“ヨルダン”へ

2024-06-02 | 【断想】音楽

 フライト・トゥ・ジョーダン
 そして、スターブライト
 ディジー・リースのトランペット
 スタンリー・タレンタインのテナー・サックス
 デューク・ジョーダンのぴあの
 レジー・ワークマンのべーす
 アート・テイラーのドラム
 みんなが溶け合っている。
 これを聞いて、ディジー・リースやスタンリー・タレンタインに関心が広まった。
  ◇
  そんなに気に病まないで
 腹立たしいのか
 外は雨だ
 いい音だ
 少し気分が落ち着くな


“オレたちに明日はない”

2024-06-02 | 【断想】音楽

 時折、「オレたちに明日はない? 黙示録の解説ガイド」(視覚デザイン研究所編)というイラストいっぱいの本を開く。
 黙示について、とてもわかりやすく説明している。
 いつも、すぐに手に取れるところに置いてある。
 終末的、悲劇的なものは人をひきつける。
 アメリカ映画「俺達に明日はない」(ボニー・アンド・クライド)は、かつてワクワクして観たものだ。
 若い二人による連続銀行ギャング事件の物語。
 はかないよろこび、ささやかな自由、 切なさがただよっている。
 悲劇的結末にひた走る二人。
 CDには、「太陽は傷だらけ」も。


“かりそめのまくら”

2024-06-02 | 【断想】音楽

 はじめなき夢を夢ともしらずしてこの終はりにや覚めはてぬべき
 見しこともみぬ行く末もかりそめのまくらにうかぶまぼろしのうち
 式子内親王の歌二首。
 ケニー・ドリューの「ファンタジア」から一曲。
 “ドリーム”
 ジュニー・マーサー作曲のポピュラー・ソングである。
 かつて、ラジオや映画でも使われた。
 終末の日、「若者はまぼろしをみ、老人は夢を見る」
 「夢」という言葉、いろいろのニュアンスで使われる。


シュニトケの“タンゴ”

2024-06-02 | 【断想】音楽

 アルフレード・シュニトケの“コンチェルト・グロッソ No.1 : 合奏協奏曲第1番”。
 ギドン・クレーメルが、ピアソラについて述べたなかに、この曲のことがあった。
 「・・・・最近気がついたことだが、1977年にはアルフレト・シュニトケのコンチェルト・グロッソ第1番で初めてタンゴを、しかも相当に熱を入れて演奏した。シュニトケのこの作品がロシアで人気があった理由がタンゴにあったのは間違いない。・・・・・」(栗田洋訳)
 この曲は、シュニトケがクレーメルにおくったもののようだ。
 ハインリヒ・シフ指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団、ヴァイオリンを弾くのはクレーメル他というグラモフォンCD盤で聞いた。
 聞いてみたというくらいかな。