今日も一期一会

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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

図書館だより 「Library News 10月号」

2018-10-01 | 司書室より
昨夜半に近隣を通過した台風24号、今まであまり経験したことのない激しい風雨で、良く眠れませんでした。
あの風の強さでも風速10mぐらいだったらしいので、風速50mなどというのはどれほど恐ろしいことか!
そして今日は台風一過の超晴天、最高気温33℃の夏日と激しい天候が続く日々です。

今日から10月、図書館だより「Library News 10月号」を全校に配信いたしました。
こちらです。Yahoo版 Google版

今月号の特集は「日本十進分類法(NDC)」についてです。
ご存知の方も多いかと思いますが、この分類法は「本の内容」を基準に分けます。
NDCとは(Nippon=日本)(Decimal=十進法の)(Classification=図書分類)の略で、
現在、日本の公共図書館の約9割で使われている分類法です。
000から999までの3桁の数字が使われ、その桁が下がるごとに細分化されていきます。
例えば200番代は「歴史・地理」、その中の280は「伝記」、その中の289は「個人伝記」のようになります。

本の背のラベルに表記されている3桁の数字が分類番号、それに筆者記号と巻冊番号を併記し、これが請求番号です。
今は図書のはコンピューター管理され、書名、作者名、内容等で検索すればすぐに本のありかがわかります。
私が学生の頃はこの「請求番号」こそが図書を探す手がかりで、
図書館へ行くとまずは書架の並びをチェックし、請求番号から本を探しました。
特に、卒論を書くために何度も通った国立国会図書館では、一般閲覧室に書架が置かれていないので、
請求番号をもとに、巨大なカードケースの中の目録カードを1枚1枚めくりながら探し本を出してもらいました。

生徒たちはこれから先、公共図書館や大学の図書館を利用していくようになるので、知識として知っていて欲しいです。

今月の作家としてイギリスの童話作家、A.A.ミルンを取り上げました。
長男のクリストファー・ロビンを寝かしつけるために息子を主人公として書いた
『クマのプーさん』が最も知られた著作ですね。
原作のタイトルは『WINNIE the Pooh』、翻訳書籍はカタカナの『クマのプーさん』ですが、
ディズニー作品ではひらがなの『くまのプーさん』を使うようです!
『クマのプーさん』の続編の実写版が映画化され、現在公開中で観に行こうと思ったのですが、
子どもの頃に読んだ石井桃子さん訳の翻訳本をもう一度読んでから行くことにしました。