銚子・角巳之・三代目

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鹿島港にて①

2020年10月31日 | SDGs

所要有りまして鹿島港に行って参りました。鹿島港...、港湾法上の重要港湾として指定されております。
重要港湾とは国内外の海上輸送の拠点として極めて重要な港湾であり、政令で定めるものと定義されて
おります。現在全国に100ケ所前後指定されているようです。

鹿島港は、隣接する鹿島臨海工業地帯としての方が馴染みがあるでしょうか。小学校の社会科で習う領域。
最近は夜の鹿島港クルーズ(海上から工業地帯を眺める)が人気で、大人の“工場萌え”...の場だそうで...。
開港は1969年だとのこと。私と同級生...50年以上の歴史を有しております。

この鹿島港は大きく分けて3つの分類に分かれているのだそうです。石油・鉄鋼・飼料...。4年ほど前の資料
ですが、それによると鹿島港での輸入は石油、鉄鉱石、石炭の3つ併せて全体の70%を占め、次いで飼料
(正確には飼料原料・トウモロコシなど)10%前後、その他と続いております。

石油からナフサ、そして化学製品と、地域内でパイプラインが繋がり、国の一大インフラとしての機能は
もちろん、車で40分くらいの銚子でも数千人単位でこの鹿島地区に勤務されている方がいるなど、まさに
地域のサスティナブル(持続可能性)をはかる、欠くことの出来ない存在であります。続きは次回に。


だいこん(お裾分け)

2020年10月30日 | 日記・エッセイ・コラム

物々交換が成り立っている社会は豊かだと思います。銚子に戻って15年...、それを実感しております。
先日、銚子さわやかだいこん掲載しました...。規格外ですけどね...ということで知人の生産者の方から
だいこん頂いて、とても食べきれる量ではないので仲間にお裾分け...。

今度はお裾分けしたみなさんから、様々なモノが返ってきて...、物々交換の輪が広がって...。中には
調理して持ってくる方々も...。写真上は牛筋だいこん...。これは定番。色が薄いなと思ってましたが
中までシッカリ味が染みて...。下は豚バラだいこん...。これも定番。こちらは色が濃いのに薄味...。

何か名産品がある産地は、それに対応するように郷土料理があるはずだ...。銚子はそんなにだいこん
が採れるなら、だいこんの郷土料理何かありますか?と問われることがあるのですが...。答えに窮する。
結局、野菜も魚も鮮度が良いので、刺身等そのまま食べるか、調理も至ってシンプルなものに帰結する...。

牛筋だいこんも、豚バラだいこんも、作る方、そのご家庭の味で千差万別でありますが、これだけでも
味の変化が沢山あって面白い...。失礼な言い方かもしれませんが、1本100円~200円で買えるだいこん...。
されど物々交換、お裾分けの循環はおカネでは換算できない深遠な世界であります...。


大谷寺にて②

2020年10月29日 | 日記・エッセイ・コラム

大谷寺がある栃木県宇都宮市大谷町周辺は、大谷石の産出場所としても有名であります。大谷石...、
柔らかくて加工がし易く、耐火性・防湿性に優れていることから家の塀などに使われたり、高い
蓄熱性もあることからピザを焼く窯に用いられたりしているそうです。

平和公園にある石仏(写真)は、大谷石の“石切り場”跡地に戦後、約6年を掛けて総手彫りにて
日本の芸術家の方々の手によって製作されたものであるとお聞きしました。この大きさをすべて
手作業で...。気が遠くなるような話ですが、ひと掘り、ひと掘りがすべて平和への願い...。

残念ながら拝観できませんでしたが、大谷寺ご本尊の千手観音(弘法大師作)はこれまた手彫り。
資料によるとアフガニスタン(バーミヤン渓谷)石仏群との類似性が非常に高く、シルクロード
を通じた文化交流がこの時代にも行われていた貴重な証拠となっているのだそうです。

せっかく宇都宮に来たのだから、せめて名物・餃子でも...と思い、事前調査してあったお店に。
宇都宮餃子の定義なるものがあるのかどうかわかりませんが、この辺は宇都宮の知人に聞いて
また後日..。僅かな滞在時間でありましたが薄暮に映える平和観音。神々しいお姿でありました。


大谷寺にて①

2020年10月28日 | 日記・エッセイ・コラム

先週の日曜日...。午前中は銚子にて所要有ったのですが、時計を見たら午前11時半...。非常に中途半端な
時間帯ながら...、行けるかも。と思ってしまい、気が付いたら栃木県・宇都宮方面に車が向かっており
ました...。坂東33霊場・19番大谷寺。天台宗の名刹にして国指定の史跡・重要文化財の数々...。

あれこれ立ち寄りしながら、到着したのが午後4時20分頃...。確か冬季(10月~)の拝観時間は4時30分
まで。時間ないけど間に合った...と思ったのも束の間、門前は閉じられておりました。せっかく来たので
ダメもとで、ご住職さんにお願いしたら、33霊場専用の御朱印帳持参の方に限り対応します...と。

銚子から土手道を使い、茨城県稲敷市から圏央道に乗り、つくば方面から宇都宮方面へ...。時間にすると
2時間半くらいでありました。寺社への参詣は行こうと思った時が最良のタイミングと勝手にそう理解して
おります。行きたくても、何らかのアクシデントで行けなくなった...。これは来てはいけないサイン...と。

幸い、道中全くストレスなく。ご住職のご配慮で御朱印も頂けて...。高名な石仏・千手観音を拝見する事は
出来ませんでしたがせめて...、大谷寺反対側にあります平和公園にて、大谷石をくり抜いて建造された、
平和観音像(88尺・8寸・8分:末広がり:約27m)参拝して参りました。続きは次回に。

ススキVSセイタカアワダチソウ

2020年10月27日 | 日記・エッセイ・コラム

最近、銚子界隈を車で走ると見える景色...。一面黄色、ところどころ白...。何かと申しますと一面に広がる
セイタカアワダチソウ(黄色)とススキ(白:グレーかもしれない)写真のような風景...。全国各所で見られ
るススキ(在来種)VSセイタカアワダチソウ(外来種)の構図であります。

セイタカアワダチソウはアレロパシー効果と呼ばれる、自らの周囲に他の生物の生育を阻害するような化学
物質を放出するなど、物凄く賢い植物で、この怪物と在来種のススキの攻防...、論理的な話ではなくて在来種
のススキ頑張れ...。そんな感情を呼び起こす対象なのかもしれません。

因みに私、ここ数年は酷い花粉症で、春先どころか一年中、点鼻薬・目薬が手放せない状態であります。この
セイタカアワダチソウは、いわゆるブタクサでこの黄色が憎い...と思っておりましたが、どうも全く違う種類
のようです。セイタカ...の花粉はそれほど飛ばず、むしろ薬効成分ある優れた植物である...と。

知らないだけ、あるいは間違った知識のままの思い込み...。セイタカ...は、観賞用とか何かの理由で日本に入っ
てきて、生きるために様々な知恵を振り絞り今日に至っております。今までこの黄色を見ただけで目が痒くなっ
ておりましたが、正しい知識を得たら止まった...。思い込みとは恐ろしいです。そんな典型的なお話でした。

銚子さわやか“だいこん”

2020年10月26日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日投稿のサンマ実食しようとしていたその日...。知人のだいこん農家さんからだいこんのお裾分け...。
何と言うタイミングでしょう...。余談ながら銚子は、サンマの塩焼きのお皿の上に広がる、すべての
食材の生産地...。サンマ、だいこん...、そして醤油。だから何?と言われそうですが...。

だから何?シリーズを続けると、実は銚子地区...、だいこんの作付け面積が日本一の規模であります。
秋冬だいこん、春だいこん併せて、年間400万(私の記憶に寄れば)ケース以上という膨大な量を
首都圏に出荷しております。秋冬、春共に国の指定産地となっております。

野菜の産地指定制度...。このことについてはまたいずれ掲載したいと思いますが、食料自給率が極めて
低い都市部に、新鮮な野菜を安定的に供給するために、野菜生産出荷安定法という法律に基づいて品目
ごとに定められております。相場が安かったら来年はもう作らない...では安定供給が出来ないので。

銚子農業はキャベツ、だいこんの二種が主力で、魚同様・単品大量...。昨今は多様性の時代であり、
多品種小量の時代じゃないの...ということですが、指定産地としての極めて重要な使命があるのです...。
さてさて...、年齢のせいか最近、だいこん食べる機会増えました。様々な効能ある健康野菜です...。

実食!

2020年10月25日 | 日記・エッセイ・コラム

頂いたサンマ..、実食。まずお詫び。家庭用のグリルでしたので頭を落としてから焼いたのですが、頭が無いと
言っても魚の向きは左であるべきでした...。何故左?については諸説あるようですが、古来日本では右よりも
左の方が位が上との認識あるようです、右大臣より、左大臣の方が上位とか...。

実食の結果なのですが、この焼サンマ...、パサパサ。念のためグリルの受け皿を見てみたら、脂が大量に落ちて
おりました...。同じサンマを煮たら、これは抜群に美味しい...。要するに魚の街に戻って15年...。沢山魚を食べて
きたのに、魚の特徴を無視した調理法を用いたので、せっかくの貴重品を台無しにしてしまった...。

プロの料理ではないので、仕方ないか?ということですが、何故だかサンマさんに申し訳ない気分であります。
煮魚は煮汁に脂分が残っていて、それと絡めて食べたので美味しく感じた...。焼サンマはみんなグリルの受け皿に
落ちてしまった...。何も考えずにパサパサ...だ。反省、反省であります。

思うに従来、肉・魚の美味しさは脂の乗り...。果物は糖度...。こういうの如何なものでしょうか?と言っていた
自らを恥じております。ちょっと前に土佐あかうしの新基準(...らしい)掲載したばかりなのに...。いくら素材
が良くても、それを生かす調理方法(環境)を用いずば..、何事も...。そんな感想を得た初サンマ実食記であります。

初サンマ!

2020年10月24日 | 銚子の魚

写真、一昨日になりますが、銚子港で水揚げされた(私の記憶に寄れば今シーズン2回目の)サンマ...。貴重品です。
業界紙等によると、まだまだ漁場は遠いようですが、北海道から東北にかけてのサンマ水揚げ港でも本格的な水揚げ
が行われているとのことであります。例年...。という言葉はもはや使えないのは分かってますが...。

10年ほど前の記憶に寄れば、今の時期・銚子港1日のサンマ水揚げは1,000㌧前後...。現在は銚子を含め、
北海道から東北にかけて、花咲とか女川とか、サンマ水揚げで有名なすべての産地の水揚げを合計しても1,000
㌧あるかないか...。数字が大きすぎて、分かり難いかと思いますが、要するに激減している...ということです。

さすがに鮮度は抜群でありました。写真は水揚げ直後、船の方々からのお裾分け(水揚げ直後のもの)であります。
悪い癖で、肩が盛り上がり首が下を向いている大型(200g以上)を探しておりました...。もういないのに、感覚
だけは以前のまま...。結局見つからず。何尾か塩焼きにて...。食べるとパサパサ...。頂き物なのに...すいません。

刺身で食べたら非常にあっさりして美味しい。煮ても美味しい。今まで恵まれすぎていて、脂が乗った大型ばかり
選んで、食べ方も塩焼きばかり...。鮮度は抜群なのだから身質にあった食べ方をすれば良いだけのことだ...。最近そう
感じます。無くなって初めて分かる有難さ...。無くなってから気付いたのでは遅いのです。何事も...。実食記は後日。



西明寺(益子)にて②

2020年10月23日 | 日記・エッセイ・コラム

西明寺...続き。このお寺、笑い閻魔様だけでなく、境内至る所に見どころ満載であります。土佐日記で
有名な、紀貫之の子孫がこの地(益子町)に移り住んだというご縁から、紀貫之ゆかりの品が安置され
ていたり、和歌山・高野山に群生する高野槙(まき)がこの地で巨木化していたり...。

わずか1時間ほどの滞在でしたので、すべてを拝見した訳ではありませんが、また来たくなるような何か?
を感じた次第です。かやぶき屋根、寺院の配置...、言葉では上手く言い表せませんが、雰囲気のあるお寺
でありました。縁起を見ると737年(天平年間)の創建。山名は独鈷(どっこ)山であります。

独鈷とは、密教(真言宗・天台宗)で用いる法具のこと。仏の教えが煩悩を滅して菩提心(悟りを求める
心)を育む姿の象徴として用いられてるようです。持ち手の中央部は大日如来を表し、行者はそこを掴む
ことで大日如来と一体化する。その左右には槍状の刃(やいば)が...。最近話題のあの話(鬼滅)と重なる...。

坂東33霊場巡り...。特に何も考えず、数年前に浅草寺(東京・浅草)から始め、地元・円福寺を皮切りに
千葉、神奈川、茨城の一部と近場から進んで参りました。最大の難所(日輪寺)は終えましたが、残る所
は難所も多く、心が折れる前に残り10ケ寺...、来年3月までに回り終えたい。そう思っております。

西明寺(益子)にて①

2020年10月22日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、栃木県(益子)にあります、西明寺に行って参りました。真言宗豊山派の名刹であり、
坂東33霊場・第20番札所...。今回も写真の具合悪く...、せっかく取った本堂正面の荘厳な写真が
消えて(私の過失でデータ消去...)しまいました...。写真は閻魔堂(えんまどう)であります。

西明寺の閻魔堂は、笑い閻魔として有名です。閻魔様...。あちらの世界に旅立った後、三途の川
を渡って、閻魔様の前に赴き生前の所業を調べられ、悪行を行っていたと判明したら容赦なく
地獄に落とされる。閻魔様のもつ閻魔帳にはすべてが記されてあり、ウソはすぐにバレる...。

ウソつくと閻魔様に舌を抜かれる...。幼少期よりそんなことを聞かされた人も多い事と思います。
非情に恐ろしいお顔のはずが、ここの閻魔様は非常にユーモラスで笑っている...。怖い人?が、
笑う...。実はこれほど恐ろしいことはないのですが...。お寺のHPに実物ありますので...。

既報の通り、33霊場巡りもあと10ケ所を残すのみ。弘法伝説も深く関わっておりますので、真言宗
の寺院が多く、次いで天台宗。役行者・修験者に関係するところも多く、特に北関東はその傾向が
強いようです。笑い閻魔様...かなりインパクトが大きく、未だにあのお顔が夢に出て参ります...。

再び・まなざし!

2020年10月21日 | 日記・エッセイ・コラム

持続可能...。と言う言葉、良く聞くようになりました...。何かと話題のSDGs...のSはサスティナブルのS...。
持続可能性などと訳されております。持続...、究極的に人の命。とても大きく捉えると地球の命...。身近な
部分に目を転じると、会社のビジネスモデルや、働き方、モノの流行や、人の心...非常に裾野が広い...。

裾野や対象が非常に広く曖昧で、その核心を捉えることが難しいですが、一つの答え、持続していくため
には(物理的にも精神的にも)健康でなければならない...。これは事実かと思います。コロナ禍にて、この
健康と言う事を意識せざるを得ないが故に、持続可能と言う言葉がまた重く感じるのかもしれません...。

昨日、2,500回目...。自己満足の産物ながら、パラパラ読み返していくと本当に日記帳のように、その
時々の自分の心の有り様が透けて見えて参ります。そして不思議なことに思い出すのは途切れた数年間のこと...。
持続していたことが途切れた...。肉体的にも精神的にも健康ではなかったんだな~と。

健康を取り戻すための鍵は何かと考えたら、一つの答え...再び・まなざし(眼差し)。そういえば途切れた
時間...、風景が白黒に見えた時...多かったような気がします。SDGsとは他者や周囲を見る...眼差しのこと
ではないか。現時点でそう思っております。猫が草むらに...。これまた眼差しで...。今は色付きで見えます...。





2,500回!

2020年10月20日 | ブログ

どうもスッキリしない天気が続いておりますが...。さて本日、気が付いたらブログ開始から2,500回目の
投稿になってました...。毎度のことですが、だから何?で終わりの話ですが、節目でしたので本日この話題...。
最初の1,000回まで3年、2,000回までに11年も掛かり、その後本日まで2年半...。

コメント投稿を頂いたり、応援ボタンを押して頂いたりしていながら、全くの無反応、何卒ご容赦ください。
無反応なのではなく、いつも見ていて大変有難く思っております。元来の無精者に加え、機械音痴...。この場
をお借りして、関心を持ってご覧頂いている方々に深く感謝申し上げます。いつも有難うございます。

15年前、銚子に戻り新たな生活を始めた時にブログ開設しました。長い東京生活でお世話になった方々に、
これ(本ブログ)が更新されているうちは、何とか生きている証とお思い下さい...。そんな不埒な理由で開始
しましたが、カメラ片手にあちらこちらと、今ではすっかり生活リズムの一つになっております。

たかがブログの更新と思いながら、時間を重ねて2,500と言う数字を見て、されど...という気持ちが芽生え
てきた時、後悔しているのは途中数年間の中断...。言い訳は山ほどありますが、あの時の言い訳が今の後悔...。
これから10年後の後悔は今の言い訳...と心得て継続して参ります(何事も)。引き続き宜しくお願い致します。



まなざし...。

2020年10月19日 | SDGs

この風景を見て、分類はSDGsだな...と感じました。銚子第二魚市場付近、大型船は北上し主が不在の岸壁
にて、多くの方々が釣りを楽しんでおりました。それは微笑ましい光景で、バケツの中にはアジやらスズキ
(セイゴ)...。楽しそうだな...、一緒にやりたいな...と。暫しそんな感覚に浸っておりました...。

空にはカモメ...。これまた何の変哲もない日常の風景でありましたが、突如足の長い白い鳥が現れて、これは
白サギだろうと思っていたらカモメ...。随分足の長いカモメだな~と思っていたら何と、足にルアー(疑似餌)
が引っ掛かっておりました。微笑ましい光景が一転、何とも痛ましい世界になりました...。

かつて、田んぼの生き物調査。という取り組みに参画させて頂いた時期があります。田んぼに入って、生き物
調べ...。当初この意味が殆ど理解できないでおりました。情緒の話...、自己満足か...とも。数年後、ふと主催者
が語った言葉が刺さりました...。まなざし(眼差し)...。生き物を見るまなざし、地域を見るまなざし...。

まなざしとは、対象物をただ見るだけでなく、その姿をどのように認識するか?といった哲学的な意味合いが
含まれているそうです。釣りは心を豊かにしてくれるし、楽しい...。ただし、始末を怠ると一転...、世界は暗く
なる...。さてさてこのカモメを見る..まなざし...。みなさんどうお感じになられますか?

雑魚...。

2020年10月18日 | 銚子の魚

昨日、銚子港の水揚げは、サバとイワシで90%以上を占める...。残りの10%の中に数百種類の魚がいて云々と...。
ついで...のような記事で恐縮ですが、ヒゲソリ君の隣にも珍しい魚が入っていたので掲載します。写真右...、
一番下にいるのがタチウオ。くちばしの長い赤い魚はヤガラ...。タチウオは良く見掛ける。ヤガラも時々...。

真ん中の魚は何ですか?と聞いたら、アラ(の幼魚)だとか。アラは成魚になると1m越えもあるようで、
このサイズになると、お相撲さんが大好きなあの鍋料理...であります。基本、九州方面の魚で銚子沖で獲れる
ものに大型はなく、ほぼ写真のようなサイズなのだそうです。

一般的に、数がまとまる魚は、その名前(イワシとかサバとか)で呼ばれますが、混獲物とか数がまとまらない
ものは雑魚...と一括り...。これでは魚に失礼ですね。せめて名前で呼んであげましょうということで、15年前から
写真を撮り続け、分からないものは浜の師匠に聞いて確認して参りました。だいぶ名前は覚えたんですが...。

それでも右側の縞模様は...。良く分かりませんでした。分かる方おりましたら教えて頂きたく...。ホッケのように
も見えますが...。これからも名前の分からない魚、まだまだ出てくると思います。見慣れない南の魚も多くなって
参りましたし...。産地の姿勢として、雑魚と一括りにしない。名前で呼ぶ。ささやかなマイ・ルールであります。

ヒゲソリ!

2020年10月17日 | 銚子で揚った珍しい魚

久しぶりに銚子で揚がった珍しい魚...。写真はヒゲソリ...と言うそうです。経緯はこうでした...。知人の魚屋
さんに用事があって、お店に行ったら写真(ヒゲソリ)に遭遇...。廻船の方々もいたので、正式名称は何て言う
のですか?と聞いたら、ヒゲソリ...。本当に?...。ヒゲソリはヒゲソリだ...。この魚旨いよ...と。

あとで専門家の方々に聞いたら、ヒゲソリダイと言うそうです。これまた各地で様々な呼び名があるらしい
ですが...。確かに良く見ると、ひげの濃い人が電気シェーバーを使い過ぎて、顔に常時ヒゲソリ跡が残って
いる...そんな風貌に見える。イサキの仲間だそうで、味はイサキをより上品にしたような...そんな表現でした。

もともと関東以西の魚のようですが、近年...、温暖化の影響でしょうか関東でも良く見掛けるようになった
そうです。そういえば水揚げ見ていると、色のカラフルな熱帯魚のような魚が散見されるようになってます。
温暖化、それに伴う海水温の上昇...。サンマも一説によれば海水温が高く日本近海に寄ってこれないようです。

銚子市漁協発表資料によると、昨年の総水揚げ量28万㌧のうち90%以上をサバ、イワシの2種が占めている
のですが、残りの10%の中に200種類とも300種類ともいわれる魚が入っている訳です。いろいろな魚
を見てきた自負ありましたが、まだまだ...。修行不足を思い知らされたヒゲソリさんとの出逢いでした。