今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

湊かなえ 著 『ポイズンドーター・ホーリーマザー』

2016-08-01 | 本の紹介
今日は八朔、旧暦8月1日はこう呼ばれていました。

先月7月の読書は以下の9冊、良いペースで読めています。

holyの本棚 - 2016年07月 (9作品)
向田理髪店
向田理髪店 奥田英朗 読了日:07月06日

コンビニ人間
コンビニ人間 村田沙耶香 読了日:07月28日

powered by Booklog


話題の新刊本を中心に読みました。
この中で、今日紹介するのは湊かなえ著 『ポイズンドーター・ホーリーマザー』、
「イヤミス(読んだ後、嫌な気分になるミステリー)の女王」と呼ばれる湊さんの直木賞候補作で、
タイトルを翻訳すれば「毒娘、聖母」です。
本の帯には、
「私はあなたの奴隷じゃない!」
「母と娘。姉と妹。男と女--。ままならない関係、鮮やかな反転、そしてまさかの結末。
あなたのまわりにもきっといる、愛しい愚か者たちが織りなすミステリー。」
最近良く耳にする「毒親」「毒母」の話も多いのですが、私はこの呼び名をどうしても好きになれません。
我が子を育てるために、親は自分の時間、愛情、お金など持っているすべてをどれだけ注ぎ込むことか!
それに「毒」という呼称を使うなど、なんてあまりにも冷たいではありませんか?!
確かに我が子を自分の価値観に縛り付けようとする親もいるとは思いますが、
嫌だったら、大人になったら親から離れ自分の人生を生きたらよいのではありませんか?
また、湊さんの作品は最後まで救いようがない描かれ方が多く、ちょっと苦手です。。。

和田秀樹さんの新書『この国の冷たさの正体 一億総「自己責任」時代を生き抜く』(朝日新書)は、
現代の日本で生き辛さに躓いたら、読むと心が軽くなるかもしれません。
行き過ぎた「自己責任」が日本を殺伐とさせている、と語っています。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
人間関係 (桜子)
2016-08-04 09:25:22
私には残念ながら、娘がいませんが、知り合いの方々から娘さんとの関係についての悩み話をよく伺うことがあります。息子は優しく母親にどうこう言ってくることなどなく楽です。構う必要もなく、気楽なものですから、全くのほったらかし状態…。争うこともなく、平穏な日々です。でも、昨今適齢期?過ぎのお嬢さんたちが、同居する母親にお弁当、食事、洗濯すべてを任せ、母親を女中さんのように使う方もあるとか。かつては「母原病」なる言葉が一世を風靡しましたが、母なるものもいつの世も、あれやこれやと取り上げられますね。
和田秀樹氏の作品も興味があります。
返信する
桜子さま (holy)
2016-08-05 00:59:52
私の娘は自立心が強く、こちらが淋しく思うほど頼られることがありません。
成人したら、一人の大人同士としての付き合いにならないといけないのだなと、娘に思い知らされたほどです。
同じ趣味の、映画・美術展・演奏会・海外旅行・文学、など一緒に楽しむこともあり、ほど良い付き合いかなと思っています。
「母原病」という言葉もありましたね!
成人したら他人のせいにしないで、自分に責任を持ちたいものですね。
返信する

コメントを投稿