ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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相棒19 第6話「三文芝居」

2020-11-19 08:09:29 | 相棒シリーズ
相棒19 第6話「三文芝居」

 今回は元舞台役者の松野が雨の夜に殺人事件を目撃したところからスタート。あまりにも演技めいた感じが漂っていたため、最初から怪しいと感じていましたが、事件の結末を知ってから見直すと、これもまた彼の演技力のなせる業だったと感じます。
 当初の証言が嘘だとバレた際にも、詰まることなくスラスラとにわかには信じがたい話を口から発する松野。松野にしてみれば、彼のいる場所全てが舞台だったのでしょう。「演技バカ」と評された彼でなければどこかでボロが出ていたでしょうね。

 徹頭徹尾演技を続けていた松野でしたが、右京さんとシェイクスピアについて話している時は心底楽しそうでした。あれこそが舞台を愛する役者・松野の本当の顔だったのかもしれません。舞台を、演技を愛しすぎたが故にあらぬ道を選んでしまい、そして何人もの人間の人生を狂わせる悲劇を生み出してしまった…
 サブタイトルの「三文芝居」は「元々は松野が撒いた種なのだから、松野が責任を取るのは当然であり、感動できる話では無い」と評しているようにも思えます。あるいは、「演技だと見破れられることを前提とした演技」を指しての「三文芝居」なのかなと。演技自体は見破れても、真相にたどり着くためには右京さんの「細かいことが気になる」悪い癖が無かったら、真相にたどり着くのにもう少し時間がかかっていたかもしれませんね。
 そんな松野の「三文芝居」であっても救われる人物がいるのも事実。松野はこれ以上傷つけないためにも、演技を貫き通すのかな…

 それにしても今回の被害者は割とヤベーやつでしたね(汗。特に殺される直前の言動は、犯人との関係性を考えると正気の沙汰とは思えませんでした…正社員に登用されることを羨ましがっていましたが、そりゃあんな性格してたらとてもじゃないけど正社員にはねぇ…

 
 で、今回の出雲について。割と働いてはいるものの、まだ「芹沢で良いんじゃね」感は拭えないなーと。あと、別に取調室で笑顔でいろとは言いませんが、そこまで眉間にしわ寄せて容疑者睨まんでも…と思ってしまいました。感情が出やすいというか、何というか。腕を組んだり腰に手を当てたりと、やや相手を威圧する感じも漂っていますが、彼女は一体どういうキャラになるのやら…
 
 そんなこんなで次回はブラックパールの女がまたまた登場。彼女に関しては決着がつく気がしない…というか、これ以上決着のしようが無くてモヤモヤする…
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ご褒美的な何か

2020-11-18 07:56:56 | 日々の生活
 先日、インフルエンザの予防接種に行きまして。

 去年は年末に微妙に体調を崩していたので、今年はそういったことが無いようにと思い久々に行ったわけですが、久々すぎて「前回の予防接種がいつだったか」を思い出すのに割と時間を喰いました。前にインフルエンザにかかった時のことならパッと思い出せるんですけどね。「家にいるのに発売されたばかりのポケモンで遊べないぃぃぃ…」みたいなこと思ってましたから(汗。

 それはそれとして、あれこれ書いている際に「へー、卵アレルギーの有無も確認するんだー」とか「激しい運動はダメと…激しい運動ってどこら辺から激しい運動なんだろうか。例えば病院から家まで割と距離がある人が歩いて帰った場合、激しい運動に該当するんだろうか」とか考えていた際にふと気づく。

 「予防接種って注射じゃん」と。

 当たり前のことすぎましたが、私、注射が超苦手なんですよ。さすがに昔ほどではないにしろ、今でも健康診断の採血とか超苦手です。あの体の中に針が入ってくる感じがたまらなく苦手。注射の時間なんてレジスチルの色違いを探している時間に比べたらほんの一瞬なのに、どうしてああも長く感じ、「早く終われ!」と思ってしまうのだろう。

 ともあれどうにか予防接種も終わって帰路に着き、家で今日も今日とてポケモンを起動したところ



 めっちゃ綺麗なフワライドの色違いが出てくれました。初めてフワライドの色違いを見たので、あまりの綺麗さに驚きました。良いなぁ、この色合い。ゴーストタイプの不思議な感じが残っている感じもまた良い。
 多分きっとおそらく注射に耐えたご褒美的なものだと考え、大切にしたいと思います…この感じ、昔病院の帰りにたまごっちのゲームを買ってもらっていた時と似ている…
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アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第27話「大物釣りました」

2020-11-18 07:39:42 | 2020年アニメ
アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第27話「大物釣りました」

 今回は「山紫水明」の藤原肇、依田芳乃による釣り回。サラッと芳乃が「肇さんには神にも似た力を感じていた」と発言していましたが、これまでそういった発言ってあったんですかね…発言した芳乃も神がかり的な力を持ってそうな雰囲気がありますし、改めてとんでもないユニットなのではと…しかし今回の釣果を神様のおかげなどとは言わず、山紫水明のチームプレイと言うあたりが良かったですね。

 それにしても、今回2人は海辺で釣りをしていましたが、てっきり肇の専門は川釣りの方だとばかり思っていました。何となく山の中にある川で魚を釣ってそうなイメージが強いといいますか。港?のあたりとはいえ、海辺で釣りをするというのはちょっと意外でした。

 そんな個人的に意外な一面も見られたところで、また次回。デレマスで釣りといえば浅利七海ですが、彼女の名前も肇の口から挙げられていました。次回こそ声つくと良いね…
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ポケモンソード日記 その23 レジスチルが光らない編

2020-11-17 07:25:03 | ポケモンシリーズ
 この「晴れた日の雪原」感、凄い好き。

 …という、のどかな話が本題ではなく。前回「レジスチルの色違い狙ってます!」と話した時から毎日ちまちまレジスチルを倒しては床を踏む日々を送っていたのですが…


 999匹倒しても一向に光ってくれません。この辺りから数えるのをやめて、色違いじゃないと判断したら即リセットを繰り返しています。床踏みなおすの面倒だし、別にレベル上げたい子もいなかったし…


 さすがにそればっかりだと飽きるので、気晴らしにダイマックスアドベンチャーもやってます。でっかいゴーストを見て「電撃!ピカチュウ」を思い出したりしていたところ…


 レントラーの色違いをゲットしていました!…すげぇカッコいいし嬉しいんだけど、何でレジスチルは光らないんだ…あと、個人的に進化後の色違いだけじゃ満足できない、進化前の色違いも図鑑に登録したいんですよね…



 あとは気晴らしとはちょっと違いますが、ポケモンHOMEのボックス整理にもようやく手を出しました。
 さすがに♂♀の姿違いを揃えるところには手を出していませんが、リージョンフォームぐらいなら揃えようかと思い、こんな感じで並べています。ここではサンダーとガラルのサンダーたちが並んでいますが、当初ガラルのサンダーたちのスペースを確保するのを忘れていたため、この後のボックスを再度整理しなければならないという恐ろしい事態が待っています…(汗。今後のシリーズ展開によってはこの順番も再度見直す必要があるかもしれませんが、それはそれで…


 とまぁ、殆ど進捗は無いですし、バトルにも手を出していない日々ですが、とりあえず今日も今日とてレジスチルが光ることを祈りつつ、ガラル地方に行ってきます…うん、まぁ、大体これのおかげ(せい)で、他のゲーム買おうかどうか迷うよね…某稲作ゲーム買ってみようかと思ってたけど、売り切れていたのは案外ちょうど良かったのかもしれない…
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仮面ライダー剣 第33話

2020-11-16 07:47:36 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー剣 第33話

 冒頭のブレイド・ジャックフォームVSギャレン・ジャックフォームを見ていて「あぁ、だから『あんまり強くならなかったやつ』って認識だったのかな」と思ってしまった第33話は悩める剣崎の話。

 橘さんから始=ジョーカーにまつわる重大な事実を告げられながらも、これまでどおり接しようとする剣崎。しかしキングの的を射た指摘も相まって、「人間をアンデッドから守る仮面ライダーでありながら、人間を滅ぼしかねないジョーカーに肩入れする」という矛盾を抱え込んでしまう羽目に。
 そんな迷いが影響したのか、ジャックフォームをもってしてもアンデッドとしての姿を顕わにしたキングには歯が立たず。始の元に自身が持っているハートのカードを置いていくあたり始を心配する気持ちに嘘偽りはなく、そして誰かを守りたいという思いも同様であるが故に、剣崎にとっては難しい問題ですね。

 広瀬父曰く、剣崎はジョーカーに取り込まれかけているとのこと。確かに、傍から見ればジョーカーを守ろうとしているわけで、そんなことが続けば結果的に全てのアンデッドは仮面ライダーによって封印され、ジョーカーが最後に残ることにもなりかねず、現状はジョーカーにとって有利。
 そんな状況を良しとしない広瀬父が開発したのが人造アンデッドの「トライアルD」。Dってことは、ABCの3体もいたけどいずれも失敗作に終わった感じですかね?トライアルDと橘さんをけしかけて、剣崎をジョーカーから、ひいては「仮面ライダー」から引き離すのが目論見だそうですが、未だ人類の不老不死の道を模索しようとしているあたり、裏がありそうな気がしてなりません。

 こんな状況下において戦わなければならないのが、鉄壁の防御力を誇るのみならず、ジョーカーの事情も把握しており、かつ口も達者なキングというのが厄介極まりないですね。積極的に誰彼構わず襲うわけではないにしろ、その分急に何をしでかすか分からないあたり恐ろしい敵です。


 そして今回は広瀬さんの口から「橘さんは頼りにならないし」という衝撃的な一言が飛び出しました(汗。
 確かに序盤メンタルボロボロだったし、今回も冒頭で剣崎に負けたりしていたけど、頼りにならないってほどじゃないと思うんですよね…現状剣崎と意見が食い違っているので「頼れない」なら分かりますが「頼りにならない」だと戦力としてカウントしてないみたいな扱いになるので、だいぶ意味が違うかと…あるいは内心「頼りにならない」と思っていたのか…

 仲間割れというほどではないにしろ、一致団結には遠い仮面ライダーたちの前に次々に立ちはだかる強敵と課題。そんな中、次回遂にブレイド・キングフォーム登場!すっげぇカッコいい…
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魔進戦隊キラメイジャー 第31話「おもちゃ」

2020-11-15 09:59:00 | 魔進戦隊キラメイジャー
魔進戦隊キラメイジャー 第31話「おもちゃ」

 「闇落ち」もそうでしたが、今回もド直球なサブタイトル。だがそこが良い。

 さて今回は冒頭からピンチインアウトダガメスと戦う充瑠と宝路、そして魔進たち。「ピンチインアウト」ってなんだろうと思って調べたら、スマホとかの画面を指で拡大・縮小するアレのことだそうで。
 ということで、キラメイジンに乗っていた充瑠、ギガントドリラーになっていた宝路、そして魔進たちは猫よりも小さくされてしまいました。そして龍生という少年に拾われることになりますが、傍から見たらどう見ても「道端に捨てられたおもちゃを拾い上げた子供」にしか見えません(笑。ここから更に小さくされたらミニプラになるんだろうか。

 龍生は魔進たちを「科学特捜スーパー警備隊メカ」「スーパーロボ(キラメイジン)」「マグマドリラー(ギガントドリラー)」と名付けて、独自の設定であれこれ遊んでいました…おもちゃの扱い方はともかくとして、いやぁ…いいですねぇ…こういうの。見ていてとても微笑ましいです。キラキラしている龍生を見てこちらもニッコニコの充瑠もまた良いですね。
 その後「龍生に聞きたいことがあるから」「龍生が良い子だから命が宿った」とキラメイジンに乗ったまま会話する様もとても良い。おもちゃが友達になってくれて、加えて会話も出来るって、とても夢のある話じゃないですか。

 お母さんのためを思って寂しくないフリをしていた龍生。最初は早いところ逃げようとしていた宝路も、誰かを悲しませたくない、という思いには心当たりがあるのでしょう。龍生がお母さんから誤解された際にも1人(1体)残って事情を説明し、龍生に本音を話すよう促していました。
 このまま龍生が本音を話せないまま過ごせば、いつか無理がたたってしまい龍生のキラキラも薄れてしまうでしょう。息子の悲しみに気づけなかったとお母さんの笑顔も曇ってしまう。邪面獣との戦いも大事ですが、こうして身近なキラキラを守るのも大事ですね。

 親子も和解し、神サポート能力で戦いも無事勝利。魔進たちで遊ぶさまや、喋って動くキラメイジンに夢を感じたところで、また次回。
 次回は小夜のデート回と、久々のキラメイダンス。
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仮面ライダーセイバー 第10話「交わる剣と、交差する想い。」

2020-11-15 09:30:35 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第10話「交わる剣と、交差する想い。」

 「予想を上回るペースで彼らは強くなっている」あぁ、うん…ライドブックはおろか変身アイテムもまだ10話だというのにめっちゃ出てますもんね…

 さて前回登場した謎の人物・神代玲花はサウザンベースの人間だそうで…ここは「えぇ!?世界の均衡を保つのは飛羽真たちがいるノーザンベースだけじゃないのか!」と驚くところなんでしょうけども、正直「あれ、飛羽真たちがいるのもサウザンベースじゃなかったっけ」と思ってしまいました(苦笑。
 玲花から新たなライドブックを受け取ったものの、未だカリバーに関する悩みを抱える賢人に対し、飛羽真が「賢人の悩みも、俺たちの物語だ」と倫太郎と共に3人で剣を交える様はカッコよかったです。まぁ「亮や蓮は良いんですかね…」という思いも少なからずありましたが(汗。

 そんな中、前回登場したアヒルメギドが兄弟たちの力を手に入れてハクチョウメギドに進化。ハクチョウメギドは大秦寺に任せて、飛羽真、倫太郎、賢人の3人はカリバーを相手取り、ライドブックを取り戻すことを優先した結果、ワンダーコンボそろい踏み!…うーん早い…
 こっからの主題歌をバックにした戦いはそれなりに熱かったのですが、これでようやくカリバーとも決着か!?と思いきや邪魔が入るという…うーん…まぁカリバーにしてみれば新たな力が手に入るまでの時間稼ぎの意味合いもあってのかもしれませんが…

 で、そこで現在のカリバーが先代セイバー・上條大地であることが発覚。予想出来てはいましたが、大地曰く裏切ったのは紛れもなく賢人の父親・隼人であるとのこと。未だ隼人が裏切った理由は分からず、大地がカリバーになっている理由も分からず、「話したくないならそれでいい」と言っていた飛羽真は「自分を助けてくれた人が賢人の父親と何か因縁がありそう」という訳の分からない状況に追い込まれることとなりました。

 今回、字幕では謎の空間に吸い込まれた少女の名前が「ルナ」と表示されていましたが…果たして彼女は一体…


 と、正体が明らかになったことでますます訳の分からないことになってきた今回。誰もカリバーに勝てていないのに、カリバーは更にパワーアップするという、鎧武の斬月じみた状態になってきましたが…物語として面白いかと言われると…普通?(汗。
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ヒーリングっど♡プリキュア 第32話「おねえちゃんみたいに!ぼくのおかみ修行」

2020-11-15 08:58:35 | ヒーリングっど♡プリキュア
ヒーリングっど♡プリキュア 第32話「おねえちゃんみたいに!ぼくのおかみ修行」

 「ちゆちー!」と話しかけられた時のちゆの「ちょっとひなた…」みたいな目と眉好き…な第32話は旅館沢泉でお仕事体験…そういえばハグプリもそんなことやってたっけなぁ…

 学校の行事ではありますが、今回はアスミも撮影係として参加。そんなアスミの袖の中に隠れるラビリンとニャトランが可愛かったです。
 「未来の女将」として旅館の人々からも期待されているちゆ。突然の出来事にも慌てず、お客様に笑顔になっていただきたいからと色々なことに気を配れる…と、ちゆの将来はもう決まったも同然のように感じますから、ひなたと違ってちゆが将来に思い悩む話は無さそうかな?

 そんな中、ひとりサングラスをかけてとうじの様子を見守るペギタンでしたが、当のとうじは張り切りすぎるがあまり失敗続き。同じ姉弟なのにどうして上手く出来ないのか、という悩みに共感してくれるひなたが印象的。
 ちゆもとうじのミスをむやみやたらに責めたりはしないものの、お客様の前でのため息は見過ごせないと叱責していました。裏手の失敗ならばまだしも、お客さんの目に留まるところでの失敗はさすがに…といったところでしょうか。怒る時もきちんとお客さんの目に留まらなさそうなところを選ぶあたり、さすがです。
 怒られてとぼとぼと立ち去るとうじを見てちょっと申し訳なさそうなちゆの表情もまた良いですね…弟であり、旅館の一員でもあるからこその悩みでしょう。

 一方のビョーゲンズは、案の定メガパーツを取り込むようキングビョーゲンに命令されていました。ダルイゼンは体がもつかどうかと不安視していましたが、グアイワルはあっさりパワーアップ。それを見てもなおダルイゼンは様子見を続けるようで、何かしらのデメリットがありそうですね…あるいは、キングビョーゲンもダルイゼンと同様、シンドイーネたちの様子を見届けて自身もメガパーツを取り込むか否かを判断しようとしてそう。

 そんなグアイワルに目をつけられたのが、お客さんの力さん。登場した瞬間に「あ、今週の犠牲者だ」と察しました(汗。
 案の定ギガビョーゲンにされてしまい、あわやとうじと子犬も巻き込まれそうになりました。ここでちゆがとうじと子犬を助けるために駆け付け、更に攻撃されていない時でもぷにシールドを展開し続けていたのが印象的です。
 ちゆの強い想いも相まって、前回あれだけ苦戦したギガビョーゲンも割とあっさり浄化。

 失敗することもあるけれど、一生懸命で優しいとうじ。そんな弟に負けてはいられないと張り切るちゆ。互いに刺激しあう良い姉弟関係が見られた話でした。
 次回はのどかの主治医が登場。どうやらダルイゼンもパワーアップを選択するようで。
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ウルトラマンZ 第20話「想い、その先に」

2020-11-14 10:30:37 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 第20話「想い、その先に」

 薬は注射より飲むのに限るぜ!M1号さん!な今回は、またも「ウルトラQ」から人工生命M1号が登場。

 とはいっても、今回のM1号は「ウルトラQ」において宇宙に放置された末にウルトラマンXを自身が支配する特殊空間に瞬間移動させたりするようなトンデモ能力の持ち主ではなく、バコさんことイナバ・コジローの娘、イナバ・ルリ博士が生み出した人工生命。人間との関係も至って良好で、自身を生みだし、優しく接してくれるルリを守ろうとしたり、最終的には自分を救ってくれたバコさんに懐いていたりと、微笑ましい一面も描かれていました。
 後日応援配信としてX19話「共に生きる」も公式配信されるとのことですが、あちらを見ると改めて「M1号」というキャラクターの可能性を感じさせられます。

 さてそんなM1号を生み出したルリとバコさん親子ですが、久々に娘に会うバコさんは緊張しっぱなし。しかも職場を見られるとあっては猶更のこと。いつも整備班を仕切ったり、マグロにご期待させてくれたりしているバコさんとは違い、ルリの父親としての側面も描かれていましたね。
 そんな中、M1号を狙う集団が現われて、結果的にM1号は意図せず巨大化し、暴走。一時的に眠らせることは出来たものの、上層部からは駆除命令が下ることに。ヘビクラ隊長はそれをみんなに告げ、バコさんも多くの命を守るためにとそれに従いかけていましたが、ハルキは「俺たちは怪獣を倒すために戦ってるんじゃない!命を!守るために戦っているんですよね…?」とヘビクラ隊長に詰め寄ることに。
 ここでヘビクラ隊長がしばらく無言を貫いているのが良かったです。隊長として上が下した命令においそれと逆らうわけにもいかないでしょうし、加えてハルキの言っていることが如何に正しいとしても、その「命を守る方法」が見つからなければ、いくら信念を説いたところで理想にしか過ぎません。だからこそ、この状況をどうしたいか、どうすればいいのかをハルキたちに考えさせ、選択させているように感じました。

 まぁ、その結果がトンデモ作戦の数々でしたが(笑。まさかウインダムも令和の時代になってメカとして地球人に作成されたうえに、体からバナナの匂いを噴射することになるとは夢にも思わなかったでしょう。そして始まるソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッ!ここら辺、見ていて「ウルトラマンZのZはZATのZだったっけ…」と前々回(前回)のエース兄さんの願いが台無しになるようなことを考えてしまいました(苦笑。
 今回のゼットさんとベリアロクは出番控え目。あくまでもメインはストレイジが「命を守る」戦いを如何に繰り広げるかが主に置かれており、ゼットさんたちも力を貸してくれこそしましたが、サポートの印象が強いですね。

 最後は娘のためにバコさんも活躍!ここら辺、「ゴジラVSビオランテ」の1シーンを思い出しました。完成した薬品のラベルに「Q」と書かれていたのもまた印象的。


 ということで今回はバラバ大暴れだった19話から一転、ワチャワチャしつつもどこか落ち着いた感じでストレイジの信念が改めて描かれる回となりました。次回ウルトラヤバい兵器が出て来ることを考えると、そうした話の前に再度「ストレイジとはどういった組織なのか」を描いておくことが大事なんだろうなと感じた話でもあります。

 次回はウルトラヤバい兵器「D4」が登場。これにCがついたらスタンドで、C4だとコロコロで連載されていた漫画に出て来るライバルの名前だなぁ…とか関係ないことを想いつつ、また次回。ところで、デビルスプリンターとかセレブロとか、どうなってるんですかね…


 ボイスドラマ第20回には何とリブットが登場!基本青いゼロとゼットさんでお送りされているので、赤いリブットが出てくるのはなんか新鮮。ギャラクシーレスキューフォースがどういった組織なのかチラッと語られていますが、はてさて今後どういう絡みがあるのか…
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ウルトラマン80 第33話「少年が作ってしまった怪獣」

2020-11-13 07:45:29 | ウルトラシリーズ
ウルトラマン80 第33話「少年が作ってしまった怪獣」

 今回からOP映像が影絵から実写に差し替えられました。実写でウルトラマンの姿が無いOPというのも珍しいような。

 さて今回はサブタイトルどおり、少年が作ってしまった怪獣こと工作怪獣ガゼラが出現。この如何にも「子供が工作しました」感あふれる怪獣を作るのって凄いなぁ…と。ガゼラの設定を両親たちに話す建一少年のシーンも良いですよね…本来は「手術を控えた子供が精いっぱい明るく振舞っている様子に健気さを感じるシーン」だとは思いますが、それと同時に「自分であれこれ設定を考えながら物を作る楽しさ」が伝わってくるシーンでもありました。どこがどういう機能を果たすとか考えるの、楽しいよね…(ブロックでロボットを作った過去を思いだしつつ)

 しかしその設定が悪用されてしまい、本物の怪獣となってしまったガゼラはUGMと80相手に大暴れ。物理攻撃はおろかサクシウム光線すら吸収してしまう様には、どことなく「ウルトラマンマックス」のイフに通じるものを感じました。ガゼラも建一の「イフ」、もしもガゼラがUGMや80と戦ったらどうなるかという想像力を糧にしていたわけですから。
 また、ガゼラに宿っていた火の玉のようなものは、当初手術を怖がる建一少年が飛ばしているものだと思ってましたが、その正体は「倒された怪獣の魂」とのこと。成仏できずにさまよっていた怪獣の魂が、ガゼラを新たな体として蘇ったと…後に80には心霊怪獣ゴースドンが登場しますが、本で読む限りではゴースドンも似たような存在っぽいですが、それは見てのお楽しみにしておきます。


 手術を恐れる建一に対して、猛は「自分も怪獣が怖い」と告げたうえで「怖いものに向かっていく勇気」の大事さを説いていました。これは建一を励ますためだけの言葉ではなく、猛の、80の本心ではないかと感じました。
 一体一体、多種多様な攻撃方法を有して暴れまわる凶暴な怪獣や宇宙人を相手に恐怖を抱かないはずもなく。しかし、恐怖しているからこそ相手を注意深く観察し、攻略の手立てを見つけるきっかけにも繋がるでしょう。初見の相手をはなから全く恐れず、むやみやたらに突っ込んで負けてしまってもおかしくありません。仮に勝てたとしても、それが油断や慢心に繋がって、いつか取り返しのつかないことになりかねないと思います。
 加えて80が地球上で戦える時間は限られており、その時間内に怪獣を倒さなければならないというプレッシャーも日々感じているはず。だからこそ、すぐさま80に変身するのではなく、人間として戦って相手の様子を見て、ギリギリまで頑張ったところで80に変身して勝機を見出しているのかなーとも感じました。

 そんなこんなでまた次回。しかし、「猛はやはりウルトラマン80に変身した!」ってナレーション、一体何が「やはり」だったんだろうか…
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