銚子・角巳之・三代目

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再び、SDGs

2019年09月16日 | SDGs
本年5月頃、何だその横文字....と。SDGS...。あれから3ケ月ほど、もう完全に頭へ
インプットされたようで、あちらこちらで目に付き、その言葉、耳に入るようになりました。
いわゆる最上位概念...。私は銚子市民であるけれど、千葉県民でもあり、日本国民です。
さらに大きく言えば、宇宙船地球号の一員です...。反対に、宇宙船地球号の一員であるけれど、
日本国民であり、その中の千葉県の、銚子と言う東の外れで、義務を果たしながら権利を得て、
生活をしている...。なんだ当たり前の事だろ...ということですが...。最上位の概念は、時に
曖昧で、そんなの大きすぎて実感ないですよ...と、なるのですが、あれこれ考えているうちに、
実はあれもこれも...、みんな繋がっている...という事に気付いて参りました。項目の一つに
住み続けられるまちづくり...とあります。私は、毎年人口が1,000人ペースで減少している街
に住んでおります。地場産業も一般的に見れば衰退局面...。人口が減少し、地場産業が衰退、
働く場所が無くて、もうここでは生活できません...。持続可能じゃないですよ...と思いきや...。
別の項目には、海の豊かさを守ろう...とあります。今まで沢山獲れるのが良い漁師と思って
いたが、資源保護のため休漁し、獲らなくなったら魚の価値が上がった...そんな声も。
獲らずに水揚げが減ったので相場が上がっただけ...という単純な話ではなく、最終的に食べる
お客様方が関心を持ち、そういう資源保護に配慮した産地や漁師さんを応援しよう。その場に
行ってみよう、こんな新しい取り組み出来ないですかね...そういう機運が高まっているのも事実...。
現在は第4次産業革命と呼ばれるほど変化の激しい時代...。今までの延長に答えはないんです。
部分(銚子市民)の最適のみ考えず、時に周囲(千葉県、日本)、さらには宇宙船地球号の単位
で物事を見ると、実は部分の新たな可能性、強みが見えてくるような気がしております。



そしてサメ皮②

2019年09月15日 | 日記・エッセイ・コラム
ブログ開設以来、ずっと地場産業の事、考えて参りました...。人間は立って半畳、
寝て一畳のスペースさえあれば十分であるし、家は所詮...この世の仮住まい...。
とは言え、人間欲もあれば、物心ともに豊かな生活を送りたいと切に願うのも現実。
限られた時間の中で、どのコースを進めばより豊かな生活を送れるんだろうと考え、
そう行動するのは自然の摂理...ながら...。さていつものように変な前置きでありました。
最近TVを見ていて、各地で活躍している地場産業に従事する方々の特集を良く拝見
しております。そこで共通していたもの、地場産業に誇りを持って従事していたが、
ある時、子供連れのお母さんから、一生懸命勉強しないと、あんな仕事に就くしか
なくなるのよ。と、傍らのお子さんに....。実は、このお話各地の仲間から沢山聞いて
おりました。勉強して都市部の学校に行き、大きな会社に入らないと幸せになれない...。
全くそんなことはないのに...。時代背景もあったかと思います。そして時代は大きく
変わった...。地場の伝統を継ぐ方々が新しい時代を切り開いている。たかがサメと
侮るなかれ...。実はサメ文化、日本では1,000年以上の歴史がありますし、
そのサメが山芋と出会ってハンペンに。間伐材と皮が出会ってワサビ卸に...。はたまた
フカヒレとなって世界へ。国連の提唱するSDGSの実践であり、国が推奨する輸出戦略
の一環であり、自給率向上...であります。そしてそれが地域それぞれの新たな形を作る...。
サメ皮をじっと見ながら、そんなことを思っておりました...。本日(も)論点迷走...。
いつもの事ながらご容赦を。ただ、いつもお付き合い頂いている方々には何か響くものが
あるだろうとは思ってますが...。

そしてサメ皮①

2019年09月14日 | 銚子のサメ
写真はサメ皮のわさび卸...。以前、何度か掲載したかもしれませんが...。
このサメは、昨日掲載のフカヒレ原料になるような、ヨシキリザメ、アオザメ
とは違い、海底に生息し、独特の姿をしたカスザメの皮。カスザメについては、
似た形のコロザメ同様(バックナンバー・銚子のサメ参照)...。サメ皮のわさび
卸、最近は高級料理店に限らず、一般的にも見受けられるようになっているかと
思います。このサメ皮の表面、工業製品では表現できない、細かく複雑な突起物
があり、わさびの風味を最大限に引き出せる...と珍重されております。また、
いつもお世話になっております日本刀、柄巻師の方はじめ芸術家の方々、特に
版画家の方とか、様々な用途でお使い頂いております。もったいない...だ。
資源の有効利用...だ。最近ではSDGS...。こういう言葉が飛び交う、遥か
以前から、様々な形で資源を無駄にしない、有効活用する方策を、それこそ全産業
を俯瞰して考える...。まさしく日本人の叡智の結晶かと思っております。
続きは次回に。

久しぶりにフカヒレ...。

2019年09月13日 | 銚子のサメ

写真、久しぶりにフカヒレ...。銚子で1軒を残すのみとなったサメ工場にて...。
このサメはヨシキリザメで、銚子港でも比較的良く見掛けるサメ。アオザメ同様、
その身はハンペン等、練り製品の主原料であり、ヒレはご存知、高級中華のフカヒレ...に。
世界的にはサメと言う生物の資源保護を巡る論争があったり、ヒレだけ珍重し、身を
有効に使っていない等の批判があるようですが、狭い、狭い地域(銚子)と言う単位で
見ると、サメを食したり、その皮を有効に利用することは地域の文化...。クジラ同様、
それ(サメ)を食べなくたって...という声も聞こえて参りますが、ハンペン等を食せば、
サメを食したのと同じであるし、ちょっと高級な和食店で刺身を食べれば、そこに
出て来るワサビは間違いなくサメ皮で卸したもの...。サメ文化と言えば、気仙沼で
ありますが、銚子は気仙沼には遠く及ばないものの、水揚げ量で気仙沼に次ぐ全国2位
(統計資料より)銚子港に水揚げするすべての漁船の漁法(底引き、巻き網、延縄...)
どれをとってもサメは必ずと言って良いほど混獲される...。サメを狙って獲っている
のではなく獲れてしまう...。サメを避けてとか、逃がせとか、そういう話も聞きますが、
これ机上論...。ならば、せめて有効に...と、各地で長い年月を掛けて地域文化として
育まれてきたものと思っております。この話題、少し続けます。

東国三社

2019年09月12日 | 日記・エッセイ・コラム

写真、香取神宮...。正面から撮影すること、畏れ多く斜めから...。台風前、ここに
行っていた訳であります。当日は日も良く、結婚式も行われておりました...。また、どうしているかな?
と、気にしていた先輩ご家族に偶然お会いしたり...。ご縁ですね...と。ちょうど先輩ご家族は、
東国三社参りに来ていたようです。東国三社、この香取神宮と、対岸・茨城の鹿島神宮、同じく茨城の
息栖神社の3ケ所を指し、古くから多くの信仰を集めていた場所...。銚子から車で1日あれば
すべて回れる範囲であります。近くにいながら、何かのキッカケで腰を上げないと、訪れることは
なくなっておりましたが、思うところあり、また近くで所用もあったので久しぶりに訪問...。
その後の台風を見ながら、信心しなさいとの啓示だったのかもと思っております。東国三社に付いては
様々な言い伝え、ネット等に沢山ありますので、そちらをご参照下さい。

この後、世界は変わります②

2019年09月11日 | 日記・エッセイ・コラム
会う人、会う人、あのセリフ...。この後、世界は変わります...。それだけ周囲に、
この現象を自らの(何らかの)戒めにしようとしている人が多いのだろうと思ってます...。
周囲に自営業者が多いのも一つかと思いますが、やはり何かが起こってから臨機応変に
対応して...なんて悠長に構えている方々、いかに無責任か...と。今回の台風、人生の
あらゆる局面に通じる、大きな戒めでありました。一方で、漁業者、農業者の方々の
余裕すら感じる態度にも感服。それだけ自然を畏れ、物理的、精神的に事前準備を怠ら
ないこと、身に染みているのでしょう。準備をしようが、しまいが、被害に遭うときは
遭うのでしょうが、準備をしての被害と、準備をしない被害では大違い...。特に今回は、
この後、世界が変わります...とまで、最大級の警告をされ続けていた訳ですから。
様々な場面で、このまま行ったらこういう不具合起こります...。と忠告しても、
こんな快晴、何が嵐だ...。オオカミ少年になるぞ...と。やれるだけやって、あとは
知ったことか...。残念ながら10年くらい前からこんなフレーズ良く聞きました...。
昨日の早朝4時、波打つ車を眼前に、暴風雨で立っていられない状況の中で思いました、
こんな状況で臨機応変なんて対応できるか...と。あの状況で、みなさん困ったことが
おきました。話し合いましょう...。と言っている姿、想像すると滑稽でありますが、案外
この滑稽なことしてしまっているのではないか...。突如として世界が変わる事、見せつけ
られたのです...。台風が去ってから、そんなことを...。写真は台風翌日の事務所前。
信号機が破壊され、早朝より警察の方々が交通整理しておりました。交通量の多い産業道路、
交通整理、有難いです。

この後、世界は変わります①

2019年09月10日 | 日記・エッセイ・コラム
このフレーズ、頭にこびりついております...。この後、世界は変わります...。
写真は9月8日(日)、昼頃の香取神宮、ご神木付近...。所用あって香取神宮を訪れ、
そういう予定だったので、7日(土)に台風の備えを行っておりました。対策したし、
天気も良い、絶好の参拝日和...。この後、世界は変わります...と繰り返し聞こえて
来たものの、あまり実感なく...。香取神宮からの帰途、快晴ながら生暖かい風を感じ、
空を見上げたら昨日掲載のような気味の悪い、緩衝地帯の構図...。漁師の皆さんに
忠告されたことを思い出し、気になったので銚子の事務所へ。南西に注意と言われていたので、
事務所南西部分の再補強をし、飛びそうなモノを片付け、確認、確認、確認...で自宅へ。
あとは天任せ...と、言い聞かせて寝ましたが、そこから続く断続的な停電、暴風雨の
不気味な音、あれこれ考えて結局寝られず...。朝4時頃、外でガタガタ音がすると思い、
確認したら、駐車場の車が波打っていた....。立っていられないほどの暴風雨...。
で、翌日...。会う人、会う人、同じフレーズの事、この後、世界は変わります...。
続きは次回に。

御礼・お見舞い

2019年09月09日 | 日記・エッセイ・コラム

本日、追加...。さすがに風速50mは凄まじい威力でありました...。各地よりお見舞い頂き、
まずは御礼を。また、台風は北上中であり、各地の皆さんにお見舞いを...。昨日来、今は晴天
でありますが、この後、世界は変ります...。このフレーズ、頭に残った方も多かったことと...。
両隣の千葉県旭市は断続的に停電、神栖市は避難勧告、銚子も警報だらけでありましたが、今朝
事務所を確認したところ、一階部分が水浸し状態でありましたが、これは想定内...。心配であった
停電もなく、サンプル保管してある冷凍庫も正常に動いておりましたので、まずは一安心。
それにしても、今回の備え、ほぼ漁師さん方の忠告通りに行ったのですが、ほぼ忠告通りでありました。
土曜日に備えを完了しておりましたが、漁師さん方からこれでは不十分...と。日曜の夕方に再び対処、
結果、その備えなければ、周囲に迷惑をまき散らしていたかもしれません。さすが自然の怖さを熟知
した方々からの忠告...でありました。むしろ大変であったのは首都圏の方々だったのではと思います。
この場を借りてお見舞いを。写真上部は日曜日(台風前)の旭市。まさに世界が変わります...の前の、
いわば緩衝地帯の写真...。下は現在の銚子港(事務所前)...。だんだん風は収まり、昼過ぎには
晴れてくるだろうとのことであります。本日午前中は浸水個所の始末...であります。

緩衝地帯③

2019年09月09日 | 日記・エッセイ・コラム
海の世界でも、排他的経済水域と公海、沿岸と沖合...、様々な場面でこの緩衝地帯の事、
話題になっております。特に魚の場合は動いているし、人間様が引いたラインの中を、
魚様がどう動くか分からない。科学的根拠は分かりませんが、関係者に聞くと、温暖化の
影響も大きいようです。さらにルールを決めた時と、現在の漁業者の姿が大きく変わっている。
端的に数...。100隻いた時代に定めた規則...、今10隻に減少してしまい、不具合も多く
なったけれど、規則ですから...。そこで水掛け論、時代は変ったでしょ。いや規則は規則です。
特に、許認可が絡むような場合、それこそ硬いものと硬いものがぶつかる事態となり、まずは
緩衝地帯にて、同じテーブルに付いて...。何事もAからBにすぐ変化する訳ではなく、その
AとBの中間に実は様々な領域が存在しております。緩衝地帯の必要性は不変ながら、その役割、
機能は時代と共に変わっていく。変わらないために、変わり続けなければならない...。どこか
セミナーで聞いたフレーズでありますが、一円でも高く売りたいと、一円でも安く買いたい
の緩衝地帯にて...。

緩衝地帯②

2019年09月08日 | 日記・エッセイ・コラム
今から20年くらい前でしょうか。私、オーガニックの検査員協会の方々に大変
お世話になっていた時期がありました。オーガニック野菜への関心や畜産物への
応用など、世相が盛り上がり、スーパーマーッケット等でも正しい知識の習得と、
お客様方への伝達が急務であったにも関わらず、私自身が全くの無知であったためであります。
その後、法整備もされ、基準が決まり...。ただ当時は、オーガニック畑のお隣で、従来通り
の農法を営む生産者さんから苦情...。お宅の畑で農薬使わないから、私の所に虫が集まって
しまうではないですか...。緩衝地帯決めましょう。でも自然の営みゆえ、完全に防御出来ない
...。何か先進的なことをすると、かならず生じる従来からの踏襲との軋轢...。オーガニックの
基準の問題であったものが、ご近所トラブルに発展し...。そんな話、良く聞きました。
時代が進み、基準という数値、あるいは点の世界から、そもそもオーガニックとは何ですか?
という根本的な問いが出てきて、ある達人から、それは持続可能な農法で収穫された収穫物の
総称であるというお話を聞き、腑に落ちた...。時代が進み、SNS等で生産者(畑)と個人が
繋がる時代が到来し、オーガニックの認証マークの有無よりも、生産者そのものと繋がる安心感
の時代に。とにかく情報がどんどん出て来る...。最近思うに、この緩衝地帯、防御するための
数値の世界から、安心を得るための心の世界に変わってきているように思います。日本人どうし
が日本語で会話しているのだけれど、ある種の通訳。必要だ。あまりに情報が多い時代はなお更。
これも緩衝地帯の新たな役割か...と。

緩衝地帯①

2019年09月07日 | 日記・エッセイ・コラム
緩衝地帯(かんしょうちたい)...。横文字で、バッファー・ゾーンなどと...。
硬いものと硬いものが直接ぶつかると、どちらか割れる、あるいは両方割れる、
割れなくてもヒビが入ったり、不具合を生じる...。だから中間に柔らかいスポンジ
などを。貴方の仕事を端的に表すと何ですか?と最近よく問われるので、私は言うならば、
関節と関節の間の軟骨...。腰の椎間板...。高速回転と低速回転の間の変速装置...。
より分かり難くなったでしょうか...。ただお気に入りの例えで...。見えないところに
ある、小さなものだけど、ないと困る。小指の先ほどの小さな軟骨や、椎間板...、
なめていると大の男がのたうち回るほどの痛みと、歩行困難に。変速装置がなければ、
歯車は壊れる。これまた困る...。総合すると緩衝地帯の役目である...と。回りくどい
表現、ご容赦を。なぜここで、緩衝地帯という事を持ち出したかと言えば、最近私の
周囲でこれまた良く聞く言葉であるからです。駅前に大量のムクドリや民家に熊、サル出没...。
こんな報道も多くなりました。これは人間の居住区と、野生動物の居住区の中間に存在していた、
里山等の緩衝地帯が無くなって来たのも一つの原因のようであります。然らば、自らの仕事の
存在理由を再確認するため、この緩衝地帯に付いて考えてみよう...。そう思ってしまったので
掲載しました。続きは次回に。

知の難きにあらず...。

2019年09月06日 | 日記・エッセイ・コラム

写真上、3日ほど前の銚子第二魚市場...。少ないながら二艘巻き(写真下)の水揚げが有り、
そこから零れ落ちる、魚を虎視眈々と狙うカモメたち...。物事の全体を見ることを鳥の目、
細かく見るのを魚の目と言ったりしますが、この構図見ながら、そんなことを...。
何故か写真上、カモメの構図気に入っております...。それにしても銚子のカモメの太って
いること...。それだけエサが多く、豊かなのだろう...という事ですが、豊か過ぎて飛び立つ
時にずっこけている風景を見掛けることもしばしば...。何事も過ぎたるは何とやら、豊か過ぎて
不具合を起こす、まあ何とも贅沢な悩みなことだ...と。さてさて、そんな風景見ながら、
知人から、知の難きにあらず...と。続きは、知を処すること、すなわち難し...と。突然何?と
いうことですが、曰く、物事を知ることはそれほど難しいことではない。意識さえ研ぎ澄まされて
いれば、一葉落ちて天下の秋も知ることが出来るし、カモメの腹見て豊かさも?...。本当に
難しいのは知ってからどうするのか?ということであると。処すること、すなわち難し...。
知ってるだけじゃダメなんです。知って後、ただ行動するだけでもダメなんです。処するんです。
行動しないのは論外ですけど...。ああ難しい、時にカモメになりたいと...。そう思う次第で
あります。

底引き漁・解禁!

2019年09月05日 | 日記・エッセイ・コラム
9月より、銚子の底引き漁解禁となりました。小型底引きは毎年6月~8月、沖合底引きは
同7月、8月...。資源保護のため自主的に休漁しております。巻き網漁、延縄漁などは、
魚を追いかけてどこまでも(限りはありますが)...。いわゆるハンター(狩猟型)、
これに対して海区が厳密に定められている底引き漁は、農業と同じと言われる所以であります。
同じ作物ばかり作ると連作障害、時に休ませたり、他所に移ったり、他の作物を植えたり...。
その休漁期間中、漁師さんは何しているのですか?ということですが、完全に休んだりする
ことは全くなく、船や漁具の手入れをしたり...。あとはみなそれぞれ必死にアルバイトや
他の仕事に励み、凌いでおります...(凌ぎと言う言葉、最近私の周りで良く出て来るので、
この話題いずれ...)。凌げないと、(船を)降りざるを得ない。生活掛かってますから...。
最盛期に小型底引きは60隻、今6隻。同沖合は40隻、今5隻...。船が減っている事を
いたずらに強調する訳でなく、幾多の試練を乗り越えて(凌いで)、現在操業している船は
強いんです...。ということであります。新船も多くなり、船の冷却装置のレベルも格段に
上がっていることから、従来に比べ非常に鮮度の良い魚が水揚げされております。法律の
規制に依らない自主休漁...。既報のSDGSの精神にも大いに繋がるところあり、こういう
事実、沢山の方々に知って頂きたいと願っております。漁師さん達、大変だね...という
ことではなくて、みんな繋がっている事....。



お前...。

2019年09月04日 | 日記・エッセイ・コラム
ちょっと前、某プロ野球チームの応援歌の歌詞を巡り、騒動があったような...。
お前が打たなきゃ...。の、お前...。お前とは何事か...騒動。その時は気にも
留めていませんでしたが...。過日、ある打ち合わせの席上で、ある方が私を、お前...と。
更に呼び捨て...。一回りも年上の先輩で、人間関係も成り立っているし、こちらも
特に気にしておりませんでしたが...。同席していた先輩方から、お前とは何だ!
呼び捨てにするとは何だ....と。あまりの剣幕でしたので、あの方は親しみを込めて
言っただけじゃないですか...と申し上げましたらば、矛先はこちらに...。
貴方は良いと思っているかもしれないが、同席している私は不愉快だ...。同席して
いる一人でも不愉快に思う言動あれば、慎まれたし...と。これには目から鱗とでも
申しましょうか、久しぶりにカルチャーショック級。で、自分なりに考え、腑に落ち
反省...。なるほど...と。私のような運動部出身のスポコン野郎は、本当に注意しないと
いけない。そう思った次第であります。昨今、パワハラ、セクハラ、下請けいじめに、
優越的地位の乱用...。そんな言葉が飛び交っておりますが、やはり意味があって
そういう事柄が話題になっているのだし、法制化もされている。知らず知らずに他者を傷つけ、
声が上がった時の決め台詞、そんなつもりじゃなかったんです...。これ、許しませんよ。
こういう時代であります。後学の為、慎まれたし!と声を上げた先輩に問うと、
親しき仲こそ礼儀。感情が高ぶって来た時ほど丁寧な言葉を選ぶよう、意図的に訓練を。
とのことでありました。そういうヒト、そういうモノ同様に、そういう時代...。
何かやらかして、そんなつもりじゃ...と恥ずかしい思いをしないよう、注意、注意で
あります。

タイミング...。

2019年09月03日 | 日記・エッセイ・コラム
私、未熟者ゆえ...。世の中のこと、分かる。と、分からないの2通りしかないと思ってました...。
ただ最近、この2つの間に、分かりたくない。分かってしまったら困る...実に様々な領域が
あることが...分かりました。そしてタイミング、すべて適切なタイミングで行わないと、
殆ど意味がない...。今魚がいるところに網を入れても魚は獲れない。今相手がいるところ
にパスを投げても通らない...。相手も動いてますから...。分かる、分からないは正解がない時代
への心構え、タイミングとは、要するに、早くやれ...。魚が去った後に網を入れて、私一生懸命に
やりました。努力賞下さい...に等しい。厳しい世界で生きている漁業者と日々接しているがゆえに、
そのこと痛切。獲れなければ...何もない=生きていけないのであります。最近、流通関係のセミナー等で、
何も決断しない。ということは、誤った決断をするより、なお悪い...。こんなこと良く聞きます。
周囲を見渡し、自らを省みるに全くその通り...かと。10年くらい前、このブログに生意気なことを書いた
のを覚えております。当時見た、プロとは何か?責任とは何か?確か、そのような内容のTVから、曰く、
決めるべき時に、決めるべき場所にいて、決めるべきことを決めろ。決めるべき時に(タイミングを逃し)、
決めるべき場所におらず(逃避し)、決めるべきこと、分かりたくないから、何も決めない。決められない...。
やがて問題が噴出し、みなさん話し合いましょう...。この船、間違いなく乗組員は去って行くな~と。
写真は本文無関係ですが、銚子・海岸線の某所。逆光で見えませんが、橋の名前は長崎橋。この一帯、長崎町
と言います。歴史を遡れば長崎(九州)とのご縁を示しているようです。