《エリック・ドルフィー・クインテッド / ライブ・イン・ジャーマニー(1961 MAGNETIC RECORDS)》で、“オン・グリーン・ドルフィン・ストリート”を聞いた。
エリック・ドルフィーの演奏はとてもよさそうだ。
24分近くの熱演である。
途中、“ゴーイン・ホーム”のメロディもあって、おもしろい。
だけど、ともかく録音が悪い。
まともなものを聞きたくなった
《エリック・ドルフィー・クインテッド / アウト・ワード・バウンド(1960 PLESTIGE》で、同じ曲を聞く。
このアルバム、日本では、「惑星」との名前で登場。
古いLP盤のジャケットは、安っぽい。
新宿のディスク・ユニオンで、棚に以下のアルバムを見つけて、即座に購入を決めた動機は、「これは、持ってないな。エリック・ドルフィーのものだから、手に入れておこう」ということだった。
最近は、特に欲しいと思うものがなくなって、時に、そう言う買い方もする。
◇
エリック・ドルフィー・クインテッド
ライブ・イン・ジャーマニー(1961 MAGNETIC RECORDS)
〈パーソネル〉
エリック・ドルフィー(b-cl)
マッコイ・タイナー(p)
ボブ・クニングハム(b)
メル・ルイス(ds)
〈トラック〉
1.ソフティ・アズ・イン・ア・モーニング・サンライズ(朝日のようにさわやかに)
2.オレオ
3.オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
4.ザ・ウェイ・ユー・ルック・トゥナイト
5.ザ・テーマ
このアルバム、CDをかけるとすぐに気づく。
録音がひどい。
音質は悪いし、楽器音の音量バランスも悪い。
録音マイクが、各楽器の音をバランスよく録るようになっていない。
性能も悪い。
折角のプレイヤーたちの演奏が台無しになっている。
MAGNETIC RECORDSとは、どんなレコード会社なのだろうか。
私家本を扱う書籍出版社のように、持ち込まれたプライベート録音の音源でCD化などをして、売り出しもするようなレコード会社のようだ。
エリック・ドルフィーについては、以前にも、こんなCDに出くわした。
まあ、残念だと言うしかない。