Pへのオマージュ2

2024-06-08 | 【断想】音楽

 ギドン・クレーメルによるアストル・ピアソラへの“オマージュ”第2弾である。
 アルバムには「エル・タンゴ」との名前が付けられている。
 11のトラックで出来ている。
 3つめの「3001年へのプレリュード」、9つめの「チェ・タンゴ・チェ」では、ミルヴァのヴォーカルが聞ける。
 〈トラック・リスト〉
 1.レピラード
 2.バチュリ
 3.3001年へのプレリュード
 4.マイ・ハッピネス
 5.エル・タンゴ
 6.インステッド・オブ・ア・タンゴ
 7.デカリシモ
 8.酔いどれたち
 9.チェ・タンゴ・チェ
 10 .3人のためのミロンガ
 11.ミケランジェロ70
 ピアソラの音楽は、僕に、人の命、人生とは何なのかと問いかけてくる。
 いいとこのお兄さんが接する人生論風ではなくて。
 僕たちの内なる罪を見つめながら。


“グラインダー・スウィング”

2024-06-08 | 【断想】音楽

 ジミー・スミスのCDが一枚増えた。
 特別に、取り上げられることもない一枚だが、いつもながらのジミー・スミスを愉しめる。
 それに、ギターのケニー・バレルが一緒で、ソウルフルでブラックなジャズを堪能できる。
 ジミー・スミス・トリオ
 オルガン・グラインダー・スウィング(1965 / Verve)
 〈パーソネル〉
 ジミー・スミス(org)
 ケニー・バレル(g)
 グラディ・テイト(ds) 
 〈ソング・リスト〉
 1.オルガン・グラインダー・スウィング
 2.オー・ノー・ベイプ
 3.ブルース・フォー・J
 4.グリーンスリーヴス
 5.アイル・クロウズ・マイ・アイズ
 6.サテンドール


“ミケランジェロ 70”

2024-06-08 | 【断想】音楽

 時折、開く本に「システィーナのミケランジェロ」(青木昭編 小学館 1995)。
 この本の祭壇画は、1994年に終了した全面修復後のもので、色鮮やかで、それまで観ていた薄黒くくすんだものに較べると、目を見張る。
 2024年の現在、修復後を撮った画集もでているのだろう。
 アストル・ピアソラの曲に、「ミケランジェロ 70」というのがある。
 ピアソラは、芸術家ミケランジェロが好きだったのかなと思ったが、この命名は、ピアソラの仲間が出入りしていたブエノスアイレスのライブ・ハウスにちなんだものだった。
 おそらく、その店のオーナーが、ミケランジェロ好きだったのだろう。
 ピアソラが、「ミケランジェロ 70」を演奏したのは、「ゼロ・アワー」と「ミルヴァ・ライブ・イン・トウキョウ 1988」で聞いている。