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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

古事記を学ぶ 第6回 最終回

2018-10-26 | 本の紹介
神無月も終わりに近い今夜、5月に始まった古事記を学ぶ講座
「古事記 語りと神話の世界に思いを馳せて」の最終回、第6回がありました。
第1回から第5回の記事はこちらです。
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回
1か月経つのが何と早いことか!
そして、この半年間、古事記関連の本に囲まれて過ごした日々も(やっと)今日で終わります。

今夜の話題は「大国主神の国譲り」「天孫降臨」「海幸彦山幸彦」、これで上巻が終わります。
上巻の中で最も天皇の神聖化を意図する部分、様々なお考えがあるでしょうが物語としてお考え下さい。
まずは、大国主神が地上世界を天照大神に譲ることでその代償として建ててもらった出雲大社のこと、
今月はここに日本中すべての神が集まっていて、出雲だけは「神有月」ですね。
本殿は現在は4丈(24m)の高さで、創建当初は16丈(42m)だったと言われていますが、
当時の技術でそれはないだろう・・・と思われていました。
が、2000年に直径1.35mの柱3本を一つにした柱が発見され、今では42mが定説となっています。
より空に近く、天に近く、なのでしょうね。

続いて、天孫降臨の場所はどこか、神である天皇の命がなぜ有限となったのか、
「富士山の守り神となった女神」「日本に桜の花が多いわけ」「浦島伝説」「薩摩隼人」等、
今の私たちにとって身近な話が続いて上巻が終わります。

最終金曜日の夜「ハッピーフライデー」にお勉強に集まる多くの方々の熱意に励まされながら、
半年間、この大役をなんとか務め終えられたこと、本当にホッとしています。
一番勉強になったのは、30冊以上の古事記関連本を読んだこの私ではないかと、感謝の気持ちもわいています。
お声がけいただいてこのような機会がなかったら、古事記を改めて読み直すことなどなかったでしょう。
神話として知っていた数々の話がひとつながりに繋がり、今なら「古事記上巻は任せて!」と言えます。
また、これを通して本好き・お話の会・語りの方々とお知り合いになれたことも有難いことと思っています。

帰宅するとTVで映画「もののけ姫」をやっていました。
何回も見たことのある作品ですが、古事記を学んだ今、改めて気づいた点がたくさんありました!
ジブリの映画はいつもこうなのです。
自分の成長や学びに従って違う見方が出来る稀有な映画の数々、宮崎駿監督の学識の深さに感服させられます。