銚子・角巳之・三代目

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久しぶりにフカヒレ...。

2019年09月13日 | 銚子のサメ

写真、久しぶりにフカヒレ...。銚子で1軒を残すのみとなったサメ工場にて...。
このサメはヨシキリザメで、銚子港でも比較的良く見掛けるサメ。アオザメ同様、
その身はハンペン等、練り製品の主原料であり、ヒレはご存知、高級中華のフカヒレ...に。
世界的にはサメと言う生物の資源保護を巡る論争があったり、ヒレだけ珍重し、身を
有効に使っていない等の批判があるようですが、狭い、狭い地域(銚子)と言う単位で
見ると、サメを食したり、その皮を有効に利用することは地域の文化...。クジラ同様、
それ(サメ)を食べなくたって...という声も聞こえて参りますが、ハンペン等を食せば、
サメを食したのと同じであるし、ちょっと高級な和食店で刺身を食べれば、そこに
出て来るワサビは間違いなくサメ皮で卸したもの...。サメ文化と言えば、気仙沼で
ありますが、銚子は気仙沼には遠く及ばないものの、水揚げ量で気仙沼に次ぐ全国2位
(統計資料より)銚子港に水揚げするすべての漁船の漁法(底引き、巻き網、延縄...)
どれをとってもサメは必ずと言って良いほど混獲される...。サメを狙って獲っている
のではなく獲れてしまう...。サメを避けてとか、逃がせとか、そういう話も聞きますが、
これ机上論...。ならば、せめて有効に...と、各地で長い年月を掛けて地域文化として
育まれてきたものと思っております。この話題、少し続けます。