銚子・角巳之・三代目

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明日から

2007年11月22日 | イベントに参加

Img_2066 明日から印旛のグリーブさんでイベントです。私は24日(土)、25(日)と売り場に出没させて頂きます。いつも何が起こるか分からないグリーブさんのイベント。早いもので、銚子から参加させて頂くようになって3年となります。ペーパードライバー同然の状態で、印旛に初めて(車で)行った緊張感。今でも覚えております。先日掲載させて頂いた日野市にて。昨年の今頃なんですが、初めての高速運転。これまた緊張で朝まで眠れませんでした....。今年は東京に何度か行きましたが、すべて車。利根川上流の水上まで高速運転も。だんだん慣れて参りました。グリーブさんのイベント初参加は3年前秋の収穫祭。3日間とも生憎の雨でした。銚子からツミレ持参。勇んで参加しましたが、全く売れない...。当たり前と言えば当たり前。知名度ナシ、実績ナシ、準備不十分....。かつての同僚や後輩、仲間の多くが助っ人に来てくれましたが、惨憺たる状況でありました。大量に残ってしまったツミレ。持ち帰るには惜しいし、捨てるなんてとんでもない...。じゃあ、今から反省会でツミレ鍋にするか?....。とある方のツルの一声。反省会で大量のアルコールが入っていたからでしょうか、お客さんに浸透するまで、店頭でツミレ鍋やるか?という事で始まった、グリーブさん軒先をお借りしたツミレ鍋。もう3年になります。それから千葉ニュータウンその他、県内のイベント会場をみんなで転戦した事、昨日のことのように覚えております。やる。と決めたのはいいけど誰がやるの?という事になって、私も行ける範囲で行くので...という事でありましたが、結局、生産者の方々や納品のドライバーの皆さん、その他多くの方々のお力を得て今日に至ります。商品は作れば良いというものじゃない。これまた当たり前の事ながら、何処で売るか、誰と売るか、どうやって売るか...そんな試行錯誤の中、知恵が付いてくる。一連の経験からそんな気がしております。大根の葉っぱ、ネギの青いところ...こういう普段は捨てられているかもしれないものが、ツミレ鍋の主役になっております。本当は捨てるところなんか何もないんですね。人の評価も同じかと。価値に気付かない、そういう経験がない...。何事も経験です。それでは週末、印旛でお会いしましょう。http://www.grebe.co.jp/index.html


人は男に...②

2007年10月12日 | イベントに参加

Img_1764 食べるために、生きるために豚を殺す。“かわいそう”なんて綺麗事を言っていられない...。殆どの世界で分業が進んでいるので一般人が豚を殺す事はない(日本では法律で禁止されてます)...。昨日、欧州のある地域の儀式について(豚を殺す)書きました。この過程を経て、男の子が男になる....。この国、俗に先進国、一流国と言われている国であります。余談ながら世界の一流国はすべて食糧自給率が高い。100%を越えているところも多いです。一流の国や人は言葉の使い分けも心得ている。自分達が出来ない農作業をしてくれる人、家畜を殺し肉にしてくれる人、魚を獲ってくる人、それらを加工したり運んだりする人....。高齢でも肉体労働しなきゃならない状況があるんです。でも、逞しく皆頑張っている。少しでも心があれば、それらの人に向かって、“かわいそう”だなんて絶対に言わない。言うべきは“有り難う”です。“かわいそう”と思うなら、自分がそれをやればよい。“具体的に”お年寄りの背負っている荷物を持ってから言え。それが出来ないなら何も言うな!黙ってろ。地域の若手は自分達で様々な価値観を創り出し、損得勘定よりも先に仲間や地域を想っている人も多数存在する。そんなのウソだ、と言うなら、その人はそう思っていれば良い。協力してくれなんて言わないから、燃えてる奴に水を掛けないでくれ....。そんなところですかね。昨年、銚子港で数十年ぶりというサバの大豊漁がありました。漁場が遠く、水揚げが行われたのが午後3時、4時....。最終は10時、11時...。深夜に及び、前浜の水産加工業者さんは、“それから”作業を開始する訳です。せっかくのサバ、迅速に処理しないと腐りますから...。終了は深夜どころか翌朝になる事も...。サイズ別、魚種別に選別し、箱詰めし、急速冷凍....。絶え間ない肉体労働の連続です。そのサバが食卓でお馴染みの味噌煮になったり、塩サバになったりします。定食屋さんで1000円の味噌煮定食、スーパーで塩サバ198円.....。1000円、198円出せば“買える”訳ですが、豚同様、その前の過程には壮絶な労働があります。身をもって経験しました。大変な仕事してるんだから理解して....。そんな事を言っているのではありません。どんな仕事も大変ですし、水産業の方々(農業も畜産業も)、自らの仕事に誇りを持っている。まさに男だと思います。深夜にそんな事出来る訳ないでしょ、体が続くはずない。仕事だとウソ付いて、酒でも飲んでんでしょ....。これを言ったのは不惑を過ぎたいい大人だったそうです。開いた口が塞がりませんでした....。“かわいそう”だの、“ウソでしょ”だの、余計な事を言わないで、一言、有り難う、ご苦労様....。じゃないですかね。


人は男に...①

2007年10月11日 | イベントに参加

Img_1820 人は男に生まれない。男になるのだ。何かの格言でそんなのがあったかと思います....。さて、自らは農作業に従事せず、高齢者が働いている姿を可愛そうだと言う輩(やから)がおります。何も考えないで言っているのだと思うのですが、そこで高齢者の代りに肉体労働に従事している20代、烈火の如く怒ってましたね。だったらお前がやれって。高齢者の方も、若いのがいてくれるから居場所がある。知恵貸してくれと頼られる。そりゃ近くにいるから小言も言うし、時には喧嘩もする。でもいなかったら小言も言えない、喧嘩もしないどころか、不安や孤独に押し潰されていただろう...。外野で可愛そうだと言いながら、何もしないヤツラ...。それこそ可愛そうなヤツラだね~。そんなこんな、老若男女が一同に介したイベントで話が尽きる事は有りませんでした。ところで欧州のある地域では、男の子が12歳になると飼っている豚を殺させる。これを習慣にしているのだそうです。極寒の地で作物が十分に収穫できず、代って人が生きるために家畜を飼い、それを殺す事によって命を繋いでいる(人間は何を食べてきたか?に詳細があります)。血の一滴すら無駄にせず、それが血入りのソーセージなんて特産物になったりしております。因みに豚の血をソースや調味料として使うのは世界的に見れば一般的なことであります。栄養も豊富ですし。今まで軒先で可愛がっていた豚ちゃん。それをある日、親から殺せと命じられる。当然の事ながら子供は泣いて拒否する。そんな事できない、可愛そうだ....。それでも親は殺す事を命じる。可愛そうじゃない、“有り難う”だ.....。殺さなければお前が..、家長がその責任を果たさなければ家族が飢え死にする....。外野から高齢者を働かせたら可愛そうだという事と、豚を殺せない、可愛そうだというメンタリティーは非常に酷似しているように思います。豚を殺すのは可愛そうだと言いながら、このトンカツは美味い、ばら肉最高、太るからヒレね....。テーブルに載った美味しい豚肉料理の先に豚を殺すという行為が見えることはまずありません。でも、その行為を日々行っている人々がおります。続きは明日。


米米フェスタ2日目

2007年10月10日 | イベントに参加

Img_1824_2 Img_1825 二日目は生憎の雨....。にも関わらず、車の出入りはひっきりなし。地域内のみならず首都圏からも多数。この日は豚の丸焼き大会で、関係者の方々は早朝4時から準備に余念がありませんでした。雨の中、駐車場の誘導係は印旛村の農業青年会議の方々がボランティアで。私の持参したサンマ&ツミレは70代のネギ生産者さん、20代の後継者の皆さん、首都圏への配送が終わった運転手の方々.....大勢のお力をお借りして終了時間を待たずして完売となりました。私は印旛の出身ではなく、収穫祭への参加は3回目に過ぎないのですが、もう何十年も前からの知り合いのような暖かさを感じております。厳しいはずの農業後継者...ながら、そこに悲壮感はなく、底抜けの明るさがあります。老若男女が一同に集い、一緒に悩み、一緒に楽しむ。みんなそれぞれ都合があるのに、みんなで地域を盛り上げようと、自分の事はあとにする。この雰囲気が、かくも多くの方々を惹き付けるのだろうと思います。そして農業(畜産業、水産業も)を、地域を、再び考える。自給率、食糧生産、何だかんだと言っても、その産業に従事している人々がいます。他産業と比べ肉体的にきついとか、所得が少ないとか、そんな一般論はお構いナシに、“今”を精一杯楽しんでいる人々であります。そこからは愚痴も言い訳も聞こえてこない。真剣に生きている人の周りは知恵で充満しております。70代、80代は元気です。ビックリするくらい。若い頃から農作業で鍛え、“本当の”食べ物を食べてきた方々です。力仕事は出来なくなったけれど、有り余る“知恵”をもっております。20代、30代の後継者は肉体労働を厭わない。自らは農作業せず、お年寄りを働かせたら可愛そうだ。と言うバカは皆無です。可愛そうだというなら、東京の会社を即座に辞めて、お前が農作業してみろ。そんな度胸が無いなら何も言うな...。これを言ったのは80代の方です。まったくその通り。後継者がいるから年寄りにも居場所があるんだよ。考えても見ろ、若いのが残ったり帰ってきてくれて肉体労働を代ってくれる。近くにいるから小言も言うけれど、誰もいなかったら.....。どこでも同じだなと思いながら、世代を超えて地域が一丸となっている姿に接し、清々しい気分でありました。


米米フェスタ1日目

2007年10月09日 | イベントに参加

Img_1806 Img_1815_2 印旛グリーブさん、米米フェスタ(収穫祭)1日目のひとコマです。好天にも恵まれ、大変な賑わいでありました。昨年と同じく午前7時に銚子を出発。今年は半袖でも汗ばむくらい。確か昨年は上着を羽織っても肌寒いくらいでありました。10月にも関わらず早朝からこの暑さ。温暖化の影響か?と思いながら、心配なのはサンマの“鮮度”だけでありました。せっかく銚子から持って行くからには、“違い”を感じていただかないと....。サンマの搬入は今年で3回目。最初の時は期間中ずっと雨。(銚子港の)入札でサンマを購入する方法すら分からず、持ち込めたのは僅かでありました。2回目は大シケ続き。銚子港直送のはずが、北海道陸送サンマを使うことになりました。これまた購入に際しては全く方法が分からず、銚子・波崎の先輩方に大変お世話になりました。そして今年、仲間も増え、入札方法や不文律のようなものを少しは理解できるようになりました。地元の仲間にはこれ以上無いくらいの配慮を頂き、地元で非常に有名な鮮魚商の後継者から、銚子の名前を出すからには半端なものを持って行っちゃダメですよ。という事で、水揚げ時からマンツーマンで指導頂きました。で、一日目。普段は魚を食べないと言うお子さんが、これでサンマ3尾目。魚って美味い、美味い....。冥利に尽きます。お父さんにお話を聞くと、サンマを食べさせたいのだけれど、家では焼けない。との事。この方、東京の方でした。マンション住まいで煙を出せない。聞いてはいましたが、本当なんですね。さて収穫祭、この時期は全国至るところで行われていると思います。田植えの時期がカツオと重なり、新米の時期がサンマ。農業と水産業は相互に関連を持ち、“旬”という切り口で、今まで様々な交流が日常的に行われて参りました。ところが農水産業とも、後継者激減の昨今、これら交流が少なくなり、翻って農村、漁村の風景を変えてしまっただけでなく、様々な社会の歪みを生じさせる大きな要因になっているようです。本日から数日、米米フェスタの話題を。


米米フェスタ詳報

2007年10月06日 | イベントに参加

Img_1707_2 100_0568 既報の通り、明日から印旛グリーブさんにて収穫祭(米米フェスタ)です。サンマも銚子港水揚げの特大サイズ選別済み。当日は新米に焼きサンマ、サンマのツミレ汁....その他、いつも何かが起きるグリーブさんのイベントであります。この場は単なる農産物の直売所に留まらず、地域内あるいは、都会と生産地を結ぶ交流の“場”であり、食とか農という人間の根源的な事を考えさせられます。農業に限らず後継者問題....。切実を飛び越えて、悲惨という領域に入っているのかもしれません。むろん、周囲の環境がどうあろうと、意欲を持って強く前向きに進める人は存在します。ただし“一般的に言って”農畜水産業を取り囲む環境は非常に厳しい。だったら早く見切りを付けて、他の商売に変えたり、サラリーマンになれば良いでしょ。という声も聞こえますが、そういう安易で刹那的な選択が自分達の食べ物すら海外に依存する。という状況を作り、経済的なモノサシ一辺倒の尖った潤いの無い社会を作り、独居老人問題や壮絶な介護問題なんてのを作る遠因になっているのだと思います。要するに自分達に都合の良い選択(逃げ続けた)を重ねた結果、翻って自分達に都合の悪い将来を招き入れている訳です。ここに集う方々、長男だ。とか、何らかの理由があって農業を継いでいる訳です。で、結果として地域や国内生産の火が消えずに残っている。次男、三男は気楽で良いよ。家出て行ってしまえば、親に毎日のように小言を言われずに済むし、家の仕事をやっていれば親戚だ、近所だと付き合いも有り、自分の予定は殆どキャンセル。週末はイベントごとで地域を盛り上げようとしているけれど、そこに“新米貰いにきた”。と、弟連中にお客様のような態度を取られるとぶん殴りたくなるね....。本音だと思います。反対に、家は出たけど、田植えや稲刈りの季節は休みを取って手伝っている人も多数存じ上げておりますが...。責任感、義務感、使命感がスタートであっても、苦しい事ばかりじゃ続かない。実際、志を持って家業を継いだけれど、やはり無理だったと3年以内に再び出てしまう確率は80%以上だと言われております。仕事の辛さより、人間関係、閉塞感に参ってしまうようです。そこで出てしまうと二度と戻らない....。グリーブさんでは後継者が集って励ましあったり、時には叱ったりと、うわべの関係で無い本心と本心のぶつかりあいがあります。むろん銚子にも。地域や地場産業を論じるには、産業としての将来性云々より、こういう“場”や“仲間”の存在を無視する事は出来ません。感情のある“人間”が行っている事ですから。人様の人情が身に染みる今日この頃であります。


米米フェスタ!

2007年10月03日 | イベントに参加

Img_1707_2 印旛グリーブさんの恒例行事、米米フェスタの時期がやって参りました。今年は10月7日(日)、8日(月・祝)だそうです。私は3回目の参加、今年も銚子港で水揚げされたサンマ持参で参加させて頂きます。不幸にも地震や台風の被害に遭われた地区も多いですが、千葉は概ね昨年並みの作柄だそうです。米という字を分解すると、八十八となり、これは米作りに88工程(沢山という意味だと思います)にも及ぶ多くの手間が掛かっているに通じるのだそうです。手間ひま掛けて一生懸命に仕事して、さあ収穫だ。という時期に地震や台風...。心中ご察し申し上げます、お見舞い申し上げますなんて言葉すら失礼だ...、その無念。経済的損失もさることながら、精神的なダメージ、将来に対する不安....。人間の命を繋ぐ食糧生産者、自給率39%の国、でも周囲は無関心....。同様に畜産業、林業、水産業...。知人の米の生産者(兼業)談、今は3反(900坪)の田んぼで、オヤジとオフクロ、それに嫁さんの3人で田んぼ仕事。俺は働きに行ってるよ。田植えと稲刈りの時だけ農作業手伝うために会社に休みを貰う。1反から米8表(1俵60㎏)くらい。3反だから24表。1俵だいたい1万3000円前後だから、1反で10万円前後。3反で30万円。他に畑もあるけどたかがしれてる。食える訳ねえから働きに行ってるんだよ。オヤジもオフクロも年取って、だんだん作業が辛くなってきた。子供もいるし、専業なんて考えられない。オヤジやオフクロがいなくなったら(農業を)終りにするよ....。土地売って金になるならすぐにでも売りたいんだけど...。オヤジさんも、こんな状況で専業になれ、後継者になれなんて言えねえしな...。と、非常に寂しい表情を浮かべておりました。ご飯茶碗の向こうに生々しい現実があります。ご飯茶碗1杯は稲約3株で、その3株の周辺には沢山の生き物がおります。その生き物がいるお陰で、人間生活が快適に保たれている。食と農の距離が離れてしまい、そのことすら気付かない、或いは無関心。日本人一人当たりの米年間消費量は1表を割り込み、それが自給率を1%下げる大きな要因になったと新聞報道にありました....。詳細は10月6日(土)に。


商品の物語...③

2007年09月17日 | イベントに参加

Img_1383 Img_1682 みんな“先入観”を持っております。あいつは~なヤツだ。私は....だ。どうせ...、結局....、出来っこない。先入観は不思議な事に殆ど消極的、否定的な言葉を伴って使われることが多い。さつま揚げは....なもんだ。1枚~円だ。.....。こういう先入観の呪縛に支配されると、これまた不思議な事に、それを逸脱しようとする物事にブレーキを掛けようとする見えない力が働く....。川の上流から下流に押し出す流れ、専門的にはトラッキング。反対はトレース。最終的に食べる方の、その食卓のお皿の上からトレース(遡って“着想”する)。それから遡って、販売の場所があり、流通があり、製造工場があり、原料があり、漁師さんに辿り着く....。本日は冒頭から意味不明な書き出しで申し訳有りません。でも、何を言わんとしているか、お察しの方も多いことと思います。何度も“価値のモノサシ”に付いて掲載して参りました。すべて“経済的な”価値基準・一辺倒で良いのだろうか?という事を。これは....なモノだ....。現在の流通システムにおいて、価格決定のメカニズムは至って単純。“はじめに売価ありき”であります。川上から製造コスト積み上げで、最終的に~円。ではなくて、この商品は198円で販売する。それから遡って流通過程のコストなどを差っ引き、じゃあ幾らで納品できますか?となる訳です。製造から販売に至るすべてが、自分達の欲しいだけ利益を上乗せしていったら、特に食品の価格はすぐに高騰し、仮にそれが許される世界なら、多くの国民の生活は逼迫していくでしょう(この辺は明日以降に掲載します)。この商品は地域の仲間との食事会の中で生まれました。生みの親が沢山おります。商品は製造者“のみ”が造るにあらず。甘やかしすぎず、叱りすぎず?皆さんと一緒に育てて行きたく思います。時期が来たら、可愛い子には旅をさせよ。との格言通り、銚子以外の皆様方の元へも旅をさせようと思っております。その節は何卒宜しくお願い申し上げます。


商品の物語...②

2007年09月16日 | イベントに参加

Img_1396_4 Img_1675 写真左の食べ方例。あれは何だと問い合わせを頂きました。これ、私の頭からは絶対に出てこなかったであろう食べ方。やはり商品は色々な方(作り手や同業者だけでなく、広く地域の方々、あるいはすべてのお客様)にご批評頂いて、自然発生的に出来上がっていくもの。特に地場産業はその傾向が強いかと。さて左ですが、右のモノを①沸騰したお湯で30秒ほど湯がく。②取り出して即座に氷水で〆る。③食べ易い大きさに切る(切断面が大きくなるよう削ぎ切り&若干薄めに切るのがベストだと思います)④お好みの薬味(ネギ・ミョウガなど大量に)⑤ポン酢を掛けるか、ワサビ醤油で食す....。ウッ....。なんだこれ。一同の率直な感想でありました。絶品であります。しかも当日は同級生のマグロ・スペシャリストからバチマグロの中落ち到着。紅白で何とも縁起良く、赤・白・緑のコントラストは見た目にも美味しさを演出しておりました。中身はどうでも良い。とは全く思っておりませんが、やはり見た目も大切です。続きは明日。


商品の物語....①

2007年09月15日 | イベントに参加

Img_1391Img_1676 銚子港で揚がる“ある魚”を使って作ったさつま揚げが美味しい事は子供の頃から知ってました。恐ろしく手間が掛かるとか、継続性は?とか事業として成り立つのか?....そんな事はお構いナシに、ただ単純にあれをもう一度食いてえ~。という食い意地だけで...。今まで販売はせず、お彼岸や年末年始の贈答用として、お世話になった方々にお届けしていたモノ。で、余りが何枚か有ったので、地元の仲間と一緒に食べました。最初は“スリ身”の残りを写真左のようにして。やはり揚げたては美味しいし、われ売ればいがっぺよ...(銚子弁で販売してみたら如何ですか)。となりました。ただそれを作るとなると....。零細工場で野菜はどうやって切るんだ、洗浄方法は?フライヤー(業務用の揚げモノ機)ねえぞ..、としどろもどろになっていたら、われは食いがた知んねえな(食べ方を本当に知っているのですか?) 写真左のモノ、通常“さつま揚げ”と呼んでいるものです。銚子で作ったのに“薩摩か?”という事はさておき、“揚げ”るモノという先入観が抜けずにおりました。そこで料理のお師匠様&銚子あるもの探し隊集合。みんなで食べ方提案を。という事で食事会を開催して頂いたのですが、まあ出てくるわ出てくるわ。辛口・甘口のコメント、食べ方の数々....。今まで木を見て森を見ていなかった。という事(有りがちな事)ですし、食べ方は、お客様がご自身のお好みで決めるもの。という極めて単純かつ当たり前の事に気が付きました。続きは明日。因みに私、本日の昼頃、写真右のモノを持参して印旛グリーブさんに出没予定です。


お詫び&ご報告

2007年09月14日 | イベントに参加

Img_1397 Photo_3 この数ヶ月、お前のところの商品(練製品)は何処で購入可能か?というお問い合わせを何件も頂きました。本当に有り難いお申し出で、今すぐにでも対応させて頂きたいのですが....。全く対応が出来ず誠に申し訳ございません。この場でご報告するのは大変非礼かとは存じますが、まずはお詫び申し上げます。私のところ、零細商店と申し上げておりますが、製造~販売に関わる人員は3人のみであります。銚子港に揚がった魚に拘った商品作りをしていけば、おのずと製造に限界が生じて参ります。70代2人に私。しかも私は素人からのスタート....。そこに地域特有の生々しい現実が加わって...。まずは既存のお客様にご迷惑をお掛けしないように。それだけを考えていた2年間でありました。製造は素人でも学ぶ事は出来るし、それは何歳からであっても遅くない(これ実感です)、魚市場からの原料搬出入など、肉体労働はすべて代らねば。という事で肉体改造してきた事は以前掲載しました。あれから2年、零細商店、伝統産業の存続、生産の現場で汗を流す事等に大きな意義を持つに至りますが、想いはあっても、いわゆる三要素、人・モノ・カネの問題.....。世の中そんなに甘くなく、そんな問題を抱えなかったら後継者問題は起きないだろうよ。という事なんですが...。将来に関する目標がハッキリしてきた現在、地域の仲間から、既存のお取引先に迷惑を掛けない範囲で、新たな取り組みを。という有り難いご提案を頂き、一歩前に進むための様々なご協力を賜っております。本当に有り難いことであります。また写真のような商品が出来上がりました。9月の連休中は印旛・グリーブさんのイベントにて限定販売とさせて頂きます。詳細は明日掲載


スイカ祭り!

2007年07月13日 | イベントに参加

Img_1268 明日、7月14日(土)から16日(月・祝)まで、印旛グリーブさんでイベントがあります。今回は“スイカ祭り”だそうです。印旛のスイカも有名ですが、印旛の隣、富里は全国的に知られた“スイカの名産地”(何かこんな歌が有ったような...)実は銚子にもスイカ畑は多いですが...。私は14日(土)、16日(祝・月)とまたまたグリーブさんの売り場に“いつものヤツ”を持って出没させて頂きます。またまた皆さん、印旛でお会いしましょう。因みに写真はグリーブさんの正面で育てられているゴーヤ。成長が早いようで、今週末はもっと上に伸び、8月になったら天井まで行くかも。とのことでありました。今回は台風が気掛かりです....。嵐の中、スイカを食べる。これまた一興かと。http://www.grebe.co.jp/


牛乳に相談だ!

2007年06月13日 | イベントに参加

Img_1111 Img_1107 牛乳に相談だ。TVCMなどでお馴染みのフレーズ...。これまたグリーブさんでのひとコマ。イベントで搾乳体験しておりました。千葉県酪農農業協同組合さんが所有する搾乳体験車。千葉は以外に知られておりませんが、酪農の発祥地なんです(館山市周辺です)。写真のホルスタインは600㎏前後でしょうか。この牛さんが1頭で年間8~10㌧もの牛乳を出すんです。聞くところによると最近は牛乳離れが加速度的に進んでいるらしい。スーパー等では特売の目玉になっているし、1㍑100円なんて値段になると、もはや水より安い。この牛さんの目を直視できません...。怒っているように見えます...。牛乳という商品の歩んできた道を振り返ると、まさに食と生産(農業・畜産業・水産業・酪農業....)の距離の乖離。という事を考えざるを得ません。牛乳は牛が出す乳のことです(当たり前ですが)。牛が乳を出すには妊娠~出産を経なければなりません(これも当たり前)、生まれる子牛の半分は乳を出さないオスです(どこに行くんでしょう?)....。しかも牛乳の“評価”というのは乳脂肪分一辺倒だったりする。乳脂肪分が高い牛乳は良い牛乳だ(本当か?)....。評価のモノサシが1つしかないと、問題が沢山出てくるものです。人間の評価と同じかと。この辺はいずれ改めて掲載したいと思います。私が出すお乳が100円かよ~。人間ども良~く考えろ。牛さんはそう言っておりました...。さあ牛乳に相談だ....です。


創業祭に行ってきました

2007年06月12日 | イベントに参加

Img_1118 Img_1100 既報の通り、先週末は印旛・グリーブさんの創業祭に行って参りました。予想通り、やはりここでは何が起こるか分からない。豚の丸焼き、牛の搾乳体験などに加え、定番の?“ザリガニ釣り”....。きっとこのザリガニ、打ち上げで誰かの胃袋の中に入ったんだろうな?と思いつつ....(昨年6月のエクルビス参照下さい)本当に楽しいです。楽しいと言えば、写真右、鎮守の森のクイズラリーなんてのもやってました。隣接した敷地内に写真のようなクイズが4問。例えば問いの②、普段食べているタマネギとは、どの部分を指すか?と言う事なんですが、皆さん分かりますか?因みに私は分からなくて、生産者の方に聞いたら答えは“(3)葉”なんだそうです。学校の試験にはまず出ないでしょうが、こういうのを小さい頃から知っていると、食べ物に対する大きな興味付けとなり、将来賢い消費者になっていく事と思います。ザリガニ釣りなど、3時間近く粘っていたお子さん方も。やはり楽しいんです。楽しいから時間を忘れて没頭する。楽しい、時間を忘れる、没頭する....。そして“食”、人間を人間足らしめる重要な要素であると思います。グリーブさんの魅力は生産者が直接持ち込む新鮮な野菜、果物。加工品だけに有らず。老若男女問わず、人間の五感を揺さぶる何かが有るのだと思います。妙に落ち着く空間です。


創業祭!

2007年06月09日 | イベントに参加

100_0517_1 本日、明日と印旛・グリーブさん創業祭です。私は本日、写真のものを持って参加させて頂きます。GWは30分で売り切れとなってしまいご迷惑をお掛けしたので、今回は気合を入れて.....。お天気が気になりますが....。ここのイベントは毎回何が起こるか分からない。豚の丸焼きに加え、今回は生きた牛さんが参加され、搾乳体験まで出来るようです。その他イベントも沢山あるようです。では印旛でお会いしましょう。詳細は以下HP参照下さい。http://www.grebe.co.jp/