってから全国各地から鉄道ファンが来訪していた。

 25日に駅の「お別れイベント」を企画している北見の市民団体「ふるさと銀河線沿線応援ネットワーク」の小川清人代表は「残念なこと。(盗んだ人は)気持ちがあれば駅に戻してほしい」と呼び掛けている。

(ここまで)



 盗まれたのは・・・

 この運賃表。駅としての営業終了後は、北見市に駅名票も含め、歴史民俗の資料として寄贈する予定もあるかも知れません。江差線の非電化区間も2014(平成26)年5月に廃止する前に、駅名票が盗まれる事件もあった。JR北海道の許可なく、所有物を密かに持ち帰る行為は、刑法で言うと窃盗罪。盗品であるとわかると警察に通報され、逮捕状が交付される羽目になってしまうので、こっそり元に戻して欲しい。

北海道がたくさん詰まったカシオペアスペシャル弁当

2016-03-23 00:15:48 | 2015五能線&道央&カシオペア
 時刻表に載る定期列車の上野~札幌の「カシオペア」はもうなくなってしまいましたが・・・札幌に到着したJR北海道の車掌さんが「カシオペアはお客さまの中で永遠に発進し続けるだろう」とアナウンスしたとおり、カシオペアに乗車したお客さんは永遠の思い出になるでしょう。
 昭和の古い國鐵のDD51ディーゼル機関車は同じ頃に製造された同期が次々と解体されるさなか、函館から札幌間を何度も往復。DD51のその後はどうなるか今のところわかりませんが、イベント列車のけん引・・・道東の流氷ノロッコ号のけん引はDE10。機関車が老朽化し、今冬限りで廃止か!?の噂も。DD51の1100番台は昭和50年から53年にかけて製造されたもので、JR発足時、車齢は9年から12年なので、まだ若い。当時は北斗星が1日3本も運行し、DD51の在籍は多かった。ところが、現在は40年前後経過し、機械としてはもう寿命は来ているということに・・・。子どものころ、山陰本線で飽きるほど通学でお世話になったDD51。D51蒸気機関車と同じくいつまでも現役で動かせますように(笑)。
 今の山陰本線は、過疎化、通学生も減少。昔は1時間に1本あったのに、現在は通学時間帯に合わせるだけで、昼間の本数は減らされてしまいました。
 DD51のけん引するオハ50客車は無線で機関士とやりとりするため、必ず車掌さん乗務。無人駅から乗り込むお客さんの顔を覚え、汽車が出発すると「きっぷはお持ちですか~?」と来てくれます。下関から上りだと、小串あたりまでは下関近郊区間。多くのお客さんが降りていかれ、車内はまばら。この先ずっと無人駅が続くので、どのお客さんがどの駅で降りるか確認も兼ねて特別改札開始っ!!いつも決まって検札するのは小串を出てまもなく湯玉まで。JR西日本さんは、本社が大阪なので、数十円や数百円の取りこぼしは許さない。昔は検札や無人駅での乗車券回収はきちんとやっていた。しかし・・・今は、合理化が進み、ほとんど1両や2両のワンマンカー。運転士さんは出発前の安全確認や運賃清算など車掌さんのやっていた業務を兼務しているわけなので、きっぷを回収しても、それが正しい運賃であるかどうか確認するすべはない。乗客のモラルに委ねるしかないです。

 客室にあった、案内パネル。車内放送が聞こえなかったり、聞き逃してしまったら、これが便利。チャンネルを切り替えると、テレビも見られます。1999年製造のためか、地上デジ対応ではなかった。BS放送なら見られました。

 17時半すぎ。お父さん犬の故郷、日高本線の乗換駅、苫小牧も過ぎ、登別付近走行中。お父さん犬は苫小牧からおよそ30キロ先の、鵡川(むかわ)町出身。

 9月7日は秋分の日の2週間前。ちょうど日没時間は、今とほぼ同じくらい。18時を過ぎると、このような風景。
 そろそろお弁当が届けられる時間。「私たちは聞こえないので、ノックしなくても大丈夫です」と伝えたとおり、ドアの隙間から「お弁当お届けにまいりました」と姿が見えたので、ドアを開けました。

 お弁当と引き換えに、この券を差し出し。石川県の豪華特急「花嫁のれん号」のお食事券も、マルス端末で発券されたもの。JRのお弁当だから、切符形式ですかね・・。

 あつあつのスープと一緒にテーブルの上にセッティング!!


 うわーっ!すごいですよ!!北海道が全部詰まっています!!メニューを見て、気になるものが・・・。帆立雲丹ソース焼き。北海道だから、ウニ、いくら、カニは必須。ウニは、山口県の北浦(実家のある場所)名産なのに、どうも苦手。子供のころ見たウニ割りの光景がトラウマに。生はダメだけど、ホタテに雲丹ソース焼きなら、これなら食べられそう。超高級レストランなどで、オレンジ色がかかったウニソースでもOK。これなら美味しくいただけます。

 ものすごくこだわっていますね。北海道の地形をあしらった昆布。本州へお帰りになるお客さんに「北海道は楽しかったですか?」となんだか問いかけるような感じ。もちろん、今度はJR北海道のH5系新幹線で行きますから!!

DD51の定期列車は2016年3月21日でラストラン

2016-03-22 00:00:00 | 2015五能線&道央&カシオペア
 3月20日16時12分、札幌駅を出発したカシオペアは函館駅で21時5分着。281系の新型特急のスーパー北斗もディーゼルの特急だけど、札幌と函館を最速で3時間40分。
 ディーゼルでも最高速度130キロを出せますが、こちらのDD51は昭和時代に製造されたもので、最高速度は95キロ。1基だとパワーが足りないので、2両重連で運行。それでも5時間近くでした。急行「はまなす」号は、深夜の函館駅で時間を調整したり、そんなにスピードを要しないので、先頭のDD51は1基。函館から札幌に向かう途中に駒ヶ岳という急こう配があります。比較的ゆるやかな内浦湾沿いの渡島砂原回りと、山側の駒ヶ岳回りがあり、DD51の性能により、どちらを通るかは列車により異なるようです。
 函館から札幌市内の乗車券は自動的に最短距離の駒ヶ岳回り。どうしても渡島砂原を回りたいとリクエストすると、経由欄は 函館線・池田園・東森・函館線と印字。しかし、普通列車は1日6本しかない超閑古路線ですが・・・。
 
 DD51を懐かしむ理由は・・・

 客車だった頃山陰本線 のホームページを見つけました。 こちら

 この作者さんは1991(平成3)年から1992(平成4)年にかけて、山陰本線におけるDD51が撤退する前に動画で撮影。長門粟野駅、阿川駅、宇賀本郷駅とか、当時暮らしていた生活圏も収録。

 今年は平成28年なので、もう四半世紀も昔になります。当時はDD51のけん引するオハ50客車で毎日のように通学。車窓から眺めていても、平行する国道ではクルマに追い抜かれることが多く、まどろっこい汽車だ!!と罵っていたこともありましたが・・・完璧に絶滅してしまった、今となっては懐かしいです。


 今年は2016年なので、来年の2017年はなんとJRは30年目っ!!6社のコーポレートカラーはもうすっかり定着。

 昔の山陰本線はとてもよかった。朝の始発は長門市を4時40分。もちろん、DD51けん引の客車。5時35分長門二見停車。汽車で遠出するのに、朝5時35分に乗ったほうが日帰りは可能。学生なので、旅館やホテルに泊まる余裕はなかった。
 6時33分下関到着。DD51は引き離され、関門トンネル専用のEF30電気機関車に付け替え。下関から門司までJR九州なのに、山陰本線が乗り入れる理由は、車両の相互貸し出し清算のため。当時は鹿児島本線から山陽本線に直通し、小郡(現新山口)行きのJR九州411系が乗り入れ。ところが、現在は、JR九州が山陽本線を走行する区間が長すぎると不満が出ているのか、下関できっぱりと線引きしています。
 北海道新幹線も、JR東日本のH5系が新青森から新函館北斗まで乗り入れるのが多いので、それを清算するため、JR北海道のH5系を東北新幹線内で運用するダイヤグラムあり。
 もともとは日本國有鐡道。JR発足時に各社ごとの損得計算し、このようになったわけです。

 最終列車もDD51けん引の848、滝部行き。長門二見23:16なので、朝5時に出かけ、熊本を回ってでも、日帰り可能でした。

 東京を18時50分を出発した寝台特急出雲1号は途中の京都でDD51に付け替え、翌朝9時57分浜田着。その20分後に下関行きの急行「さんべ」に接続。実家のあった長門二見にはお昼頃には到着。
 今も、30年前と変わらないダイヤだったら、実家へ帰るならブルートレイン出雲1号で優雅でのんびりとした汽車旅を選択していたかも知れない。現在も、寝台特急サンライズ「出雲」「瀬戸」号が運行中だが、益田から長門市間の本数が当時に比べるとものすごく減らされているので、出雲市に着いてもそのまま山陰本線で帰るのは不可能になってしまいました。

カシオペア 札幌を出発して間もなく・・・(2015年9月7日)

2016-03-21 00:00:14 | 2015五能線&道央&カシオペア
(時事通信ニュースより)

2016年3月20日 19:08配信

 定期運行が廃止される寝台特急「カシオペア」の最終列車が20日午後、東京・上野に向け札幌駅(札幌市)を出発した。26日の北海道新幹線開業に伴い、青函トンネルの電圧が新幹線用に切り替わるため、1999年7月からの運行を終える。今後は期間限定でツアー専用列車として使われる予定だ。
 札幌駅には約700人の鉄道ファンらが見送りに駆け付けた。ホームには「ありがとう カシオペア」と書かれた紙を掲げる人も。カシオペアは午後4時12分、汽笛を鳴らし、ゆっくりとホームを離れた。
 出発前、最終列車に乗車するという北海道恵庭市在住の看護師水内恵理子さん(54)は「息子からのサプライズプレゼントで初めて乗る。車窓の風景を楽しみたい」と話した。神奈川県海老名市から来たという会社員鈴木規之さん(46)は「カシオペアが時刻表から消える。ツアー用の列車として復活するとしても、敷居が高くて気軽に乗れない列車となってしまう」とさみしそうだった。
 カシオペアは、JRで初めて全客車を2階建てとしたのが特徴で、上野-札幌間を週3回程度往復してきた。豪華寝台列車として鉄道ファンに人気があった。
 一方、カシオペアの上野駅発下り最終列車は20日午前11時25分ごろに札幌駅に到着。ファンら約400人がホームで出迎えた。カシオペアに約16年間乗務してきた車掌の阿部昭博さん(54)は「車内で札幌駅に到着する前に『カシオペアはお客さまの中で永遠に発進し続けるだろう』とアナウンスした。精いっぱいの気持ちを伝えた」と感慨深げだった。(2016/03/20-19:08)

(ここまで)


 カシオペアは今後、ツアー専用列車として、青函トンネル内はJR貨物の新幹線用機関車を付け替え、函館からの非電化区間はJR貨物のDF200ディーゼル機関車になる、とのことです。DF200はJR貨物のものなので、旅客の牽引に使われることはありませんでしたが、JR北海道の所有するDD51が全廃するということになりそうです。JR北海道の機関士さんが貨物のDF200のハンドルをにぎるということになります。
 カシオペアを牽引するDD51は製造時期が後期の1100番台が使われているとはいえ、昭和50年から53年の間。40年近く使われています。使い道はもうなくなっているし、部品の老朽化により、国鉄時代に北海道から九州まで全国配備していたDD51は次々と廃車。北海道で生き残ったものはミャンマー国鉄に譲渡。

 この写真は友人が撮ってきたものです。

 な、な、な、なんと!!1室しかない、超プラチナチケットを取れたという人に許可をもらって、室内に立ち入らせてもらった、とのことです!!寛容なお方なんでしょう・・・。

 すごいなぁ・・・どこの駅で取れたっすか?と確認してみたくなりますが、プライバシー侵害になってしまいますしね・・・。どこの駅で取れたのか確認できるのは検札する車掌さんの特権。名の知れた大きな駅ではなく、閑古鳥が鳴くような1日7本しかない東萩駅(1日7本)や木次駅(1日10本)とか??発券する駅員さんのスキルが高く、落ち着いて10時打ちに精神集中し、奇跡的にカシオペアスイート展望室発券かも??

 函館まではこのような風景。函館から青森までは最後尾。青森で電気機関車に付け替え、上野までは電気機関車の真後ろ。逆に、上野発だったら、青森までは機関車の真後ろではなく開放的な眺めなのかも知れない。

 スイートやデラックスは非常に取りづらいですが、スタンダードは10時打ちでなんとか取れるレベル。

 部屋の中にトイレと洗面台が付いています。

 カーナビならぬレールナビもついていました。今はどのあたりを走行しているか一目で確認できます。


 次の停車駅を案内する表示も。

 まもなく、検札に来ました。どのような人が乗っているか、体に障害を持っていてベットメイクは手助けしなくても大丈夫なのか、確認も兼ねて。
 「あの~カシオペアのパンフレット1枚しかないんですが、もう1枚もらえますか?」とお願いすると、すぐ持ってきてくれました。ありがとうございます。1室に1枚だそうです。

 今度は車内販売員さんがウェルカムドリンクを届けに来てもらいました。そのときにカシオペアスペシャル弁当の予約をしてありますので、よろしくお願いしますと筆談で対応中。カシオペアのようなオールA寝台だとウェルカムドリンクや、翌朝の朝刊お届けサービスも付けてくださるのは嬉しい。

 本当は食堂車でディナーのつもりで、チケットが取れたときにすぐ申し込んだが、食事券の発券に不慣れなのか操作に手間取ってしまい、フランス料理コース、カシオペア御膳どちらも完売。
 カシオペアスペシャル弁当は、数量限定ではなく、準備の都合もあるので乗車数日前に予約すればOK。

17年間ありがとう カシオペア

2016-03-20 00:00:00 | 2015五能線&道央&カシオペア
2016年3月19日 19:02発信 朝日新聞のネットニュースより

「「カシオペア」下り最終便、2千人が見送り JR上野駅

 北海道と本州を結ぶ豪華寝台特急として人気を集めてきた「カシオペア」(上野―札幌)の下り最終便が19日、JR上野駅を出発した。ホームに約2千人が詰めかけ、北の大地へ向かうラストランを見送った。

 午後3時半すぎ、機関車に引かれた銀色の客車がゆっくりと13番ホームに入ってきた。群馬県高崎市の会社員、吉岡守さん(58)は「最後と聞いて乗りに来た」。これまで2回乗っているといい、「新幹線のように速くはないが、旅情があるところがいい」。

 妻と乗り込んだ千葉市の会社員男性(55)は「景色を眺めながらくつろいで行ける。我々の世代にとって残して欲しい列車」と話した。午後4時20分、列車がホームを離れると、ファンからは「ありがとう」と声が上がった。

 カシオペアは全室個室タイプの豪華寝台列車として1999年に登場。展望コーナーを備えたスイートは予約の取りにくい「プラチナチケット」として知られた。全体の乗車率も8割を維持してきたが、北海道新幹線開業に伴い、現行の機関車が青函トンネルを走れなくなることを理由に定期運行を取りやめることになった。

 上り最終便は20日夕に札幌を出発する折り返し列車。今後、JR東日本は周遊列車として活用するとともに、JR貨物が開発した新型機関車を借りてツアー専用列車として再び北海道に乗り入れることも検討している。(細沢礼輝、中田絢子)

(ここまで)

 2015年9月から始めたカテゴリー「2015五能線&道央&カシオペア」旅行記はカシオペア乗車を以って最後になります。3月20日の札幌発上野行きラストランに合わせて記事を書き続けたわけではなく、たまたまです。
 半年前の2015年9月7日に遡ります。2016年3月20日の札幌駅も、最終上り列車を見送るお客さんでごった返しているかと思います。


 昔は東京駅から九州方面、しかも西鹿児島(現 鹿児島中央)行きのブルートレイン数本。夜になれば、東海道本線ホームに電気機関車の牽引するブルートレインが数本も入線するのは日常茶飯事。当時は特に珍しくもない風景でしたが、2000年代に入ると利用率が思うように伸びない理由により、2005年廃止直前は東京から「はやぶさ」「さくら」一緒に連結し、博多で「さくら」は長崎へ、「はやぶさ」は熊本へ分岐。あれから11年間も、定期列車で機関車が見られるのは札幌駅、電気からディーゼルに付け替える函館駅のみになってしまいました。ファンの方が写真撮影に夢中になるあまり、ケガや事故になりかけることが多く、このような注意の張り紙。

 札幌駅といっても、どこから入線するか、おおよそな方角はつかめず。札幌の駅名票を見ると、両隣は桑園と、苗穂。桑園は西方面で、苗穂は東方面。これから帰る方角は西なので、カシオペアが桑園方面に入線すると勘違い。急行「はまなす」号も、函館で方向転換し、逆向きで札幌に到着。先頭のDD51は当然、向こうだろうと思ったら、反対側だった。私は札幌市民ではないので、体内コンパスが狂うのは仕方がないかも・・・。
 その場に居合わせた、お客さんも「カシオペアって、どっから来るんですかね?」と聞かれましたが、うーん?と首を傾げながら「わからない」と回答。

 真ん中は入線を指示合図するホームの駅員さんっぽいですが・・・JR九州じゃないですか!?(九州はドゴール帽)北海道なのに、九州の駅員さんがカシオペアを迎える不思議な光景。9月なので、JR北海道の制服は、白いジャケットに白い制帽のはずなんですが・・・。

 この光景が見られるのも、2016年3月20日限り。急行はまなす号が3月21日午前6時7分、札幌駅入線でDD51はもう幕を閉じてしまいます。子どものころ、山陰本線で何度も飽きるほど乗ったDD51ですが・・・もはや過去の遺産に。

 札幌駅で「上野」の表示はもう見られなくなります。3月26日以降は、「特急スーパー北斗○号 この列車は、新函館北斗で東京行き はやぶさ○号に接続します」といったような案内が出るかも知れません。

 機関士さんがハンドルをにぎる、先頭のDD51 1100。山陰本線で乗ったのは1104なので、その番号に近い。 

 2両目のDD51 1140。急行はまなす号はDD51機関車1両なのに、特急「カシオペア」「北斗星」は2連になっている理由は・・・「特急」に恥じないほどの高速走行を要求されるため、2連で同時にエンジンを駆動。2両目は無人ですが、先頭と連携し、動かす仕組み。

 カシオペアは半年後消滅する運命だと皆知っているのか、記念撮影する方々もたくさん。友人は最後の最後まで撮影に出かけている間、私は先に指定された部屋へ。

 2階建てのうち、1階でした。あれこれいろいろリクエストすると、かえって取りづらくなるので、どの席でもOKだ!!とマルス任せにした結果、ここでした。

 札幌から上野まで17時間過ごすお部屋です。ノーマル(普通)のお部屋ですが、デラックスや、スイートは競争倍率が非常に高く、難しい。運よく手に入れた方はラッキーでしょう。DD51の機関士さんは、東室蘭・長万部で交代し、函館へ。(ずっと同じ人が運転するのではなく、区間ごと定められている)車掌さんは函館車掌所なので、青森まで乗務かな??(函館で交代?よくわかりませんが・・・)
 

いよいよ、最初で最後の乗車

2016-03-18 00:52:40 | 2015五能線&道央&カシオペア

 札幌駅の自動改札機上に架けられている発車案内。「寝台特急カシオペア 16:12 上野」が表示されるのは・・・2016(平成28)年3月20日で最後。カシオペアの車両はJR東日本所有のため、3月20日(日)の札幌発16:12上野行きが最終列車。非常に腹黒い転売屋がオークションで数十万円も自分の懐へ。定価よりン十倍もする法定外の金額で落札し、取引せずトロンするのでは?とモニタリングした結果、ちゃんと取引完了。転売屋も、信じられないほどの値で構わず購入する人の頭はどうかしているんでしょうかね??
 急行はまなすも、JR最後の「急行」として注目され、車両はJR北海道所有のため、3月21日(月)青森発22痔18分発が最終。それぞれ、車両の属するところへ帰ります。
 急行「はまなす」も目玉が飛び出すほどの値で取引。ネットオーションとはいえ、法外な値段で取引していればダフ屋行為として処罰すべきです!!
 JRの収入でもなく、ただ出品者が利益を得るわけなので、JRにとって大きな損害だと言えるでしょう。

 違法な転売屋から買い取るつもりはなく、最初から「みどりの窓口」で正規購入。非常に難しい列車なので、もしも取れなくても私は気にしていません。よろしくお願いしますとお願いしたこともあり、マルスをたたく駅員さんもリラックス。自分も電波時計を見ながら、9時59分57秒、58秒、59秒、今だ!!と念じるととも駅員さんの指先も「発信」を押下。私は電波時計の秒針を見ながら、駅員さんは電話で時報。電波時計は正常に受信していても少しはずれがあるけど、電話の時報117番は正確。瞬時に「¥33,580」と表示。えええーっ!取れたんですかっ!!自分もビックリ仰天。なかなか取れないプラチナチケットを正規で購入。全国から殺到し、10時00分00秒で「発信」ボタンを押下した順からさばくわけなので、0.1秒でも出遅れると取れない。こういうマルスシステムを設計したのは日立製作所。殺到していてもフリーズすることはなく、強靭なシステム。
 札幌駅の有人通路にカシオペアの切符を差し出し、スタンパーで入鋏。

 ホームで入線を待ちます。子どものころ山陰本線で何度も乗った、DD51機関車が2連でやってきます。電車と違って、機関車なので、車掌さんが安全確認し、ドアを閉めるとともに無線で機関士に出発合図。電車だと、運転席にドアが全部閉まったという表示が出ていれば即時発車。機関車は無線で出発合図を受けてから発車なので、タイムラグ発生。定期列車でDD51機関車牽引の車両に乗れるのは、平成28(2016)年3月20日、21日で最後になります。昔はDD51機関車の牽引する客車に飽きるほど乗っていたというのに、もはや絶滅・・・。この先再びDD51に乗りたければ、臨時運行に期待。

札幌駅滞在時間はわずか1時間20分

2016-03-17 00:03:17 | 2015五能線&道央&カシオペア

 (廃)上越駅通過!私は動画、友人は静止画でパチリ。ものすごく疾走するので、ほとんどの乗客は上越駅を通過していることすら気づかないと思います。

 最初、特急券を購入した時は北見から札幌、同じ北海道なので、大した距離じゃないだろうとたかをくくったら・・・321.5キロ、要所時間は4時間半ですよ!!14時45分、札幌に着いたら、休む暇もなく、15時08分発のオホーツク5号として網走へ戻ってしまいます。往復749キロ。冬季の間は除雪された真っ白なレールの上なので、苛酷な環境。

 晩夏の9月7日。北海道とはいえとも、まだまだ気温が高いので車内は少しエアコンが入っていました。

 北見を出て2時間後。ようやく、札幌までの中間地点の上川駅。層雲峡への観光拠点地。上川駅の前後はずーっと無人駅が続くのに、唯一の有人駅でみどりの窓口あり。




 札幌駅で途中下車をするので、改札口には4枚の切符を差し出し。愛し野からの乗車券は、途中の白石駅で千歳線に接続するような運賃なので、札幌に下車するなら、白石~札幌間の往復運賃が必要になります。白石から札幌までの往復運賃を徴収したという意味を示す、「(函)白石駅下車代【札幌】」のスタンプが押されました。
 平成28年3月25日まで青森から札幌市内ゆきの乗車券で函館でお乗り換えなら、五稜郭から函館間の往復運賃は特例により含まれていません。どうしても函館で下車したいときは往復420円かかります。悪天候により特急が遅れたとか、みどりの窓口で接続するきっぷに買い直しが必要なときは途中下車が認められ、改札を通してくれます。(特急の遅れにより、接続する特急に間に合わなかった場合は無条件で次の特急券に交換してくれます。指定席が満席で自由席発券になる場合は差額を払い戻してくれます)

 1時間はフリータイムなので、友人と別行動。友人は札幌駅のJRタワー展望室へ。地上160mからの眺め。札幌はさすがに大都会。

 北海道のなかで大都会なのは、ここだけ。

 私は・・・特急の車内販売がなく、札幌らーめんで遅いランチ。夕食は、予約しておいたカシオペアスペシャル弁当なので、ラーメン単品だけでいいのに、あまりにもお腹が減ってしまったのか欲張ってセットで頼んでしまった。餃子と御飯付き。

 札幌駅のMV機が新しくなっていました。首都圏でも古い熱転写タイプのMV30型が次々と淘汰。感熱のMV50型が主流になっていると同じように札幌駅でも同じ機種です。

 JR北海道はJR東日本の兄弟なので、発券ルールは東日本と同じ。試しにいじってみたら、1ケ月先の、長門二見 → 宇賀本郷でも出せました!!

 1番は定期券発券不可、2番は発券可能のようです。札幌駅で全国の定期券出せたらすごいけど、検証はしていません。JR東日本のMV機は、乗車券は全国どこからでもOK、定期券、回数券はJR東日本管内のみ、どの区間でも発券可能。 
 JR東海JR西日本も同じ機種ですが、かなり制限があって厳しい。乗車券は、当駅からのみしか売ってくれない。JR九州は全国どこからでもOKですが、乗車日の指定は不可。購入した日から有効。

【動画】特急オホーツク4号 (廃)奥白滝・(廃)上越~中愛別

2016-03-14 00:30:27 | 2015五能線&道央&カシオペア

 運転席の時刻表(正確に言うと「乗務行路表」)では通過する駅の時刻も載っているが、一般のお客さんが目にする時刻表は通過を意味する「レ」が載っていて、大まかな通過時刻を想定し、ビデオカメラを回したところ、奥白滝駅通過シーンの撮影に成功。
 まだ奥白滝駅が現役だったころの2000年。当時は山口宇部空港から北海道の千歳空港まで直行便はありました。今のANAさんは昔のような大出血サービスするのは難しくなっていますが・・・超割が使える時期をうまく選んでいれば、山口から札幌まで1万円っ!!ということもありました。山口宇部-千歳は親、羽田-千歳は私。千歳空港で交流し、空港内のホテルで一泊。翌朝からレンタカーを借りて、北海道の各所を巡り回る旅に白滝シリーズも組み込んでみましたが、家族は全員、汽車とか駅や鉄道は全然興味なし。白滝の秘境駅シリーズといえば、天幕、中越、上越、奥白滝、上白滝、白滝、旧白滝、下白滝の8駅。鉄道に興味がない人に8駅をめぐっても、「こんな何もない秘境の駅を見せられても非常に面白くない!時間も無駄!!」と怒られるに決まっているので、8駅のうち、どれか1つだけ絞るとしたら、いろいろ考えた末、上下とも1日1本しかない奥白滝駅を選定。だから、奥白滝駅は家族とともに訪ねたことのある、思い入れのある駅。
およそ40年前の廃止になった上越駅もうまくカメラに収まりました。あのあたりは豪雪地帯なので、シェルターのようなものが連続。中愛別駅を通過し、動画撮影はそこで終了。
 北見から札幌まで4時間もあるので、車内販売のワゴンも来るだろうと想定していましたが、ありませんでした・・・。駅弁も積み込んでいれば、昼ごはんはその土地の郷土料理を盛り込んだ駅弁と思っていたのに~。よく考えてみれば、青ヶ島のジャングルを連想させるような石北本線沿線に駅弁っていうわけではありませんでした。上川駅はかつては駅弁の販売はあったようですが、現在は廃止。
 3月26日開業の北海道新幹線。1番列車は瞬時に売り切れたというのに、2番目以降は座席に余裕あり。開業早々座席がガラガラだと、再びJR北海道に厳しい経営を強いられてしまうことに・・・。
 山陽新幹線の末端、新下関から博多間はJR九州に移管することはなくJR西日本と同じく新函館北斗まではJR東日本、新函館北斗から札幌間はJR北海道にしたほうがよかったのでは・・??
 本州の3社(東日本東海西日本)は黒字に転換し、国からの助成を受ける必要はなくなったため、上場会社。JR九州も平成28年度を目途に上場を目標。四国北海道は依然厳しい経営状態に置かれています。国鉄からJRに変わるとき、本州と3島をつなぐ青函、瀬戸大橋、関門は、3島会社に所属するのではなく、本州3社にすればよかったかな。

【動画】特急オホーツク4号・北見~遠軽

2016-03-10 00:39:16 | 2015五能線&道央&カシオペア

 あまり写真は撮っていなかったため、札幌までは動画になってしまいます。
 長すぎると見飽きてしまうので、ハイライト部分だけ編集してみました。
 さすがに北海道。都会じゃないところはのどかな風景が続きます。まもなく、留辺蘂(るべしべ)駅。最後の漢字が難しすぎる。3月25日まで「みどりの窓口」あり。26日以降は無人駅になってしまいます。留辺蘂できっぷや定期券を購入されていた方は、およそ20キロ先の北見駅まで行かなければならず、かなり不便になるのでは・・・。無人駅同士の定期券を購入するのに、最寄りの有人駅まで出向き、購入していただきます。定期券購入のために往復の運賃は無料ですというJRの見解だけど、実際はどうなんでしょうか。
 オンライン回線で結ばれているマルス端末は全線全駅、連絡運輸の私鉄まで運賃は収録。変な駅から変な駅までも瞬時に計算して発券。定期券も全国どこでも買えますが・・・拾得があった場合は発行した駅に戻され、申込書に記載された連絡先に連絡して取りに来させるので、定期券の発行は旅客営業規則第20条の3「駅員無配置駅から有効となる普通乗車券、定期乗車券又は普通回数乗車券を、その駅員無配置駅に隣接する駅員配置駅において発売する」となっているのがルールです。
 極端に遠いところの駅で、自分の住んでいる地域の通勤(通学)定期券を購入したいときは、その駅の裁量により発券することもあるそうです。
 首都圏を発着する定期なのに、北海道の駅で購入とか。東京-宇都宮 6ケ月通勤定期27万円だと、5%の他社販売手数料1万3千も入るので、美味しい話!?JR北海道はそんなに厳しくないので、他社でも喜んで発券してくれそうな気がする。1番厳しいのはJR西日本。旅客営業規則に忠実。
 やがて、遠軽駅。ここで方向転換するので、最後尾の4号車が先頭になります。4号車の車掌さんは、網走~遠軽を乗務。方向転換するので、引き継ぐのは車掌さんではなく、運転士さん。1号車は運転士さんから車掌さんにバトンタッチ。首から笛をぶら下がっていれば、車掌さん。運転士さんは使わないでしょう・・・。遠軽を出ると、奥白滝シリーズになります。また今度アップします。

北見10:19 オホーツク4号入線

2016-03-07 00:30:48 | 2015五能線&道央&カシオペア

 北見駅。同じ北海道であっても、札幌まで321.5キロもあるので、本当に遠いです。新幹線もなく、特急の要所時間4時間25分ですっ!!
 【衝撃】北海道の距離を理解してない人が多すぎて北海道民が困惑「いま旭川にいるの? じゃあ札幌で遊ぼうぜ!」
  (内容は こちら )
 まさしく、その通り。道外の人間は札幌と旭川を「近所同士」と認識してしまいます。私もそうでした。旭川から稚内まで最初は近いと認識。それが259.4キロなんです!!午前9時台のスーパー宗谷1号に乗車。途中の名寄までは線路規格がよいのか、130キロで高速走行。名寄を過ぎるとカーブが多いので、80キロに落として、13時前に稚内到着。要所時間3時間半。
 函館から札幌も、318.7キロ。特急の要所時間は3時間半かかります。新幹線はニセコや小樽の山線ルートになるので、268.4キロ。北海道新幹線も270キロ走行していれば、新函館北斗から札幌まで1時間になる計算。東京から札幌まで新幹線で5時間半かな。博多からだと飛行機を使わなくても12時間で札幌!?札幌までの開業予定日まで計算してみたら目の黒いうちには乗れる、というのは確かなんだけど・・・。どうなんでしょうか。
 旭川駅舎も新しく生まれ変わり、もし、新幹線がここまで来ても再び改築をしなくてもよいような、高架駅になっています。

 「きたみ」の駅名票尽くし。小田急電鉄にも世田谷区内に「喜多見(きたみ)」駅あり。発音は同じだけど、文字は異なります。

 最新型のLEDタイプのもの。昔の蛍光灯タイプは、ランプが切れるたびに交換する手間が大変。LEDは省エネ、長寿命なので、10年以上は交換無しで使えそうです。

 北見駅の改札口は街が開けている西側の1つしかありません。東側でも住宅があるので、ホーム真上の連絡通路を通って西側の改札から入るようです。遠回りになるので、東側でも改札を設け、すぐホームに入れるようにすればよいのでは・・・。

 10時19分、定刻通り、札幌行きのオホーツク4号が入線。4時間もの長旅なので、車内販売のワゴンが来るはずだと思いきや・・・ありませんでした。平成27年3月31日でサービス終了、とのこと。山陰本線の特急「いそかぜ」も、2005年に廃止以前に乗車したという友人から「米子から下関まで(354.3キロ)も乗るのに、車内販売がなくて不便だった」といったような話を聞いていました。始発から終点まで乗り通す人が減ったのか、車内販売の需要も減ってしまったかも知れません・・・。

いよいよ帰京・・・23時間後は上野

2016-03-05 00:56:30 | 2015五能線&道央&カシオペア
 長かった北海道の旅も、今日で最後。北見から札幌まで321.5キロもあります。東京から名古屋まで東海道新幹線で366キロ(「のぞみ」なら1時間40分)東京から青ヶ島までほぼ同じ距離で362キロ(竹芝-底土港 287キロ+底土-三宝港75キロ)で船旅14時間。朝一の飛行機とヘリに乗り継げば羽田からわずか2時間で青ヶ島!!ANAの予約は取れていても1番のネックは9人乗りのヘリ。2007(平成19)年に、青ヶ島まですべて空の旅で行きたいと贅沢なプランを企画し、実現できました。早朝、我が家を出たばかりなのに、午前10時前には青ヶ島にいること自体信じられない気持ちでいっぱいだったのは覚えています。
 北見から札幌まで各駅停車で行こうと思っても、うまく接続できるのは1日1便のみ。要所時間はなんと7時間っ!新幹線なら1時間40分の距離を頑張ってボロ国鉄の183系ディーゼル特急が疾走するので、およそ4時間。JR北海道のキハ183がメンテナンス不足により、火を噴くトラブルが相次ぎ、183を充当するダイヤは運休するなどのトラブルがありました。2度とそのようなことが起きないようにメンテナンスを徹底するようになったので、最近は183系トラブルの報告はなくなりました。

 まず、乗車券。北見からでも同じ運賃なので、近くに「愛し野(いとしの)」という素敵な駅があるので、わざとそれに指定。夏菜さんと風間さんが出演した、沖縄を舞台にした朝のNHKドラマ。あの作品はいつ頃放映したっけ?と調べてみたら、「純と愛」、2012(平成24)年後期。あれっ?もう4年前ですかね??夏菜さんは狩野純役、風間さんは待田愛(いとし)なので、それにあやかり、「愛し野」発の乗車券。
 しかし、よく見たら、経由欄は「青森」で打ち切り。120mmではなく、自動改札機を通れる85mmサイズだけど、経由欄に収まりしきれない分は「経由あふれ分」として、手書きで印字されなかった経由を見ながら書き写すようにと指示があるはずです。
 今回はカシオペアに乗車する旨を伝えているので、青森に続く手書き部分「・目時・盛岡・東北・総武・外房・内房」を記入しなければならない。それを忘れちゃっていますね。「目時」は、青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道の境界駅。北斗星やカシオペアに乗車するときの乗車券は必ず「目時」と印字されるので、鉄道ファンの方でなくても目に触れることが多い。


 同時に2枚の特急券を改札氏に渡すと、「ん?何ですか?それ?」と目が点になってしまいました。JR東日本のえきねっとで北海道の特急を予約しても、シートマップで自由に好きな席を選べない。えきねっと任せで発券したものは、2号車の4番C席。遠軽で方向転換をするので、この席だと、奥白滝駅が見えなくなってしまう。奥白滝駅が見えるように右側の席に変更。
 同じ列車、同じ区間で座席の変更なら、(乗車変更)「乗変」扱いになりません。本当に「乗変」だと新しく変更後の切符に「乗変」が印字されていますが、今回は無印でした。旅客営業規則で調べてみましたが、このような規則は明確化されておらず、同じ車両で同じ区間、禁煙車が満席で仕方がなく喫煙車のを買った。あとになって禁煙席に空席が出たので、変更するのも「乗変」扱いになりません。対面販売の「みどりの窓口」に申し出れば、変更前のきっぷをマルス端末に吸い込まれ「控除」。変更後の新しい切符に発行しなおすこともできますが、指定席券売機(MV機)だと、新旧2枚セットで出てきます。北見駅の駅員さんも、初めて見たようです。「新しいきっぷと同時に使用してください」の赤い文字に気づき、改札チケッターで入鋏。 

 「乗車変更」(乗変)・・・1回のみ同じ種類の乗車券、特急券への変更は可能。2回目の変更は、払い戻しになり、手数料もかかります。
 乗車変更と言っても細かな規定あり。子ども券を大人券に変更するのに差額を払えば発券してもらえますが、逆に大人券から子ども券に変更は不可。例えば、払い戻し手数料がもったいないからと、数千円もする遠距離の大人乗車券を、「大阪 → (環)福島 経由:大阪環状」子ども¥60に乗変して払い戻そうと思っても規則上では不可。
 「学割」「身割」で割引を受けた乗車券は、変更後も「学割」「身割」の適用を受けた乗車券でなければならない。割引のない普通乗車券への変更は、払い戻しになり、手数料もかかります。 

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