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古事記を学ぶ 第3回

2018-07-27 | 本の紹介
5月に始まった「古事記を学ぶ」講座、今夜第3回がありました。
先月も思いましたが、あっという間に1か月が経ちここ数日は準備に勤しみました。

今夜の語りは「ヤマタノオロチ」、スサノオノミコト大活躍のお話で、
古事記の中でも、最もよく知られる神話でしょう。
出雲の人々を恐怖と悲しみに陥れる8つの頭を持つ大蛇「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」、
スサノオノミコトが知恵を絞り、お酒を飲ませて寝込んだところを斬りつけて退治します。

八岐大蛇が表しているのは、多くの支流を持ち幾度も氾濫した「斐伊川(ひいがわ)」、
オロチに娘が飲み込まれる=大河の氾濫に田畑が飲み込まれる、だったのかもしれません。
農耕民族にとって、農地を無くすことは命の危機を意味します。
荒れる河川を治水・灌漑してくれることはまさに「神!」、崇められたことでしょう。

今日も、一番面白い場面、オロチの退治・草薙の剣・須賀の地の宮殿・
日本最古の和歌「「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」
の古文を、皆さんと一緒に音読しました。
読み聞かせや語りの皆さんとあって、読みも声も素晴らしい♪
 
関東から遠い出雲の国の話、と思いがちですが、実は身近なところに繋がりがあります!
写真は埼玉県の大宮氷川神社の大鳥居。
神社の名「氷川(ひかわ)」は、近くを流れる暴れ川の荒川を、
ヤマタノオロチを象徴する暴れ川・出雲のヒカワ(斐伊川)に見立てたものなのです。
“国譲り”により出雲系の氏族がこの地に移住して武蔵国造となり、
同じような荒れた川であった荒川流域中心に氷川神社を約280社作り、
大宮氷川神社はそれら氷川神社の総本宮、武蔵国の一ノ宮でもあります。
祀られている神は須佐之男命とその妻 稲田姫命(いなだひめのみこと)大己貴命。
4年前、我が家の家族の大切な記念日をここで過ごしました。

1か月後の第4回は「因幡の白兎」大国主命(おおくにぬしのみこと)の登場です。
これまた楽しいお話ですが、何をメインに持ってこようか…?!
学ぶ中で多くの新しいことを知ることが出来、ますます「古典愛」が増しています♪

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