銚子・角巳之・三代目

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(断続的に)休刊致します。

2024年07月25日 | 日記・エッセイ・コラム

本日から8月中頃に掛けて、断続的に休刊致します。断続的に・休刊...。これが正しい日本語
表現であるか否か分かりませんが、検査入院等々を予定しておりまして、状況によっては更新
が遅れたり、全く更新できなかったりそういう場面もあるかと思います。

病院等にいてもスマホか何かで更新できるでしょ...ということで、確かにそうなのですが、
今回の検査入院等は神様から...、体を(強制的に)メンテナンスしなさいという啓示と心得て
おりますので、更新できない日も出て参りますと言い切ってしまうことにしました...。

車や機械と同じで、体も長年使えばメンテナンスが必要です...。私自身・不死身だなんて傲慢
な考えは微塵もありませんが、もともと体力はある方だと自惚れあり、際立った体の不具合は
今のところないものですから...。こういう考えの50代...一番危ないのです...。

そんな折、とある出来事もありまして、4月から体の強制的なンテナンスをしておりました...。
読者の方に同世代の方多いので、いずれ共感を得られる話題も多々出てくると思います。さて...。
写真は過日・大潮祭り時の観音様境内...。縁日の境内、とても良い雰囲気でした...。

大潮祭り②

2024年07月24日 | 日記・エッセイ・コラム

大潮祭りの起点...、川口神社~銚子第二魚市場(大漁旗たくさん)~銚子第一魚市場(お神輿)
そして終点の銚港神社は観音様境内にあります...。今年は記録的な不漁もあり、水産関係者の
方々の姿、みな神妙...。不漁は神様の怒り...と信心深い方々はそう捉えているようです...。

毎年掲載しておりますが、まさにアイヌの熊送り(イヨマンテ)...のように。畏れを持つのは
海の街に生きる者にとって当然のこと。魚が揚がる時もあれば、揚がらない時もある...。
良い時には備えて、悪い時はこんな時もあるさ...と。先人達、その前の先人達もずっと...。

魚が揚がるのは当然だ! 備えを忘れてうつつを抜かす...。そんな時、海の神様はお怒りに
なり、海の街から魚が消える...。備えもせず、魚が揚がらなくなっても平気でいられるのは
“現(うつつ)”を抜かしているからだ...(地元長老談)と。

大潮祭りは終わり、再来週末(8月第一の土曜日)花火大会。お盆が来て、8月が終わり
恐らく厳しい残暑が続くも、また季節は巡って参ります。私は今夏、体のメンテナンスに専念
します。まあこんな年もあるさ...ということです。

大潮祭り①

2024年07月23日 | 日記・エッセイ・コラム

先週末、大潮祭りが開催されました...。年々、高齢化とか、担ぎ手不足...と言われますが、やはり
港町に夏祭りは良いものです...。同年代の青年たち(?)が炎天下で頑張る姿に接し、心より敬意。
本当に敬意を。と、そう思った次第です...。お神輿など...好きでなければやれないし、好きだから...。

好きだからと言って、体力は年々落ちて来る訳であるし...。(反対に気力、胆力とでもいうのでしょうか)
そういうものが強くなるので始末に困るようで...。お祭りは“神事”でありますが、それを維持している
担ぎ手はじめ関係者の皆さんに改めて敬意を。(年々暑くなります川口神社参道にて)

出航②

2024年07月22日 | 日記・エッセイ・コラム

そして船は出航して行きました...。廻船問屋さんという仕事があります。銚子のように水揚げ
量が大きいけれど、その水揚げの90%近くが県外船という状況の場合、水揚げそのものは
(廻船問屋さんの)力量によるところ大であります。

一般的に船の皆さんは一番高く評価してくれる(端的に一番高い値段を付けてくれた港)に
水揚げをしたいのです(当たり前ですが)その他、様々な与件もありますがやはり評価...。
この評価はどこに対する評価かと言えば、最終的に食べる人(故にチームワーク...)

廻船問屋さんは船の入港から、再び出航されるまでの一切を漁船や市場、仲買人...等と
チームワークで魚の価値を守る司令塔とでも申しましょうか。そしてやはりこの仕事に必要
なこと...心。出航の際、船の皆さんに手を振り続ける廻船問屋さんの姿、良く見掛けます。

出航時に手を振ったって...。こう考えるのはすでに“姿勢”がなっていない...ということで
あります。90%も県外船の方々の水揚げに依存している訳です...。好調時はこの有難さ
に気が付かないようで..。延縄船の出航を見送りながら...。航海の安全をお祈り致します。

出航①

2024年07月21日 | 日記・エッセイ・コラム

過日(先週のことになりますが)、銚子第一魚市場付近で仲間の廻船問屋さんにお会いしました。
ちょうど船が出航の時...。銚子に近海生マグロを水揚げして下さっております高知県船籍の方々
でした。銚子の生マグロ水揚げは宮崎と高知の方々で全体の80%近くになります...。

出航前、岸壁には遠く高知から来られたご家族の方、銚子の仲間達、廻船問屋さん...様々な方が
見送りに来ておりました。この見送りということ、船の方々に聞くと嬉しいものらしいです。
これから数週間、遮るものがない太平洋で命懸けの真剣勝負に臨む訳ですから...。

銚子港は長らく、水揚げ日本一、水揚げ何十万㌧、何百億円という途方もなく大きな数字に沸いて
おりました。銚子港という場所の使命、新鮮な魚介類を安全・迅速に水揚げし、速やかに首都圏
に送る...を考えれば、致し方ないことだったかもしれません。が...。

今年は特に水揚げが非常に大きく落ち込んでおります。銚子港の水揚げはこういう全国各地から
お越しになる方々の、絶え間ない水揚げの合計であるにも関わらず、大きな数字に踊らされ、
足元を疎かにしていたのではないか?こういう意見が出ること健全です(続きは次回に)

目揃え会②

2024年07月20日 | 日記・エッセイ・コラム

目揃え会、その②...。ラオウ・ザ・スウィート試食させて頂きました。切り方にも工夫あり
まして、こうやって切ると甘い中央部分が均等に(最近、ネット等でもその切り方出てる
ようです)やはり美味しいスイカです...。

昨年同様、重くて、手間暇が掛かって、取り扱いが難しい...。市場に出荷すると各地には
名だたるスイカの名産地あり、銚子スイカ?となりますが、昨今その美味しさに気付いた
方々が銚子スイカの指名買い...。目揃え会の面々、いつも今年で止めてしまおうか?と...。

今年で止めてしまおうか?と思っても、お客さんからの“美味しい”の一言で、また来年も
作るんですよね...と。銚子スイカ部会...、毎週集まって研鑽に余念なく、年を追うごとに
美味しくなっているような気がします...。そして後継者・若い生産も頑張っております...。

銚子スイカ...。銚子の夏の風物詩であります。

目揃え会①

2024年07月19日 | 日記・エッセイ・コラム

目揃え会...。この漢字で良いのか否か分かりませんが、生産者が集まって自らが生産した農産物
(本日はスイカでした)を持ち寄って規格や味の確認を行う会...。こういう会、各部会で定期的
に開催されております。こうやって生産物の平準化(できるだけ品質を一定に)が保たれております。

大玉スイカ...。毎年この時期に掲載しておりますが、非常に手間暇掛かり、重くて、取扱注意
(すぐに割れる)...。加えて今年はハクビシンらしき動物の被害多いようで...。そして今年も頂きました
羅皇(ラオウ・ザ・スウィート)...。本当に美味しいスイカです。(本日はこの辺で)

これから...。

2024年07月18日 | 日記・エッセイ・コラム

このブログ、今からおよそ20年前に、これが更新されているうちは何とか生きております
ので...。不埒ながらそんな生存証明のために開設致しました。元来、何かを書くということが
(上手ではないですが)好きでして...。今ではすっかり生活の一部です...。

開始直後は、銚子出戻り生活のリハビリのような状況(都会から田舎、会社員から自営業)も
あり、何か苦行を行っているような感じが(今振り返ってみれば)そんな気がしたり、あまり
深く考えずボチボチ続けなよ...。という友人の言葉に今度は数年に渡り更新を怠ったり...。

新事務所に引っ越して7年くらいが過ぎましたが、最近が一番...自然体なのではないか?と自分
では勝手にそう思っております。36歳で開始し現在55歳になりまた。書いてしまえばたったの
一行なのですが、その間...約20年です。最近一番と感じるのは心地良さ...ですかね。

心地良さを感じる今日この頃ですが、55歳にもなりますと体に不具合も出て来るものです...。
幸い大事には至っておりませんが、検査入院等にてブログをお休みする場面もあるかと思います。
これからも...。ボチボチ更新して参りますので引き続き宜しくお願い致します。



夏の魚市場④

2024年07月17日 | 日記・エッセイ・コラム

この話題、本日で一区切りと致します。さて、連日揚がっておりますセグロですが、“今まで”
浜値は30円~50円/kgくらいであったようです。もはやあらゆる場面(水産に留まらず)
で“今まで”...という感覚を捨てねばならないこと承知しておりますが本日は例えまで。

このセグロは多くの場合、養殖のエサになるのですが30円~50円で買えれば、銚子の水産
会社さんも、購入された各地の養殖業者さんも納得とのこと...。船の方々にとっては、安い...と
なるのでしょうが、“今まで”は量が獲れたので(安くとも金額は上がる)、これまた納得。

上記“今まで”30円~50円と評価されたセグロと同品質と仲買の方々が評価しているもの...、
先日の速報値で80円~100円。倍から3倍に跳ね上がっておりますが...。エサが上がれば
養殖の魚の値段が上がる。養殖魚の値段が上がれば飲食店、スーパー等での魚の値段上がる...。

漁業と言うと、都市生活者の方々見れば最も遠く、よく分からない世界...。ただし飲食店や、
スーパーの魚の値段を見て繋がりを知る...。最後に捨てられているサメ(写真一番下)...。
このサメも大切な資源です...。“今まで”...という眼鏡を外さねば(この話題今後は頻度を上げて)

夏の魚市場③

2024年07月16日 | 日記・エッセイ・コラム

先日ある会合にて...。水揚げ不振の原因は温暖化、黒潮の大蛇行、あれもこれも...とその原因
についてのお話を多々拝聴しました。その後の展開は想像通り...、経営の専門家から指摘が入
るも、自然相手の商売だ、仕方がないではないか...と逆切れ。(良くある風景です)

確かに、相手は自然(不可抗力)です。ただし“経営”、“産業”という視点から見れば風景は
別角度で見えるようです。専門家の方々から更に続きました...。確かに今年は厳しいですね。
だけど...、この10年...ずっと悪かったですか?むしろ好調が続いていたと思いますが...。

好調時に何の備えもせず、不調になったら自然相手だ仕方がない。補助してくれでは道理が
通りませんよ...。無理が通れば道理が引っ込むということわざがあります。厳しい言葉が延々
と続きましたが、傍から見ていてこの風景...極めて健全と思った次第です。経営は結果責任...。

密室とか、業界団体とか、そういう話ではなく漁業も水産業も“経営”です...と。経営は結果責任
(利益を上げなければ食べて行けないので)で、相手は統制不可能な自然。今さら黒潮大蛇行
の話ではないです...。各所、世代交代が進んでおりますが漁業・水産業も...です(続きは次回に)







夏の魚市場②

2024年07月15日 | 日記・エッセイ・コラム

夏の魚市場...。夏の銚子港とすべきだったかもしれません。あくまでイメージですが、魚市場
というと魚を売買する場所限定のように感じます。銚子港というともっと広く。精神的な背景
を含めて、海と共に暮らしてきた先人達、今この時、そしてまだ見ぬこれから...すべて含まれる。

現在の銚子港は二艘巻きの方々がセグロの水揚げで孤軍奮闘状態...。このセグロが無かったら、
本当に寂しい夏の銚子港となっていたことでしょう。さて、漁業(水産業)は自然相手、時化
になれば出漁出来ないし、昨今の状況のように何らかの理由で魚が獲れないことも多い...。

これらすべて織り込み済み...。理屈の世界ではなくて、感覚あるいはDNAレベルで生まれた頃
から親や先人達、地域の方々との交流で、この世界(漁業・水産業)の過酷さを知っております。
大自然を相手に人間の力など僅か。恐れ(畏れ)、ただ祈る他ない事も多々あります...。

魚が獲れなくなってから対策を...。こんなのできるはずがなく、経営者(責任者)に恐れ(畏れ)
あれば、良い時に引き締め、悪い時の備えを行う...(当たり前の話ですが)。ただしマンネリと
言いますか、慣れすぎると備えを怠りがちににあるようで...(続きは次回に)

夏の魚市場①

2024年07月14日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子港は一年で最も水揚げが少ない季節を迎えております。地元の底引き船は資源保護のため、
8月末日まで休漁。主力の大型旋網船団は北上し、釧路・八戸あたりにいるようです。銚子港
では連日、地元・二艘巻きの方々がセグロ(カタクチ)イワシの水揚げを行っております...。

ここまで毎年の風物詩。地元船休漁も巻き網船団北上も毎年のことですが、地元・銚子港の姿
には違和感を覚える今日この頃であります。端的に水揚げが極めて少なくなっているからです。
水揚げ順調であれば、夏は少し休んで英気を養って...という雰囲気あるのですが、今は全く...。

対外発表資料等を拝見しますと、数字に端的に現れております。1月~6月末日までの水揚げ
統計によると、前年比・数量で5万㌧減(金額ベースで60億円超のマイナス)とのこと。
銚子港の生き字引の先輩方に聞くと、浜に出て60年以上が過ぎたがこんな年は初めてだ...と。

黒潮の大蛇行で魚が日本沿岸から遠く離れてしまい、資源(魚)はいるけれど獲りに行けない
等々、様々な原因が挙げられておりますが...。さてさてそこは水産業。先人達から続く水産業の
街は何百年にも渡り海と共生して参りました...。この話題、少し続けます...。

氏神様

2024年07月13日 | 日記・エッセイ・コラム

遠くの立派な神社も良いですが、近くの氏神様も忘れずに...。最近、そんな心境になることが
多いです。本日(も)詳細省略させて頂き、以前から気になっておりました(大原幽学記念館近く)
熊野神社(旭市)の大杉...。旭市の天然記念物に指定されているようです。

涼しくなったら、銚子~旭~匝瑳~香取~...川を渡って神栖...の地域神社を廻って見ようと思って
おります。香取・鹿島両神宮などの有名どころではなくて、いわゆる氏神様を...。写真一番下...、
少々前ですが各地で“夏越の大祓(なごしのおおはらへ)”...茅の輪(ちのわ)くぐり...。

様々な行事・伝承は意味があって始まり、継続しております。継続が出来なくなったら?
継続が出来なくなったら?...、違う形で継続すればよい...。この部分だけ抜き出されますと少々
誤解を生じるかもしれませんが、違う形で継続...これ様々な分野で必要なことと思います。

それでも継続できない場合は...。その時は止める。さてさて、この話題、またいずれ。


新芽!

2024年07月12日 | 日記・エッセイ・コラム

昨年末、知人から頂きました紅白のマンリョウ(実が下についているのでマンリョウと思います)
上についていたらセンリョウの...はず。定期的に水やりはしておりましたが、過去の経験則(枯らす
のは可愛がり過ぎが殆ど)から、必要以上に構うのは止めておりましたが...。

先日、良~く観察してみると新芽と言いますか、実と言いますか、そんな新たな何か?...が伸びて
いるのを確認致しました。奇しくも昨日、植えたら咲くまで。咲いたら枯れるまで...と。どこかで
何かが枯れたら、またどこかで新たな何かが...。植物の逞しさを感じております。

枯れるまで...。

2024年07月11日 | 日記・エッセイ・コラム

ここ数年、春の南房総で購入したカサブランカの球根を植えて生育を見守るのが楽しみ...に
なっておりました。植えたら咲くまで。咲いたら枯れるまで。これが最低限の責任と思って
おります。ここ数年、10個植えて1~2個は咲かないまま腐ってしまうものもありましたが...。

今年は植えたすべて、花が咲きました。一個だけ生育が遅れていたものがありましたが、これも
他の花が枯れた後、大輪の花を咲かせました。早生、晩生...、早く咲くもの、遅咲きのもの、
事情はそれぞれながら、植えたら咲くまで、咲いたら枯れるまで...。

最近、“枯れる”という表現に惹かれます。卵⇒幼虫⇒サナギ⇒成虫...、昆虫の一生にこういう課程
がありますが、生育課程だけでなく(反対に)...。成虫になった後、死んでいく前にサナギ状態
と言いますか、枯れて行く...という時間があり、この時間に輝きを感じております。

成虫が卵に戻る訳がありませんが、花が咲いて完全に枯れるまでの時間、成虫が空を飛び、やがて
死んでいく少し前の時間...。終わりを意識すると、終わる少し前の時間はその長さではなく濃さや
深さと気付きます...。さてさて2024年もカサブランカ生育観察記でした...。