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読書について

2023-04-19 | 本の紹介
昨日、小学6年と中学3年を対象にした文部科学省の
令和5(2023)年度「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が実施されました。
本校中学校の3年生も受験しました。

今朝の新聞に各教科の問題と解答が掲載され、中学校国語の問題文に、
岸見一郎 著 『本をどう読むか 幸せになる読書術』(ポプラ新書)と
小林秀雄 著 『読書について』(中央公論新社)
からの文章があることを知りました。
読書についての評論文の1作が、今、人気の哲学者・心理学者の岸見一郎さん、
もう1作が評論文の第一人者で「批評の神様」とも呼ばれる小林秀雄さんの文章だったことに、
とても興味が湧きました。
問題は2作品を抜粋した一部分を読み比べて同じ部分や要約を問われ、
両方から自分が着目したり、今後の自分の読書をどうしたいかを記述しなさいというものでした。

岸見一郎氏の文章は読みやすいと思われますが、
中学生にとって小林秀雄氏の文章はとっつきにくかったことでしょう。
中学生だけではなく、高校生も、大人でさえ評論文を日常的に読むことは少ないと思います。
この2作品とも、高校図書館にあります。
長文問題を初めから敬遠したり、記述問題を諦めたりしないよう、慣れておくことも大切です。
私も、小説ばかりではなく、今年は新書をなるべく読もうと思っています。

小学生の国語問題にも目を通しましたが、小中共に、
言語ツールとしての日本語を上手に使えるように、という問題が多かったように思います。
テスト問題も様変わりしています。

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