銚子・角巳之・三代目

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晩節を...②

2021年04月30日 | 日記・エッセイ・コラム

人間は案外、逆境には耐えられる...。本当に苦しいけれど、生きるのに精一杯だから余計な事には
目もくれず...。と言うよりもそんな余裕、全くない。逆境時に描く成功のイメージは綺麗です...。
しかもその過程...実は楽しい...。絵空事、絵に描いた餅...、他人が何と言おうと生きる原動力になる。

順境とはどういう状況を指すか?上記の逆境もそうですが、概ね収入の範囲で生活が賄えるラインの
大幅プラスと大幅マイナスその両極端かと思います。この際、精神論は除きますが、余裕が出来た
時にどう振舞うか...。どうもこういう時に余計なことをしたくなる誘惑に駆られるらしい...。

自ら律している方もいらっしゃいますし、信仰を持ったり、何か意図的に歯止めを掛けている人
もいるけれど、その間も時は流れ確実に老いていく...。若さや時間はお金では買えず、買えない
ものを買おうとするのが余計な事...なのかもしれません。

老いを前に、若さに嫉妬し、苦労した逆境時に虐げられたり、馬鹿にされたりした反動から、
地位・権力にしがみつく。若者から自由や時間を奪う...。私はまだ何も成していない零細事業主
ですが、未来の自分へ...。目標を持って頑張ってきた末路がこれでは悲しい...。令和3年4月末日。


晩節を...①

2021年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

タイトルの内容(晩節)...。50そこそこの小僧(私)が踏み込む領域ではありませんが...。
ただこのブログ、田舎暮らしで見たり、聞いたり、感じたりしたことの活動記録...。やがて
私も晩節を迎えるでしょうし、今感じていることを記録に残し最後に振り返って見よう...と。

会社であれ、個人事業主であれ、みな人間ですから欲望は尽きることありません。先の事は
何も分からないけれど、ただ一つ言えること、人は老い、やがて死ぬ...。私のような零細個人
事業主であっても、始末できない風呂敷は広げないようにしよう...。そう考えること屡々...。

人格者として地域の尊敬を集めたり、社内のエースとして羨望の眼差しで見られていた人が、
最晩年、過去の栄光にすがり、傍若無人な振る舞いを始める。巷でいうところの晩節を汚す...。
過去の栄光も実績も台無しとなり、周囲から人が次々と去っていく....。そして叫ぶ...。

俺は苦労してここまで這い上がってきた。どいつも・こいつも...。悪いのはみなお前らだ...。
逆境をばねにして大きな成功を掴んだ方々も、順境には耐えられず自らの過去の成功パターン
で致命傷を負う...。遠くからその姿を見て、何であの人が...信じられない。続きは次回に。

宴の後...。

2021年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

先週の日曜日、銚子市長選・市議会補欠選挙が終了しました...。選挙期間中は選挙カーが候補者
の名前や政策を連呼しており、過疎に加えてコロナの自粛中も相俟って、甚だ不埒な表現で恐縮
ですが、久しぶりに活気溢れた地域を見ました。反動から今、さながら宴の後のような雰囲気です。

都会の喧騒が嫌になり田舎暮らしを望む人。静かで退屈な毎日から脱したくて都会を目指す人...。
52年間生きて参りまして、少なからずその両方の感覚を体感してきた者(私)としては、これ
また陳腐な表現で恐縮ですが、どちらも正解。どちらも良いものです。ただし主語に覚悟が必要...。

非礼を承知で言えば、選挙、特に地方選挙はさながら大きな宴会のようなもの...、なのかもしれま
せん。候補者に夢を託したり、その過程で陶酔感に浸ったり...。しかしながら宴はやがて終わり、
容赦なく現実に引き戻される...。酔った宴席での事..では済まされず...。これまた覚悟の領域かと。

選挙戦の翌日、海を眺めていましたら沖合に小さな船が波を被りながら疾走しておりました...。
巨大戦艦であろうと、小船であろうと海に出てしまえば条件は同じ...。巨大な船であっても操船・
判断間違えば沈む...。要は船の大小ではなく、船長・乗組員の覚悟の有無...。宴の後にて。


カエルの騒音?

2021年04月27日 | 日記・エッセイ・コラム

写真、近所の田んぼですが、至る所でカエルの鳴き声がしておりました...。そろそろ、田植え
の準備が始まる。そんな季節です。そこにカエルがいること...。カエルが心地よく感じる環境
であること、エサが有ること、故にこの田んぼ、農薬散布が極めて少ないと容易に察せられます。

害虫駆除の農薬はカエルにも悪影響で、逆説的に言えば、カエルの鳴き声がする田んぼは、農薬
散布の少ない田んぼであります。時にうるさいと感じるカエルの大合唱も、地域環境や農薬散布
の少ない農法を守るためと思えば気にならない。というよりも(田舎暮らしの)いつものBGMかと。

新聞で面白い記事を見付けました。東京で、隣人が飼っているカエルの鳴き声がうるさく精神的
苦痛を受けたとして、カエルの駆除と慰謝料を求めた裁判の判決が出た...と。東京地裁は原告の
訴えを退け、カエルの鳴き声は自然音の一つであると認めた...。そういう内容でありました。

仮に原告が主張するような大音量(カエルの鳴き声)が認められたとしても、受忍限度を超える
ような騒音とは認められない...。争点のカエルは3cmほどのアマガエル6~7匹だったようです。
この田んぼのカエルは、恐らく数千匹...。人それぞれ感じ方あろうかと思いますが、自然音です...。


球根類②

2021年04月26日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、本日と写真は、銚子のお隣・旭市。旭中央病院のすぐそばで、私が毎年シクラメンを購入
しているところ...。目の前を通り掛りましたら、ハウス脇の広場にチューリップ...。地植えのよう
ですが、さすがプロ...。綺麗に咲いておりました。

事務所のカサブランカ、グラジオラスも生育順調であります。みな球根と思いきや、正確には
チューリップは鱗茎(りんけい)。そのチューリップは玉ねぎの仲間で、葉っぱのような茎部分
が重なり合って層状になったもの。玉ねぎを連想されればと思います。

グラジオラスは球茎。茎自体が肥大化して球状になったもの。カサブランカなどユリ類...。鱗茎
に属するようですが、正確には鱗状鱗茎...と。因みにシクラメンは塊茎(かいけい)。地下茎が
球状になったもの。ハス(レンコン)も球根のようで、こちらは根茎(こんけい)...と。

理屈はさておき、みな綺麗な花を咲かせたり、美味しい食材になったり。小学校の理科の実験
などで定番の球根類ですが、50過ぎたおっさんが、これほどまでにハマるとは思っても見ま
せんでした。小学生時代から40年...。40年の時を経て、この面白さに漸く気付いたようです。

球根類①

2021年04月25日 | 日記・エッセイ・コラム

2日間に渡って、久しぶりに参協味蕾豚(宮崎参協グループさん)のこと掲載しました。自らの
会社(参協未来株式会社)名の由来になるほど、関係は深いのですが本日詳細は省略します。
宮崎・銚子と距離は離れておりますが、根っこのところでは繋がっている。そう感じております。

11年前の宮崎・口蹄疫の頃、宮崎の友人が口蹄疫の惨禍で、筆舌に尽くせないほどの苦難の
最中、私と言えば創業直前の混乱期、何をしても上手く行かず、友人の苦難を知りながら、何の
お手伝いをすることもできず...。この苦衷、昨日のことのように思い出します。

2日前に掲載した生産者のお手紙は、口蹄疫から約1年半、漸く生産再開の目途が立ちました
というお知らせなのですが、当時自ら感じた苦衷その他を忘れないため、額に入れて事務所に
掲げております。あれから11年...。実に様々なことが有りました...。

そして本日、球根類のこと...。(根っこ繋がり...で)相変わらず前置きが長くて申し訳ありません。
球根とひとまとめに語っておりますが、書物など読むと広義では6種類。狭義では鱗茎(りんけい)
だけを指す...と。鱗茎の代表格は玉ねぎで、その他チューリップ(写真)など。続きは次回に。

久しぶりに参協味蕾豚

2021年04月24日 | 参協運動

昨日、口蹄疫の話題でありました...。冒頭で使用した写真は何なのか?とご指摘がありまして、
ああ、いきなりあのお手紙では前後の脈絡がわからないな...と暫し反省。あのお手紙は、参協
味蕾豚を生産する、宮崎参協グループさん(宮崎・川南)事業再開の挨拶状...。

宮崎参協グループは、あの口蹄疫の直撃を受け、グループ内で1万7,000頭もの殺処分と、
非常に痛ましい経験の後に復活され、現在ではふるさと納税の返礼品等、非常に人気の高い
ブランド豚生産集団であります。詳細はカテゴリー:参協運動のバックナンバー参照下さい。

我が子同様に育てた豚を殺処分しなければいけない。これだけでも耐え難い事なのに、埋却
場所が見つからず、その間も生まれた子ブタで豚舎が溢れかえっている...。阿鼻叫喚(あび
きょうかん)という言葉がありますが、さながらそういう地獄絵であった...と。

現場でこの姿に接した代議士は、国会の場で涙ながらに窮状を訴え、現場を知らない方々は
その代議士に汚いヤジを飛ばし、せせら笑う...。今でも忘れない風景であります。様々な経験
を経て宮崎参協グループは復活し、コロナに負けず若い後継者たちが日夜生産に励んでおります。

4/20(口蹄疫を忘れない日)

2021年04月23日 | 日記・エッセイ・コラム

3日ほど過ぎてしまいましたが、4月20日は宮崎県にて約30万頭もの家畜(牛・豚)が
犠牲になった口蹄疫(こうていえき)の発生から11年。知人より宮崎の新聞各紙が送られ
て参りました。各紙特集:4/20は口蹄疫を忘れない日。あの惨禍、再び繰り返さぬよう...と。

口蹄疫は偶蹄類(豚や牛)に甚大な被害を与える家畜伝染病で、人間に被害はないとされて
おりますが、家畜が感染すると致死率が高く感染も爆発的に広がることから、畜産を地場産業
とする地域では、地域経済崩壊の危機そのもの...。そのくらい影響が大きい...。

宮崎選出の代議士が、国会で涙ながらに産地の窮状を訴えているのを横目に、酷いヤジが飛び、
高いところに座っている人は、せせら笑っているかのように見えた...。人体に影響なく、遠い
宮崎での話...。我々の日常に何の影響もないではないか。肉が足りなければ輸入すればよい...。

自らの立ち位置によって物事の受け止め方は違うものでありますが、私あの演説には心を動か
された...。地域経済の危機もさることながら、事実・30万頭に及ぶ尊い家畜の命が奪われた...。
家畜は単なる経済動物ではなく、尊い命...。4/20口蹄疫を忘れない日、心に留めて参ります。




悲観的な人は...残酷。

2021年04月22日 | 日記・エッセイ・コラム

新たな大河ドラマが始まり、毎週楽しみに見ております。私かつて東京都北区・飛鳥山付近に
住んでいたこともあり、渋沢栄一翁の足跡、記念館等で良く見聞きしておりました...。冒頭の
言葉はその渋沢翁...。悲観的な人は残酷である...。生涯心を大切にされた方らしい言葉です。

悲観的な人は、物事のマイナスばかり見る。人の良いところではなく悪いところばかり。長所
ではなく欠点を...。自然、他者に対しても辛辣な言葉を投げつける場面が多くなり前に進もう
という人の心を砕く...。この残酷さ...。多くの場合、これが残酷であるという認識すらなく...。

このままいくと、この街は終わってしまいます。人口減ります、財政破綻します、大変だ...。
こんな声良く聞こえて参ります。密を避けようと言う時代、誤解を恐れずに言えば人口減歓迎
なのでは?むろん諸問題を内包しますが、少なくとも悲観的(残酷な)考え方ではない...。

さて、大河ドラマは現在、幕末の世界が描かれております。国の形が大きく変わろうとしている
時代、埼玉の田舎で農作業に励む渋沢青年は、青雲の志と現実の生活の狭間で悩みながら、それ
でも悲観せず前をのみ見つめ続ける...。やがて迎える激動期...。ドラマの進行、楽しみです...。

グラジオラス

2021年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム

花の生育にお金は掛からずなんて書きましたが、ちょっとは必要で...。例えば肥料とか...。肥料
...、カサブランカは球根なので、専門店の方に聞いて球根の肥料なるものを購入して参りました。
肥料の容量が多かったので思案していたところ、店員さんからグラジオラスも綺麗ですよ...と。

典型的な誘導に引っ掛かり(すべて自分の意思なのですが)、余った肥料はこのグラジオラス
の球根植えてそこで使おう...と。赤、白、黄色のグラジオラス(の球根)も購入した...という
次第です。このままいくと事務所が球根だらけになるので、この辺で打ち止めですが...。

植え付けから2週間ほど経過しましたが、御覧のように半分以上から芽が出て参りました。
順調に行けば、7月頃...、カサブランカと前後して、グラジオラスも開花することと思います。
鮮やかな花をたくさん咲かせるグラジオラス...。どんな姿になるか楽しみであります...。

定植時のコツも少しは分かってきたように思います。当初は表面近く置くように植えてましたが、
これだと生育不良が起こること判明。土の高さの1/3くらいのところ(深く)植えると良い。
実際のところ、知らないのは私だけだったのですが...。これまた経験です。

成長記録...。

2021年04月20日 | 日記・エッセイ・コラム

今年も恒例のカサブランカ成長記録であります...。ここ数年、初春から初夏にかけての楽しみ...。
毎朝、事務所に入って成長を確認するのが日課になりました。私の生態を知っている方で、暫く
お会いしていない方、あいつが?花?ありえない...と、思われる事でしょうが...。

年齢のせいか、田舎暮らしが定着したのか、はたまた偶然か...理由は分かりませんが、現時点に
おいて最大の関心事であり、花のある暮らしは良いものだ...と一人で浸っております。花の成長
を見守ること、特にお金も掛からず、煩わしい人間関係もなく、何故か心が落ち着く...。

すべて同じ日に植えたのですが、すでに成長に大きな差が出ております。30cm以上に育った
ものもありますが、まだ顔を出したばかりのものも...。ただし良く見ると、生育の早いものは
茎が細くて華奢に見える。一方、遅いものは太くて頑丈そう..。

植物には早生(わせ)、晩生(おくて)があり、花についても同様のことがあるのかどうか
分かりませんが、カサブランカの成長見ながら、植物も人間も同じだな...と思うこと、たくさん
ある訳です。とにもかくにも現時点では順調と申し上げ、成長記録の途中経過と致します。

今春・キャベツのこと

2021年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子地区、今春の農家さんの表情は事情に暗い...。どこに行ってもキャベツが安くてどうし
ようもない...と。スーパーマーケットでもひと玉・100円以下で販売しているし、食べる
側にとっては有難いことなのですが...。これまたいつもの立場変われば...であります。

温暖化の影響等あり、寒冷地であってもキャベツが適作になってきたり、地域を上げて改革
に取り組み産地化したり、様々な理由で従来型の需要と供給のバランスが崩れてきている
ようです。これまた最近始まったことではなく、従来から予兆あった事ですが...。

仕事柄(生産者側に立つことが多いので)キャベツ安くて助かります...なんて言えないの
ですが、具体的にどのくらい?と聞くと、一反あたり3万円程度の利益しか出ない...と。
一反(300坪)でキャベツ約4,000個収穫・8玉入りで500箱の出荷..。それで...。

経費を差し引かれて一箱あたりの利益は50円くらいかな...と。あの重労働で50円...。
もちろん良い時もあるし、共済等もある。今すぐ破綻することはないけれど...。現在、若手
農家の皆さんと、新たな取り組みを少しづつ開始しております。時々掲載して参ります。

さるえびのかき揚げ(再掲)

2021年04月18日 | 日記・エッセイ・コラム

写真、さるえび...のかき揚げ。サルエビ、猿海老...。由来分かりませんが、銚子では昔から慣れ
親しんだエビであります...。ブログ開設以来15年になりますが、年々このエビの漁獲量が減り
身近であったものが、幻になりつつあることバックナンバー眺めながら、ひしひしと...。

主に近海の小型底引きで漁獲されております。この近海小型底引き、海老曳き(銚子では訛って、
エビシキ)との別名あったくらい、このエビは大量に獲れておりました。海の状況が変わってきた
ことも一因でしょうが、最盛期60隻いたエビシキも現在は6隻を残すのみであります。

先日、ある流通関係の先生方にお会いした際に出てきた言葉...。生産者がいなくなるとご馳走が
なくなる...。馳走とは元来、走り回るの意...。お客様をもてなすために方々走り回って食材を集め
ていた時代の名残...。我々一般人は魚を獲りに行くことは出来ませんが、代わりに漁師さん方が...。

例えば自衛隊、警察、消防...。我々の代わりに生活を守ってくれている方々がおりますが、漁師と
いう職業もこれと全く同じではないか?同様に農家の皆さんも...。年々水揚げが減少するサルエビ
のかき揚げ、心して食さないと罰があたる...。最近特にその思いが強くなって参りました。




自然(普遍)の原理③

2021年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム

僅か30分の番組でありましたが、実に示唆に富む内容でありました。まずシロナガスクジラ
あれだけの巨体。その威圧感からおいそれとは攻撃されない存在であろうと思いましたが...。
例え曖昧ですが、どんな大きなものも絶対に安泰は無いんだなあ...。この象徴として。

次にシャチ...。いかに智謀を巡らし、大きなものを倒しても足元の防御、泣き所を突かれると
脆いものなんだなあ...。このシャチの泣き所(子供)を狙って、まんまと獲物をせしめたもの
(小型のクジラの大集団のようでした)も、集団の輪が乱れれば次回はシャチの標的に...。

今回は上手く行った。次回はダメだった...。こんな繰り返しの中で、その地域内の生態系が
かろうじて保たれており、命の循環(適者生存)が行われている...。例えが適切であるか否か
分かりませんが、そのまま人間社会の縮図のように見えて参りました。

私はシロナガスクジラ...大きな船に乗っているので安心です。私はシャチ...知恵があるので。
生き残ります。私はクジラの群れ...集団で動いているので強いです。このどれも絶対ではなく
最終的には死に、海底に沈み養分となって次世代を育む...。自然(普遍)の原理と思った次第です。

自然(普遍)の原理②

2021年04月16日 | 日記・エッセイ・コラム

このオーストラリアの海域で、シャチなどが大型の魚(クジラなど)に襲い掛かる...。それら
をシャチは食べるけれど、相当量の残骸は海に沈む....。海の底では、期せずして大きなご馳走
が降ってきて、そのご馳走を海底の魚などが食べ、さらにその残骸もやがて海の栄養分となる...。

この海域、特徴的な海底からの海流があるようで、この海流に乗って海底の栄養分が巻き上げ
られ、上昇してきた栄養分(例えばプランクトン)を追って小魚が集まり、その小魚を追って
大きな魚が、さらに...と食物連鎖しているのであろうと結論付けられておりました。

昨日のシャチがせっかく仕留めた獲物を置き去りにして逃げたということですが、これ新たな
群れ(今回は小型のクジラ群でした)が到着し、その群れが食事中で無防備になっているシャチ
の子供を襲ったことに端を発しているようでした。これまた知能あるシャチゆえの判断...。

シャチが獲物を横取りしようとしている奴らに反撃を加えることは容易なハズですが、反撃に
夢中になって子供が殺されてしまう恐れを感じたのではないか...と。苦労して仕留めた獲物を
やすやすと他者に渡してしまうのは悔しいけれど、状況からみて子供が危ない...(続きは次回に)