銚子・角巳之・三代目

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良いお年を!

2007年12月31日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2323 ブログ開設後、3回目の“良いお年を”....。一昨年の大晦日は...、昨年は....。で、今年。確実に言える事は前2年とは明らかに違う大晦日である事。何か境遇に劇的な変化が有ったとか、嬉しい、楽しい事が沢山....。残念ながらそんなのではありませんが、心の持ちようがまるで違う。朝日も夕陽も、月も星も、海も山も、花もカモメも、そして人も....。目を見開いて良~く見えるようになってきたのかもしれません。自分で言っているうちはまだまだだと思いますが....。寒ければ暖房、暑ければ冷房が“当たり前”の中にあって、朝日を浴びながら魚市場、星を見ながら直売所の帰り...。季節を、自然の営みを、人間の暖かさを感じます。早朝の魚市場は物凄く寒いけれど、それ故に神々しいまでの朝日に出逢い、真っ暗な田舎の夜道...、が、それ故に手に届きそうな星々の輝きを目の当たりにする。汗を流すのは気持ちいい。その汗が自分のためだけでなく、仲間の誰かの役に少しでも立つなら尚気持ちいい。実際、そういう気持ちよい汗を流せる仲間が何人も出来ました。目標を立てたけれど、そんなの計画通りに進んだら、誰も苦労しないですよ...。でもブログは続きました。751回目。この頃、ブログ見てますよ。というお客様にお会いする機会が増えました。見てますよ。と言われると、何故か恥ずかしくなる....。焼酎飲みながら、寝る前のひと時に、ちょこちょこと書いているだけなので....。でも写真だけは自分でも感心してます。ストックはすでに1万枚以上。これだけ撮ってもまだ地域の素晴らしい場所を紹介しきれていない...。まだまだ“あるもの”は沢山有るようです。さて、大晦日。本年の良き出逢いに深く感謝申し上げますと共に、皆様方にとって2008年が実り多き年になるよう、心よりお祈り申し上げます。それでは来年も宜しくお願い致します。皆さん、良いお年を!


連載750回!

2007年12月30日 | ブログ

Img_2253_2 今年もあと二日を残すのみ...。気が付いたら本日、連載750回を迎えておりました。皆さん有り難うございます....。本日は体力の限界....。750回のお知らせまでとさせて頂きます。引き続き宜しくお願い致します。写真は近海小型底引きの水揚げ風景です。近海小型(銚子で言うエビ引き、あるいはチャンキ:由来その他はいずれ)は、九十九里沿岸の砂地を引いて、タイ、ヒラメ、カレイ、ホウボウなどを水揚げしております。練製品の原料、ホシザメもこの船の水揚げであります。


前へ!

2007年12月29日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2311 “前へ”....言わずと知れた、明治大学ラグビー部の合言葉であります。80年代~90年代半ばくらいまで、“重戦車軍団”と呼ばれた屈強なフォワード陣が、これでもか?、これでもか?と押しに押す。強烈なタックルに全く怯まず、ただひたすら前へ進む....。高校3年の時に“雪の早明戦”をTVで見てしまい、すっかりラグビーの虜になってしまいました。明治は終盤何度もペナルティーキックのチャンスを得る。しかもゴール目の前で。キックしてしまえば同点優勝なのに...。何故蹴らないんだろう....。その意図たるや何ぞ?てな事は当時全く分かりませんでしたが、試合終了しても、しばらくTVの前から動くことが出来ませんでした。感動を越え、ただしびれた....。何かのご縁で自分がその重戦車の大学に入り、同じクラスで4年間一緒に過ごした仲間が大学4年次には、その重戦車軍団のレギュラーとして第一列のスクラム組んでいた....。あの試合、何故蹴らなかったの? 答えは簡単。明治は“前へ”だからだ...。禅問答のようですが、実は物事の本質を突いている。自分達の特徴を明らかにしてそれを愚直に行い続ける。バカにされようと、批判されようとお構いなし。実際、蹴れば勝てたのに蹴らなかったのはバカだとか、脳ミソまで筋肉だから考えられなかっただとか、おかしな事言う人は何時の時代も、どこにでもいるものです。ただあの時の世論は圧倒的に賞賛の嵐。何よりも試合終了後の選手たちの表情が最高でした。自分達の特徴を高めるための猛練習に耐え、試合ですべてを出し切った清々しい顔、今でも鮮明に覚えております。さて、地域の活動であれ、会社であれ、何かの集団において、上述のような場面に遭遇する時があります。押すべきか?蹴るべきか? そこで自問自答する。我々の集団とは何だ。と....。その場、その場で臨機応変。なんて、分かったようなことを言う方もおりますが、それは無関心の証拠。“その時”に臨機応変な動きなんて出来ない。ビビッて立ちすくむか、無鉄砲に進むかでしょう。目の前に障害があった時、誰かにパスするとか、ステップを切ってかわすなんてことしちゃダメだよ。とにかく“前へ”ぶち当たれ...。それが我々の集団の特徴であり、魂である...。昨日のリーダーシップ論。鬱の時代を迎え、華麗なステップで敵をかわせるスターの存在を待ち望むような風潮を感じますが、地域の問題なんかは住民みんながスクラムを組んで、愚直にスクラムトライを狙う。そんな街に元気がある。という傾向が強いのは偶然ではないような気がします。


リーダーシップ!

2007年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2309 “1頭のライオンに率いられた羊100頭の群れは、1頭の羊に率いられたライオン100頭の群れに勝る”.....。リーダーシップ論の名言であります。リーダーは勇敢でなければならず、時に臆病さ、非情さも必要。ライオンは1羽のウサギを仕留めるにも全力を尽くす。と言いますし、ライオンの親は子を谷底に突き落とし、自力で這い上がってくるものしか育てないと....。現代は、某有名作家さんの言葉をお借りすれば、戦後復興の“躁(そう)”の時代が終り、これからは、先の見えない不安の時代“鬱(うつ)”の時代に突入したんだそうです。言われてみればそんな感じがする...。先が見えないから、誰かにすがりたい。道筋を示し、先頭切って行動するリーダーに期待する...。が、しかし...。先日、TVを見ていたら各界のビジネスリーダーの言葉が紹介されておりました。京都の公立高校の校長先生の言葉。リーダー(プロフェッショナルとは?という問いかけでしたが)とは、言うべき“時”に、言うべき“場所”にいて、言うべき“こと”を言う人。やるべき“時”に、やるべき“場所”にいて、やるべき“こと”をする人。行動を通じたお言葉、本当に深いです。こういうリーダーの存在。その個人の資質や志に負うところが多いかと思いますが、そのリーダーを担いだ周囲の人間の資質もまた問われている時代であります。羊をリーダーに祭り上げ、陰口叩くのはライオンではありません...。リーダー、行政の長、会社の長、家長...長と名の付く人すべて....。先の見えない鬱の時代。リーダーシップの本質と、それらを取り巻く人すべてが試されているようです。写真は銚子第三漁港近くの防波堤。カモメに占領されておりました。良く見ていると、彼ら、彼女らにも何らかの集団秩序があり、リーダーと思しき存在を感じる事があります。


ウエーブさん

2007年12月26日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2268 この日はあいにく曇りで、臨場感が伝わり難いかと思いますが...。この場所、銚子・長崎海岸付近にある喫茶店、ウエーブさんです。東京などからお客様がお越しになられた時など、良くここにお連れしますが、皆さん大感激...。何故なら、眼前に犬吠埼の絶景があるからです。いつも見慣れている地元の人間は、ああ犬吠埼ね。となってしまうんですが、都会のビル群に囲まれた生活をなさっている方々、この風景にもお金を払って...。とこうなります。私も東京生活が長かったので、この感覚良く分かります。風景はタダではない。これ実は非常に深いんですが、長くなるので今日はやめておきます。で、本日はお知らせを一つ。ウエーブさん、来年元旦は深夜2時頃~開店するそうです。元旦は10万人を越える人出が予想される犬吠埼。初日の出は感動的でありますが、外は寒い...。店内でコーヒー飲みながら(あるいはお酒でも)初日の出を。贅沢です。空席状況などはお店にご確認下さい。裏側には広い駐車場もありますし、元旦朝は甘酒とか、ツミレ汁?(どこかのやつです)の販売も行っているようです...。


食糧危機④

2007年12月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2303 本日12月25日、仏教徒の私には無関係の日で有りますが...(笑) 2年前に掲載したと思います、20数年前、欧米のトップシンガー達で結成されたバンド・エイドが歌った“ドゥー・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス”直訳で彼らはクリスマスを知っているのだろうか?....。クリスマスで浮かれた気分にいる我々だけれど、世界には飢餓に苦しむ人が沢山いる...。報道資料によると、1日1ドル以下で暮らす人はすでに数億人。しかもその半数がアジア。てめえ~偽善者ぶって...という話になるんですが。食糧危機が来るかどうかなんて、実は誰もわからない。けれど目の前の現実を重ねていったら、マズい事になりそうだとは察しが付く。でも身近な危機に晒されている訳でもないので、まあ、いっか...。何かしようとすると、あいつ偽善者ぶって....。何事も突然物事が成就する訳ではありません。まず、何かおかしいぞ!と感じた方々が行動を起こす...。でもその行為はある種の狂人と写る。やがて象徴的な出来事が起こる。異常気象による農産物の高騰など、それ見たことか?と。でも喉元過ぎれば熱さを忘れる...。でも事態は進行している...。気付いた時は....。最近、何故か従然草にハマッております。世捨て人、吉田兼好の洒脱で、パンチの聞いた随筆集。700年近く前に書かれているのに、現代を見越したような話の数々。いずれ詳述しますが、このタイトルに関連しそうなもの。なにもしない批評より、偽善でも行動を(従然草第85段より)狂人の真似だと言って大通りを走るなら、その人は狂人である。悪人の真似だと言って、人を殺すなら、その人は悪人である。千里を走る駿馬(優れた馬)を見習う馬は、千里の駿馬と同じであり、中国の聖帝を見習うものは聖帝の仲間である...。見せ掛けの偽りであっても、賢人を見習うような人を、賢人と言って良いのである。私の周りには、手を汚さない批評家は少なく、、自ら汗して行動する方々で満ちております。彼ら(彼女ら)を見習って、理屈よりも行動せねば...。であります。食糧問題、地域問題....、批評はやめて、当事者として行動をして参りましょう。行動したものにしか分からない未来が到来するはずです.....。


食糧危機③

2007年12月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2299 米にしても、肉にしても、野菜にしても。それらは食べ物としてお金を払って買う訳です。原材料費も掛かってるし、流通コストその他沢山の費用が掛かっております。何よりも、それらを生産した人々の“労働の対価”をどう見ますか?ある生産者談。売上から費用を引いたものが利益じゃねえぞ。売上から費用を引いて、生産者の労働の対価(作業代金)を差し引いて、残ったのが利益だ。そういう方を尻目に、そんなこと言ったら、俺らみな赤字じゃねえか...。家電メーカーの人が、気前良く電化製品を人にあげるか? 銀行員がカネ配るか? タダで野菜やっちまうという事はそういう事と同じだよ。正当な価格を支払って頂いているお客様に申し訳ないと思わないのか?この方、産直運動の旗手と言われている方です。農業は生命維持産業。人間は食べなければ生きて行けず、その食べ物を海外に大きく依存してきたツケが回ってきた。自給率を上げよう、国内生産者を応援しよう....。でも、縁故米は無くならないし、タダで貰えると言う感覚が抜けない...。そんな状況で、農業はもっと付加価値を付けないといけないんだよ、とか何だとか安全地帯から評論家のような事を言う人がいるので、感情摩擦に拍車が掛かる。まあそういう意見は殆ど黙殺されてますが....。反面、世界は食糧危機を迎える。国内生産者がこれ以上減ったら大変だ。自分は農家の後継者でも何でもないけれど、国内生産者を応援する事で、僅かでも現在の状況を変える一助としたい。という方も沢山存じ上げております。国産商品は高い。と値段の事ばかり言う方も多いですが、100円のキャベツが500円になったら困るけど、150円、200円は納得しないといけないんじゃないでしょうか。何故なら我々は農作物を作れず、国内生産者に依存して生きている訳ですから。少しでも国内生産のことを知りたいし、出来る事は協力したい....。こういう方が増えてくると、状況は変って行くと思います。実際、直売所で何人もこういう方々に会っております。反面、生活がシビアだ。1円でも安く...。と言いながら、盆と正月の海外旅行を欠かさない....。2回の旅行を1回にしたら、解決する範囲なのに...。海外旅行がダメなんて一言も言っておりません。要するに、食糧危機云々と言ったところで、身近にまだ痛みを感じていない状況の中では、ライフスタイルを変えてまで食糧のことを真剣に考えようという方は少ないんでしょう。でも間違いなく、その時はやって参ります。続きは明日。写真は、いつもの同級生の店。用事があって、お店訪ねたら、昼飯まだだろ...。食ってけよ。という事で出てきた昼の定食。朝銚子港で揚がったアジ2尾、イワシ1尾の煮付けに、ワラサの煮物、イワシ5尾の天ぷらが乗った大盛り天丼、その他もろもろ付いて、1050円でした....。同級生割引か?と聞いたら、い~や。うちは何時でもこのボリュームよ...。食べ過ぎて動けない状況に陥りながら、片手で不測時の食糧マニュアルを読んでおりました。肉や魚は週に1回、朝ごはんはサツマイモ2個...。さて、さて。


食糧危機②

2007年12月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2282 縁故米。“えんこまい”と言うのだそうです。その名の通り、縁故による米。ようするに、生産者からタダでお裾分けして頂く米のことであります。すでに国内流通米の一割がこの縁故米だとか。流通量の10%がタダ...。一反(約300坪)から収穫される米は8表前後(1俵=60㎏) 米価は1俵1万3000円前後。300坪からもたらされる売上は10万円前後なのか....。300坪の田んぼ。管理は重労働...。経済価値“だけ”で判断したら、こんな仕事誰もやりたくない....。さて、縁故米。もともとは、農家を継がなかった次男、三男が田植え、稲刈りの季節に郷里へ戻り、それら作業を手伝う代わりに、新米のお裾分けを。という習慣だったようですが....。最近は、何にもしねえで、あいつら米だけ貰いに来やがって...。という話、あちらこちらから聞こえて参ります。会社の有給とって手伝いに帰ってくる方も沢山存じております。反対に、東京は忙しいと言って、実は海外旅行に言っていた人も...。これは単なる感情の話...。とも言えない内容です。ただ本日は詳述を避けます。さて、食品の値段が上がり始めました。輸入品に頼るという事は、石油など化石燃料を大量に必要とするという事であります。飛行機、船等の輸送に膨大なエネルギーを使うからです。石油が値上がれば、必然的に輸入コストが上昇します。以前フード・マイルと題して掲載しました。現在の日本は世界最低水準です。また外国から農畜水産物を輸入するという事は、相手国の水と土と空気を輸入すると同じことであります。これまたバーチャル・ウォーターと題して掲載しました。農畜水産物を戦略物資とみなしている国(米国、豪州など)の中でも、何かおかしいいぞ。という声が上がり始めております。自分達の国の貴重な水を空気を土を輸出してしまってよいのだろうかと。自分の国の食糧が確保できないのに、他国に輸出する訳がありません。食糧だけでなく、それらを生産する際に必要とする水。世界は深刻な水不足でもあります。グローカル(地球規模で考え、地域で行動)という視点が益々重要になっている昨今であります。続きは明日。写真は昨日の風景の30分後の姿。同じ場所なのに風景は刻々と変化して参ります。示唆に富んでおります....。


食糧危機①

2007年12月22日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2280 こんな事を書くと、オオカミ少年になるぞと言われそうですが....。最近、TV,新聞、雑誌等で食品に関わる諸問題を目にしない日はありません。それと平行するように、食糧危機というショッキングな話題も。既報の通り、すでに農水省HPなどで、不測時の食糧マニュアルなるものも公開されております。そもそも数十年前から警鐘を鳴らされ続けていた話。主要穀物の自給率が10%以下では、もはや国としての体をなしていない。と諸外国から言われても全く反論できません。今までは、そんなもん買えば良いんだろ。という事でありましたが、買えない状況が出てきた...。日本は少子・高齢化と言われておりますが、世界は人口爆発の局面を迎えております。有名なマルサスの人口論。人は2・4・8・16...と乗数で伸びていくが、食糧生産は1・2・3....としか伸びない。しかも気候変動など自然条件に大きな影響を受ける。洋の東西を問わず、食糧を確保出来ない国、民族は滅び去る。歴史の法則であります。例えば農業をどう捉えますか? 昔は家や近所にお年寄りがいて、ご飯粒残したらお百姓さんに申し訳ない。こういう会話、最近聞こえてこなくなりましたね。農家の方々と話すと必ず出てくる話。農家の長男に学はいらねえ。学が付くと百姓をバカにしやがるから...。都会に出てスーツ着て大企業に勤務するのがエリート。田舎に残って農作業しているのは落ちこぼれ...。本当にそうなんでしょうか?私が知っている限り、先進国という国々に農業をバカにする人は皆無です。どころか、多くの国民に成り代わって過酷な労働に従事してくれる農業従事者は軍人などと並んで尊敬されております。農業は国の根幹だ...。口では何とでも言える....。何故こんな話が出てきたか?と申しますと、仲間の農業後継者と“縁故米”の話をしていたからです。続きは明日。銚子港の同じ場所から、ほぼ同じ時間に写真を撮っておりますが、寒さが強まれば強まるほど、心を揺さぶる絶景に出逢うような気がしております。


川魚②

2007年12月21日 | 銚子のうまいもの

Img_2287 Img_2288 昨日は鯉。本日はドジョウの柳川&うな重であります。ドジョウは生きていたヤツを注文と同時に捌いて頂いて....。臭みは全く無く、小骨も全くあたらない...。キチッとした仕事をしているプロが作ったから。と言えばそれまでの事ですが、これも出逢い。また写真右。そういう方が作った“うな重”が不味い訳ありません。川魚も美味いじゃねえか。じゃ無くて、川魚って美味い。そんな体験でありました。こういう経験をすると、俄然、利根川の問題に関心が強くなって参ります。何故、天然モノが無くなったんだ。何故だ、何故。天然モノが食えるわきゃねえだろ。もういないし、いたとしても汚いよ...。そういう発想が間違い。天然モノが育まれる環境を作るのが先であります。為せばなる、為さねば成らぬ、為す道を、成らぬは人の為さぬなりけり...。田んぼの生き物調査はじめ、全国各地でウネリが起こっております。経済価値一辺倒で来たけれど、実はその発想こそが現代人を苦しめる元凶かと。最近大きなツケが回ってきたようです。安易に食糧を海外に依存。金払えばいいんだよ。と言っていたのに、最近は金出したって買えない状況になっている訳です。河川、流域の環境問題は、それが単なる景観の話に留まらず、食糧はじめ様々な問題と根っこが同じような気がします。お役所の発表資料にまで、今後は食糧危機が到来する。と書かれる始末であります。買えなくなったら、買えなくなった時に考えれば良い。というおめでたいことを言う方がおりますが....。農地、河川、海....、一度放棄したら、どうなるかご存じないのでしょうね。


川魚①

2007年12月20日 | 銚子のうまいもの

Img_2286 銚子は言わずと知れた魚の町。魚と言って思い出すもの、イワシ、サンマ、サバ...キンメダイ。みんな海の魚。魚と言えば海の魚。これで何の疑問なし。のはずが....。そう銚子は利根川の河口でもあります。川魚の宝庫でもあります(ありました)過去形で書かねばならないところは悲しいですが、その名残は至る所に見られます。写真は“鯉のあらい”銚子の名店Kさんで食べました。アイナメの刺身よりうめえから、まあ食ってみらっせえよ...。という先輩の言葉を頼りに、口に運んで見ましたが...。何だこりゃ。という美味しさでありました。今まで、単なる食わず嫌いで大損をしていたようです。何でもやってみなければ分からない。食べてみなければ分からない。また、その時の出逢いも重要かと。否定的な仲間の中からはチャレンジ精神は湧いてこないし、初めて食べたものが手抜き料理か何かで不味い....。人も一期一会、食べ物も一期一会であります。それにしても美味かった。銚子生活の新たな楽しみが増えました。


炭豚豚さん5周年!

2007年12月19日 | 参協運動

Img_2285 Img_2284 何度か掲載させて頂いております、東京笹塚の炭豚豚さん。オープンから5周年だそうです。早いものです。2002年はサッカー・ワールドカップ日韓共催の年。その年の6月、私の誕生日の日に仲間が新宿職安通り(別名・コリアンストリート)の焼肉店で誕生会を開催してくれて....。その日は大雨、韓国戦の中継があって、有名な韓国料理店の大型スクリーンの前には人・人・人.....。しかも世界各国から。確か機動隊まで出動して道路封鎖していたような...。人種のるつぼ、東京新宿だな~。としみじみ思いました。その年の10月(9月でしたっけ...)に炭豚豚さんオープン。その日も確か大雨。しかも暴風雨。初日に行こうと思ってたのに、行けず...。それでもオープン初日に行った先輩がいて、やられた!と...。あれから5年ですか。この場をお借りして...5周年おめでとうございます。先般、訪問しましたが、参協味蕾豚の凄さ・美味さ再確認。お店の雰囲気、スタッフの人柄...最高。東京在住時は良くお邪魔しておりました。銚子に戻ってから、訪問できるのは年に1~2回と激減しましたが、それでも全く変わらないアットホームな雰囲気。飲食店激戦区の東京で、シッカリと根を張っておられます。参協味蕾豚のざる豚シャブに芋焼酎...、それにあの雰囲気。東京在住の皆さん、是非ご堪能下さい。


白い物体

2007年12月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2274 Img_2275 市場の帰りに何気なく海を見ていたら、突如、無数の白い物体が見えました。よ~く見ると、カモメでした。物凄い大群。写真では雰囲気が伝わり難いかと思いますが....。圧巻でありました。最近、風景や鳥の写真が多い。そろそろネタが尽きたのか?食べ物とか、魚とか掲載しろという声も頂きましたが、銚子で水産業に関わっているとは言え、毎日魚ばかり食べている訳では有りませんし...。風景だけは何もせずとも目に飛び込んで参ります。こういう風景見て、何も感じないようになったら×。慌しさにかまけて流されはじめる....、と思い、どんなに慌しくても目を凝らす...。見ようとしないと見えないし、“見ようとする”。この瞬間、感覚は重要。と、そんな事を考えております。


赤いやつら

2007年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2231 昨年も今の時期に見掛けました。写真の水鳥。頭の赤いやつです。これ何ていう鳥なんでしょうか?カモの仲間でしょうか。渡船場近く、近海小型底引きが係留されているところで良く見掛けます。冬になって、銚子ではカモメ始め沢山の鳥達が集まって参りました、大変な賑わいであります。セグロ(カタクチイワシ)の水揚げが佳境を迎える来年1~2月頃は、空一面にカモメ、カモメ、カモメという風景に遭遇します。圧巻であります。が、物凄い奇声、フンの嵐....。でも、カモメのいない港町なんて....。という事であります。みんな銚子の仲間です。