銚子・角巳之・三代目

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規格外品②

2023年11月21日 | 日記・エッセイ・コラム

かつて文武両道ではなく、文武不岐...と掲載したことがあります。水戸の先輩方から繰り返し
聞かされた水戸学の系譜なのですが本日は省略。ここではすべてのもの(こと)は別物では
なく、みな繋がっている。農業、漁業かくの如し...と。そんなイメージで。

銚子市の人口、約50年前に10万人弱、現在5万人強...。ざっくり言って人口半分...。親類
・縁者も減って、かつては当たり前になっていた“お裾分け”文化も薄らいでいるように感じる
昨今であります。但しそこに生産物(漁獲物)があり、出荷できない規格外品は存在する...。

規格とは、これまた先日掲載しました“常識”と似た概念で常識とはその時代に生きた大多数の
人が抱いている偏見や妄想であると再定義すれば、この規格というものも全く同じではないか?
そう感じます。規格があれば規格外品が出るのは明白で、その“規格”も時代と共に変わる...。

従来の規格に合わなかった規格外品が産地には存在している(農産物であれ、水産物であれ)
それら規格外品は、海(水産物)、山(農産物)の交流によって、お裾分けと言う形で消費
されて参りましたが...(続きは次回に)

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1 コメント

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規格外品② (ちかあと ひろし)
2023-11-21 08:05:20
佐野さんに以前紹介頂いた
「人間は何を食べてきたか」
第1集「一滴の血も生かす」(BS1:1984年12月31日放送)を思い出しました。
内容は、ドイツの山間の農家は、豚を飼育して毎年1頭を自家食用として屠畜する。
全部位の肉、内蔵、血までも加工食品としてソーセージなどにする。そして皮も日用品として加工する。

消費者主権、顧客視点競争戦略によって流通は消費者にとってはとても便利になりましたが、人口が80億人を超えたいまからその価値観で良いのか?多くの人が等しく食べ物に困らないのか?という疑問がわいてきます。お味は同じ見た目が違うだけで流通しない規格外への複雑な思い。

情報過多社会ではありますが、情報では人間の胃袋は満たされないことも事実。食物連鎖の頂点の人間はこれから何をどのように食べて行けばいいのか?
夏の高温で木の実が大凶作、クマが町中に出てきてしまう。クマが人間の将来に見えてきてしまいますね。
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