銚子・角巳之・三代目

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河川敷!

2020年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム

本日、8月31日...。早いもので8月も終わりです。今年の夏は海水浴は無い、花火大会も無い...。無い無い尽くし
でメリハリのない夏でありましたが、コロナ禍真っ只中でありますので...。行事は無いけれど、暑さは容赦なく、
それでも8月が終わり、鈴虫の声も聞こえて参りました。田んぼや漁港の姿も変わり...秋はもうそこであります。

昨日、河口堰を掲載しました。本日は補足の意味で河川敷...。河川敷(かせんじき)、私を含め地元民がそう
呼んでいるだけで、正式名称は分からないのですが、河口堰の中ほどから、利根川・本支流沿いに広がる道路。
信号殆どなく、この道を利根川沿いに遡れば、千葉県野田市、流山市方面まで一本道であります。

非常に便利な道路でありますが、万が一、事故車などで渋滞が始まると、かわす道もなく、ひたすら待ち続ける
ことになったり、道幅が狭いところにトラック等、大型車両も通りますので、慣れない時は怖い思いをするかも
(私がそうでした)さらに速度規制(確か40kmほど)、調子に乗って飛ばしていると....。であります。

東日本大震災から数か月後、トラックに魚を積んで印西市や野田市まで運んでいたことを思い出します。地震の
威力の凄まじさで、道路は至る所で寸断され、田んぼ道を迂回したり、ひたすら待ったり...。あれから10年近く
現在の道路は見違えるほど綺麗に整備されております。河川敷の風景も変わって参りました。明日から9月です。

河口堰!

2020年08月30日 | 日記・エッセイ・コラム

写真、銚子のお隣・東庄町...。利根川に掛かる河口堰(かこうぜき)、地元での通称は逆水門、潮止の橋、
その他...。利根川最下流に掛かっているのが、銚子大橋。そこから10kmくらい利根川を遡ると、次は
かもめ大橋、そこからさらに10kmくらい遡ると、写真の風景・河口堰はあります。

海に流れ込む川の下流は、汽水域(海水と真水の中間、塩分濃度1%くらい)と呼ばれ、シジミなど、川の
恵みを育む非常に貴重な場所でありますが、一方において、農業用水や工業用水に塩分が含まれると、農作
物や工業製品に悪影響が起こる...非常に悩ましいトレード・オフ現象の象徴でもあります。

トレード・オフ、要するにあちらを立てれば、こちらが立たず...。この利根川河口の汽水域はかつて、シジミ
の宝庫と言われておりましたが、現在はほとんどその姿を見ることはありません。しかしながらこの河口堰、
農業や工業、あるいは飲み水の確保として非常に重要な役割を果たしてきたのは紛れもない事実。

東日本大震災時も、海から逆流する凄まじい津波をこの河口堰が食い止め、上流への被害を最小限に抑えた。
これまた事実であります。最近は魚道を整備したり、周辺環境を整えたり、生態系にもかなり好影響が出ている
と聞き及んでおります。人間の快適さと生態系への配慮、どちらか。ではなく、どちらも.。SDGsの時代です...。

宝満(ほうまん)!

2020年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム

写真は、宝満(ほうまん)と呼ばれる奇岩...。銚子・外川(とかわ)方面から海岸線を犬吠埼方面に
向かう、長崎海岸(長崎鼻)と呼ばれる一帯にあります。この一帯は義経伝説の数々に巡り合える
ところ、犬吠埼、犬岩...枚挙に暇がありません。そしてこの宝満も...。

何でも、義経の官位・九郎判官の判官(ほうがん)が訛って、ほうまん...。になったと言われる説
が有力のようですが、とにかくこの地は義経伝説、弘法伝説はじめ歴史ロマンが満ち溢れたところ。
宝満は、良~く見ると、烏帽子を被った人間が仰向けに寝転がり天を睨んでいるように見える...はず。

歴史ロマンのみならず、この地は地質学的に見ても非常に重要な場所なのだそうです。先般掲載の
銚子・古銅輝石安山岩(こどうきせきあんざんがん)などから日本列島の成り立ちを知る鍵として。
また数々の遺跡、サメやクジラの骨などから、その多様性は世界有数であると解説にありました。

私の力では十分な説明になっていないと思われますので、ご興味ある方は銚子ジオパークのHP等にて
ご確認下さい。宝満...。非常に有名なので過去、複数回掲載したかと思いきや、今回が初投稿であり
ました。まだまだ掲載忘れあるようです。宝の山が足元に満ちているのに...ということでしょうか。


虹!

2020年08月28日 | 日記・エッセイ・コラム

写真・8月27日の夕方...。東庄町(とうのしょう)から銚子に向かう、稲刈りを控えた田んぼ
を通り過ぎる際に...。あまりにも綺麗だったので、車を停めて写真を...。ブログも10年以上
続けて参りますと、ああ綺麗な風景だと思った瞬間にカメラを持っている自分がおります...。

銚子界隈は風があり、同じ30℃でも体感気温は都会に比べて5℃くらい低いだろうと思います。
田んぼや畑の緑も、実は涼やかな風と関連しているようです。海風もそう...。ただし海風は塩分
を含んだ風...。後の掃除は大変なのですが、それでも酷暑に吹く風...一服の清涼剤であります。

暫く雨が無く、外に置いてある植木類に水をあげるのが少々苦痛になっておりました...。蛇口を
捻ると、出てくるのは温水。熱湯ではないか?と思われるくらい熱く、それが数分止まらない。
この水を植木にあげる訳にはいかず、冷たくなるまで洗車したり、窓掃除に使ったり...。

こんなことを書きながら...。寒くなったら、早く暖かくならないかな...。なんてこと言っている
のだろうと思います。鈴虫の声も聞こえるようになりました。8月もそろそろ終わり、9月から
近海底引き漁の解禁となります。確実に季節は進んで参ります...。

成田のうなぎ!

2020年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム

結局、私は大のウナギ好きである...。ただこれだけのことなのですが...。先日、成田方面にて所要有り、
同行の先輩にご馳走して頂き、至福の時間を堪能致しました...。どこで食べてもウナギはウナギだろう
と思いますが、老舗ひしめく成田地区、特に成田山参道のウナギは一味も二味も違うな~と。

成田山(新勝寺)正門付近からすでにウナギの香ばしい、何とも言えない匂いが充満し、成田山への
参詣よりも先に、ウナギ食べたい....。こんな不遜な態度ではいけないと思いながら、あの匂いの誘惑に
は勝てず...。写真からあの匂いをお伝えすることが出来ず、残念であります。

それにしても成田山参道...。いい雰囲気です。ウナギの匂いもさることながら、あの歴史ある建物の
数々...。これを見ているだけでも心が落ち着いて参ります。縁起等を見ると、参道のお店(ウナギ屋
さんに限らず)創業から200年、300年...。まさに歴史であります。

江戸っ子が利根川を下って成田山詣で...。成田屋!の掛け声で歌舞伎を見たのかもしれないし、あの
ウナギを食べたのかもしれない。銚子まで足を延ばし、もしかしたらそのまま住み着いた人もいるかも
知れない...。しばしの間、美味しいウナギと共に、歴史情緒に浸っておりました。



問題発生時に...。

2020年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム

かつて某所にて...。何か自らにとって不都合な問題が発生したらどうしますか?との問いに対して...。
どうやったら隠せるか検討する。責任回避の方法を探る。なかったことにして誤魔化す...。もちろん
すべて✖...。一方で、大きくしてしまえ。との声が上がりました。世界的自動車メーカーの方からです。

ハインリッヒの法則...。以前掲載したかと思いますが、一つの重大事故の前には、20~30くらいの
ヒヤリとした経験があり、そのヒヤリの前には200~300もの、まあいいや...。という工場や事業所
内での怠慢行為や、ずさんな慣行などが遠因として挙げられるのだそうです。

コロナの感染数も多くなり、特に狭い田舎町などで噂が広がると、言葉は刃物よりも危険な凶器となり、
風評と言う化け物を生み出すことに繋がってしまいます。すでに誰しも感染リスクのあるステージになり、
問題発生時の迅速で毅然とした対応以外に二次、三次被害を止める手立てがありません。

人の口には戸板は立てられず。またSNSの時代です。問題発生時には、その問題大きくしてしまえ。前後
の解説抜きでは少々危険な例えなのですが、風評等が起こるのは隠そうとするから...。問題発生時、責任者
は問題を大きくし、迅速で毅然とした態度を。何よりも平時の心掛け、ハインリヒの法則、再考すべき時です。



刑部岬にて...。

2020年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム

ジョー&力石の碑、および撮影の舞台を訪れ記事と致しました...。世代としては再放送世代なのですが、
あしたのジョーの世界観、今考えるとあの世界は子供には理解不能だった...はず。だけれど熱狂的に見て
いた記憶があり、時を経て今、50を過ぎて分かること多いな...と。週末はジョーの世界に耽っておりました。

主題歌、挿入歌の歌詞も、どことなく暗さを引きずるようなメロディーも...。今の境遇を抜け出そうと、
明日のために。明日のために...。それでも叶わない夢や、脱落していく仲間...。そして本当の辛さを知った
人間は、仲間が辛い目に逢った時、気付かぬふりをするのも優しささ...。年を重ねなければわからない世界...。

さてそんなジョーの世界、撮影の舞台にほど近い刑部岬。旭方面から銚子に向かう途中にあり、いつもは
ただ通過してしまうだけ、めったに立ち寄りはしませんが、実はここ、日本の夜景百選に選ばれるなど、
非常に綺麗な風景が広がる観光スポット...。不思議な魅力のある地であります。

久しぶりに訪れましたが、沖縄との友好碑など新たな発見もありました。碑の中に“悔いなき人生”とあり
ました。少年時代には親を、中年時代には先輩を、高年時代には社会を喜ばせ、あの世には手ぶらで行く...。
何故ここに沖縄?人生訓?...これは詮索せず...。刑部岬...、ぜひ一度訪れてみたら如何でしょうか?




撮影の舞台...。

2020年08月24日 | 日記・エッセイ・コラム

写真上は、銚子・屏風ヶ浦。既報の、私が勝手に裏・屏風ヶ浦と呼んでいる場所から撮影しました。
写真下は、飯岡・刑部岬(ぎょうぶみさき)、屏風ヶ浦が終わり、九十九里海岸が始まる要衝の地。
どちらも非常に雄大で綺麗な風景でありまして、私も時々この地を訪れております。

TV・CMや、ドラマ、映画の撮影にも度々使われている場所ですが、確かに雰囲気のある場所であり
ます。刑事ドラマで、犯人が追い詰められ、崖を背に刑事さんに説得されているシーンや、下町の
工場が重要なパーツを作り上げ、ロケットを飛ばすあの場面、車のCM、その他たくさん...。

2週間ほど前に放映されていたアニメ...。打ち上げ花火..も、どこかで見た風景かと思ったら、銚子
電鉄やら、外川(とかわ)の街並みやら、そしてこの刑部岬も舞台となっていたようです。いつも
見慣れた風景が映像になると、何か異次元に引き込まれたような、そんな気持ちになります...。

この屏風ヶ浦、刑部岬の前に広がる太平洋...。この地が洋上風力発電の有力な候補地であり、環境
アセスメントを経て、秋口には具体的な事業者さんの選定等の手続が開始されると。新聞報道にて。
SDGsの時代、この地が撮影の舞台だけでなく、自然エネルギーの聖地になるかもしれません...。

ジョー&力石

2020年08月23日 | 日記・エッセイ・コラム

飯岡(千葉県旭市)の海岸線に、ジョー&力石の碑が建っております...。何でここに...ということですが、
この飯岡の地、あしたのジョー作者の、ちばてつやさんが幼少期に過ごされた、ゆかりのあるところなの
だそうです。

あしたのジョー...。我々50代は再放送世代、60代~70代の方々にとっては、青春時代ど真ん中かと
思います。実際、かつて学生運動に参画していた方などに聞くと、ジョーは心の拠り所であったと...、
そんなお話聞いたことが有ります。

ジョー&力石の碑は、東日本大震災・津波の鎮魂碑がある隣に建っております。飯岡一帯、特に海岸線
ではお亡くなりになった方も多く、いまだに津波の傷が癒えることはありませんが、これも時間と共に
薄れていくのかもしれません(だから忘れないための鎮魂碑なのだと思います)

ジョー&力石、津波の碑...。甘いなぐさめなど今は・背中にしみる訳もない・苦い涙がこぼれたら・
気付かぬ振りをしてやるだけさ...。あしたのジョー挿入歌・果てしなき闇の彼方に...。久しぶりに聞き
ました。10代で聞いた曲を、様々な経験を経て50代で。時間が経つほど背中にしみる歌詞だな...と。

収穫期!

2020年08月22日 | 日記・エッセイ・コラム

実るほど頭を垂れる稲穂かな...。千葉県北東部の田んぼ...、来週あたりには収穫の時を迎えるようです...。
故あって、地域内の牛肉生産者と稲作農家を訪問しておりました。既報の通り耕畜連携事業の一環として、
収穫後の稲わらを牛さんへ。牛さんの糞尿は堆肥化され田んぼの肥料に...この循環の現場を確認に...。

数年前このブログにて、あと何年田植え・稲刈りが出来るかな...、と仰っていた先輩(生産者)が2年前に
ご逝去され、その後田んぼはどうなったんだろうと思っておりました。ご縁とは不思議なもの、この田んぼ
が耕畜連携の田んぼそのものでありました。地域の若手が引き継いで、その火を灯し続けてきたそうです。

温暖化の影響などもあり、お米の食味は北に行くほど良い傾向にあるようです。我が千葉県北東部のお米、
温暖化に加え、近隣に山もなく(冷たい湧き水もなく)、水は大利根用水(利根川)と、条件としては良く
ないのですが、生産者のみなさんは置かれた地域で、様々な工夫を凝らして生産に励んでおります。

耕畜連携もその一つ。また周辺の畑では千葉エコ野菜(通常品に比べ農薬・化学肥料が半分以下)に挑戦。
何よりも、我々は千葉県北東部にて、お米と同じ生育環境の中で暮らしております。食味など、単一の基準
を越えた地域の取り組みを食べて生きている。実った穂が頭を垂れる姿を見ながら、そう思っております。

養鶏場にて(番外)

2020年08月21日 | 日記・エッセイ・コラム

ケージ(檻)で飼育しても、放し飼いでも、卵は卵...。どちらも現行の畜産関連法規に違反する訳でなく、
健康を害する訳でもありません。需要があるから供給しているのであり、最終判断はお客様...。食べる人の
考え方が生産方法を決めている...。そして、あなたはあなたの食べたもので出来ている。そんな時代です。

連載させて頂いた放し飼い農場は、主要なエサ・トウモロコシはNON-GMO(遺伝子組み換えしていない)
PHF(収穫後、農薬散布していない)等、様々な自主基準を設けられています。熱狂的なファンが存在
しており、自己満足だ、何だと言われても、正当な労働の対価を得て、キチンと事業継続されています。

養鶏場の外に、猫が2匹おりました。養鶏場の外の雑木林に住み着いてしまったそうなのですが、この2匹、
農場の方々にエサを貰う代わりに、飼料貯蔵庫に侵入しようとするネズミを追い払ってくれ、鶏さん達には
決して近づかず、日がな一日養鶏場防衛をしてくれているようです。まさに猫の恩返しであります。

コロナ禍で、健康のことを考えることが多くなった昨今、如何に食べ物を選ぶか?ということ、重要になって
来たように思います。作って貰わねば食べることは出来ず、家畜や生産者の日常も食べ物の一部...。そんな
関連を考える契機にしようと思っております。猫の生き方(お互い様)にも見習って...。






養鶏場にて③

2020年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム

あなたはあなたの食べたもので出来ています...。こんな格言があります。そして家畜が食べたものはやがて
あなたが食べるもの...。もう何十年も前から言われていたことでありますが、最近その言葉を聞く機会が
増えてきたように思います。時代が追い付いてきて、心からの賛同者が増えているからではないか...と。

当時は一部の生協さんとか宅配の方々が中心になって、食べ物は工業製品ではない。放し飼いなど、動物
福祉に配慮した生産を行っている生産者を応援しよう。そう言われてましたが、最近は一部団体の主張で
はなく、お客様方の健康への関心も高く、広く受け入れられる土壌が出来ていると思います。

毎年米国のスーパーマーケットを視察されている方から、米国内ではサプリメントの販売が減少傾向にあり
栄養はサプリではなく食べ物から摂るべきだ。そして出来るだけ食べ物丸ごと食べよう。そんな機運が高ま
っていると聞きました。米国の今の姿は日本の数年後の姿と言われております...。

写真はキャベツの葉っぱなのですが、これ減農薬、減化学肥料で生産され、出荷の際に除かれた外側の葉。
虫食い状態等の見た目が悪いだけ。人間が食べても全く問題ないもの。普通は捨てられるものですが、実は
これ鶏の大好物なんだそうです。鶏さんに食べて頂き、その栄養を卵に蓄えて頂いて...。続きは次回に。

養鶏場にて②

2020年08月19日 | 日記・エッセイ・コラム

養鶏場の方々に聞くと、2000年代前半の鳥インフルエンザ等にて、中小零細規模の養鶏業者は
生き残りが難しくなり、大手さんの傘下に入ったり、廃業したりと業界の再編が進んで行ったとの
ことでありました。10個・100円で売れる卵を作ろうと思ったら100万羽以上の飼育が必要で...。

写真の養鶏場は総飼育羽数1万羽くらい...。放し飼いで、目が届く範囲の飼育数。ただしコストは
掛かり、10個・400円から500円(末端売価で)くらいになるだろうと思います。価格競争
の激しい折、こんな価格はただの自己満足ですね...という声も多々あるのですが...。

放し飼い卵の集卵作業はさぞ大変だろうと思っておりました。敷地内のどこでも勝手に産み落とし
それを拾い集めている...と。ただどうも違うようです。鶏さんの習性で、ちょっと高い場所に日陰
を作って(写真)あげると、鶏さんは産みたくなったらその場所に行って産むのだそうです...。

とは言え、集める作業は人力...。この暑さでみんなバテてます...。ただしこの人力による放し飼い、
賛同者は非常に増えていて、動物福祉の観点(1羽あたりの面積、鶏の行動の自由...等々)から
見ても、これからの時代のあるべき姿だろうと...。続きは次回に。

養鶏場にて①

2020年08月18日 | 日記・エッセイ・コラム

知人の養鶏場(放し飼い)を訪れておりました...。鶏に限らず、豚も牛も、人間同様に家畜も暑い...。
人間が耐えられない暑さなら、家畜も耐えられず..。しかも家畜は自らの意思を話すことは出来ない
ので、飼い主が察知して対処してあげなければならない...。

卵を産む数が減る、牛乳の量が減る、体重を増やしてもらわねばならないのに、減ってしまう...等々、
家畜の状況を見てこの炎天下の中、生産者の方々も大汗流しながら、対応に追われておりました...。
写真は放し飼いの養鶏場(卵・生産者)...。鶏の環境としてはかなり良い部類ですが、それでも暑い。

長らく卵は、物価の優等生などと呼ばれ、スーパー等では特売の目玉。10個入り・100円なんて
価格良く目にします。特売(集客の)目玉になってしまっており、原価に関わらず安売り合戦の象徴
のようになってしまっておりますが...。その業界でも異変が起こっているようです...。

先般報告の動物福祉...が一つの答え。そして健康(栄養)のこと。卵は完全食と言われるくらい栄養
価の高い食品でありますが、そんな商品が特売の目玉のままで良いのだろうか?鶏の飼育環境も動物
福祉の観点から適切なんだろうか?そんな声、私の周囲で良く聞こえて参ります。続きは次回に。

端境(はざかい)期

2020年08月17日 | 日記・エッセイ・コラム

お盆も終わり...。季節は進んで参ります。地域内の畑を見ても、トウモロコシやヒマワリの畑はだんだんと整地され、
キャベツ畑への準備に入りました...。季節は進むと言っても、まだまだ暑さ厳しい折...、この時期の畑仕事はたいへん
だな~と。それでもこの時期に準備をしないと、次の季節には進めない...。

今の時期がいわゆる、端境(はざかい)期と言うのでしょうか。農作物の収穫が一段落し、次の季節の作物の準備に
入る時期...。どんなにたいへんでも、この時期に畑の手入れをシッカリしておかないと、次の作物どころか、畑の力
も弱まってしまうのだそうです。畑も人も同じだな...と思った次第です。

仕事でも何でも、手がけたものは最後まで見届けて、始末してから次に行け。始末をしないであちらこちらと気移り
していると、結局何にも身に付かず、いたずらに年だけ重ね、気が付いたら後悔だらけの人生になるぞ...。昔から
先輩方にそんなこと言われてきたな...と思いながら、畑仕事を見ておりました...。

仕事は段取りと始末...。そしてこの絶え間ない繰り返し...。かつて先輩に教えられ、現在は自営業者としてこのこと
身に染みておりますが、自然界の営みとそれに対峙する生産者の営みの過酷さを見ながら、言い訳を探す前に始末
しないと...。そしてまた次の準備。特に端境期は慎重・丁寧に...。そんなこと教えられております。