銚子・角巳之・三代目

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水位...。

2011年09月30日 | 日記・エッセイ・コラム

002 ブログの更新はある種の(私の)生存証明になっているようで....。とにかく生きております。ご心配をお掛けしました....。人生とは不測の事態の連続だそうで、それにどのように対峙してきたかが生き様であり...等々だそうでありますが、私の場合、そんな格好良いことでは全くなく、離陸した機体を安定軌道に乗せるまでとにかく、必死に....ということであります。私は飛行機が大変苦手でありまして、その割にはかなり搭乗する機会があった(ある)のですが、何が一番嫌なのかと言うと、あの離陸時~ベルト着用サインが消えるまでの間であります。着陸時は大きく揺れても不思議と心穏やかなんですが....。まあ、まずは安定軌道、上空1万メートルに達するまで....とにかく、とにかくであります。さて、震災以降、漁港関係者の方々とお話しする機会が多いのですが、たわいもない会話の中で、そういえば、漁港の水位って、こんなに高かったっけ?....と。言われてみれば確かにこんなに高くなかったような....。見えないところで地盤が沈下しているのかもしれないし、温暖化の影響もあるのかと....。良く分かりませんが、近視眼的になってしまう昨今の状況の中で、日常の何気ない変化に目を留めると、何故か物事を見る目が広くなったような気がして、もはやこれまで、と思っていた事柄が、実は他にいくつも選択肢があることに気付く....ことがあるのだそうです。何となく分かるような気がします。そういえば、6年前にブログを書き始めた時、見たり、聞いたり、感じたりしたことを云々と。で、今があるわけで....。幾たびか辛酸を経て、志はじめて固し....と思う次第であります。たかが水位....ではなく、何故だろう...と。そんなことを繰り返しながら今に至る....と、気持ちを新たにしているところであります。


冷蔵庫と中身

2011年09月21日 | 日記・エッセイ・コラム

001 また久しぶりの投稿となりました....。新事務所も完成しましたが、あそこが、ここが...と、関係者の皆様方にはご迷惑をお掛けし申し訳ありません。1月末日の強制退去から8ケ月....。その間、震災やら何やらと.....と。本当にいろいろな事があった訳であります。8ケ月が1年にも2年にも思えるような感覚でありました。で、周囲の田んぼを見渡すと....。稲刈りも終わって....。ああまだ9月なのね...という感覚であります。写真はいつもの頭の良い白サギ軍団。相変わらず耕運機の後ろにくっ付いて....。ここでピン!...と。これ事業のヒントだ.....と。田んぼの持ち主は稲刈り後の田んぼを攪拌したいだけ。たまたまそこには虫やらカエルやらがいて、その後ろを歩くと、食べ物にありつける訳であります。この場合前提となるのは、田んぼの持ち主の方が寛大で情緒を理解して下さること....。邪魔だ、あっち行け...だとちょっと....。でも耕運機によって労せずに食べ物が出てくる訳ですが....。さてさて、新事務所の備品購入などで、あちらこちらに参ります。出来るだけお金を掛けないケチケチ方針であります。そこでいつも思うこと、冷蔵庫とその中身。どちらが経費が掛かるか?ということであります。冷蔵庫はそれこそピン~キリなんでしょうが、平均的な家庭用だと数万円というところでしょうか。それに引き換え、その中身。100円の飲料、200円の調味料、300円の魚や肉や野菜....。要するに単価は数百円....。どちらが高いかと聞かれれば、冷蔵庫に決まってるじゃんとなりますが、5万円の冷蔵庫だとして、1回1000円分の食品を購入し、それらを中に保存するとして、50回を超えると冷蔵庫代になってしまうんですね~。1年もたたずに、冷蔵庫の代金を上回る出費になって参ります。当たり前だろ...ということですが、これなかなか深い領域であります。何が言いたいのか?ということでありますが、本日も韻を残して.....。


底引き解禁!

2011年09月06日 | 日記・エッセイ・コラム

003 台風の余波等でなかなか出漁できませんでしたが、とにもかくにも底引き漁解禁。本日その第一回目の水揚げがありました。大雨の影響でドック内はご覧のように泥水だらけではありますが....。さてさて、久しぶりに過去の記事などを眺めておりましたが、大きな過失、ウソに気付きました。サブタイトルにある30代...。すでに2年が経過しておりました。年齢詐称、気付いていながら2年もダラダラと....。申し訳ありません。新事務所の工事は本日で終了、電話、その他の設置で数日。来週は新事務所からの掲載をと思っております。月末あたりにリニューアルも予定しておりますので。本日の日経に、40代・迷いの10年。サブタイトルに、君に仕事を用意できない....というショッキングな内容の記事がありました。就職の厳しい現在の20代に比べ、今の40代は超甘い就職活動しか経験しておらず、子供の頃は経済成長期で、20代ではバブル。50代、60代のようにモーレツに働くこともせず、20代、30代のようにキラリと光る専門性もない....。仕事と家庭で板挟みになり、中には精神疾患に陥るケースも....。まあどの世代でも、動く人は動くし、動かない人は動かないのでしょうが、世相を反映していることはある程度否めない事実であろうと思います。自分を含めて。人間、変わらなきゃ...と思っても、なかなか変われない。20歳を過ぎたら変われない。こういう思い込みのある自分でありまして、40を過ぎて、不惑などと言われても、変われるものか!と思う反面、いや変われるね....という相反する心境であるのは、自らが置かれた環境の所以でありましょうか。同じ日経に、喜べは喜びが喜びごとを集めて喜びに来る。悲しめば悲しみが悲しみながら悲しみごとを集めてくる....とありました。せめて機嫌良くしろ...ということだと思いますし、元来、世代間の対立を煽るような評論自体がナンセンスかも....。所詮この世は仮住まいでありますし、一生の幸運はコップ1杯と決まっているようであります。何かの本に書いてありました。要するにプラス・マイナス=ゼロだと。プラスが大きければマイナスも大きいし、マイナスばかりと嘆いていても、実は....ということが多々あるものです。あまりマイナス言葉を吐かずに機嫌よく。とにもかくにも底引き漁が解禁され、銚子港がまた賑やかになって参ります。一喜一憂せず機嫌よく....。


挫折力!

2011年09月02日 | 日記・エッセイ・コラム

012 何かの本で....。ビジネスマンが30代までに経験しておくべき、ただ一つのこととして、大きな挫折を経験し、それを乗り越えることだ....と。これ曰く、挫折力であり、これからの社会を生き抜く必須条件であると...。さてさて、自らも色々なことを経験してきたつもりでありますが、とかく思うようにならないのが世の常でして....。9月1日は底引き漁の解禁日でありましたが、台風接近による時化で水揚はなし....。気合入れていた漁師さんたちも出鼻を挫かれて、まあこんな時もあろうよ....と。過日、大学生の運動部の合宿をちょっと覗く機会がありまして、就職を控えた4年生諸氏と話をする機会がありました....。運動部諸氏は一般学生に比べれば状況は良いようでありますが、話を聞いていると、大学4年の最後の夏合宿にしては、語られる内容が妙に生々しい....。20年前の先輩達の時はどうだったのですか?....ということになりまして....。当時はバブルの終わりかけとはいえ、拘束旅行なる言葉もあちらこちらで飛び交い、8月の夏合宿時にはほぼ4年生・全部員の就職先が決まっており、何の心配もなく、ただ後期リーグ戦の事だけを考えていたような....。で、20年後の“今”どうですか?.....と。社会人生活も20年近くとなり、あと20年もすれば、サラリーマンなら定年。あと20年経過し、自らを振り返ったとき、出てくる言葉は何だろうか?....と。後悔なのか、達成感なのか、綺麗ごとで体裁を取り繕って自己嫌悪なのか、自己満足なのか....。そもそも20年先に.....。いろいろなことが交錯しますが、そのためにも今だろうということであります。無限の可能性を感じる20代から、残り時間が気になり始める40代、その中間の30代までに経験しておくべきことが挫折とそこからの立ち直り....か。なるほど、なるほど....であります。世代を越えた交流の場があると、何かと気付くことが多いです。大学生と話しながら、来し方、行く末を想い、やるべき時の今、やるべき場所にいて、やるべきことをやろう....と思った次第であります。20年前、“今の”人気企業、優良企業に行こうなどと安易に考えている輩(やから)は、20年後に後悔することになるぞ....と、名物先生が怒鳴っていたのを鮮明に思い出します。すべからく姿勢の問題。就職するのではなく、生きて行くんですね....。故に挫折力!なるほど、なるほどであります。