仮面ライダー555 第4話

仮面ライダー555　第4話

　巧とオルフェノクの戦い、そしてベルトの力を目の当たりにした啓太郎はこれで人助けが出来ると考えるが、巧にそんな気は無く、真理も本当のことが知りたいだけ。そうと知った啓太郎は夜中にベルトが入ったケースとバイクを盗み出してしまう。だがそんな彼のもとへ、2体のオルフェノクが現れて・・・
　一方東京の結花は、自身がオルフェノクになったとも気づかぬまま帰宅していた。だが家事の最中、車にぶつかり動けない道子の声を聞き、助けに向かうが・・・



感想
　猫舌はともかく「嘘つきで身勝手」って、まんま真理にもブーメランしてる気がするんですが、それは。騙されて同行してたら、一方的にもういいと言われ、そしたら第三者から「よくない」と言われ・・・巧、苦労してるなぁ・・・何だかんだで「怪我が治るまで一緒にいる」という約束を守っているのがなんとも健気というか。
　診察中の真理を啓太郎と共に待っていた巧ですが、そんな彼に「まだ人間の心が残ってるみたいね」と真理が一言。この台詞、巧がアレであることを考えると結構重くない・・・？

　啓太郎は啓太郎で「汚いものがそばにあるとくしゃみが出る」という、キバの渡の「この世アレルギー」を彷彿とさせるアレルギーを、巧の目の前で発症。どう見ても喧嘩売ってるようにしか見えません（汗。
　加えて真理にも巧にもベルトを使って人助けをする気がないと知るや否や、こっそりベルトを奪って逃亡。加えてバイクまで盗み出すとか、大胆ってレベルじゃねーぞ！

　案の定2体のオルフェノクに見つかり、変身して対抗しようとするもエラー。ここで巧が駆けつけて代わりに変身！・・・かと思いきや、何とカクタスオルフェノクがファイズに変身！ファイズはベルト争奪戦が多いという話を耳にしたことがありますが、初期から敵がライダーに変身してたんですね。しかもオルフェノクも一枚岩ではなく仲違いもある模様。哀れ、カクタスオルフェノクにガソリンスタンドでの行動を注意していたマンティスオルフェノクはカクタスファイズにやられる羽目に・・・

　巧と真理が駆けつけても絶体絶命の危機は変わらず。そんな時、真理の声に反応したのか、バイクが変形してオートバジンに！カクタスファイズが圧倒されているところを見ると、スペック的にはファイズより上なところもあるんですかね。
　オートバジンは万が一真理がベルトを奪われても対抗できるように、父から贈られていたものなのかな。コメントではヒロインと呼ばれていましたが、確かに現状一番まともな登場人物な気がしないでもないです（苦笑。
　トドメは巧がファイズに変身して・・・でしたが、この時点で既に「啓太郎や真理が変身できなくて、巧とカクタスオルフェノクが変身できる」という違いは描写されていたんですね。


　一方の東京。他の作品であれば「道子の命の恩人である結花に家族一同感謝して、家族関係が修復。同時に学校でも道子が守ってくれるようになる」という展開になってもおかしく無いと思います。つくづく「ファイズじゃなかったらなぁ」と感じてました（汗。
　普段されていることを思えば、見捨てたっておかしくないはず。それでも助けに向かったにも関わらず、結果やってもいない罪を着せられ、家を追い出され、学校では靴も靴下も奪われる。そりゃいくら人が良い結花でもぶち切れるって・・・直接的に描写はされてませんでしたが、バスケットボールと一緒に映った手、繋がってなくてもおかしくないシーンだなって・・・


　ガソリンスタンドでバイトしてたらオルフェノクに襲われて死ぬとか、一般人に厳しい世界だなぁと思ったところでまた次回。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第9話「怪しい宝箱」

騎士竜戦隊リュウソウジャー　第9話「怪しい宝箱」

　コウ、メルト、アスナの3人は新しいフォーメーションを開発に行き詰ったため、尚久の提案によりリアル宝探しゲームに参加することに。だがスタート直後、偶然参加していたトワ共々宝箱に食べられてしまう。
　目を覚ますと、そこは願えば欲しいものが次々出てくるワンダーランド。メルトはみんなに注意を促すも聞き入れてもらえなかったことから自分は信用されていないと感じ、単独で調査を始める。そんな彼の前にマイナソーに消されたはずのマスターブルーが現れて・・・


感想
　何！？ウィッチといえば「おいっす」というキャラクターではないのか！？

　さて今回はメルト回。行動する前にあれこれ考える慎重派のメルトですが、慎重すぎるが故にいつまで経ってもフォーメーションが確立できず、ワンダーランド内の調査でも孤立してしまうことに。
　コウは「悩む前に行動を」とメルトに告げるものの、メルトにしてみれば信用されていないと感じてしまったようで。まぁ「悩んだところで良い考えが出るとは思えない」みたいに捉えることも出来なくもないですからね・・・

　思い悩むメルトの前に現れたのはマスターブルー。マスターブルー曰く、メルトが注意深いのは仲間を大事に思っているからとのこと。大事に思うがあまり、注意深くなりすぎてしまい、結果動けなくなってしまうと。
　そんなメルトが本当に欲しかったものは「自信」。自分の強さを信じ、自分の考えた策が正しいと信じ、それを同じく信じられる仲間と共に実行する・・・初登場となるキシリュウオートリケーンでの同時攻撃も見事でした。胸についたトリケーンの後部パーツからも攻撃が出るとは思わなかった。
　続く脱出方法もまた見事でしたね。宝箱の中ならではの脱出方法でした。
　
　事件を解決したメルトの顔は晴れやかなものでしたが、突如現れたマスターブルーは一体・・・最初は宝箱から出てきたものかと思いましたが、宝箱に入っていたのはメルト手製のお守り。それはメルトがマスターブルーに贈ったもの。それが何故今、宝箱に入っていたのか。何故現実世界でも消えずに残っているのか。リュウソウルに宿ったマスターブルーの遺志が、ワンダーランドの力を借りて一時的に具現化したとかそんな感じですかね・・・？

　にしても、今回の宝箱のマイナソー、ミミックマイナソーですが、その出自は意外なものでした。てっきりお店の店主さんがマイナソーの生みの親かと思ってましたが、ああいった生まれ方もあるんですね。しかも本体は通常攻撃を受け付けないみたいですし・・・あれがミミックマイナソーならではの特性なのか、はたまた物から生まれたマイナソーの特性なのか・・・その内騎士竜由来のマイナソーとか出てくるんじゃないだろうか（汗。
　
　
　今回一番の敵は他でもないトワだった気がしたところで、次回はアスナ回。