木天蓼の白い葉

2008-07-12 | 【樹木】ETC
 御嶽神社から、ケーブルカーの御岳山駅へ歩いている時、谷側の緑濃き木々の中に、梢を不規則に伸ばし、その先が白いのが見えた。葉のようでもあり、花のようでもあった。「あの白いの、何だろう」と一緒に歩いていた妻に声をかけた。
 妻が、「これ見て」と言った。ご親切にも、その白いものの正体を説明した表示があったのである。
 マタタビ(木天蓼)だった。マタタビの花は、葉の脇だか下について、目立たないので、その代わりに、葉が白くなって、虫たちを誘うというような説明だった。マタタビの花には、芳香があということである。白い葉を見て、花かなあと近づけば、香りがして、ほんとうの花を見つけることが出来るという仕掛けである。
 マタタビは落葉つる性の樹木。長さ3センチくらいの長楕円形の果実が出来て、それは、猫の好物。同じマタタビ属に、サルナシやキーウィフルーツがある。キーウィ(キウイ)の原種の実は3~5センチくらいで、私たちが普段食べるのは、改良種だそうだ。
 先般届いた幼友達からの手紙に、今度キウイを育ててみたいとあった。立派な果実が出来ようになるといいね。

日本武尊と欅と山犬

2008-07-12 | 【樹木】ETC
 推定樹齢一千年とも、日本武尊が東征した時には既にあったとも言われる。御嶽神社の参道沿いに立つ。御岳の神代ケヤキ。
 御嶽神社の中には、大口真神(おおぐちまがみ、御神狗・おいぬさま)を祀った社もある。道に迷った日本武尊を助けたという狼・山犬の話も伝わっている。秩父の三峯神社にも同じ話が伝わっており、狼が祀られている。