道内における冬期の暖房費は本州に比べると支出割合は多い方だと思います。道内の勤務先では正社員であれば冬期のみ支給される寒冷地手当なるものもあります。詳しくは知りませんが、所帯持ちか単独で暮らしているかどうかで支給額が変わるそうです。
さっきから似たような風景が続き・・・
昔、炭鉱の街として栄えていた芦別市なんですが、現在は人口が著しく減少。芦別市の隣は、日本一人口の少ない歌志内市。日本一人口の少ない村は東京都青ヶ島村の166人(2021年4月1日)がナンバーワン。市としては、北海道歌志内市の2994人(2021年3月31日)。
芦別市の人口は12611名(2021年4月30日)。
駅舎は跨線橋を渡って向こう側。今は無き島ノ下駅、野花南駅も全く同じデザインの駅舎になっています。
富良野から滝川まではJR全線達成のラスト乗車なので、しっかりと車窓を眺めて・・・
3月の終わり頃の北海道。このエリアはまだまだ雪が残っていました。いまはもうすっかり溶け、地肌も出ている風景だと思います。
なかなかとなりの駅に停まりません・・・。いったい、どういうことなんだろうとスマホで調べてみたら、富良野駅15時52分発、となりの野花南駅16時10分と出ていました。距離はなんと19.4キロ。要所時間は18分。時速にしたら、およそ65キロ前後。東京から川崎までも同じ距離で途中の停車駅は新橋、品川のみで18分。今乗っているキハ40は20キロもノンストップだけど、電車に匹敵するほどの速さで走行中。
踏切を渡って・・・
まもなく、野花南駅。
前の駅は「ふらの」とシールで覆っていますが、シールの下の駅名は・・・?2017(平成29)年のダイヤ改正時に信号場に格下げした「島ノ下」駅。駅舎はまだ残っているはずだけど、全然気づかず・・・。1日の平均利用者が1名なので、廃駅はやむを得なかったかも知れませんが、ここでも3名前後。
乗降客ゼロのまま出発~!!
駅舎は立派だけど、無人駅です。
まもなく、富良野駅。ここに来れば真っ先に思いつくのはファーム富田の壮大なラベンダー畑。オキナワはもうすっかりご無沙汰なので、今度の家族旅行はオキナワ、と考えていたのにジローさんはなぜかオキナワは外国だと言う。もうニッポンに返還されてから半世紀近く経つってば・・・。オキナワよりも北海道に行きたいと。北海道のどこ?と尋ねると、きれいな紫色のお花そしていろんな彩りの花が見られるところ。確かに2000年、ファーム富田に連れてあげたことは忘れられなかったみたい。あの風景をもう1度、だとしたら、ベストシーズンは7月になります。
7月はラベンダー畑に停車する臨時列車の「富良野・美瑛ノロッコ号」があるんですけど、ジローさんは非鉄(鉄道ファンではない)なので、乗っても楽しくないんだろうな、たぶん・・・。
富良野を出た直後のホテル。
天然温泉付きのビジネス系ホテル、ドーミーインホテルがここでも!!ここで温泉が湧き出ているわけではなく、ホンモノの温泉が運ばれてきます。全国のJR系ホテルだけではなく、ドーミーインも天然温泉に入浴でき、快適。ダイワロイネットも全国どこでも広々とした客室で統一された室内インテリア。
ん!?今乗っているのは確か、根室本線の滝川行きなんだけど、なぜか右側の富良野線を走行中。乗り間違えているわけではないんだけど、一瞬どきっとする風景。
しばらくしたら、滝川方面の左側レールへ移動、右側は富良野線。旭川へ向かいます。滝川まで乗ってしまえば、北海道から九州までJR全線完乗ーっ!!
5月11日までの緊急事態宣言が31日までに延長するとともに新たに愛知県、福岡県も追加。実は5月下旬頃、奥多摩エリアの宿を2ヶ月前に予約したものの、緊急事態宣言が31日までに延長され、宿周辺の施設はすべてお休みになります。自治体の要請により、お酒の提供もできません。お客様の持ち込みはできません。ご検討くださいと連絡があり、政府が都道府県をまたぐ移動を控えるようにと呼びかけるさなかの旅行は心のどこかで引っかかる。それはもう仕方がありません。泣く泣くキャンセル。奥多摩エリアも東京都だけど、中国ウイルスが非常に少ないところ。同じ都内とはいえ、変異株の多い地域からのお越しはちょっと控えて欲しいのがそこの住民の本音かと思います。
次は布部駅です。
駅舎からホームまで線路が2本ありましたが、現在は使われていません。
その証拠に構内踏切だけしっかりきれいに除雪しています。1日の平均利用者は4、5名。極端に利用が少ない駅だというのに、廃駅が免れているのはまわりに民家がたくさんあるので、駅を存続させる必要性があったかも知れません。
次は、富良野です。
やがて富良野市街に入りました。
下金山を出ると、次は山部。ここでも豪雪地帯のようでしっかりと除雪されています。昔の名残なのか、ホームがとても長い。汽車が停まらない位置に駅名票を取り付けても無意味なのか、取り外されています。
JR北海道様式の縦型駅名票。スポンサーはサッポロビールなので、稚内や根室、函館・・・道内どこに行っても「サッポロビール」。
停車位置に近づくと、ようやくここで駅名票。
現在は富良野市内ですが、ずっと昔、ここは空知郡山部町の中心地なので、駅前は街を構成。
積もった雪を下へ滑り落ちやすくするため、三角屋根。北海道のローカル駅では屋根をこのような構造にしているところが多いです。次は布部駅。
もし、除雪作業がなかったら、汽車は定刻とおり動かないだろう。それがJR北海道全路線だったら、人件費、除雪車のメンテナンス、燃料などで莫大な費用がかかります。全道管内でワンシーズン(11月から翌年4月まで)に要す費用はどのくらいかかるか?調べてみたら、なんと50億円。出所は こちら 。
中国ウイルスが日本国内で初めて確認されたのは2020(令和2)年1月15日。2019(令和元)年12月20日、日本から中国の武漢に帰省した方が1月6日に帰国。2019(令和元)年12月31日、「未知の肺炎が見つかった」と中国政府の発表がありましたが、実際は12月10日頃、中国ウイルスに感染された武漢市民が病院に行き、最初に発見した医師が「これは危険なウイルスだ」と警鐘を鳴らしたところ、中国当局にデマを流すな!と処分を受けた。震源地の初動対応が遅れたために、パンデミックに・・・。
中国ウイルスのせいで鉄道の輸送力を維持するために利用の少ない駅を廃駅に追いやられたり、列車の本数も減少。
金山を出ると、次は下金山。
今乗っているのは1両のワンマンカーだけど、ホームの端から端までが非常に長い。国鉄時代にさかのぼると、何両も連なった汽車が通っていたに違いない。改札口まで遠く離れているのは、その間に線路がありました。
ここでも乗降客ゼロのまま出発。次は山部です。乗客のほとんどは富良野で降りて行かれるっぽい。
東鹿越駅を出ると、左側の座席ではこのような風景が続きます。金山湖に注ぐ空知川。対岸に渡れそうな気がしますが、3月下旬なので氷の厚さが薄くなり、その上を歩く勇気はちょっと・・・。
千歳空港周辺ではもう雪がなくなっているんですけど、ここはまだまだ冬風景。
雪解け水が流れていないため、透き通っていました。
まもなく、かなやまえき。
そういえば、名古屋周辺の中央本線と東海道線が交流する金山駅も同じ漢字が使われています。
名古屋の金山駅は路線名を冠した駅名、こちらは根室本線なので、「(根)金山」と印字されます。
貫禄のある古めかしい駅舎。
乗降客ゼロのまま出発。グーグルマップで確認すると、集落から少し離れた場所にありました。集落といっても、まばらな民家、ガソリンスタンド、郵便局。立派な校舎の金山小学校もありましたが、「ありがとう」の文字が見えるので、調べてみたら2016(平成28)年廃校。
まもなく、JR代行バスの終点、東鹿越駅。目の前に金山湖があるだけで秘境駅っぽい雰囲気がします。
駅舎は立派だけど、無人駅。1946(昭和21)年に信号場から一般駅に昇格したとのことなので、この駅舎も当時からそのまま使われているようです。きっぷ売り場はもう塞がれていますが、この規模からにすると開業当時は人がたくさんごった返すような風景だったかも知れません。
降りるときに運転士さんに乗車券を提示。3月27日はJR全線普通列車のみ乗り放題の青春18きっぷが使える時期なので、18きっぷを提示するだけで別途運賃を請求されることはありません。
改札口側の風景。昭和の国鉄時代だったら、駅員さんが東鹿越から何々ゆきの硬いきっぷを切ったり、列車が到着したら集札したのであろう。
新得から東鹿越までのJR代行バスは1日4往復。東鹿越から富良野方面は1日5往復。根室本線は「幹線」のはずだけど、少なすぎる・・・。
2016(平成28)年の台風災害がなければ、まわりは何もない秘境という理由だけでとっくに廃駅の予定だったのですが・・・
現在は、代行バスおよび鉄道の乗り替え駅。立派なターミナル駅と化す。
富良野からの汽車が到着し、さっき乗ったばかりの代行バスは折り返して新得駅。バスの運転手さんは1人なんだけど、片道2時間近く運転して往復。大変お疲れ様です。
富良野からのお客様はそこそこいらっしゃいました。おそらく18きっぱーなのかも知れません。(18きっぱーとは、JR全線乗り放題の青春18きっぷを利用した旅行を愛好している方々達)きっぷの券面にE地紋の(2ータ)やC地紋の(3-タ)でも乗れますが・・・できるだけ、北地紋の(1-タ)でご乗車を・・・。18きっぷの按分方法については、非公開なので、ちょっとわからないです。道内で購入していれば、JR北海道への配分を多くするかどうかは不明ですが・・・。
15時12分発の汽車で滝川へ向かいます。これで残る唯一の未乗区間の「富良野~滝川」間さえ乗っていれば、静かに北海道から九州までJR全路線乗車達成。
落合駅近くの落合郵便局。東京都中野区内に東京メトロ東西線の落合駅近くに落合郵便局があります。区別するために消印は都道府県名入りになっているかも。
道路の傍らに不通区間になっている根室本線。
ここが線路だとわかる唯一の風景、鉄橋。汽車が走らないので、線路は除雪はせず雪に埋もれたままになっています。
まもなく、幾寅駅。駅舎の横にご覧のような立派な「南富良野情報プラザ」。御嶽山が噴火した2014(平成26)年9月27日も、そこにいました。幾寅駅に浮かれ過ぎてしまい、駅前のポスト下にデジタルカメラを置き忘れたまま帰京。取り戻そうと電話リレーサービスを利用して駅付近の公共施設に電話。まずは、駅近くの駐在所。冷たい態度であしらわれてしまい、警察は当てにならないと役場へ。出たのは時間外対応の守衛さん。「あそこにまだ置かれているかどうか確認に行ってから折り返し連絡します」に期待していたんですけど、ダメ。面倒くさくて探しに行こうとかそういった気持ちはない。最後の切り札は南富良野情報プラザに連絡。職員さんが朝一で出勤した直後、駅前のポスト下を確認してくれて、見事に確保。放置されてから2日後なので、デジタルカメラを入れるケースに露水が少しついていたんですけど、中の機材は無事ですとのこと。役人は「国民全体の奉仕者として、 公共の利益のために勤務しなければならない」となっているはずなのに、それを遵守していない。南富良野情報プラザの職員さん、あのときは本当にありがとうございました!!
1999(平成11)年に公開された、映画「ぽっぽや」の舞台になっている幾寅駅。玄関真上に架けられている「幌舞駅」は映画のロケで使われたものがそのままになっています。
駅舎の中に「ぽっぽや」のロケで使われていた小道具などが展示されており、いつでも見学ができる状態だけど、今回は降りられず・・・。
映画では、昭和30年代に製造されたキハ22を使うつもりだったけれど、1999(平成11)年当時、キハ22を現役で使われている車両がないため、キハ40をキハ22っぽく改造されていました。映画のロケで使われたあとでも、普通列車として使用されていた時期がありましたが、もう廃車になってしまいました。
ホンモノの映画館で字幕付きのを見たのは確か2000(平成12)年頃だったと思います。図書館でもDVDを借りられるので、字幕付きで2回繰り返し視聴。
2020(令和2)年3月29日、志村けんが中国ウイルスにやられてしまい、逝去。志村けんが映画の中でもコントをやるのかなと予想はしていましたが、酒に酔った九州からやってきら炭鉱夫を演じており、炭鉱夫同士でもみ合いを起こすシーンでした。お笑いの場面はなく、あそこで撮影されたものかと思いましたが、そのとなりの「だるま食堂」でした。
中国ウイルス。再び猛威をふるい、4月25日からゴールデンウィークをはさんで5月11日まで4都府県(東京都・大阪府・京都府・兵庫県)を対象に三度目の緊急事態宣言が発出されることになりました。世界の発生状況を見ると、いっこうに収束する様子は見えずまだまだ感染者が増え続ける一方です。東京オリンピックの開催は無理かも知れません。開催するのを前提に祝日の移動もありましたが、今年も空振りになるでしょう。
出発間近になり、ぞろりぞろりと乗客が・・・。荷物はスーツケースとか。みんな終点の東鹿越駅まで行くんですかねぇ・・・と思ったら、十勝サホロリゾートホテル行きの無料シャトルバスを兼ねているとのこと。
次は落合駅。JR北海道の線路だと28.1キロだけど、道路は迂回しているので、28.1キロよりも超えているのは確かです。28.1キロの運賃は640円なり。
富良野はちょうど北海道の真ん中、
内地ではあまり見かけない縦型の信号だけど、そのようにしているのは雪が積もりにくく、遠くからでも認識しやすい。北海道だけではなく、内地の雪国(北陸エリアなど)でも多く見られます。
となりの駅まで道路なので、要所時間はおよそ50分。かなり遠いです。
まもなく落合駅。
2016(平成28)年の台風災害により、ずーっと不通区間だけど、駅舎はきれいにメンテナンスが行われています。
落合駅で利用できるところは待合室のみ。ホームへの立ち入りは不可能のようです。
落合駅周辺は民家があり、秘境というわけではなさそうです。
まもなく新得です。
ここでも数年前(2017年、平成29)年でも奇妙な体験。釧路発札幌行きの「特急おおぞら」号で新得駅に降りる前だからと9%のチューハイを一気飲みで空けてしまった。すると酔いが急激に回り、新得駅に停まっても爆睡中。姿なきどなたかが(あんた、ここに降りるんじゃなかった?)と言わんばかりに肩をトントン。故意ではなくどうしても、どうしても・・・のピンチな場面に限って現れてくれる幽霊さんは守護霊かもしれません。困ったときに助けに来てくれるからと期待する確信犯のときはもうお見通し。絶対に現れてくれない。2006年か7年頃も奥多摩周遊道路。人がいるはずがない場所に人が立っているのが見えたので、減速。バス停のある麓まで乗せて欲しいとか、リアクションがあれば乗せてあげようか、なんて思っていたけれど、うつむいたまま何もリアクションがなかったので、そのまま通り過ぎ。カーブから転倒したバイクが飛び出し、危うく私の車と接触しかけそうになった。人が立っているのに気づきブレーキを少しかけたおかげもあったのか事故を回避。怒りが収まった頃にさっきのはもしかしたら幽霊かも?と薄々気づき、ジローさんに道路のそばで人が立ってたの見えた?と聞いたところ、そんな人はいなかったと。見た目は100%普通の生きている人。幽霊という感じは全くなかった。
そのときのルポは こちら
本当に現代科学で解明できない不思議なこともあると実感・・・。
あわてて飛び降りたときも、このあたり。懐かしいです。新得駅は2面3線の構造になっており、釧路行きの下りは1番、札幌行きの上りは2番のはずだけど、上りが1番ホームに入線することもあるそうです。
2年前の2017年。この駅名票を撮ろうとカメラを取りだそうとするが、となりの座席に置き忘れっぱなしに気づく。車掌さんに大きく手を振りながら「止まれ!!」と訴えるわけはいかず、心の中で、(車掌さーん、よろしく頼みまっせ)。
今はこの事件をきっかけにして、旅行中の飲酒は御法度。列車から降りる前に、指差し呼称励行。職場でも、書類に指差し呼称の代わりに、赤鉛筆で念入りに1つ1つチェック。「まあ、大丈夫でしょう」という気持ちはあとになって大きな失敗やミスを犯すことを肝に銘じて。
となりの駅は「十勝清水」。もう車のナンバーは帯広エリアなんです。ちなみに最東端の駅、根室は「釧路」ナンバー。
「あの・・・すみませーん!」と駅員さんに助けを求めたのも、あの位置。駅員さんはよく異動するので、数年前に対応してくださった同じ駅員さんがまだいらっしゃるというわけではなく・・・。
新得駅前の風景。のどかな田舎風景です。
ここから根室本線が出ていますが、2016(平成28)年8月31日に襲った台風10号の災害により、新得から東鹿越間はいまでも不通。
JR北海道が「ふらのバス」に委託し、JR代行バスとして運行。新得駅出発時に有効な乗車券を持っているか新得駅員さんの改札が行われるはずだけど、今回は省略。車内の様子を見ると、乗客はまばら。「ふらのバス」への委託料はこの区間を利用する収入よりかなり上回っているかも知れない。只見線の不通区間を走る代行バスはワゴンのジャンボタクシーだったんですけど、今回は立派な貸切バス。
<JR北海道>
トマム(石勝線)・ニセコ(函館本線)・臨時駅のラベンダー畑(富良野線)
【企業名を冠した駅名】
サッポロビール庭園駅(千歳線)・ロイズタウン駅(札沼線・来年の2022年春開業予定)
<JR東日本>
Jヴィレッジ (福島県・常磐線「ヴ」はJR初)・鹿島サッカースタジアム(茨城県・鹿島線)
<JR東海>
池の浦シーサイド駅(三重県・参宮線 2018年から廃駅)
<JR西日本>
ユニバーシティ駅(大阪府・桜島線)
<JR四国>
オレンジタウン駅(徳島県・高徳線)
<JR九州>
スペースワールド駅(福岡県・鹿児島本線)・ハウステンボス駅(長崎県・大村線)
カタカナの駅名って全国にどのくらいあるのか調べてみたら、上のとおりになりました。多くのお客さんが降りて行かれる準備をするとか、車内が少し騒がしくなり・・・
通路では親子連れのお客様が・・・。
ドアが開くと、大勢のお客さんが降りていかれるので、今のうちとぱちり。
トマムで春休み中の親子連れを対象とした大きなイベントがあるのか、向こうでバスが待機。車内改札を省略しているので、きっぷ入れのポストに投げ込まれる前に車掌さんも出口に駆け寄ってちゃんと乗車券および特急券も回収しておかないと。青春18きっぷシーズンなので、車内で目的地までの乗車券も所持しているか責務を果たしたまえ!おそらく、乗客にとって検札はうざったいと思うかも知れませんが・・・旅客営業規則第228条の2「旅客は、係員の請求があるときは、いつでもその所持する乗車券類の改札を受けなければならない。」となっていますので、車掌さんも臆することはせず、徹底的に検札を。
1981(昭和56)年に石勝線が開業したばかりの駅名は「石勝高原駅」。国鉄からJRに変わる2ヶ月前の1987(昭和62)年2月に「トマム」駅に改称。近くのホテルに「トマムトラベルセンター」があり、指定席を発券できるマルス端末もありましたが、2015(平成27)年から廃止。次は、新得駅です。新得まで来れば、帯広まで43.8キロ。もうすっかり道東の帯広エリア。ちなみに新得から釧路まで172.1キロ、根室本線の終点、根室までとなると307.5キロ。北海道に来ると、どうも距離感覚が麻痺してしまうので、この距離を本州に当てはまるととてつもない遠いところだと実感。根室駅で稚内までのきっぷを買うと
「根 室 → 稚 内
経由:根室線・石勝・千歳線・函館線・宗谷
4月19日から4月24日まで有効
¥12,650
根室駅MR発行 (1ー ) 」 距離は868.5キロもあり、乗車券の有効期限は6日もあります。
これを本州にあてはまると・・・
「新 青 森 → 熱 海
経由:新青森・新幹線・東京・東海道
4月19日から4月24日まで有効
¥11,330
新青森駅E1発行 (2ー ) 」 距離は818.3キロ
占冠駅通過。ここでも過去、苦い思い出が・・・・
過去の思い出話は・・・こちら。千歳空港へレンタカー返却したあと、ビデオカメラがないのに気づき、レンタカーの車内に置き忘れた!!返すときに丹念に調べたから、車内に置き忘れているはずがない。じゃあ、占冠駅だ!!と騒ぐと、友人がカメラの中身を確認。「幾寅駅の、ポストの下ですね・・。写っていますよ、ここに」うきゃああああああー!!取り戻そうと当時サービスが始まったばかりの電話リレーサービスなどあらゆる手段を使い、やっと着払いで送ってもらえました。結論から言うと、幾寅駅周辺の役場(休日の時間外なので、出たのは守衛さん)や交番など官公庁の役人は面倒を見てくれない。もし、私だったら、忘れ物を探して欲しいと頼まれたら、そんなに遠くない場所だったら、ちゃんと確認に出向くんですけどな。駅の横にある立派な建物の南富良野町情報プラザの職員さんが心配して、ポストの下とか探してくれたんですよね。今でもそのカメラは購入してから10年になりますが、まだまだ使えます。軽くてちょっとした動画撮影に便利。
2017(平成29)年も新得駅で車内にデジタルカメラ忘れました!!と駅員さんにヘルプ。私の座った指定席を告げ、業務用電話で特急おおぞらの車掌さんに連絡。無事に確保、これも着払いで帰ってきてくれました。思い出話は・・・こちら。
なぜかこのエリアだと忘れ物ばっかりするので、今回は下車前に座席や上の棚に指差し呼称。「忘れ物なし、よし!」
南千歳を出た直後は春の装いだったのに、このエリアは雪が積もっていてまだ冬のようだ。
同じ北海道でも場所により春だったり、冬だったり・・・。
特急は、家1軒も見当たらない秘境区間を疾走中。
車掌さんの巡回が始まりました。発券済座席表と一致するか目視で確認しながら通り過ぎてしまいました。今は青春18きっぷシーズンなので、乗車券も持っているかちゃんと検札してもらわないとキセラーはほくそ笑むってば・・・・。特急停車駅はほとんど有人駅なので、駅の改札口で乗車券や特急券を確認して回収すればいいってわけではなく、トマムとか特急停車駅の無人駅もある。
特に多くの列車が発着する札幌駅では特急で来たのかそこまでは区別ができず、特急に乗っていながら青春18きっぷで改札を出る輩もいるかもしれない。
中国ウィルスのせいでJR北海道ではあらかじめ発券された指定席に着席されているお客様には検札を省略するとのことです。
JR東日本と同じ方針だけど、これだと乗車券を用意せず特急券のみのキセラーが横行し、塵も積もれば山となる。莫大な運賃を取りこぼしてしまいます。もし、ここがJR西日本だったら、特急券だけではなく乗車券も確認するかも知れません。
ひろ~い牧場。
そういえば・・・今年の干支。雪もとけ、やっと外に出られるときっと牛さんものんびりしているかも知れません。北海道の牛乳は美味しくて濃厚な味がする理由は、やはり広い草原の酪農地帯なので、ストレスもなく良質なものができあがっているかも知れません。
道内のあちこち、似たような風景がたくさんあります。あれって何だろう?
春。やっと萌葱色に芽吹き。
やがて家が見えたかと思ったら・・・
川端駅通過~!!
ものすごいスピードで駆け抜けるので、「かわばた」の駅名票撮れず。
川端駅発車時刻表 R3年3月13日改正
新夕張方面
12:02 新夕張
18:12 新夕張
南千歳方面
6:33 千歳
12:59 千歳
18:59 千歳
たったのこれだけです。あとは特急「おおぞら」「とかち」が通過。
雪溶けの水が多量に流れ込み、濁っていました。
車内を見回すと、春休み中なのか親子連れの乗客がまずまず。目立つ空席はなかったので、あらかじめ指定席を予約してよかった。
石勝線は南千歳から新得間の132.4キロ、駅の数はたったの8駅。新夕張から夕張間も石勝線の一部でしたが、令和に改元される1ヶ月前の2019(平成31)年3月31日に廃止。
「特急おおぞら5号 釧路行きです。途中の停車駅は、トマム、新得、帯広、池田、白糠、終点釧路です。」「次はトマム」とドア真上の電光案内表示。石勝線は青春18きっぷや普通乗車券のみでも特急の自由席に乗れるのは普通列車が1本もない、新夕張から新得間に限って乗車が認められています。84.9キロも特急料金が無料とは美味しい話だけど、南千歳から普通列車で新夕張まで向かい、新夕張から特急に乗れば無料なりますが・・・・南千歳から新夕張間の普通列車はなんと1日に2本しかない。
南千歳11:26→新夕張12:21(普通) 新夕張15:30 →新得16:33(特急おおぞら7号)
南千歳17:43→新夕張18:31(普通) 新夕張18:39 →新得19:42(特急おおぞら9号)
新得 9:21→新夕張10:28(特急とかち4号) 新夕張12:37 →千歳13:57(普通)
新得 15:55→新夕張16:52(特急おおぞら8号)新夕張18:42 →千歳19:45(普通)
接続がいいのは、南千歳17:43分発の1本のみ。あとは接続を悪くしているのは、特急料金を免除されることにより損害を被らないような作戦を練っています。青春18きっぷユーザーでも、潔く、南千歳から新得間は乗車券および特急券を購入されるのをお勧めしたいと思います。
南千歳を出てしばらくすると・・・いきなり人気のない広い原野を駆け抜けます。
3月27日の光景。雪で真っ白の風景になるだろうと予想はしていたんですけど、意外でした。
1本だけぽつんと木が・・・。
これからJR北海道コーポレートカラーの「萌葱色」が芽吹くシーズンを迎えます。JRロゴマークの配色を決めたのは民営化直前の1987(昭和62)年。今、考えてみれば理にかなっている。北海道の冬はとても長く、真白な雪の大地から一斉に芽生え、やがて野山を彩る柔らかな萌葱色をイメージし、配色。
このような北海道らしい風景が続き・・・・
レールが見えました。
追分駅は室蘭線への乗り換え駅なんだけど、通過。南千歳を出て1つ目の駅なのに、駅間はなんと17.6キロ。