銚子・角巳之・三代目

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脚下照顧(きゃっかしょうこ)

2022年09月30日 | 日記・エッセイ・コラム

脚下照顧...。“きゃっかしょうこ”と読むようです。読んで字の如く、脚下(足の下を)照らして
顧みる...。禅の言葉でしょうか、かつてある時ふとこの言葉が目に入り、今でも時々私の脳裏
に現れて参ります。これに付随して“急がば回れ”、遠回りも...実は近道...など。

50歳を越えて周囲を見ると、あと何年で定年、再就職...、はたまた病気、中にはお亡くなりに
なった方々も。寿命と言えばそれまでのことですが、先輩方の話ではなく同級生の話となると
俄然、我が身を思う契機となります。そして何とも言えない気持ちになり、焦る...。

最近どうも、時間がない...が口癖になってしまっていたようです。目の前の作業が終わらない
という物理的な話ではなく、漠然と自分は何がやりたくて、それを行うに人生の残り時間はあと
どれくらいあるのだろうか?...と。恐らく先輩方に言わせれば、そんなのガキの戯言、妄想の領域...。

そんな時に現れて来た、脚下照顧という言葉...。絶妙のタイミングでありました。先のこと...、
或いは他人様のことを言う前に、まず今のこと。そして自分自身のこと...。時代を越えて今に伝わる
ことわざには、今を生きるヒント、戒めが含まれているようです。この話題、数日続けます。



海沿いの...。

2022年09月29日 | 日記・エッセイ・コラム

本日、知人農家との戯言の中で...。塩分は農産物の大敵であり、台風被害など物理的な被害の他
塩害...と。塩被ってしまい作物も、畑もどうしようもないや...。こんな会話を良く聞いており
ましたが、九十九里の知人から塩ネギ...と。わざと海水を掛けて育てたネギ...甘くて美味しい...。

塩は大敵じゃないのか?ということですが、その辺はプロの微妙な塩梅あるようです。今回は
その理化学的な証明とかそういう話ではなくて、海沿いの農産物は美味しい。そして畜産物も
何故か美味しい...と言う話を聞いたものですから話題と致しました...。

もちろん専門家に聞けば、その美味しくなる構造はハッキリすると思いますが、長らく食品、
特に農・畜・水産物の現場におりますと感覚的にそうだよね...ということ多いです。北海道の
ある岬で放牧されている牛(の肉)は美味しい。これも牛が食べる牧草と海水成分の関係かも...。

そうすると、足元(銚子周辺の海沿いの場所)の農産物を見直す契機になるかもしれない。
かつて伊達政宗は仙台周辺を襲った大津波の被害でダメになってしまった田んぼを見て、だっ
たら塩を特産物にしようじゃないか...と。何事も捉え方ひとつ...ということでありましょうか。

単純明快で...。

2022年09月28日 | 日記・エッセイ・コラム

窓の外を見ておりましたら、中堤防の先に大漁旗を付けた漁船が進んで行きました...。この季節...、
何だろうと思い、知人の漁師さんに聞いてもよく分からず...。新船でもなさそうですが、何かの
神事だったのかもしれません...。本日は深く詮索せず...。

その後、漁師さん達と話をしながら...。今年のサンマ漁のこと。サバは大丈夫か?燃料は?...、
あれもこれも心配事は尽きず。俺ら難しいことは分からないけれど...と前置きしながら、難しく
考えると動けなくなるので、単純明快がいいのよ...と。短いながら覚悟を感じた次第です。

単純明快の反対は複雑怪奇です。人間は行動したくないと物事を複雑怪奇にします。簡単なこと
を難しくし、言い訳が始まり、結局のところ動かない。それなのに評論家で文句ばかり言う...。
大先輩にそんなことを教えて頂きながら、目の前の漁師さん達を見て眩しく...。

魚が獲れるか?獲れないか?漁師はただこれだけ。もちろん時代は変わり、資源保護や養殖、
様々な選択肢ありますが、本日は職業としての漁師の気概。この気概に眩しさを感じる私は、
単純明快でありたい何事も...と思っております。“単純明快”いい言葉です。



鳥獣被害

2022年09月27日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子でもかなり鳥獣被害が起こっているようです。非常に不遜な書き方になりますが道路を
走っていても、タヌキやハクビシン...そんな死骸も良く見掛けます。農家の皆さんに聞くと
中でも一番厄介なのがイノシシだそうです。これは現場で遭遇したら恐ろしい...。

鳥獣被害...。良く言われることですが、元来自然と人間が暮らす場所には緩衝地帯の役割を
果たす里山があった。その里山が開発か何かでなくなり、行き場を失った野生動物がやむなく
人里に降りてきて、人間の食べ物を食べたら物凄く美味しく、味を覚えてしまった...。

専門家の方々の意見なのでその通りなのだと思います。ただし緩衝地帯がすでに無い状態で
緩衝地帯があったらな~というのは対策にならず。電気柵(写真)などを設置しても、一時的
な効果しか得られないのだそうです。根本的な対策が必要とのこと...。

一次的であってもまずは電気柵などで対策。これと同時に、根本的な要因は何かを探さねば。
先日知人農家から、今まで規格外品(農産物)は売れないので裏山に廃棄していたが、これが
売れるようになった(廃棄が減ったら)イノシシが減った気がする...。このこと重要と思ってます。

魚突猛進!

2022年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム

まず勝手に撮影し掲載してしまっていることお詫び致します...。写真、事務所前で見た大型
トラック...。“魚突猛進”...という文字が目に入り、オー...となりまして。どこから来たどちら
様のトラックか分かりませんが、全く他意無くオー...凄え...ということですのでご容赦を。

事務所前は利根川の河口なのですが、そこに中堤防があり、その場所は全国各地からお越し
になった大型トラックの待機場所のようになっております。全国各地、模様も様々...ただし
どれを見ても個性あり、書かれた文字にはユーモアあり、決表表明あり...お見事です。

仕事柄、運送会社さんとの関係は深く、その機能(配送)の重要性が非常に高いこと、承知
しております。昨今は物流を制する者は...ということで、近年益々その重要性が高まっており
ます。モノを運ぶ...。運転手さん達からは、いや俺たちが運ぶものは心だ...と。これも誇りです。

世界一の流通業(米国)、その創業者の自伝を読んだら、会社情報を得るにはトラックの運転手
さんから...。毎日運転手さんたちと語らうのが日課であった...と。確かにモノの流れが分かる。
そういう方々への接し方を見ると、人が分かる、会社が分かる...洋の東西を問わないようです。

秩父神社

2022年09月25日 | 秩父巡礼

9月11日に開始しました秩父三十四霊場参り...。毎週末辺りに掲載しようということで本日は
初回(9/11)の最後、秩父神社...。この場所は巡礼とは直接関係ありませんが、秩父の中心であり
初回の締めくくりはここにしようと決めておりました...。ここもまた聖地であります...。

非常に有名な神社ですので詳細はHP等にて。この場所のみならず秩父山系全体が聖域とされて
いるようです。これから訪れる機会が増えると思いますので、少しづつ見て回りたいと思います。
海育ちの私としては、時々こういう山の風景に触れると何故か心が浄化されたような気になります。

秩父という名称...。宮家もあるし、ラグビー場も...。みな深いいわれがあるようです。秩父は皇居
から見て乾(西北)にあり、秩父山系は首都圏の水源である荒川の始まりの場所...。秩父神社は
北辰(北極星)・北斗(七星)の星辰信仰あり...。かなり奥深い“何か”があるのだと思います...。

開始から2週間...。あれこれ手を尽くしましたが、今のところ御朱印帳は見つからず...。それでも
時間の経過とともに“ヘコみ”は緩和され、きっと何かの身代わりとして私を助けてくれたのだ...と。
何とも自己中心な解釈ですが、それでもまた行きたいと思う自分がいる...。来月また訪問致します。


彼岸花...。

2022年09月24日 | 日記・エッセイ・コラム

今年も彼岸花の季節です...。17年前に街歩きの達人から教えて頂いた彼岸花スポット(銚子)
にて...。車社会の田舎で街歩き...。17年前は非常に新鮮でありましたが、いつしか何も感じ
ようになり、歩くことが面倒になってきたり、手っ取り早く目的を達しようと思ったり...。

慣れとは怖いもので、良くも悪くも習慣の産物...。今日の自らの姿は、今まで過ごしてきた
生活習慣の答え...。猛反省しております。この日、彼岸花が目に入り、車を降りて暫し散策。
このことは勝手に天の啓示と思っております。あっという間に時は過ぎるぞ...と。

別名:曼殊沙華(まんじゅしゃげ)...。独特の形から気持ち悪い、恐ろしいとい方もいるの
ですが、そこに...咲いているには意味があり、マイナスに感じる方がいる一方で、非常に縁起
の良いものでもあります...。吉凶両面の解釈あるは馴染み深い(愛されている)証です...。

墓場や田んぼの畔に彼岸花は、その効能。土葬時代の名残や農産物を野生動物被害から守る
為の知恵。毒素や匂いで撃退する。おめでたいことが有る前兆...空から赤い花が降ってくる
に由来しているそうです。さて9月もあと一週間、季節は変わって参ります...。

足元を...深く掘る③

2022年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム

写真は銚子・陣屋町...。この地(銚子)がかつて高崎藩(群馬)の飛び地であったことを示す碑。
このことだけでも深く掘れば数日掛かってしまうほどの地域の歴史が飛び出して参ります..。故に
今回は省略して、共同・協同の続き...。農協、漁協は“協”の字で、農共、漁共とは言わない...。

その“協同”組合の前身を作っていた柳田國男が、地域・農民の自助(努力)と協同という理念を
理解するために、地域の伝承・文化、そこに至る迷信と言われかねない領域まで深掘りしたこと。
要するに今は突然訪れたのではなく、その原因(良かれ悪しかれ)は過去(歴史)にあるからだ

柳田國男研究の民俗学者の取組も紹介されておりました、徹底したフィールドワーク(野外調査
活動とでも)を行い、その方法“あるく”“みる”“きく”...。実に分かりやすい。その中で出てきた
言葉...。未来を愛すべきこと。故に歴史を学ぶこと...。答えは足元深くにあるということだ...と。

遠野物語の冒頭にある、“これを語りて日本人を戦慄せしめよ”という一文...。これが何を意味する
か解釈様々だと思います。少なくとも何事にも因果あり、答えは遠く先ではなくて足元に。自助
が及ばぬ先の協同には、ある種の畏れを...。私なりの解釈で恐縮ですが...。この話題またいずれ。



足元を...深く掘る②

2022年09月22日 | 日記・エッセイ・コラム

本日写真は逆方向...。この先に銚子の中心市街地(銚子駅周辺)があり、恐らくいくつかの
暗渠(地下用水路とでも)を通って、九十九里に注いでいるのだと思います...。さて昨日の
続き...。上司は形を作るのが先と言う。柳田は理念が必要であると反論する...。

自らの幼少期の原体験...。農村は何故貧しいのか?という問いから発し、農民は自助努力を
しているものの自然災害や人知の及ばぬ世界があることを知る。やがて地域は共同体として
何らかの助け合いの仕組みを有することになる...。それが今日まで続いている...。

長く伝わっているものには必ず意味がある...。それこそが自助と協同の精神であり、今妖怪
を信じている人は、自助と協同を理解する人である。後段、いささか飛躍かと一瞬思いまし
たが、否...。以前、共生とは河童の存在を信じること...と。これと同じだと思いました...。

ここで共同と協同の違いに付いて...。辞書を引きますと共同とは、同じ目的のために複数の
人が事を行うこと...と書いてあり、協同とは同じ目的のために“力を合わせて”物事を行う...と。
似てますが、実は天と地ほど違う...。力を合わせて...というところが胆で...(続きは次回に)





足元を...深く掘る①

2022年09月21日 | 日記・エッセイ・コラム

写真...、事務所近くの路地裏にある川(用水路)...。この先、利根川河口に繋がっております。
確か名前があったはずですが...、忘れました...。反対に進むと名洗(なあらい)港方面に繋が
っており、銚子を南北に貫いております...。歴史的な価値も聞いたような気がしますが...。

このように足元のこと何も知らないな...といつものように感じておりました...ところ、またTV
の感想で恐縮ですが、ハッとしたという次第です。今回は柳田國男と名著・遠野物語...。印象
に残った言葉...。自らのベースを深く掘る...。ベースとは自らが今いるところ...の意と思います。

遠野物語...、地域の伝承や文化などを記した書であり、時に座敷童や河童...、妖怪やら奇異な
風習やらが出て参ります。一口に“迷信”で片づけてしまう人もおられるのでしょうが、今回、
筆者の生き様や、辿って来た道を知り、タイトルの言葉(深く掘る)が鮮明に記憶されました。

柳田國男、もともと農商務省のお役人さんだったようです。そこで産業組合の設立に奔走する。
産業組合とは今でいう農協の前身だそうです。ここには自助と協同という理念がまず無ければ
ならないが、上司は形を作るのが先...と。その対立の中で生まれた一つの世界観...(続きは次回に)

メジロ・カス!

2022年09月20日 | 銚子のサメ

久しぶりにサメ...。銚子で唯一のサメ工場訪問時、写真手前(左)はいつものカスザメ...。
奥はメジロザメ(ヒレの形などの特徴から)と思います...。違っていたらご容赦を。さて
サメに付いてはこの10数年、自らの想いを込めて掲載し続けて参りました...。

サメは(こう書くと語弊あるかもしれませんが)、もともと無駄なく使われていた貴重な
資源...。身を蒲鉾(主にハンペン)加工するだけでなく、皮や骨、抽出されたエキスから
薬効成分など、実は他の魚よりも利用価値が高いものでありました。

銚子のサメ水揚げ量は年間1,000㌧超。これは気仙沼に次ぐ全国二番目の水揚げ量かと
思います。すべての魚種を含む全体水揚げは10年以上、銚子が水揚げ“量”日本一ですが、
今問われているのは“量”よりむしろ“質”...。その転換は世界情勢を鑑みるまでもなく待ったなし。

質とは言わば、揚がった魚を無駄にしないこと。身だけでなく皮、アラ...すべてを使い尽
くすこと。最近やたらとお魚に付加価値を!なんて言葉を聞きますが、早晩そんな悠長なこと
を行っていられない時代が到来するでしょう。その時、サメは間違いなく主役となります...。

第二番・真福寺~第五番・語歌堂

2022年09月19日 | 秩父巡礼

四萬部寺さんで御朱印帳を購入し、発願印を押して頂きスタートしました(これを失くした...
面目ありません)二番の真福寺は山の中腹にあり(無人)、御朱印は近くにある別院・光明寺
で頂きました。無人とは言え真福寺...、秩父巡礼で非常に意味あるお寺だそうです。

元々、秩父巡礼も33ケ所だったらしいのですが、坂東、関西と併せて100観音霊場とする
ために、秩父に1ケ所を加えた。この1ケ所が真福寺であるとお聞きしました。今は無人でも
かつては隆盛を誇った寺院だったようです。私が住んでいるこの街も、1,000年後は...と。

第三番・常泉寺、第四番・金昌寺も“雰囲気ある”お寺でした...。時刻は午後3時頃、今回は次の
第五番・語歌堂にて切り上げ、秩父神社を参詣して帰ろうと。そういう予定に致しました...。
語歌堂にて御朱印を頂き、秩父神社へ...。ここまでは確かに御朱印帳はあったのですが...。

後に、語歌堂の霊験談をお聞きしました。ここには人さらいの鬼がいて、さらわれた子供を
この地におられる観音菩薩が数多お救いになられた...と。自らの過失でありますが、何とか
プラスの経験に変え、また新たに秩父巡礼に参りたく思っております...。

第一番・四萬部寺(しまぶじ)

2022年09月18日 | 秩父巡礼

既報の通り、先週末から秩父三十四か所...開始致しました。思い立ったが吉日でありましたが、
巡礼であるまじき行為(御朱印帳の紛失)をしてしまい、申し訳ない、恥ずかしい...何と表現
して良いのか分かりませんが、帰ってきてから非常に暗い日々を過ごしております...。

訪問各所に連絡し、とにかく人事を尽くして出てくるのを待つのみであります。その間、地元
(銚子)尊崇寺院各所を参りまして、せめて(あるまじき行為のお詫び行脚)が続いております。
私の過失ただそれだけですが、紛失にも何か意味があるはず...。天罰覚悟で学びの機会と...。

当日は、第一番・四萬部寺から第五番・語歌堂まで廻って参りました。今回の三十四か所は
秩父市内、総行程100km範囲内にあり、宿泊すれば3~4日で結願となるようですが、
なかなかそうはいかないので、一度に5ケ所くらい。半年ほど掛けて廻る予定です。

四萬部寺...曹洞宗のお寺です。二番・真福寺も、三番・常泉寺も、四番・金昌寺も曹洞宗。
語歌堂は臨済宗。始まりのお寺はみな禅宗...。何か意味があるのかもしれません。出鼻を挫か
れるという表現が妥当かどうか分かりませんが、とにかく開始致しました...。


漁礁②

2022年09月17日 | SDGs

専門家の方に聞くと、保護育成礁で対象となるのはカレイやカニなどで、マウンド礁では
イワシやサバが対象だとのこと。そこに棲み付いているか?広範囲を泳いでいるか?そんな
習性による違いのようです。様々な研究データが蓄積されており効果は確実に上がっている..と。

そういえば...、私が小学生の頃から(ということは40年以上も前)、栽培漁業なる言葉を
習った記憶があります。上記専門家の方が傍らにいましたので、そのことも質問...。栽培漁業
とは、卵から稚魚までの一番弱い時期を人の手で守り(育て)一定の大きさになったら放流。

それと養殖漁業の違いは?と聞くと、養殖は放流することなく卵(或いは稚魚)から生け簀等
で飼育し、食べられる大きになったら出荷するもの...と。“海の豊かさを守ろう”ということに
ついては昔から様々な取組があり、技術の発展は飛躍的に進んでいることを理解しました。

技術が進んでも最終的に問われるのは心の問題...。銚子では以前、魚は“湧いてくる”...という
表現が多々使われていたように思います。それだけ豊かな海であった証左でありますが現実を。
魚は生きており、それを殺して食べることが魚食。心の奥底に畏れを。と思う次第です。

漁礁①

2022年09月16日 | SDGs

銚子外川(とかわ)から犬吠埼方面に向かう道すがら...。千葉科学大前あたりに岩のような
ものが沢山積み上げられておりました...。知人に聞くと、これ漁礁です...と。漁礁...、海に
沈めて魚の住処などに使う人口の構造物のことであります...。

これから人知れず...、海の底に留まって人間様の生活に貢献してくれるのか...と、何故か、
“いじらしく”感じました...。工場などで、一心不乱に働く機械を見て“萌え~”となる方が
おられると聞きましたが、それと同じ感覚なんだろうと思います。

一口に“漁礁”と言っても、その形態や用途は様々のようです。魚の隠れ家となって大きな
魚に食べられないように...。だけでなく、潮の流れを穏やかにして小魚の休憩所のような
機能を果たしたり、産卵場所としての機能も良く知られたところです。

上記のような産卵、育成を助ける漁礁を保護育成礁と呼ぶそうですが、もう一つ、海底に
漁礁を山のように積み、海底にある栄養分を海流によって拡散させ、魚を増やしていく方法
これをマウンド礁と言うようです。(続きは次回に)