銚子・角巳之・三代目

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カメノコテントウ!

2022年05月31日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日掲載のカサブランカの幹に付いていたのは、良く見掛けるナナツボシテントウ...。たぶん
一般的にてんとう虫と言えば、このナナツボシテントウを指すのだろうと思います。当日は
随分てんとう虫が多いなと...観察していたら非常に変わったてんとう虫を発見しました...。

虫好きの知人に写真を送って、図鑑で確認したらこれ...、カメノコテントウという珍しい種
であることが判明しました..。判明と勝手に書いておりますが間違っていたらご指摘下さい。
特徴的にはほぼ一致しております。事実なら日本国内に生息するてんとう虫の最大種...。

最大種...、日本に生息するてんとう虫の中で一番大きなものであり、一般的なナナツボシの
1.5から2倍の大きさになるようです...。見たところそれほど大きくなかったので、さらに
図鑑を見たらヒメカメノコ、コカメノコ...と。ヒメ、コ...小さい種も存在するんですかね...。

植物の生育に興味なく、虫が嫌いだった私が、草をかき分けて虫を探し図鑑で照合...と。
自分でも信じられない自らの行動変容であります...。さて、カサブランカが実を付け始め
梅雨時期を迎えます...。本日早いもので5月の終わり、明日から6月であります...。


経過報告(カサブランカ)

2022年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

今年もだいぶ大きくなって参りました...。毎年恒例のカサブランカであります...。今年は出来る
だけ外で育てようと思いまして、若干の風雨は気にすることなく外に出しっぱなし...。先日の
局地的な豪雨の時にはさすがに中に入れましたが、それ以外は自然児であります...。

やはり昨年(ほぼ温室状態で育成)と違って幹が太い...。昨年の温室状態下では幹が細く、
伸びては来るのですが、自らの体を支えられず早期に支柱の出番となりました。今年は殆ど
支柱を立てておりませんが、自らの体をがっちりと支える丈夫な幹が効いております...。

毎度のことながら、植物の生育と人間...かくの如しと思います。植物を枯らす大きな原因は
根腐れ...。いわゆる可愛がり過ぎというもので、大切にし過ぎて失う...という何とも言えない
気分を味わうことになります。放置でもないし、無関心でもない...適度な距離感必要です...。

良く見ると、またてんとう虫が止まっておりました...。この場所最近やたらとてんとう虫が
いるのです。このお陰だと思いますがアブラムシとか害虫が殆どいない、要注意はあの猫だけ...。
順調に行けばまた7月頃、あの見事な大輪の花が見られそうです...。

雑誌(農業特集)記事から

2022年05月29日 | 日記・エッセイ・コラム

写真、毎年この時期になりますと農業特集が組まれます経済誌...。毎年購入し参考までパラパラ
と読み進めておりました。細かいことは別にして、ここでは大局...、あるいは農業の趨勢が描かれ
ていると理解しております。“儲かる農業”と言うのが刺激的なタイトルであります...。

一般的に言って、農業は食料・命の産業であり、儲かるから参入する。儲からないから止めると
いう単純なものではありません。こういうと日本国民の食糧生産を担う崇高な精神...などと、
精神論が出てくるのですが、精神論だけで事業継続が出来ないことは明白であります...。

既存の農協の凋落、大手民間企業の農業参入、新技術の活用...等々、様々な取り組みが紹介され
ておりましたが、やはり最終的に感じるのは食べる側の意識(当然のことながら自分自身を含めて)
まずはこの野菜がどこから来たか? それを作った人(顔が見えなくても)への想い...かと。

この10年ほど読み続けております...。その年、その年で農業改革に挑む挑戦者たちの姿に心を
揺さぶられておりましたが、現在も名前が挙がる会社や人は数えるほど...。裏を返せば今残って
いる方々は本物...。確かに挑戦尽きることなし...。ということかと思います。


御城印!

2022年05月28日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、御城印なるものが存在する...と書いたところですが...。お客さんを銚子駅まで送った際、
駅中にある観光協会にて“御城印”のポスターが貼ってありましたので、早速購入して参りました。
寺社の御朱印は、御朱印帳にその場で書いて頂くことが殆どですが、こちらは書置き...。

位置づけとしては記念品...、と捉えれば良いのだろうと思います。銚子には高崎陣屋と中島城の
2枚があるようです。HP等で確認すると、全国1133ケ所の御城印(城郭跡など含む)が
あり、その数・3507枚...。熱狂的なファンがおり、静かなるブームになっているようです。

お城...。要するに戦いの基地であり、権力の象徴であり、戦いが絶えない時代...、人々の心の
拠り所...。殊に鎌倉幕府成立~承久の乱を経て武家政権の始まりから幕末の大政奉還に至る
約700年くらいの間の出来事...。そのお城が今、歴史的な遺物となっております...。

建物だけでなく、人の心も変わって参ります。何よりも変わらないものなど何もなく、今の生活
もやがて歴史的な遺物と一括りになって行くのだろうと思います。御城印ブームになっている
ようですから、たんなる収集ではなくて、歴史ロマンに触れる契機に...と思います。

さくらキャンパス付近

2022年05月27日 | 日記・エッセイ・コラム

勝手に大学の看板を写してしまいました(ご容赦ください)...。この場所も懐かしい印旛界隈...。
順天堂大学の傍を通り過ぎましたので...。このさくらキャンパス...、私が高校生くらいの時に
新設されたばかりと記憶しておりますので。もう30年以上の歴史になるかと思います...。

高校時代はこの場所で試合したり、通い合宿したり...そんな記憶ありますし、銚子に帰ってきて
からは、この先の直売所さんに週末度に通っておりました...。さて、非常に古い歴史を持つ順大。
知人もいたので少々案内頂きました。建学から180年以上を有する日本最古の西洋医学塾だと。

HPを拝見すると校名の由来は中国古典。順天応人(天の意思に従い、人の期待に応える)であり、
順天者存・逆天者亡(自然の摂理に従うものは存続して栄え、天の理法に逆らうものは滅びる...に
由来しているのだそうです。この大学では理事長を堂主と呼ぶ...。さすがに歴史ある大学です。

以前は医学部を除けば、将来は体育の先生になる方の集団と言うイメージ有りましたが、最近は
特に生涯スポーツ、健康...という切り口について、時代のニーズに合った様々な活動を行って
いることから一般企業へ進まれる方も多いそうです。OBに知人多く、親しみある大学です...。


成田新市場②

2022年05月26日 | 日記・エッセイ・コラム

現在すでに(日本の)農水産物の輸出規模(金額)は、1兆円と言う非常に大きな数字になって
おります...。これを2030年までに5倍にしたいという非常に野心的な目標値が国の方針として
示されております。成田新市場はこれから、その中核を担っていくものと思います...。

銚子に居ても、すでに水揚げされるサバの恐らく60%くらいは輸出に回っていること、感覚的に
感じております。詳しい統計資料を見れば数字的な裏付けが取れると思いますが、ここでは感覚的
で良しと。ただしこれは加工用の冷凍サバであり、仕向け地は中東やアフリカ...。船で運んでおります。

他方、成田新市場の隣接地は成田空港...。写真奥に森林のような場所が見えますが、これ防音林...。
この防音林の先はもう滑走路であります...。全国的に見ても、こんな場所にある市場は稀かと思います。
ここで出されるのは鮮魚...。例えば香港のお寿司屋さんに銚子のヒラメ1枚...。朝獲れが夜には香港に...。

上記のようなイメージであります。そんな鮮魚(ヒラメ一枚とか)航空運賃、輸入諸経費を払ったら
一体いくらになるんだ...とのことですが、世界にはそんなこと気にしない層もいるようで...。コストより
美味しいか否か。購入者にとって価値があるかどうか...。この話題、またいずれ掲載します...。

成田新市場①

2022年05月25日 | 日記・エッセイ・コラム

所要有りまして成田~印旛方面に行って参りました...。個人的に非常に懐かしい場所...。ある
一時期...、この界隈に毎週のように通っていたことが有ります...。初めて車で遠出(当時は
遠出...この感覚でした)したのもこの界隈...。3時間近く掛かったと記憶しております...。

実際のところ、銚子~成田は1時間ちょっとあれば着く距離であります。当時はペーパー
ドライバーでもあったし、道も分からないし...。あれから17年ですか...。さてこの地に、
新しい市場が出来ております。成田市公設地方卸売市場、成田空港滑走路脇であります...。

旧成田市場の老朽化による建て替え(移転)と、農水産物輸出の機能を充実させた市場と
して本年1月に開場しております。旧市場(東関東道・冨里インター近く)も味わい深く、
この地にもある一時期、毎週のように通っていたことが有ります...。

従来の青果棟、水産棟に加え、高機能棟と言う場所があり、ここがワンストップエリアと
いって将来的には輸出の諸手続きが簡素化され、輸出促進の拠点となるのだそうです...。
銚子~成田は歴史的にも繋がりが深く、その成田の進化...、。(続きは次回に)

そしてカツオ...。

2022年05月24日 | 日記・エッセイ・コラム

既報の通り、銚子港では巻き網船によるカツオの水揚げが最盛期を迎えております...。パラパラと
(水産)業界紙を読んでおりましたら、カツオの水揚げ(量)ランキングなる表が掲載されており、
おっ!と思うところがあったので、今回はそのことについて掲載しようと思った次第です...。

カツオ...と聞いて、私は銚子の人間ですので銚子と答えたいところですが、一般的に...、例えば東京
に住んでいたら、カツオと聞いてどの県を思い出すだろう...と。さて色々あるかと思いますが、恐ら
く...、高知県と言う名前が出ると思います。土佐の一本釣り...TV等でも有名ですから...。

業界紙の統計によると、高知は1位ではなく5位となっておりました。ただし消費量は断トツの1位。
水揚げ量1位は何処かと言えば、静岡...。冷凍カツオの基地・焼津港がありますので...。そして2位が
何と東京となっておりました。八丈島など諸島部にて大量の水揚げがあるようです...。

その後、宮城、三重、宮崎...と続きます。千葉県は14番目あたりでした...。銚子・勝浦(千葉)という
2トップがいても県全体で見るとそういう順位になるのだそうです。あくまで水揚げ量のランキングで
ありますが...。さて最盛期・美味しくカツオを食べましょう。ただそういうことであります...。

キメジ(マグロ)

2022年05月23日 | 銚子の魚

写真キハダマグロ...。キメジと呼ばれるキハダマグロの幼魚、カツオの混獲として揚がっており
ました...。銚子港・初夏の風物詩...、カツオ・キハダの水揚げが最盛期を迎えております...。
銚子のカツオは巻き網船によるものが殆ど...。漁場が同じなのでしょう、キハダ混獲多いです。

キハダは水っぽいとか、関西中心で関東では売れないとか20年ほど前はそう聞いておりました
が、現在は殆どそのようなことを聞かなくなりました...。水揚げや輸入量が減少し、そんなこと
言っていられないということもあるのでしょうが、何よりもキハダの美味しさに気付いた所以かと。

水揚げの前日、知人廻船問屋さんの携帯電話は鳴りっぱなし状態でありました...。明日~時頃の
入港予定。カツオ~㌧、キメジ~㌧。他港の相場状況やら、買い人さん達への周知やら、せっかく
水揚げしてくれる船の方々に相場暴落では申し訳ない...と実に様々な動きをしておりました...。

海に出て網を入れれば魚が獲れるわけでないし、市場に広げれば魚が売れるというものでもない。
そこにはやはりプロがいて、プロの仕事があって初めて成り立つ世界があります。漁業はまさに
そう...。獲れなければ売れないし。売れなければ獲れない。海と陸の連携プレーであります...。

名作は不朽...。

2022年05月22日 | 日記・エッセイ・コラム

過日、名作・ショーシャンクの空に...をTVにて。結論を言えば、名作は不朽なんだな~と。
1995年の公開と紹介されていましたので、もう30年近く前になりますか...。それでも
全く色褪せておらず、むしろ自らも年を重ねてきただけ味わい深いと感じた次第です...。

様々な理不尽の中でも希望を失わない...。その大切さ、爽快さを描いた映画と理解しており
ますが、実際のところ理不尽さの中で希望を持つことは辛いだけ...。これが本音であろうと
思います。本質を見ず、自分を偽って生きる...。そこに自らに都合良い理屈を付ける...。

作中...、ここで(刑務所の中)は頑張って生きるか、頑張って死ぬかのどちらかしかない...。
という名言が出ました。ふと、吉田松陰の名言が重なりました...。生きて大業の見込みあれば
いつでも生きるべし。死して不朽の見込みあればいつでも死ぬべし...。死生観であります。

不朽の名作に数十年の時を経て再び巡り合うこと...。放映当時の(時代の)雰囲気、自らの
境遇等々、様々なものが去来して参ります。30年前の自分から、30年後の(今の)自分
に希望を持つのは辛いことか?と言われれば...即座にいいえ...と。人生これから...と答えます。

地域流通業のこと...。

2022年05月21日 | 日記・エッセイ・コラム

地域内(銚子とその周辺、千葉県内に確か11店舗)のスーパーマーケットが事業撤退する
という話題が出ております...。昭和46年創業の老舗であり、地元民に愛されていたお店で
ありました...。倒産ではなく事業撤退。今後は大手スーパーマーケットに譲渡されるようです。

近くにサンダル履きで行けるスーパーがあることは便利だ...。確かにそうであり、地域密着
スーパーマーケットの存在価値の一つでありました...。上記のお店も赤字ではなかったけれど
先を見ると体力があるうちに...という苦渋の決断であったと...。

銚子の人口は約5万8,000人。毎年人口は約1,000人のペースで減少。その中に、
GMSと呼ばれる大きなお店が1ケ所。地域密着のスーパーが5店舗(個人店含まず)、
コンビニは25店舗ありました(各種統計から抜粋)、さらにドラックストア等々...。

いわゆるオーバーストアと呼ばれる過当競争状態。そこに原材料の高騰が重なるも、値上げ
即、売り上げ減の恐れから体力勝負を...。それも限界...。こういう悪循環...。お店が撤退して
一番困るのは地域住民なんですが...。この話題、後日改めて掲載することと致します...。

過則勿憚改!

2022年05月20日 | 日記・エッセイ・コラム

過則勿憚改...、過ちては則ち改むるに憚ること勿れ...。確か論語の一節かと思います...。要するに
間違ったと思ったら躊躇せず改めよ...ということ。また、過ちて改めざる、これを過ちと言う...。
ほぼ同義語と思います。双方ともに人間誰しも間違いを犯す...が、問題はその後ですよ...ということ。

そもそも間違いそのものに気が付いていないのであれば、よほどの鈍感か、周囲に過ちを指摘して
くれる人がいないか、あるいは確信犯...。過ちを認めるなど“面子(メンツ)”に関わる...。これ
最悪のケースであります。面子(メンツ)...この場合は、誇りと言うよりただの意固地...。

今起きている問題の多くは、“自分が生きてる範囲で答えが出ない”領域が殆ど...。今の決断が20年、
30年後にどうなっているか?生きて見届けることが出来ない場合、そんな先のこと、知ったこと
か?...であるか、出来るだけ多くの方々の意見を吸い上げる努力をするか?...。どちらかであります。

いくら意見を聞いたってまとまらない...ことは十分承知しておりますが、そんな意見に屈したら、
面子が潰れる...と思っているなら、冒頭の言葉を思い出すべし...と。人は誰しも間違うものです...。
間違ったら改める...メンツとか何とか複雑怪奇にしないで、単純明瞭でありたいと思っております。


中島城跡②

2022年05月19日 | 日記・エッセイ・コラム

ここに中島城があったことは高校時代に知っておりました...。郷土史として知っていたけれど
当時の風潮は、そんなこと知っていてもそれ試験に出ませんよね。受験・日本史に役立たない
でしょ...。ただし出逢いがありました...。通っていた高校の歴史の先生...。古代史のご専門でした。

学年の90%くらいの生徒が進学する高校でありました。自然、大学受験等の対策をするのです
が、この先生はお構いなしでした...。歴史とはロマンである...。この言葉、今でもよく覚えており
ます。教科書通りに授業は進まず、日本人とは?郷土とは何か?どこから来たのか?...と。

見かねた他の歴史の先生が受験対策の補修授業などを行ってくれましたが、本音で言うと受験
日本史はつまらない...。受験が終われば殆ど忘れてしまいましたが、歴史とはロマンである...。
この格言...歴史を学ぶことが如何に楽しいか...。このこと現在に至る心の糧の一つであります。

すでに姿・形は無くなってしまったけれど、確かにそこにあった...。建物だけでなく人が暮らし
悩み、それでも生きていく人間の営みは不滅...。先人の営みに敬意を払えないのは愚か者である
し、自らもまた歴史になっていく今を生きていることに気付かずば...。中島城跡にて...。

中島城跡①

2022年05月18日 | 日記・エッセイ・コラム

最近、御朱印ならぬ御城印なるものがあると知りました...。御朱印はスタンプラリーではあり
ません...。写経を奉納するか、少なくとも般若心経、観音経をお唱え下さい...と殆どの寺院に
書いてあるのですが、この御城印はむしろスタンプラリー、記念品と捉えた方が良さそうです。

全国各地、実に様々なデザインがありますが、銚子にも2ケ所ありました。銚子にお城は無い
でしょ。という事ですが...、一つは中島城址。もう一つが(高崎)陣屋...。前者が鎌倉時代前後
~秀吉の小田原攻めあたりまで。後者は江戸時代...。詳細観光協会HP等にありますので...。

中島城...。現在は私有地であり、外から見るに留めておりますが、かつてこの地に実在していた
お城であり、銚子の歴史を知る上で非常に重要な拠点の一つ...。近隣には余山貝塚があり、
琴平神社(金毘羅さん)あり、千葉氏、海上(うなかみ)氏、戦いの記憶あり...。

銚子と言う場所が物理的に成り立った歴史(銚子ジオパークHP参照)、そこに人が住み始めた
歴史(余山貝塚等)、地域信仰が生まれ、歴史が進んで武士の時代になり、源頼朝と一緒に
戦い隆盛を誇った千葉氏、海上氏、しかし秀吉時代に敗れ...、兵どもが夢の跡...(続きは次回に)

カツオの季節!

2022年05月17日 | 銚子のうまいもの

今年も銚子港にて、巻き網船によるカツオの水揚げが始まっております...。銚子の魚は何でも
美味しいと自負しておりますが、個人の好みで言うと、このカツオ...、最も好きな魚の一つと
思っております(あくまで個人的な意見です)馴染み深いと言い換えた方が良いかもしれません。

40年以上前の記憶となりますが、カツオの一本釣りの廻船宿を親戚が行っていた関係で、今の
季節、食卓にはカツオ(自家製の加工品含む)が毎日上っておりました...。大人は刺身とホシと
呼ばれるカツオの心臓を煮たもので一杯...。何故かタタキというものは見たことが無く...。

自家製のカツオ節、佃煮はもちろん、血合い部分もアラと一緒に煮て...。とにかく捨てるところ
がない...。それだけ昔の人は魚を大事にする。精神論だけでなくカツオを利用し尽くす手法を、
有していた訳であります...。これは引き継いでいかねばならない事であると痛切に感じます。

確か上京した時にカツオのタタキというものを食べて。これは美味しいな...と。当時の銚子では
カツオをタタキにするという習慣が無かったように思います。鮮度の良いものを刺身...。これで
十分なのですが、各地の料理手法に学ぶところは多いです。銚子のカツオ...これから最盛期を迎えます。