銚子・角巳之・三代目

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アグリフード・エキスポ③

2008年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3592 Img_3597 特徴的なこと、その2、農商工連携と海外輸出.....。農林水産業と地域中小商業者の連携。地域自立のための整備基盤基金であり、公募で全国88ケ所が認定されたそうです。詳細は農水省および経済産業省のHPに掲載されております。“ないものねだり”ではなく、“あるもの”を探す....。88の事例、参考になる事多数であります。応募は全国から300件近くあったとか。地場産業が農畜水産業で、他に働き場所がない場合、その地域の農畜水産業の衰退が街の衰退とリンクする。人口流出が止まらず、65歳以上人口比率が上昇し、気が付けば限界集落(街として機能しなくなる.....)に。どの地域も必死で糸口を探しております.....。それから輸出....。かなり増えているようです。国内の食料品価格は安すぎる。という指摘があります。“消費者”という観点からすると、食料品の値上げは困る。という事になりますが、はじめに(低価格)売価ありき。の構造がもはや限界にきている。直売所の隆盛などをみると、そういう状況下にあって、やはり国産食料品を今後も食べ続けていくにはそれらを買い支えていかねばならんのだ。とお考えになっている方、かなり増えていると思います。極端な話、輸出した方が国内で販売するより2倍も3倍も利益が出る。となるならば.....。これも買い支え...かと。すべからく、パラダイム・シフト(価値の構造転換)を迎えている昨今であります。時にはこういう場所に行って、刺激を受けねば....。その思いを新たにしております。


アグリフード・エキスポ②

2008年08月30日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3596 Img_3594 特徴的なこと、①たんなる農産物の紹介&商談ではなく、その地域そのものを売り込む。よく言われるモノではなくて、コト(生産者の想いや生き様、商品の物語....)を売る。②よって地域内あるいは地域間連携が不可欠となり、生産者だけでなく、県や市が一体となって動く....。ああ宮崎か、茨城か、...進んでるからな~と思っていたところ、知った顔が.....。銚子のお隣、旭市さんが単独でブースを持ってました。生産者の他、旭市職員さんも多数掛け付け、試食やら商品説明やらを非常に熱心に行っておりました。有名な山田町の直売所さんも.....。こういう“姿勢”は間違いなく伝わる....。地場産業を市を挙げて応援しようとする姿勢....。かつて“名門”と呼ばれた街が衰退する。衰退には何らかの理由があるのでしょうが、多くの場合、それに触れられることは少なく、責任転嫁され続け、気が付いた時には歯止めが掛からない....。他方、バカにされようと、批判されようと地道な活動を続け、気が付くと、ああ、あの街は活気があるね~。となる訳です。折りしも全世界的に食糧争奪戦の昨今、国内農畜水産業を地場産業に持っているところは、むしろ大チャンス到来であります。“ないものねだり”せず、地域内に“あるもの”を探し、“あるもの”と“あるもの”をくっ付ける。多くの場合、それは地元の人間には分からず、こういう場で自らが情報発信することでそれに気付く....。気付く為の感度を地道な勉強会等で磨く....。故あって、旭の取り組みを10年ほど前から知っておりました。本当に地道な活動の数々.....。現在、どんどん伸びていく隣人を前に、その先駆的取り組みを賞賛しながら、何故か心中複雑な思いであります.....。


アグリフード・エキスポ①

2008年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3590 Img_3591 東京・ビックサイトで開催されておりました、アグリフード・エキスポ(農林漁業金融公庫主催)に行って参りました。全国から農業を中心とした450の食品団体が出展。来場者数は1万2000人を越えたんだそうです。物凄い熱気でありました。懐かしい再会あり、全国にはこんなに頑張っている人々がいるのか~と感心させられる事しきり....。時々、こういう場には顔を出さねば。と思った次第であります。とかく地方にいると、自分達だけが恵まれていないと被害妄想に陥りがちですが、どこにいても、やる人はやっている。それを目の当たりにすると恥ずかしくなり、自分も動かねば....と。そんな方々で充満している会場ですから、凄まじい熱気を生む.....。東京時代は頻繁にこういう場所に出没しておりましたが、ここ数年、全くこういう場に出たことがありませんでした。特徴的な事もいくつか感じました。詳細は明日。


一念化生(いちねんけしょう)②

2008年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3569  仏教の世界では生物を生まれ方の違いによって4つに分類するのだそうです。①胎生(人間など哺乳類)②卵生(魚など)③湿生(昆虫など)そして④化生であります。化生とは何も無いところから過去の業(ごう)によって忽然と姿を現す....。という意味があるようです。業(ごう)、カルマとも言われる現象でありますが、ちょっと難解すぎるので省略します。ここでは言葉の意味ではなく、その使われ方を問題にしております。恐らく、思いを正しい方向に導きなさいよ。というアドバイスだったのでしょうが、精神状態が悪いと、お前が化け物になるよう祈ってやる....などと聞こえる.....。要するにいくらでも悪い方に解釈できる。僧侶の方、問題は相手が“一念化生”だと諭すような状況にありながら、にわか仕込の言葉を投げ付けただけで、フォローを全くしておらなかった事だろうな?と....。スポーツでも何でも、最終的には“心の強さ”だよね....、という事になるんですが、じゃあその心の強さはどうやったら鍛えられるんですか?と聞くと???である場合が多いです。心が弱いと思われたから一念化生と言われたのでしょう。じゃあどうすれば?という事であります。弱ってるんですから....。大阪の中学校のように、毎日皿洗いじゃ....。中学入学して皿洗いを毎日行うと宣言したら、いかなる例外も認めずそれをやり遂げろ....。(そしたら全国大会の常連となった....)これ言うは易し。先生はそれをずっと見守る訳ですから....。中途半端に言葉は発さない方が良いし、他者には幾ら親しくても求められてもいないアドバイスをしない方が良い...。言うからには責任を持って....。そう思った次第であります。写真は再掲になりますが、蓮の花....。蓮の花は泥水の中からでも清い可憐な花を咲かせるから転じて、俗世間のドロドロした関係の中にあっても、他者を非難せず、許し、待つことの出来る方がいる。つまるところこれを仏様と言い、仏様は蓮の花の上に鎮座される事から、この様子を蓮華化生(れんげけしょう)と言うのだそうです。化生、化生....。今は化け物ではなく、清らかな蓮の花を想像できます。


一念化生(いちねんけしょう)①

2008年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3489 悩んでいる人、助けを求めている人に短い言葉で的確にアドバイス....。禅問答のようにツー・カーの関係で理解できるようになるには、双方、相当の知識と経験が必要....。その言葉を語った人が、実はその言葉を良く理解しておらず、話を聞く側の精神状態が悪かったりすると、それは逆効果となって、混乱に拍車が掛かる....。時には憎悪すら抱き、誤解を放置すると憎しみの連鎖が止まらなくなる....。ちょっと前、“一念化生(いちねんけしょう)”という言葉を投げ掛けられました。正しく善い事を念じれば善い事が起こり、悪事を念じれば悪い事が起こる。想いは正しく行使すれば仏にもなるが、行使の仕方を間違えると鬼にもなる....。そんな意味でしょうか?この言葉、何故か頭にこびりつき、ずっと離れずにおりました。先日、ある僧侶の方にそのことをお話しましたら、いくつかの注釈を頂きました。一念化生という四文字熟語なのか、一念と化生なのか? すべからく仏教用語。念という言葉は恐ろしく、悪意を込めて発すると、翻って、その言葉を発した方に悪の念が戻ってしまうんだそうです。念...、想いとか、気持ち...。こんな気安く使える言葉ではないようです。カルマ(業・ごう)とも通じる。一方、化生。仏教用語の他、医学用語、化学用語....。果ては“化け物”を指し、着飾って男を惑わす化け物女(妖婦・ようふ)....の意味もあると。ただひたすら自らが化け物女である事を念じる....か?と。まあへそ曲がりの解釈が多分に入っておりますが、言葉は難しいです。続きは明日。


ギューギュー鳥

2008年08月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3410 写真は銚子駅前のある日の夕暮れ....。地元の方々が、“ギューギュー鳥”と呼んでいる鳥の大群....。おそらくムクドリだろうと思います。夕暮れ時の静寂を破る強烈な騒音、フンによる悪臭....。すっかり悪者のギューギュー鳥ですが、彼ら(彼女ら)、何も好き好んで街中に出没している訳ではないようです。要するに里山の開発によって、行き場所を失っている.....。環境問題は単なる情緒の問題だけでなく、生態系のバランス喪失により、人間と他の生き物の生活空間の奪い合いという(不都合な)問題を引き起こす.....。人間優先だ、そんな迷惑な鳥、殺してしまえ.....という声もあるようですが、これでは物事の本質は解決しない.....。また新たな、そして大きな問題となって人間生活に降り掛かる.....。かつてマレーーシアにおいて、ニパ・ウイルスという非常に危険なウイルスが蔓延し、非常事態宣言が出された事があります。急速な都市化により、今までそこにあった養豚業者が山奥へ、山奥へと追いやられていく....。山を切り開く....。そうすると、その山に住んでいた野生動物の行き場所がなくなる....。ニパ・ウイルス....、もともと野性のコウモリが持っているウイルスだったようですが、それがまず豚に感染する。その豚から人間が感染し、人から人への感染へと移行する....。そしてパンデミック、アウトブレイクという感染爆発の様相を呈するようになる....。悪いのは野性のコウモリでも豚でもなく、自然の秩序を壊した人間.....。昨今の環境問題を考える時、それがたんなる情緒の問題でない所以であります。


マリー・ゴールド

2008年08月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3566_2 銚子は魚の他、キャベツ、ダイコンの大産地。首都圏の野菜供給においても非常に大きな役割を持っております。輪作障害(同じ作物を作り続けることによって生じる弊害)を避けるため、夏場はキャベツ、ダイコンの作付けはしばし休憩。キャベツ畑はトウモロコシ畑に変わり、ダイコン畑はマリー・ゴールド(写真の花)に変わります。これまた銚子の夏の風物詩.....。マリー・ゴールドは根っこに消毒作用があり、土壌に住み着く寄生虫を駆除する役割があるんだそうです。これぞ農家のみなさんの知恵。ダイコン畑が一面のお花畑に変わる夏......。見た目の美しさだけでなく、理論的な裏付けも.....。銚子生活3年を過ぎましたが、まだまだ知らないことばかり....。銚子生活は奥が深いです。


インパクト!

2008年08月22日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3581_2 原料・資材の高騰から、総じて飲食店運営は非常に厳しい時代を迎えていると言われております。郊外にある大型のショッピングセンターも、ガソリン高から客数が減り苦戦中とか。米国の10年前が今の日本の姿、米国の今が日本の10年後の姿と言われます。米国の今、郊外の大型ショッピングセンターが次々と淘汰され、中心市街地を中心としたコンパクトシティーに人口流入が始まる....。歩いていける範囲に生活必需品を買うお店が無くなってしまったのは、単なる企業競争の結果ではなく、地域住民の“生存権の侵害”であると、以前、米国で訴訟が起こっていることを聞きました。確かに、みな誰しも年をとり、全ての人が郊外まで車を運転していける訳ではない....。さて、またまた話は飛びますが....。東京は人が多い。人間は一日三度腹が減り、何か食べる。その限られた胃袋を巡って、外食、中食(惣菜・弁当)・内食(スーパー)などがしのぎを削る....。チャンスも多いけれど、その分、競争も多い。普通では飽きられてしまい容赦ない淘汰が待っている.....。写真は新宿の某有名ラーメン店のチャーシュー麺....。どんぶりを覆い尽くさんかの如きチャーシュー。しかもこの厚さ.....。このインパクト.....。相変わらず超満員でした。他店との特徴を際立たせるには半端じゃ無理.....。日本も高齢化の進行から、郊外型から中心市街地に商業の中心が帰ってくる現象が起きております。ある地方の中心市街地(実際、どこが中心か?という議論もあるのですが)で行列の出来るレストランを運営している方から聞いたお話。我々、地方なんで、地方だからこんなもんでいいだろ...。と考えがちだが、そんな店はすぐ無くなる。何もそこまで.....。そういうインパクトが必要なんだよね....。サービスと言ったら、帝国ホテル並みに....と言ったら嘲笑を受けたけど、その気概が必要なんだ....。チャーシューを厚くしさえすれば....という事ではありませんが、やはり特徴を際立たせようとしたら中途半端じゃないインパクトが必要....。久しぶりの東京で仲間とラーメン食べながら.....。


遊就館

2008年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3582_2 Img_3583_2 “だっぺ”祭りが終わり、翌日の午前中にバスケの市民大会をちょっと観戦してから東京へ。諸先輩方に仕事のアドバイスを頂き、土曜の夜、そして何故か日曜日の午後も大学のOB会の面々に遭遇?し、連日の大宴会となりました......。日曜の午前中、思うところあって靖国神社および隣接の遊就館(ゆうしゅうかん)を訪れました。折りしも、“海ゆかば”と、甚だ生意気な事を書いてしまったからでしょうか?何か心に引っ掛かるものがありました。大学生だった頃、この界隈、北の丸公園とか、日本武道館、靖国神社....、この辺、良く走ってました(私はサボりの常習でしたが....) 街の風景もかなり変わった....。靖国を挟んで明治と法政がともに背の高い校舎で睨みあっているように見える....。明治のリバティー・タワーは御茶ノ水界隈の風景を一変させてしまいましたが、法政も背の高いビルになってたんですね....。靖国や皇居を見下ろすような高さの建物は不遜....。以前はそんな事言われていたような気がしますが....。さてさて、靖国に関してはノーコメントにします。個人の思想・信条に関わらず、自分は日本人であり、その日本の礎となった方々への感謝。これは日本人として当然の感情かと....。悲惨さとか、民族意識とか、そういう事は抜きにしても、“たった”64年前の歴史....。しかも自分の国の.....。かくすれば・かくなるものと知りながら・やむにやまれぬ・大和魂。(吉田松陰)....。さらに松蔭の辞世・わが身はたとひ・武蔵の野辺に朽ちぬとも・とどめおかまし・大和魂.....。戦争に散った方々・直筆の遺書、辞世の句などを読むと、自分が日本人である事を改めて認識致します。資源のない国が資源大国、しかも複数と同時多発的な戦いに挑む。指導層は精神主義一辺倒....。最近、“最後の早慶戦”が話題の映画になってますが、当時の大学生はすでに欧米列強との彼我の実力差を知っている。精神主義一辺倒ではどうにもならないこと......。かくすれば・かくなることと......。でも他に選択肢が無い事も知り、せめて.....。の叫びが、ここには多数の展示物と共に日本人の魂に語りかけて参ります。ここに眠る方々の礎の上に、戦後の繁栄があり、その過程で都市に全人口の80%(昭和20年は都市生活者20%)が集中するという事態となって、気が付けば資源(食糧・エネルギー)価格が天井知らずの値上がりを続け、世界は資源争奪戦の様相を呈しております。ここに眠っている方々は現代を見て、なんとおっしゃられるのでしょうか?


“だっぺ”祭り!

2008年08月19日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3576 Img_3577_2 今年も新生(あらおい)の“だっぺ”祭りに参加させて頂きました。先日、“田場”(たば)という投稿を頂きましたが、昔の方々は“銚子”と言うと、駅前周辺から観音様の門前町・新生(あらおい)までがそれであって、我々が住んでいる田場(何故、田場と言うのか分かりませんが....)は銚子じゃねえ。あれは昔、海だった.....。山側の方々も、同じ銚子市民なのに、“銚子へ行く”という表現を良く使います(年配の方々ですが....)これ、銚子がかつて、近隣市町村の中心地であった頃の名残.....。誇りを持つ事は良いことですが、時代の流れを止める事は出来ません....。はやく状況を受け入れないと....。さてさて、“だっぺ”祭り、由来その他は分かりませんが、年々若手が減っている、お前手伝え....と銚子に戻って3年、補助作業などしております。花火の時もそうでしたが、何だ銚子にはまだこんなに人がいるじゃねえか?....と、思えるほどの人が出ておりました。地元のハワイアンバンドまで....。何でハワイアン~....、これも分かりませんが、お祭りなんで.....。イベント事は確かに集客に繋がるし、地元の子供達も楽しみにしている...。楽しむだけなら良いのですが、それを準備する方々がいる....。束の間のお盆休み。地元に残っている方々は長男の方々が多いので、墓参りだ、親戚対応だ....の間にお祭り準備。終ったあとは精根尽き果てる.....。子供達嬉しそうだったからね~とおっしゃっておりましたが、その後は腰が!、肩が!、体が動かねえ~.....。準備する方々の平均年齢も50歳を越えているでしょうか?こういう地域行事、もはや地域だけでは成り立たなくなっていることも感じております。手伝いしないと....という事で東京から帰って来てくれた銚子出身者も多数おりましたが.....。やはり仕組みの変更が必要になっているのだと思います。これまたパラダイム・シフトかと.....。


東京に行っておりました

2008年08月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3589_2 先週末は東京に行っておりました。金曜に地元のお祭り、土曜の午前中にバスケの市民大会をちょっと観戦して、午後から東京へ....。あいにくの雨交じりでありましたが、これによって東京の殺人的な暑さに遭遇せずに済みました....。詳細は明日からボチボチ掲載致します。今回も更新が遅れ申し訳ありませんでした。


お気に入り

2008年08月17日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3570 最近のお気に入り(というよりも1年前から定期的に通ってます)....。岩盤浴.....。これは効きます.....。最近、メンゲン反応(症状の改善の過程で一時的に症状が更に悪化したようになる)のようなものが多数出ております。やはり何事も、“本気”でぶつかると、不具合が出てくるものです。しかしながらその不具合から逃げていると、いずれ、もはや対応不可能の問題となって自身に降り掛かる.....。一時的な不具合が、何か手を打った結果だとすれば、それはメンゲン反応かもしれない...。そう信じ、日々を過ごす昨今であります。