レバノンスギ ④

2007-02-24 | 【樹木】レバノンスギ
 「ギルガメシュ叙事詩」(矢島文夫訳、ちくま学芸文庫)に、フンババの写真が載っている。前第2千年紀初期のテラコッタと説明されている。
 口が大きく、太り気味のいかにもかっこ悪いおっさんという感じである。土のなかからはいずりでてきた芋虫みたいである。ほとんど裸で男性性器をさらしている。
 なかなか面白くはあるが、ただレバノンスギの森を守る「神」とすれば、「神」というには土俗的、醜くとらえられている。一般的に崇敬の対象の姿としてはふさわしくないように見える。森の破壊勢力の視線によるものなのか。

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