【新古今和歌集】
けふはまたあやめの根さへかけそへて乱れぞまさる袖の白玉(皇太后宮大夫俊成)
なべて世のうきに流るるあやめ草けふまでかかる根はいかが見る(上東門院小少将)
何事とあやめは分かでけふもなほ袂にあまるねこそ絶えせぬ(紫式部)
あやめ草は、涙と縁が深いようだ。
「いずれがアヤメかカキツバタ」と言う。いくらかでも見分けられるようになるために、メモ。
アヤメは、花の付け根に黄と紫の虎斑模様があり、それでアヤメ(文目)。
カキツバタは、「書き付け花」。
菖蒲と書いて、アヤメともショウブとも読む。しかし、アヤメとショウブは別の草本。
・アヤメ(文目、菖蒲):アヤメ科アヤメ属。
・ハナショウブ(花菖蒲):アヤメ科アヤメ属。花が大きい。色は、青紫、赤紫、白。
・キショウブ(黄菖蒲):アヤメ科アヤメ属。花色は黄。
・ノハナショウブ(野花菖蒲):アヤメ科アヤメ属。ハナショウブの原種。
・カキツバタ(杜若):アヤメ科アヤメ属。
・ショウブ(菖蒲):サトイモ科ショウブ属。
けふはまたあやめの根さへかけそへて乱れぞまさる袖の白玉(皇太后宮大夫俊成)
なべて世のうきに流るるあやめ草けふまでかかる根はいかが見る(上東門院小少将)
何事とあやめは分かでけふもなほ袂にあまるねこそ絶えせぬ(紫式部)
あやめ草は、涙と縁が深いようだ。
「いずれがアヤメかカキツバタ」と言う。いくらかでも見分けられるようになるために、メモ。
アヤメは、花の付け根に黄と紫の虎斑模様があり、それでアヤメ(文目)。
カキツバタは、「書き付け花」。
菖蒲と書いて、アヤメともショウブとも読む。しかし、アヤメとショウブは別の草本。
・アヤメ(文目、菖蒲):アヤメ科アヤメ属。
・ハナショウブ(花菖蒲):アヤメ科アヤメ属。花が大きい。色は、青紫、赤紫、白。
・キショウブ(黄菖蒲):アヤメ科アヤメ属。花色は黄。
・ノハナショウブ(野花菖蒲):アヤメ科アヤメ属。ハナショウブの原種。
・カキツバタ(杜若):アヤメ科アヤメ属。
・ショウブ(菖蒲):サトイモ科ショウブ属。