カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

人為的なところが問題だけれど

2018-10-16 | 時事

 春に10連休になるらしい。事情は分かるが、影響力はどうだろう。僕は前からお国から休みを決めてもらう必要は無い、という立場だからどうでもいいという前提があるわけだが(実際に事業所の休みとはあんまり関係は無い)、これはこれなりに影響がありそうだということは容易に予想が立ちそうな話である。
 まず来年だけの話らしいので、そういう意味では限定的だが、何しろ日本では200年ぶりの慶事でもある。そういうスペシャル感は、それなりに盛り上がる要素がある。あまりにスペシャルすぎて、どう盛り上がっていいか戸惑う向きもあろうけれど。
 まずいい面で考えられるのは、やはりそれなりに経済効果はありそうだということだろう。集中しすぎる無駄は問題だけれど、何しろ日本の内需とサービス産業が中心となっている経済状態においては、相当なチャンスがあろうと思われる。長期の休暇過ぎて海外旅行が増えそうだというのはあるが、そうであってもお金が動くことには変わりない。人の移動は何より金が掛かる。あちこちお祭り騒ぎになるのだろう。お祭り騒ぎのハシゴをする忙しい人も居そうだし、複数の催しを商売につなげる人もたくさんいることだろう。とにかく集中して何かを計画するには、やはり都合が良さそうである。
 休みの人が増える一方で、だから休まない人が(働くチャンスの人が)たくさん生まれる。需要と供給のバランスがどうなるかというのはあるが、お互い過労にはなりそうだ。本当に連休するようなところは、休んでもいいと考えている役場的なところくらいだろうけど、それでも断片的に休みが無ければ、都合が悪くなるところもたくさんあるだろう。前後にそれらを補充する動きも出るので、10日間にかかわらず活況は続きそうだ。もう4月や5月は、どうにもならない忙しさだろうな。気が重いことである。
 さて個人的には、最初にも断った通り、祭日を除いた曜日通りの休みになる。イベントもあるので厳密には休みは減る。ただ、一般的な外部との会議などは開催されないだろうし、仕事に関する電話も減ることだろう。事務的なものはずいぶん楽になるが、事業所の休み中の食糧の確保などの事前の準備は、それなりに必要かもしれない。イベントへの人材配置に関するシフトなどは多少変則的なことにはなるかもしれないけれど、やはり日常よりは、少しくらいは緩く仕事をやることになるのではないか。連休は正直言って迷惑だが、もともとこの時期の連休自体が迷惑であることに変わりはない。粛々とやり過ごすよりほかに無い。台風の時は、嵐が過ぎるのをやり過ごすほかない。要するに、災害が前もって予告されて来るということと同じようなものなのであろう。
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