相棒19 第5話「天上の棲家」

相棒19　第5話「天上の棲家」

　今回は収賄疑惑のかかる政治家・白河への嫌がらせの捜査に端を発し、白河家にまつわる「崇高な使命」と「呪縛」の話が描かれました。

　終盤、「崇高な使命」を語る様は印象に残りました。天上に住まう者としての国民を導く、家を守ることを使命・宿命と語りつつも、どことなく悲しげな表情に見えたのは気のせいでしょうか。ああは言っていたものの、言わされていたというか、刷り込まれていた、今更引き返せないところまで来てしまったからにはそれを貫こうとしている雰囲気を感じました。

　ただ、話として面白かったかというと…今回、別に特命係じゃなくても事件の真相にたどり着けたんじゃないかという気がしなくも無いですね。
　加えて言うのであれば、正直今シーズンは現状微妙な感じが漂っていて、今のところもう一度見たい！と思える話が無いです。まだ始まったばかりであれこれ言うのもなんですが、新キャラの出雲も普通の捜査員と変わりないような立場に落ち着きつつある印象を受けます。ハブられる感じになるかと思いきや何だかんだで捜査に参加してますし…

　よく言えば安定感はあるものの、一方で意外性というか面白みに欠けているような印象を受ける今日この頃。とはいえ次回は面白そうな感じがするので、期待です。