「緑・花試験」なるもの

2008-07-18 | 【樹木】ETC
 友人が、「緑・花文化の知識認定試験(緑・花試験)」なるものがあることを教えてくれた。受験案内に「木と花のともだちになろう」とあった。その友人も、「あなたは、子どもの頃、田舎暮らしで自然に囲まれていたんだから、それなりの基礎知識はあるだろう」と、人にすすめられ受験したそうだ。「設問は、科学から文化と多岐にわたり、けっこう難しい」との感想である。
 毎年11月に試験が行われ、得点によって特級から5級までの6階級を認定するという。特級を3回取得すると、「緑花文化士」として認定され、証明カードが発行されるそうだ。試験は、70分間ということだから、その時間の都合をつけさえすればいい。
 ここ数年、樹木については関心をもってきて、いくらか物知りとなった。ただ、草花については、知識が乏しい。だけど折角だから、少し勉強して、受けてみようかと考えている。皆さんも如何だろうか。

月の桂の蔭に鳴く

2008-07-18 | 【樹木】ETC
 【新古今和歌集】
 卯の花の垣根ならねどほととぎす月の桂の蔭に鳴くなり(前中納言匡房)
 この一首のなかで「月の桂」の言葉が、なんとも香りを高めているように思う。そして、桂は、次のような連想を抱かせるもののようである。連想を含めて香気を放つ。
 一、中国の「月には桂の大木が生えている」という伝説。
 二、式子内親王の歌のところで触れたが、桂から葵(賀茂葵)が連想され、葵桂という桂の枝に葵を懸けたもののこと。葵は女、桂は男。

オイスターホワイト美し

2008-07-18 | 【断想】牡蠣
 店に入ったところに、砕いた氷がしきつめられ、その上に幾種もの牡蠣がならんでいた。一昨夜は、そこに岩牡蠣を見つけた。そのサイズで見分けがつく。昨夜、飲み会の帰り、別のオイスターバーに入った。店先の氷の上に大きな牡蠣はなかった。店員に、「岩牡蠣は」と尋ねると、「今日は売り切れてしまった」とのことだった。
 白ワインをたのみ、北海道産の仙鳳趾ほか二種を食べた。連れに、「牡蠣は精子の補給になる」といつもながらの一言。ついでに以前つくった《うちに澱みをふくむとも美しきかな白き牡蠣》との七五調を披露。「いいじゃないか」と評価してもらえて満足。
 時間が遅めだったので、早々に店を出た。あまり落ち着けなかったが、二日続きで生牡蠣を食べることができて、まあよかった。