銚子・角巳之・三代目

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年度末!

2021年03月31日 | 日記・エッセイ・コラム

本日3月31日...。公官庁はじめ多くの場所で年度末かと思います。昨年の今頃はもしかすると
緊急事態宣言と言うものが出るらしい...と。そんな思いの中、実際に発出されたのが奇しくも、
4月7日でした...。数日前の父子桜...。何の因果もないでしょうが、気になる性格でして...。

詳細は書籍・四月七日の...をご覧頂ければと思いますが、米国海軍スプルーアンス提督という
登場人物がさらに物語を深くしております。晩年に米国全土を廻り、太平洋戦争時の逸話を
話ながら、東洋には素晴らしい国がある。それは日本だ。米国の若者たち奮起せよ...と。

硫黄島にて(日本軍は)もはや降伏するしかないであろう。と言う状況下、提督の前に洞窟から
負傷兵が出てきて、この中には将来ある日本の若者30名がいる。食料も水もない。餓死者も
出ている。私の命と引き換えに30名の若者の命を救って頂きたいと言って絶命した...。

後にこの30名も自決。そして日本武士道の精神により降伏することは出来ないが、提督のご
慈悲(洞窟の中に米兵が食料等を差し入れしていたそうです)には感謝するという内容の手紙が...。
終わらせることは最も難しい...。終わらせるため人はどう振舞うか...。年度末であります。

(簡易)コンポスト

2021年03月30日 | SDGs

コンポストとは、堆肥を意味しており、写真は(正確には)堆肥を作るコンポスター(容器)
のことかと思います。先日ホームセンターをウロウロしていたところ、衝動的にこの容器
購入しておりました。目的は神前に上げた榊や事務所内・切り花の処理...。

コンポストの本来の目的は、家庭から出る生ごみの削減。出来上がった堆肥の家庭菜園等での
有効利用でありますが...。毎月1日と15日に神棚の榊を替えておりますが、古くなった榊の
処理に困っておりました。不遜な気がしてゴミとして出せず、一か所に積み上げておりました。

半年に一度、業者の方に処分をお願いしておりましたが、これコンポストに入れたらどうなる
んだ?と、いつものように好奇心が芽生え、思い付いたら即実行という事で、先日大掃除を
して落ち葉や雑草とともに投入。初回なので市販の発酵促進剤(微生物)も入れて...。

米ぬかや、プロ(農家の方々)が使っている土なども良いようですが、これから色々試して
みようと思っております。上手く堆肥化されたら、花壇へ...。先日ここからカエルやらヤモリ
が出て参りました。今後はこのコンポストの活動記も掲載して参ります。

四月七日の...③

2021年03月29日 | 日記・エッセイ・コラム

米国での勤務経験にて、その余りにも大きな国力の差を知る...。断固として日米開戦に反対し続け
ながら、最後の司令長官として日本海軍の象徴・大和と共に海に沈んだ伊藤長官...。滅びの美学だ、
何だ...と、私など戦争を知らない世代は自らは安全地帯にいて評論しているだけなのですが...。

そこに至る過程、時代背景...。もはや書物で読むだけであります...。誰しも生まれる時代を
選べませんが、生まれた時代、その場所で苦悩しながら人生を全うされた先人たち...。その後世
に託した想いを知ることは、今に生きる日本人の責務ではないか?...。そう思っております。

彼らには生きてこれからの日本を再建して貰わねばならない...と、若い士官を強制的に退艦させた。
もはやこれまで...の状況下、冷静に作戦の中止と乗組員の退艦命令を出し、自らは長官室に入り
その扉は永久に開くことはなかった...。昭和二十年四月七日、大和沈没・連合艦隊消滅...。

その後、ご長男も特攻隊で散り、生家も空襲で焼け、奥様も亡くなられた...。しかしながら
伊藤長官が生前に植えた桜の木は、毎年四月七日、主(あるじ)の祥月命日になると必ず満開に
なる...。地元では父子桜...と。桜にはやはり、日本人の魂のようなものが宿っているようです。






四月七日の...②

2021年03月28日 | 日記・エッセイ・コラム

どんなに強大な組織もやがて終焉を迎える...。そして絶頂期ではなく、どうやって終わらせたか?
このことと、桜の開花~散り際に至るその美意識は何故か非常に似ている...。何かを始めることは
難しいが、終わらせることはもっと難しい。しかも象徴的な存在である連合艦隊...。

最期の長官・伊藤大将は7,000名もの将兵を預かる身であり、その1兵たりとも無駄死に
させないとの信条から大和以下、残存する連合艦隊の無謀な特攻作戦を固辞するも、軍人である
以上、命令には従わねばならない...。個人の意思と正反対の組織決定(命令)であります...。

すでに敗戦は決定的であるが降伏していない以上、戦い続けなければならない。その最前線の
最高責任者の苦悩...。日本海軍の象徴・大和を残して敗れることは許されない。降伏後、大和は
敵軍によって無残に破壊されるであろう...。これは民族の魂まで破壊される真の亡国である...。

大和と共に生死を共にする覚悟を決めた伊藤長官は、一緒に行きたいと懇願する若い士官を強制的
に退艦させ、戦況が悪化した場合、最前線の長官命令で乗組員を退艦させることを確認し、沖縄へ
と出撃して行く...。過去に幾多の名優が演じた場面を思い出しております。続きは次回に。






四月七日の...①

2021年03月27日 | 日記・エッセイ・コラム

写真は銚子・七ツ池の(桜)...。七ツ池は農業用のため池でありますが、かつては2,000本以上
もの桜が咲き誇り、池の上にボートを並べ桜を愛でる観光名所であったと聞いていましたが...。
現在はちらほら...程度、曇天も相俟って(午後3時頃)でありましたが、何となく暗い感じで...。

地元有志の方々や、中学生が周辺の掃除や管理をされているようですが限界もあり、かつての
ように復活させることは非常に厳しいようであります。桜は日本の美意識を象徴するものである
だけでなく、桜に集う人々、地域の栄枯盛衰を見届ける“生き物”のような気がしております...。

先日、ある本を読みました...。題名は四月七日の桜。副題は戦艦大和と伊藤整一の最期。
伊藤整一(海軍大将)は、昭和二十年四月七日に戦艦大和と共に海に沈んだ、連合艦隊最後の
司令長官...。過去にも幾多の名優が演じており、そんな映画の場面を思い出しておりました...。

戦争反対の立場を貫きながら、時代の波に翻弄され、日本海軍の象徴・戦艦大和と共に散った
名将。ご長男は特攻隊に志願して沖縄に散り、生家は東京大空襲で焼け、奥様も亡くなり...。
伊藤長官が生前に植えた桜の木はだけは、今も命日・四月七日に満開となる...。続きは次回に。




ヒラメ!

2021年03月26日 | 銚子のうまいもの

昨日はソゲ(ヒラメの幼魚)でした...。そして本日は大人のヒラメ...。大人(成魚)は、どの
くらいのサイズを指すのか不明ですが、少なくとも手のひらサイズは越え、指先から肘~肩
くらいまで...。余計分かり難くなったでしょうか。

ヒラメの刺身の上に、縁側がありました。この縁側、子供の頃は周囲の大人に縁側食べると腹
壊すので、食べるな...と。その後長い間、ヒラメの縁側は避けるようになっておりましたが、
今思うにこれは美味しいので子供が食べると大人の酒の肴がなくなる...。大人の策謀だったかも。

一般的に言って、いわゆる地魚と呼ばれるものの身は白いです。マグロやカツオのように大海原
を駆け回るのとは違い、地域沿岸に棲み、あまり遠くに行かない魚たち...。これまた一般的に、
白身魚は身が柔らかいですが、ヒラメやスズキは身が締まり、コリコリとした食感で...。

ヒラメは常磐あたりの釣り物が最上級と言われ旬は冬でありますが、この春先でもまだまだ十分
美味しい...。スズキは夏が旬と言われますが、これまた春先でも...。毎度掲載しておりますが、
旬外れと言っても、調理法・食べ方工夫で如何ようにも...。これまた地域の食文化であります。

ソゲ(煮付け)

2021年03月25日 | 銚子のうまいもの

食品販売に際しては、美味しいものより、美味しそうなもの...が売れる。これ名言であり、ある意味
真理であります。そして値段も味のうち...。これまた名言であり、真理...。さて写真は銚子某所・有名
な魚料理店さんで出てきたソゲの煮付け...。ソゲとはヒラメの幼魚で銚子では馴染み深いもの...。

関西の友人が来るたびビックリする色...。うどん、そばもそうでしたが、こんなに濃くて関東人の舌
はどうなっとるんや...と。いつものお決まりの掛け合いであります。が、食べれば案外いけるな...と。
負けを認めない関西人め...と。銚子は紀州・和歌山の移民の末裔...。言葉と裏腹に何故か気が合うのです。

日本全国それぞれに郷土料理があり、地元で獲れる産物がその基礎にある訳です。銚子は魚、野菜
肉...と素材が揃っておりますが、忘れてならないもの醤油...。醤油の発祥地、紀州・和歌山を祖とする
醸造業(醤油など)があり、地域の風土と相まって食べ物の味(色)が出て参ります。

銚子の味(色)は濃くて、甘く、しょっぱい...。非常に分かりやすい味ですが、これも地域の気候・風土
とともに醸成されてきたもの...。写真の煮付けですが、食べ終わった後、お湯掛けて飲む人もいる...。
美味しそうに見えるかどうかは別にして、食べれば間違いなく美味しい...そんな銚子の煮魚であります。


募集広告②

2021年03月24日 | 日記・エッセイ・コラム

水は高いところから低いところに流れるはず...であったけれど、すでに高い山がなく水の流れが
止まっているのかもしれない。この井戸は潤沢に水を提供してくれるはず...であったけれど、
最近どうもおかしい。このまま行くと枯れる...かもしれない(いや...枯れる)

あらゆる場面で、高い山が消え、井戸が枯渇する(あくまでも比喩ですが)そういう現象が
起きているのだと思います。あの募集記事に心惹かれたのは、心の奥底で危機感あり、より
良い条件などと悠長なことを言っていられない変化が顕在化している証左と思います。

新たな事業の参加者募集などすると、どうみても冷やかし...。あるいは興味本位...そういう方
多く見受けます。先日のコミットメントではありませんが、失敗したら切腹...くらいの覚悟を
問われる領域に、覚悟ない方々が入って来るとどうなるか?ということであります。

選挙の季節でもあり、候補者からあれもします、これもします...。会社でも抜本的な改革必要
だ...と勇ましい言葉が並びます。そこで再びあの募集広告を。報酬僅か、極寒、暗黒、命の保証
なしの領域に飛び込む覚悟...。ただの変わり者か?、真の勇者か? 覚悟を問うものであります。




募集広告①

2021年03月23日 | 日記・エッセイ・コラム

南極探検隊募集!報酬僅か、極寒、暗黒の日々..。そして...生還、命の保証もなし。しかしながら
成功の暁には賞賛と名誉を得るであろう...。先週末にパラパラと読んでいた、約100年前の(英国の)
南極探検隊募集の広告...。実在の文章のようです。そして数千名の応募者があったのだとか...。

一般的に募集広告は、まず勤務地やら条件(報酬・福利厚生等)を見るのだろうと思います。
アルバイトだったら時給が50円でも高いところ...。むろん仕事の内容など条件面以外を考慮に
入れる人はいるでしょうが、命の保証なしと書かれた募集要項に応募する人がいるだろうか...。

条件で探す人は、より良い条件へまさに水が高いところから低いところに流れるよう、さらに 
良い条件...と探すもの。でも、次にまた良い条件を見付けたら、現職にサッと見切りを付けて、
次の場所に行くかもしれない。この現象、労使双方の割り切りもあろうかと思います。

上記の流れで言えば、命の保証がないけれど高給...、これなら分かりますが、命の保証なく報酬
僅か..。これに応募するのはただの変わり者、たんなる命知らず...と断言してしまうのは早計で
はないか?先週末に見た広告募集の文章が頭から離れなくなりました...。続きは次回に。



知融業!

2021年03月22日 | 日記・エッセイ・コラム

地銀の再編待ったなし...そんな記事を見ながら、地域金融業は知(智)融業となるべし...と。
さて、私の周囲を見渡すと、人口は昨年1年間で1,200人減少。この10年以上、毎年
1,000人ペースで人口が減少しております。要するに顧客が加速度的に減少している...。

他方、銚子市と言う行政区分の中に、地銀(第二含む)4行、信金、信組、農協、漁協、労金
郵便局...がひしめき合っている。漁協は正確に言えば金融事業を返上しており千葉県信用漁業
協同組合連合会がその任にあたり、今春青森以南~東海地区まで合併することが決定しています。

加速度的に進む顧客減に対して、旧態依然の業務内容では総崩れになり、地域金融機関の在り方
が問われております...。良く目にする記事です。そして進むべきは、知融業...。地域にある資源を
掘り起こし、叡智を集め、地域の課題解決に取り組む...。言葉としては非常に綺麗なのですが...。

銚子市の現状はこれから来るべき日本の縮図と言われております。なるほど知融業...。言葉の響き
に酔いしれず、奥底にある核心部分に目を向け激痛を厭わない覚悟があるなら...。写真は海ウ...。
空を飛べるし、水にも潜れる...。鳥は空を飛ぶものだけではないのです...こんな発想でしょうか...。

公約!

2021年03月21日 | 日記・エッセイ・コラム

過日、久しぶりに犬吠埼の真下に行って参りました...。見慣れた風景とは言え、いつも見ているのは
遠くから...。関東最東端の地で太平洋の疾風・怒涛に耐えながら、何の文句も言わず、ただひたすら
海の安全を守る...。そして灯台下暗し...そんな言葉も浮かんで参りました...。

本日、3月21日(日)千葉県知事選挙の投票日であります。仕事の都合あり、すでに期日前投票を
終えておりますが、さてさて...。様々な候補者が、これまた様々な公約を掲げておりました...。あれも
します、これもします...。これが選挙と言えばそれまでのことですが...。

コミットメントという言葉があります。かつてこの言葉の意味が分からず、総合商社の先輩にこれは
どういう意味ですか?と質問したことがあります。曰く、何が何でも達成させる目標のことで、万が一
それが達成されない場合、その言葉を発したものは切腹...。このくらいの覚悟を持った言葉である...と。

切腹とは時代錯誤ありますが、それでもそのくらいの覚悟を持たねばならないというニュアンスは伝わ
って参りました...。公約はそれに近い...。あれも、これも...。出来るのかな~と。遠くばかり見ず、灯台
の足元...そこを明るくしてみたらと思うのですが...。公約、これは県民とのコミットメントであります...。

SG(セーフ・ガード)④

2021年03月20日 | 日記・エッセイ・コラム

牛肉自由化から30年...。安価で美味しい牛肉の消費拡大は間違いなく我々に豊かさと健康を
もたらしました...。肉で健康?ということですが、日本人の健康維持や寿命の延長と肉食の普及
は理化学的に根拠のあるお話...。今回のSGは影響軽微とは言え、長期的には大変化の局面です。

すでに輸入牛肉には市民権があって(実際、日本で流通する牛肉の60%以上になっている訳
ですから...)、和牛との“すみ分け”が明確です。普段は輸入牛を食べて、特別な日には和牛を。
こんな感じじゃないでしょうか?今は...。今は、と強調したのは本当に大きな変革期だからです。

昨今話題となっている大豆ミート...。背景は世界的に高まっている肉類の消費拡大。家畜伝染病
等のリスク、そして...。牛肉1kg生産するのに、トウモロコシが~kg必要で、そのトウモロ
コシを~kg生産するのに、水が~リットル必要で...。バーチャル・ウォーターと呼ばれる領域です。

SDGsという言葉を聞かない日が無いくらい浸透して参りました。世界には衛生的な水を飲め
ないで困っている人が~億人もいるのに、一方で好きなものを好きなだけ食べ病気になる人も...。
SGという言葉は元来、弱者救済の意があります。自分なりにこの30年を振り返っております...。

SG(セーフ・ガード)③

2021年03月19日 | 日記・エッセイ・コラム

現在スーパー等の売場を見ると、①和牛、②交雑種、③国産牛、そして輸入牛(豪州・米国等)
が並んでおります。和牛の定義等は省略します。交雑種はホルスタイン(乳用種)のメスに、
和牛を掛け合わせたもの。国産牛とはホルスタインのオス(去勢)を指しております...。

日本人は生乳を好み、現在(日本で)販売されている牛乳の自給率はほぼ100%です。
そのためには、一定量のホルスタイン(メス)を確保しておく必要がありますが、乳を出す
のはメスのみ...。ほぼ半数生まれてくるオス...。去勢され肉牛として肥育、販売されますが...。

牛肉自由化は、この国産牛(ホルスタイン・オス・去勢)のラインを直撃しました。味も
美味しさのうちという名言ありますが、まさに国産牛の価格帯と輸入牛がほぼ同じ。国産牛は
半丸という大きな単位で購入しなければならないけれど、輸入牛は部分肉で購入可能...。

価格帯がほぼ同じ。一方は国産、他方は輸入。と言っても国産は乳用種、輸入は肉用種...。
購入する際も無駄が少ない(欲しい部位だけ買える:これはスーパー等の仕入段階の話ですが
ここに無駄が無くなれば販売価格も下げられる訳でして)...。続きは次回に。

SG(セーフ・ガード)②

2021年03月18日 | 日記・エッセイ・コラム

今回の措置は、豪州(オージービーフ)で大規模な干ばつ等あり、飼料等になる牧草の生育が
思わしくないことから生産量が減り(輸出量も減り)、代わりに米国産が増えたため、米国産
牛肉のSG発動基準を越える事態となった。そういうことらしいです。

庶民の味・牛丼とか、そういう原料肉は冷凍ですでに国内在庫になっているので、今回関税が
一時的に引き上げられたと言っても影響は軽微で、国民生活にそれほど大きな影響はないだろう。
そういう見解が示されていました。確かにそうだろうと思います。

久しぶりに各種統計見てみました...。直近の牛肉輸入量は60万㌧前後でした。国内の総需要は
90万㌧ほどらしいので、牛肉の自給率は35%前後です。10年前(の自給率)が42%との
ことですので、牛肉自給率はなだらかに減少している(出所:農水省他、各種統計)

牛肉輸入の相手先は、豪州と米国...。この2国で輸入量全体の90%を占めております。これら
数字、20年以上に渡り、ほぼ同じような傾向でありました。故に何時、どこにいても美味しく
比較的安価な牛肉を食することが出来た...。これは事実です。続きは次回に。

SG(セーフ・ガード)①

2021年03月17日 | 日記・エッセイ・コラム

新聞見ていましたら、米国産牛肉の輸入量が増えており、今月18日にもSG(セーフ・ガード)
緊急輸入制限措置が発動される見込み...。これにより米国産牛肉の関税は現行の25.8%から38.5%
へ一時的に引き上げられることになった...。そんな記事を見付けました...。

コロナ禍で外食需要が減り、ちょっと前まで国産牛肉を食べて応援しよう...。そんな状況の中で
牛肉輸入がそんなに増えてたのか?...と思いましたが...。これは輸入量全体が伸びている訳でなく、
あくまでも“米国産”が基準値を超えた為の措置で影響は軽微であると...。

久しぶりに目にしましたSG...。20年以上前、食肉担当者時代に何度も目にし、耳にした用語。
私が新入社員の頃は、牛肉輸入自由化の2年目...。食肉業界全体が熱を帯びていたように感じま
した。関税は50%から2000年に向けて段階的に38.5%まで引き下げられていく...。

関税が下がれば、高級品のイメージの強かった牛肉が身近になり、ビジネスチャンスも増える...。
他方、国内生産者から見れば、安価な牛肉が大量に輸入されれば、国産牛肉の相場は下がり、
生産者にとって壊滅的な打撃になるとの懸念もあり...。この話題、少し続けます。