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古事記

2018-05-25 | 本の紹介
今、『古事記』を鋭意勉強中です!
内輪のお勉強会で、『古事記』についてちょっとお話をすることになったので…。
ことの始まりは、今年の初めに富士市で行われた詩の朗読コンクールを聞きに行き、
アトラクションで杉山直氏の新朗読「コノハナサクヤ」を聴いたのがそもそものきっかけ。
古事記についてあまり知らないね、というところから学んでみるのも面白いよね♪という話になり、
私は和歌や古文を大学で主に勉強し大好きで、教員時代に中学生にも教えた、とも話したのでした。
その時は、いつかね、などと呑気に思っていたのですが、このグループの行動力は素晴らしく、
「月一回の全6回講座で場所と人を揃えたのでちょっとお話してね。」と、頼まれたのでした!
「いつか」ではなく「今!」の方々なのです。
古事記を読むといっても思想や宗教等の偏りは全くなく、主に子どもたちに読み聞かせや語りをしている方々です。
(ここのところが古事記を語る際に難しいところ!天皇云々とは関係なく日本の神話とも言える部分のみ扱います。)

そこから私の学びは始まり、今夜からスタートとなりました。
何冊かの本を読み、資料を用意しましたが、どうなることや・・・?!
 
講座は2時間で、前半に「語り」の方が幼き頃におばあ様から聞いたという新潟の言葉で語りを聞かせてくださいました。
今回は、古事記冒頭の国の始まりの部分。
誰かに語っていただくのをただただ聞くという経験は、大人になるにつれて少なくなります。
方言による語りはとても気持ち良く、その場面が目に浮かぶよう♪
後半を私が担当し、今回は古事記の概略や1300年の時を経て伝わってきた古事記の歴史について説明させていただきました。
1300年も前と同じものを現代に生きる私たちが読むことが出来る素晴らしさと、継承していくことの大切さを思わず力説!
そして、スサノオノミコトによるわが国最古の和歌や、本文冒頭部分を古文として皆さんに音読していただきました。
和歌や古文を音読すると、日本語の音やリズムの持つ良さを感じていただけると思ったので・・・。

私は、最初だったので緊張し、気持ちもイッパイいっぱいで反省する点が多々ありました。
それにしても、実際に講座を起こして人を集めてしまう行動力や、
古事記について学ぼうと、金曜日の夜に集まって下さる方がこんなにもいらっしゃることに本当に感動しました。
これから半年は、あらためて古事記を学ぶ日々になりそうで、良い機会を与えていただいたことに感謝ですし、
皆さんにとってより良き時間となるよう、私も頑張ります!

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