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座間で歌曲のコンクール

2017年04月23日 21時11分04秒 | オペラに挑戦
隣の座間市は歌芸術に力を入れてるようです。僕が参加してるオペラ団体も市からの支援を受けて運営してるようだし。
今年から「日本歌曲の街」にしていこうとの思いで「歌曲コンクール」を始めました。今日が記念すべき第1回目の日でした。今回のコンクールには157名の応募があり、一次審査で60名に絞り、二次審査で16名に絞って今日の本選を迎えたわけです。
こんな企画があると聞いた時、「どうせ街の素人で歌曲好きな人が集まって、のど自慢みたいなコンクールをやるんだろう。だったらあの人(歌仲間の男性)もでるのかな? 歌う歌は小学校で習ったような歌曲」とたかをくくってたのだが、いやいやとんでもない。日本中から音大の声楽を卒業したと思う男女が集まってるではないですか。何の権威もないこのコンクールにこれだけの精鋭を集めた裏も考えではないですが、そこはどうでもいい。こういう道を通ってジワジワ「権威あるコンクール」になっていくのが世の常でしょうから。
僕としては歌曲にはさほど興味ない。ただ素晴らしい「人の声」が聞けただけで十分幸せだ。16人甲乙なんてつけられません。素晴らしい声だ。
じっくり聞いて気づいたこと、日本語の歌は難しいということ。日本語は1音1音が母音=硬い音で完結するので切れた感じがする。それを歌として流れにして歌おうとするのは無理が働くということ。流れにして美しさを求めると言葉として聞き取れなくなって、何を言ってるか解らなくなるということ。要は日本の歌曲はとっても難しい歌だということがわかりました。伊語でオペラ歌ってますが、「ごまかしが効く」と言う点で西洋語の方が歌にしやすいようです。
それはともかく、座間市の挑戦は素晴らしいことだと思います。2回、3回と続いて、国内最高権威のコンクールになってほしいものです。

会場には昔のオペラ仲間が大勢来てました。先生夫妻も見えてました。先生は自力で階段を上り下りできるまで回復してました。なつかしいみんなの近況も知れたし、先生からは来年夏公演予定のオペラを近々立ち上げるからとの話も聞けた。収穫の多いコンクールになった。
コメント (2)
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