銚子・角巳之・三代目

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本当の事...。

2020年01月31日 | SDGs

写真、銚子沖の洋上風力(実験機)...。既報の通り、銚子沖が洋上風力発電の有力な候補地となっており、
これが予定通りに開業すれば、原発1基分に相当する電力量を生産できる...と。SDGsという言葉、聞かない
日は無いくらいに浸透した、そんな時代...。実際に開業したら、大きな象徴事例になることと思います。

他方、石炭火力(発電)はCO2を大量に排出するのでけしからん。という意見を聞きました。その反対に、
いや石炭火力は言われているほどCO2を排出せず、CO2の地中浄化装置など技術の進歩もあるし、バイオマス
(詳細いずれ)との関連もありむしろ、もっと推進した方が良いという意見もあるようです。

間伐材など木材を燃焼させてエネルギーを得る際、空気中にCO2が排出されるけれど、これはもともと植物(木)
が空気中のCO2を吸い込んだものを吐き出しただけであり、プラスマイナス・ゼロ...。これをカーボン・
ニュートラルと呼ぶのです...等、教えて頂いたのですが、化学ど素人の私にとってはなかなか理解できず...。

本当のところどうなんでしょう?...と。何かに舵を切っても、それにはメリットもデメリットもあるでしょうし、
いわゆるトレード・オフ現象(あちらを立てれば、こちらが立たず)もあるでしょう...。盲目的に信じ込むの
ではなく、まずは関心を持って、本当のところどうなんでしょう?...と。何事も同じかと思いますが。


海洋プラスチック(続き)

2020年01月30日 | SDGs

以前掲載しました海洋プラスチック...。海中で分解されるレジ袋の開発に成功し実用化の目途が立った。
とTV報道で知りました。この話、先般TV特集で取り上げられていた、国内トップメーカーさんだそうです。
価格は既存品に比べると(今のところ)7~10倍とのことですが...。

最上位概念は価格より環境...。比較対象ではないのでしょうが、現実の話、7月からはレジ袋の有償化が
義務付けられるし、高いから買い物袋の持参しようと考えるか、あるいは高くても便利なのでと考えるか...。
そもそもレジ袋のメーカーさんは、世の中に役立つ商品を開発してきただけ...。

時代の要請で、世の中に役立つ商品を作ってきた。だけ..。自らが作ったものが役割を終えて捨てられて、
それがまさか海に流れて、海の生態系を壊している...。今度は悪者扱い..。ここまで製造者責任なのか?
私は化学の事、全く素人でありますが率直にそう思っておりました。

ただし日本の、産官学連携というのでしょうか、あるいは技術者魂、執念、プライド...が、使うか?止めるか?
という二者択一の前に、技術革新による問題解決という選択肢があることを示した訳であります。あとは使う側
の問題...。惰性で続く悪習慣(無関心等...)改めなさいよ...とカモメに言われているようでありました。



ミニ大漁旗!

2020年01月29日 | 日記・エッセイ・コラム

まず福来旗の由来、有難うございました。中国語読みですか...。東北の漁師さんに聞いたら、東北では大漁旗
ではなく、福来旗と呼ぶ地域も多いようで...。気仙沼あたりも福来旗と...。気仙沼=サメ=フカヒレ=中華料理
...で、中国語由来なのかも...。いずれにしても御礼を申し上げます。

長年ブログを更新して参りましたが(途中かなりサボってましたが...)、実は相変わらずの機械音痴...。PC等、
私が使える機能はごくわずか...。いろいろ教えて頂いたり、ためになる言葉を賜ったり、問い合わせを頂いたり、
返信、御礼をと思いながら...。誠に申し訳ありません...。

先日、専門家に聞いたら、そもそも私がブログ更新している、このブログに返信機能はないようで...。
コメント欄にブログ運営者のアドレス掲載してあります。写真等、素人の私がただ写しただけなので、ご自由に
お使い頂ければと思いますが、HPもまだありませんので、お問い合わせ用として開示致します...。

写真は、福来旗とは別の工房(銚子市内)さんの制作したミニ大漁旗等...。この工房さん、事務所から徒歩圏内。
訪問したら何と....、高校の同級生でした...。高校の同級生が家業を継がれて、地域の伝統工芸品の灯を守っている...。
さらに思い入れが強くなりました...。

六然訓(りくぜんくん)③

2020年01月28日 | 日記・エッセイ・コラム

3)有事斬然:事あらば、グズグズしていないで勇気を持って行動せよ。4)無事澄然:何事も無ければ、
澄んだ水のように静かに...。この2つ...、いざ鎌倉!の境地かと(先日、鎌倉を訪れましたので...)
何も無ければ慎ましやかに生活しているが、一朝ことあらば迅速に鎌倉へ馳せ参じる...。

5)得意澹然:調子の良い時には努めて静かにしていなさい。慢心するな...。澹(たん)という字は、ゆったり
として静かな様を表しているのだそうです。6)失意泰然:反対に調子の悪い時こそ泰然と。泰という字は、
泰然自若(どっしりとして動じない様)などと使われます。これまた雰囲気は伝わって参ります。

確かに、調子の良い時に得意げになっていると、思わぬところで足元をすくわれたり、要らぬ恨みをかったり
します。反対に調子の悪い時にいじけたり、投げやりな態度を取ると、さらに落ちて周囲に迷惑を撒き散らし
気が付くと周囲に人がいなくなる...。

有事・無事、得意・失意...、変化の多い時代はこのサイクルが短く、心の拠り所を持たぬ者にとっては耐え難く、
それが一層不安を煽り立てるのかもしれません。他人や環境を変えることはできませんが、ならば自らが...。
六然訓...。贈って頂いた先輩方のお気持ちに思いを致し、以って今後の指針としたく思っております。


六然訓(りくぜんくん)②

2020年01月27日 | 日記・エッセイ・コラム

1)自処超然(じしょちょうぜん)、2)処人藹然(しょじんあいぜん)、3)有事斬然(ゆうじざんぜん)
4)無事澄然(ぶじちょうぜん)、5)得意澹然(とくいたんぜん)、6)失意泰然(しついたいぜん)...。
この6つで、六然訓(りくぜんくん)というのだそうです。

勝海舟が好んで使っていたということですが、原典は中国。陽明学派によって広められていったと書いて
ありました。陽明学...、幕末の志士達の行動指針、知行合一(ちぎょうごういつ)・知ることは行うことだ。
行動せよ...。時代の転換期に必ずと言って良いほど出てくる言葉...。

この6つ、自処と処人(自分と他人)、有事と無事、得意と失意...。それぞれ対になった反対の状況において
いかに心を保つべきかについて書かれております。その境地、私など決して到達することは出来ないであろう
と思っておりますが、繰り返し読みながら不思議と、そんな境地に少しでも近づきたいな...と。

1)自処超然:自分の事、執着を捨てて謙虚に。2)処人藹然:他人にはおもいやりを持って...。
藹という字は非常に難しいですが、和気藹々(わきあいあい)の藹...であります。何となく雰囲気が伝わって
参ります。草木が茂り、穏やかな様を表しているのだそうです。

六然訓(りくぜんくん)①

2020年01月26日 | 日記・エッセイ・コラム

不安の多い時代になっているようです。その正体は何であるかは不明ながら、漠然と...不安。恐らく、
既存の枠組みがあちらこちらで制度疲労を起こし、それが評論レベルで語られているのなら、まだ余裕も
あるのでしょうが、どうもみな“当事者”だ...。自分の事として捉えると、じっとしていられない...。

今度は大変だ、大変だと騒ぐ...。流行り言葉が並ぶ...。難しい用語、横文字...さっぱり分からないし、
考えると怖くなるので、今度は思考を停止する...。そんなこんなで時間は過ぎていくが、目の前にある
不安の雲は晴れるどころか、どんどん厚くなっていく(ように感じる...)

従前のことに従っていれば、それはそれで不満もあるけれど、こんなに不安が募ることも無かった...。
毎日、事務所に集まってくる農業者、漁業者の方々も同じように感じているようで...。キャベツさえ作って
いれば、サバさえ獲れれば、会社員の方々は定年まで勤めあげさえすれば...。何とかなったのに...と。

これが大きな変化の時代に生きている。ということなのでしょう。不安の反語は安心...。安心の領域は数字
で表せる世界ではなく、心の様相...。もうすぐ決算か、来期どうする?資金繰りは?...あれこれ考え、考える
ほどに不安だな~と。そんな折、先輩方から六然訓(りくぜんくん)なる言葉を賜りました。詳細次回に。

福来旗(ふらいき)

2020年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム

写真は福来旗と書いて、(ふらいき)と呼ぶそうです。いわゆる大漁旗のことで縁起物...。
先般、お客様方の銚子案内をしておりまして、地球の丸く見える丘展望台にて見付けました。
この展望台...、銚子案内をさせて頂くにはもってこいの場所、全体が一目で見渡せますので...。

何故、福来旗(ふらいき)と呼ぶのか?、(ふくらいき)じゃないのか?諸説あるようですが、
ここでは詮索せずに。ただ模様を眺める...。言葉では上手く言い表せませんが、この構図、雰囲気
非常に“味”があります。

下のタイの図柄は別の工房さんのものですが、こちらも味があり...。ここではミニ大漁旗(いずれ
掲載致します)などが販売されており、おみやげ物で大変人気があります。写真・タイ図柄は
コースターですが、他にもキンメ、イワシ、マグロ....沢山ありまして...。

外国から訪れた方々に、ブックカバーとかコースターをお土産にお渡ししますと、大変喜んで頂ける。
雰囲気も良いし、かさばらないし...。港町ですので大漁旗など、漁業周辺の由来品多いです。
その多くは地域の伝統工芸品であります。

四知の...。

2020年01月24日 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日の帰途...。事務所を出ようと思ったら窓辺が一斉に明るくなり...。二艘巻きの出漁時間だったようです。
日中、その二艘巻きの漁師さん方から、イワシ狙いに行ったらイナダ(ぶりの幼魚)が入り、相場もまずまず...。
何年やっても漁業って網を入れてみないと分からないね...そんな話を聞いていたところでした。

漆黒の闇夜に出漁するその姿、さながら忍者だな...と思っておりましたところ、家に帰ってTV付けたら忍者の
話...。NHKの歴史番組なのですが、食い入るように見入ってました。そこで出てきた内容、四知(しち)の伝...。
曰く、望・聞・問・切の四文字...。

同じ字で四知の教えというのは知っておりました。確か、隠し事をしたって、やがてバレますよ。だって、天知る、
地知る、子知る、我知る...(天も地も、貴方も私も知っているじゃないですか)そんな意味かと。忍者の四知の伝は、
情報収集、人物観察の心得のようなものでしょうか。

望=まず全体を観察する。聞=評判を聞く。問=直接質問する。切=行動を試して隠れた性根を知る...。お金、お酒....、
好きなもの(弱いもの)を発見したら、それで徹底的に試す...。いやはや忍者...、恐ろしいものです。忍とは心に刃...。
あの寒風、漆黒の闇の中を人知れず沖へ...。こちらも心に刃、生半可な気持ちでは務まらないな...と。





(迷い)カツオ!

2020年01月23日 | 銚子のうまいもの

カツオと言えば、太平洋沿岸の初夏の風物詩...。九州、四国で水揚げされた旬のカツオはサッパリとして
さわやかな味。さわやか故に、たたき等で一工夫すると更に美味...。銚子沖に来る頃には脂も乗って...。
これは何もせず、刺身...。ニンニク、ショウガをダブルで...。堪りません...。

北上して、秋になり主に東北で水揚げされる“戻りカツオ”...。こちらはさらにパワーアップ...。初ガツオ、
戻りカツオ...。ここまでは知ってましたが、最近は“迷いカツオ”...というのがあってね...と聞いておりましたが...。
ありました...足元に。最近この迷いガツオともいうべき冬のカツオ。銚子で水揚げされております。

大目流し漁と呼ばれる、目の粗い網を広範囲に流し、表層~中層を泳いでいる主にカジキ等を獲る漁船
で水揚げされております。銚子では晩夏から年末くらいまでサンマ漁を行い、漁期が終わったら船の装備を
変え、また来年の(サンマ)解禁日前まで大目流し漁を行う...。そこに入っていた迷いカツオ...。

写真中央がそれなのですが、この時期にカツオ?冷凍ですか?...と聞いて叱られた。という次第です。
豊洲ではクロマグロと同じくらいの高値で取引されているとか...。なぜこの時期に?等々、詳細は不明ながら、
まぎれもなく銚子港で水揚げされたもの。味は...、言わずもがな...(絶品だ!)ということであります。





鎌倉にて②

2020年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム

男なら銚子へ行くを東慶寺...なる詩があったかと思います。読まれた時期、作者、その他詳細不明ながら、何故かこの
フレーズだけが頭の中に残っておりました。写真はその東慶寺。北鎌倉駅近くにある臨済宗の名刹。というよりも、
縁切寺、駆け込み寺として有名。こう言った方が分かりやすいでしょうか?

かつて、女性から男性に対して離縁を申し入れることが出来なかった時代、その苦しみから逃れる唯一の方法、
東慶寺への駆け込み。そこで冒頭、男なら...。男であれば銚子へ行きさえすれば苦しみから逃れられるのに、
女性は東慶寺へ駆け込み、俗世間から離れる(出家する)ことでしか叶わない...。

稚拙な解釈はご容赦を。また詳しい方、ご教示ください...。かつて銚子の歴史に詳しい方々にお話を聞いたところ、
どうもこの銚子という街は長きに渡り、縁切り街、駆け込み街のような雰囲気を醸し出していたらしい...。
旅の人は大切にしなさい、詳しい事情は聞かぬよう...等、幼少期から年長者に言われていたこと思い出します。

人は誰しも、止むに止まれぬ事情というものがあるものです。もはやこれまで....と思ってしまったとき、逃げる、
駆け込む先があること、大きな救いです。今回の訪問時、実は入場時間を過ぎてしまっており、門前から雰囲気
を見るだけでありました。次回は早い時間に、じっくりと散策させて頂きたいと思っております。

鎌倉にて①

2020年01月21日 | 日記・エッセイ・コラム

藤沢市で所要有りまして、その帰途...、久しぶりに鎌倉に行って参りました。日曜日であったので大変な混雑で。
やはり有名な観光地...。観光客が集まる...、というのはこのレベルを指すのか?と改めて思い知らされました。
観光客を増やそう!...。こういう事をいう地方都市多いですが、観光客は増やすのではなく、増えるのだ。これ実感。

売上も同じで、売上を増やすのではなく、売上が上がる...。ただの一文字、“を”と“が”の違いでありますが、その意味
するところ天と地くらいの違いがあるかと。そもそも、観光客を、売上を増やすなど甚だ不遜な表現...。売上や観光客
は、様々な取り組み、努力の結果、そして重要なのは相手がいること(自らではなく相手の判断)であります。

さて鎌倉...。そういえば、昨年も群馬県の長谷寺、水澤観音を掲載しましたが、みな坂東33霊場繋がり...。実はこの
杉本寺、33霊場の第一番札所・発願時であります。発願...、願いを発する。要するに、これから坂東33霊場を回り
ます...と決意する場所...。近いところから回っていた不心得者ですので、一番札所、これが初参拝であります。

鎌倉幕府が成立する500年も前、聖武天皇の時代に建立された、たいへん歴史あるお寺で、鎌倉周辺の環境も相まって、
とても荘厳な雰囲気でありました。因みに写真下は鶴岡八幡宮...。こちらは約4年ぶりの訪問...。相変わらず混んでおり
ましたが...。それにしてもあの空気感...、人込みではありますが、何故か静寂...。やはり歴史ですね。

智・勇・仁

2020年01月20日 | 日記・エッセイ・コラム

写真はマグロ延縄船の入港風景...。宮崎・高知から、和歌山(那智勝浦)、勝浦(千葉)、銚子(千葉)、塩釜(宮城)
を第二の母港とし、太平洋(黒潮)を駆け回る...。独特の船型で、漁師さん方曰く乗り心地は最悪ながら、時化に強い。
まさに海の勇者であります。銚子では敬意を込めて特攻船...と。

過日、先輩からお手紙を拝領し、書いてあった内容がタイトル...、智・勇・仁...。曰く、ことを為すには、知恵を
振り絞り、行動に移す勇気を持ち、他者に対して仁(おもいやり)を持つことである...と。坂本龍馬の言葉らしい
です。この言葉と写真の風景が重なったので本日の投稿内容と致しました。

一度海に出てしまえば、怖いので、お腹が痛いので、はたまた人間関係に耐えられないので帰ります...なんて絶対に
言えない(出来ない)。覚悟をもって乗船し、一度乗船したら船長、他乗組員との信頼関係...、まさに運命共同体。
知恵も、勇気も、おもいやりも...、何かが欠けても即・人命に関わる...。

船を会社や地域に置き換えても全く同じこと...。殊に100年に一度と呼ばれるほどの変革期。この期にことを為す
こと、ルールの変更、デジタル・トランスフォーメーション...等々の前にまずは人間の気概。容易に見つかる救助船
は泥船であると心得て、智・勇・仁...と、マグロ船の入港見ながら改めて感じ入っている次第であります。


ヤリイカ最盛期!

2020年01月19日 | 銚子のうまいもの

銚子港にてヤリイカ漁が最盛期を迎えております...。これから春先まで、あの絶品イカ・堪能できます。
銚子はイワシ、サバ、サンマ等...、“量”の魚が主力であることは間違いないのですが、このヤリイカの
ように、“質”・“種類”も実は非常に多い事、既報の通りです。

3.11東日本大震災...、その第一波も、このヤリイカの水揚げ時でした...。その時、漁港のすぐ近くにいた
のですが、見る見るうちに海面が上昇し、市場に並べられていたヤリイカが散乱...。漁船は非難のため、
すぐさま沖に出ていって...。いまだ目に焼き付いている光景です。

震災後、今度はこのヤリイカが例年の何十倍という規模で水揚げされ、海のことは本当に良くわかりません
ね...などと関係者の間で...。相場が安くなり、何か対応を...ということで、船の皆さんと一緒にヤリイカ・カレー
(レトルト)作って販売したり...。今でもあのヤリイカ・カレー問い合わせ多いです。

問い合わせ多いなら、また作れば...ということですが、あの時ほど水揚げ無く、相場も高い。最終製品の
価格は倍以上の自己満足商品になってしまうので...。とにもかくにもヤリイカ漁・最盛期。ぜひご堪能を。
写真はヤリイカのフライですが、このイカ...熱を加えるとさらに美味しく。そんな特徴があるようです。

乾燥芋!

2020年01月18日 | 日記・エッセイ・コラム

今年も群馬県の先輩から頂きました、乾燥芋(入手困難品)であります...。乾燥芋が?入手困難?...。
ネット等、ご参照ください。そういう時代です。DXなど語るまでもなく、デジタルの波は社会を変える。
そんな時代に、原材料、商品を生産している現場に居られること、幸福この上なく...。

物々交換が成り立っている地域は豊かである...。日々これを実感しておりますが、すべてをお金に換算して
比較してしまうクセが付いてしまうと、この感覚、理解できないかもしれない...。地域の特産物は、特産で
あるだけの意味(環境、風土、歴史...)があるのです。特産物同士の交換は一つの醍醐味でして...。

今年は品種の違う2種類を送って頂きました。一つはシルクスイートでした。スーパーマーケット等でも
良く見かけるようになりました。シルク...。まさにシルク(絹)のような滑らかさ...。千葉にもあるのですが、
乾燥過程で決定的に違うもの...上州名物・からっ風...。

食は風土が作る。これ再認識です。乾燥芋の甘さ、人工甘味料や砂糖の甘さとはまた違った、やさしい味が
致します。糖尿病、高血圧....、私も当事者でありますが、周囲でもそろそろ病気自慢、薬評論家増えました...。
乾燥芋を食べながら...。こういうの食べていれば間違いないな...。そう思った次第です。

野菜の(本当の)色...。

2020年01月17日 | 日記・エッセイ・コラム

写真、昨日掲載のブロッコリー...。収穫後、速やかに茹でたもの...。鮮やかな緑色であります...。
食味ですが、身が詰まっていて、後味はさわやかで...。野菜も鮮度が命であること、良くわかります。
地産地消(千葉では千産千消と)、身土不二...、出来るだけ近くのものを食べよう...と。

最近は冷蔵流通が非常に発達しており、このブロッコリー...、首都圏まで2時間くらいで到着可能。
収穫後の処置を適切に行えば、写真の鮮やかな緑、都会の食卓でも十分に再現可能であります。
首都圏から半径100kmくらい(銚子など)の産地...。近い...という事の再認識必要です。

20年くらい前でしょうか、アメリカ産のブロッコリーは船で2週間も揺られて日本に到着して
いるのに、売り場に出ても全く色が変わらない...。一方国産のブロッコリーはすぐに色が変わる...。
何故...?薬を使ってるのか?ということでは全くなく、収穫後の処置に尽きる...。

アメリカ産は収穫の畑の中で氷詰め。完全な冷蔵流通...。国産は常温で放置などと言われてましたが、
あれから20年。国内の流通は非常に高度化し、生産者の意識も高いです...。野菜の色は鮮度を知る
手がかりの一つです...。本物の色、ご参考までに...。