銚子・角巳之・三代目

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小売の輪

2009年11月27日 | 日記・エッセイ・コラム

001 最近、破滅競争なんてことを書いております。そう思う場面に何度も何度も遭遇しているからであります。まさに、見たり、聞いたり、感じたりしていることをそのまま...時に感情の赴くままに...。それにも関わらず、相変わらずお付き合い頂いている方々に感謝致します。さて、昨今はデフレ下という訳で、価格決定権は小売、もっと言えば、小売にそういう選択をさせているのは一般大衆。要するに支持されているから売れるわけで....。その安さが安く出来る仕組みを伴っている場合は別にして、昨今はある種の脅迫概念に突き動かされた安売り...と感じてしまうのは私だけでしょうか?不都合ばかりが喧伝されますが、じゃあ反対の場合はどうなのよ。とへそ曲がりの私は考えてしまう訳であります。今と反対に価格が下がらない...、経済学で言うところの“価格の下方硬直性”以前、他に選択肢がない状態の中で、そこでしか生活物資を買えないとして....と書いたことがあります。下手すると生存権の侵害か?...と。これまた以前掲載しました消費者主義4原則の中でも、選択できることは消費者が有する大きな権利....。これは時代の変遷とともに振り返ると非常に興味深い。詳細はいずれとしますが、時代の変遷の中で、高品質・高価格の市場が形成され、その市場が飽和状態になると、必ず低品質・低価格が時代のアンチテーゼ(反論)として出て参ります。逆もまたしかり...。低品質という言葉は使うべきではないのかもしれませんが、現代風に直すと、品質そこそこ...とでもなりましょうか? 一つの市場が形成され、それら産業への参入障壁(規制緩和とか)が低くなると、かならず類似した挑戦者が現れ、それは初期こそ一定の役割を担いますが、決して長くは続かず、さらに多くの参入者の中で破滅的な競争を繰り返して参ります。その反省から振り子の揺れの如く、やがて全く異なった思想を持つ集団が現れて、それに取って代わる....が、また類似した参入者が増えて飽和状態となり.....、この現象、小売の輪理論などと呼ばれ、商業学などでは古典的な学問領域であります。まさに車輪のようにグルグルと回っている....。変わらないことは、変え続けることだ...という格言に通じるものがあります...。さて私、明日はお江戸です。バタバタしながら週末を過ごしております。続きは週明けに。


だから私は....。

2009年11月26日 | 日記・エッセイ・コラム

010 清澄祭で行われた講演会....。今話題のCRMに関するご講演が東京から第一人者をお招きして開催されました。私も拝聴させて頂きましたが、本当に有意義な時間でありました。政府もデフレ宣言し、破滅的価格競争の様相を呈している昨今、生産者やメーカー等、モノやサービスを創り、それを生業(なりわい)にしているすべての人がその(破滅的な価格競争)に巻き込まれまい....と試行錯誤している中、その対極にある概念....。ややもすると、価格競争に巻き込まれまいとするがために、その本質を理解せず、その形だけ真似る方々もいる....。商売に利用したいだけでしょ...と、ちょっと斜めに考えていた自分もおりましたが、ご講演を拝聴し、何か目からウロコのような感覚でありました。要するに非常に深い内容であり、適当に形を真似て云々なんて代物ではない...。CRM...Cause Related Marketing の略で、Causeとは大儀なんて訳したりしますが、同様に社会的課題などとも訳すようです。昨今、若年層に広がる、社会的起業への関心の高まりにも通ずるところがあるのかもしれませんが、この内容、流行や何かでは理解できないし、表層を真似るだけでは危険ですらある....と思います。が、現代を読み解くキーワードの一つに違いはなく、これを機に、より深く勉強しようと思った次第であります。講演の締めくくりに、地域を救うことができるのは、地域の企業と地域住民だけである....と。だから私は、これを買う。だから私はここにいる、だから私は、だから私は.....。だから私はこの街に住んで、この街の仲間と....。だから私はこの仕事を....。いわゆるマーケティングに関わる分野の話で、最優秀と言われるマーケティング担当者が究極的に行き着いた姿...。社会が成熟化を迎えると湧き出てくる当然の帰結のような気がします。デフレ下で価格に敏感な消費者を前にして、いたずらに価格競争を煽り、挙句の果てに自社のブランドが毀損されていく....。これに気付いている人、実はかなり多い。私の知っている限り、価格競争を煽るようなマーケティング担当者は皆無で、ブランド価値を上げる=綺麗なイメージ写真等で化粧された姿を見せるのではなく、その本質に、ある種の狂気じみた情熱を持って迫っていく....。ブランドとは、それを作った人、育てた地域を含め、ある種の生き様であると....。すべからく本物の時代を迎えているのだと思います。業界の垣根が壊れ、その産業に対する参入障壁が低くなっていくと、玉石混合の混乱期を経て、まさに今...。だから私は....。深いです。


清澄祭にて

2009年11月26日 | 日記・エッセイ・コラム

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004 千葉科学大学さんの清澄祭に行ってから、また旅に出ておりました。毎度の事ながら更新が遅れすいません....。で、写真が先週末の清澄祭のひとコマ....。既報の通り、科学大の留学生の方々が作ったレシピに基づいて、様々な商品が製造・販売されておりました。すべて食べましたが、これがいける! 特に二日酔い状態で飲む韓国のスープ。一撃で二日酔いを撃退....という感じでありました。食は文化であり、その食はその風土とそこに暮らす人が育むもの。と言うことは韓国の方々はいつも二日酔い状態なのか?という事では全くなく、美味しい辛味を演出できる韓国料理が二日酔いに効く効能を持つ。と言うことなのでしょう。確かに、かつて新宿。新大久保界隈に暮らしていた私は妙に納得であります。さて写真左は銚子物産館で製造されたハプライバーガー。ハプライとはミャンマーの郷土料理で卵の油揚げのようなものであります。それにベーコンや牛肉100%のパティ....これも銚子市内の精肉店さんのオリジナル。パンもあそこの....。不味いわけがないだろうと言うことでしたが、発売数十分後にはすべて完売....でありました。千葉科学大学さん、全国でも珍しい危機管理学部を有しております。さらに薬学部も。学園祭の最中も、2時間おきくらいに一度、担当者がそこで供される飲食物を持ち帰り、衛生検査を徹底しておりました。食品の理化学的な検査装置一式を大学内に有しているそうで....。さすが!というべきか、当たり前というべきか....。いずれにせよこの姿勢は非常に重要だと思います。新設から5年、すでに卒業生も輩出しておりますが、当日は全国各地から1期生なども駆け付け、銚子および周辺市町村からの参加も多数...。地域に根ざした大学へ確実な歩みを続けております。


清澄祭(せいちょうさい)!

2009年11月21日 | 日記・エッセイ・コラム

010_2 本日(11/21)から銚子・千葉科学大学さんで清澄祭、学園祭であります。年を負うごとにすっかり銚子の風物詩となって参りました。本年は科学大学の留学生が地元食材を利用した料理コンテストに出品。受賞を果たした商品が、銚子物産館さん他の協力で商品化され、実際に販売されます。11/22(日)は午後3時から、昨今話題のCRM(Cause Related Marketing) Causeとは“大義”とでも訳すのでしょうか? 直訳すれば大儀に基づくマーケティング....。マーケティングという概念が、枝葉をすべて打ち払うと、私のお客様は誰ですか?を明確にする過程を示すとすれば、商品を高い安いで判断せず、その購買行動が社会的貢献に繋がっていることを仕組みを伴って示すメーカーと、それを支持するお客様の協調行動...とでもなるでしょうか。ちょっと理屈が長かったですが....。世界的飲料メーカーさんが、この水一本お買い上げ頂くと、自動的にアフリカの子供達に綺麗な水~?届けます....。最近ずっと気にかかっている破滅競争の対極にあるであろうこの概念。東京から第一人者を招いてのご講演があるそうです。私はその講演、拝聴しに行って参ります。今週末も収穫祭やら産業祭りが全国各地で行われていることでしょう。千葉市の水産市場でも同級生の波君らがマグロの解体ショー....だ。と言ってました。みなさんご健闘を!


破滅競争!....③(○○なのに....)

2009年11月21日 | 日記・エッセイ・コラム

010 政府もデフレ宣言しましたね....。家計防衛のため一円でも安いものを。それは賢明な消費行動。一人一人は賢明な行動をしているのに、“不都合な”現実が、その賢明な消費者に降りかかる。まさに合成の誤謬(ごびゅう)....。故にデフレスパイラルの恐怖.....。この現象は正しく理解しないと、その国の産業を破壊してしまう....。歴史を見るまでもなく、昨今の情勢を鑑みるに危機感を覚えます。さて最近、名古屋出身の知人が、なんと銚子のお隣・茨城県の神栖に引っ越して参りました。で、早速歓迎会を。と言うことになったのですが、そこで、“お値打ち”という言葉、何度も出て参りました。そういえば名古屋....。東京時代に何度も訪れ、その“お値打ち”という言葉、怖かったな~....と。高くて良いもの当たり前。安かろう悪かろう論外、じゃあどうすれば?....。名古屋の商売は難しく、関東人はなかなか理解できないかもね~と良くいわれたものです。ある雑誌のコラムにて、流通業の社長さんが盲目的、破滅的価格競争の現状に警鐘を鳴らしておりました。何故その価格になるのか? 競合他社がそうしているから....。マーケティング用語で言う、陳腐化(ちんぷか)の様相であります。誤解を恐れずに言えば、ある種の脅迫概念と言ってもいい。同・社長さんの締めくくり、名古屋のお値打ち感ではないが、○○なのに○○....と言うように、品質がこのレベルなのに、お値段そこそこ...。品質と言う言葉も難しいですが、ここではあくまで一般的に。企業や店舗が不断の努力によって安く出来る“仕組み”を持っているかどうか?あるいは、その過程が見えるか否かが重要なんだそうです。仕組みも何もなく、とにかく安うせえ。これでは....。力関係の優位にあるものが、劣位にあるものに対してこの言葉を発すると、いわゆる独禁法の優越的権限の濫用....違法行為であります。○○なのに○○....。言うは易し...でありますが、デフレ下ではまさにそれを探す不断の努力ナシには....。その果てに疾風に勁草を知る...と。写真はいつもの大盛り。店主曰く、ご飯山盛りにしたって、コストが倍以上になるわけでナシ....。だったら大盛り無料でお値打ち感を...。私は....これ....お値打ちだと思いますよ....とっても。


日野市へ②

2009年11月18日 | 日記・エッセイ・コラム

025_2026 日野市はゴミの分別、生ゴミのリサイクル等、全国トップクラス。生ゴミは堆肥化され、近隣の農場に散布され、そこで生産された小麦(確か農林61号と言う品種)がうどん等に加工され...。うどんは高名な武蔵野うどんの聖地。その他、様々な野菜等が生産され、それらは学校給食で優先的に利用され....。東京都は食料自給率1%未満と言われております。広域流通の時代、それが何なんだ、千葉や埼玉、近隣の産地から運ばれてくるからいいじゃねえか~。輸入品だってあるし...という意見もありますが、果たしてそうなんでしょうか? 写真左がビオトープ。生物を育むために作られた人造の池(湿地)とでも訳しましょうか。ここにホタルの幼虫が生息している訳であります。ホタルは環境感受性が非常に高い生物。要するにきれいな水、空気、土....という環境下でなければ生きていけない。人間は反対に環境に鈍感...。時あたかも生物多様性国際年(2010年)を前に、世界中で生物多様性に関する様々な取り組みが行われております。TV,新聞、雑誌等でも特集がかなり増えて参りました。これは決して情緒の問題だけじゃないんですよ....ということなんですが。どこで誰と生きていくか、当たり前のことでありますが、そんなの個人の自由であります。生物が全く住めないような環境下で、言い訳に終始して生きるか、春の息吹から桜梅桃李が咲き乱れ、夏にはホタルが舞い、秋にみんなで収穫を祝い、冬でも心が暖かな場所で、言い訳じゃなくてどうしたらできるかを考え行動する仲間とともに生きるか....。結局、今自らが生きている環境は、そこに暮らしている人々が決めること....と言うことでしょう。毎度のことながら、日野に行くたび考えさせられる。というよりも具体的一灯を!ということだと思っております。


日野市へ①

2009年11月18日 | 日記・エッセイ・コラム

012 018 既報の通り、日野市に行って参りました。私にとっては、もう11月の恒例行事....。一昨年の報告では、甚だ恐れ多いことながら、伝教大師(最澄)のお言葉をお借りして、これらの活動は“一隅を照らす”.....と。まさに一隅を照らす、これすなわち国宝なりや....であります。昨年の11月は参加しておりましたけれどブログは休止中....。やはり一隅を....と。で、今年...。やはり一隅を照らす....と。一人ひとりの力は小さいけれど、各々が一灯を掲げ続ける。やがてそれらは万灯となって、社会全体を明るく照らす....。この模様は日野市のHPや関連HP等でも掲載されているようですから、詳細はそちらを。行政だけでなく、住民だけでなく、それらを繋ぐNPOだけでなく、町内会、自治会と言った既存の団体だけでなく、そこに暮らすすべての人々が、自らの住む街に関心を持って、積極的に活動する....。昨年ホタルのことを聞いたんですが、今年....、ホタルを復活させる“仕組み”が出来上がっておりました。来年の夏は、この地にホタルが舞い、一隅のみならず、それに関わったすべての方々に大きな感動の光が降り注ぐことでしょう。東京にホタルです。だから何なのよ~、別にホタルがいなくたって生活に困るわけでナシ.....。という声も聞こえてきそうですが....。その言葉を吐いた瞬間、心が闇に覆われるのでしょう。


さて....。

2009年11月17日 | 日記・エッセイ・コラム

035 先週、日野市を訪問....報告を!と思いながらはや1週間....。最近、更新サボってるな、この職質ヤロウ....。と同級生の口撃にはもはやめげない体質になっておりますが...。さて、まあ以前のように毎日更新するのが良いのでしょうが、何だかんだと言い訳を探したくなる昨今。気が付くと相変わらず毎日新鮮な驚きの連続で記事は遅れ、遅れ....。ぼちぼちと更新して参りますので何卒ご容赦を。まずシニアバスケの詳報。やはり地元新聞が一番かと....。詳細、この中のどこかにありますので...。アドレス掲載は許可をとってあります(念のため)http://www.sukikuru.net/cdb/modules/news/index.php?storytopic=2&start=10 破滅競争...云々に関しては、流通の最前線でご活躍されている方々、新聞記者の方々、製造メーカーさん、はては大学の先生方まで、実に様々なご意見を頂きました。近いうちに整理して掲載します。小見川等の産業まつり、ネタを仕入れてから改めて。気が付けば今週末は千葉科学大学さんの清澄祭(学園祭)....。清澄祭の当日は地域の料理コンテストで上位入賞作品が実際に製造販売され、銚子物産館さんも全面協力....。昨今話題のCRM(詳細は後日)についてのご講演も。学園祭か?懐かしいな~と思っていたら、そういえば自分が学生時代は学園祭当日が後期リーグ戦の最終日....。卒業して20年近くになりなんとする昨今、後輩諸氏から嬉しい報告、何でもリーグ戦3連覇を果たしたとか。来月は今の形になってから創部50周年を迎えるそうで、祝賀会&大OB会決定....。今月末は宮崎県から訪問団.....。そんなこんなで師走を迎え...、何かと慌しかった2009年も終わりに近づいております。さて、さて、と節目、区切りで深呼吸しながら、これからも見たり、聞いたり、感じたりしたことをぼちぼちと掲載させて頂きます。写真は中堤防付近から銚子第一漁港を。新名所・五重塔はこちらからみたらこんなふうに見えるんだ~とこれまた新鮮な驚きでありました。停泊するのはサンマ船。連日1000㌧どころか2000㌧近く水揚げが行われております(シケ以外の日は)。200g換算で1000万尾....。それを飲み込める銚子港の奥深さ。改めて感じます。それでは...さて、....と。


日野市へ!

2009年11月08日 | 日記・エッセイ・コラム

003 本日(11/8:日曜日)、私は東京都日野市の落川交流センターに出没しております。私はこれで4回目(5回かも...?)の参加。銚子港で昨日水揚げされたサンマ、その天日干し、佃煮....。銚子名産のダイコン、千葉エコ野菜のサツマイモ(干潟産).....。さらに銚子物産館さんの主力商品群に萬歳米、大松農場さんの卵.....。それに人間5人。8人乗りのワンボクス....、果たしてすべて積みきれるんだろうか?....と。さて、本日は銚子周辺の干潟、小見川その他で、産業祭りやら、ふるさと祭り....。要するに収穫祭があちらこちらで行われている訳であります。本日は商品集めであちこちと回っておりましたが、皆さん準備に余念がない....。お客様方に少しでも快適に過ごして頂こうとみな一生懸命....。どんなイベントもそうですが、準備は大変ですね。特に1週間前くらいから前日は...。仕事は“段取り”と“始末”と言われますが、まさに段取りは大変です....。でも何故か楽しい...。収穫祭のイベントと聞くと、サツマイモ、サンマ無料配布...などという催しを想起しがちですが、昨今は“無料”配布は減少しているように思います。無料、値引き....。この効果の裏側にある“逆効果”に気付いてこられた方々が多くなってきたように思います。それよりもいかに強烈なメッセージを残していくか?に取り組み姿勢が変化している。しかも単独ではなくて意味のある連携....。写真はサンマ船の出漁前。氷を詰め込みいざ出航の数時間前であります。ところで明日....、小見川、東庄、香取のナマズ....気になります。ナマズ君の話は後日仲間から聞くとして、私は日野市の先駆的取り組みの数々に再び接し、後日詳細の報告をさせて頂きます。


破滅競争!....②

2009年11月06日 | インポート

002 数日前の産経新聞にデフレ・スパイラルの恐怖なる特集が掲載されておりました。家庭の主婦が、生活防衛の為に1円でも安いものを!と、チラシやクーポンを駆使してあちらこちらと駆け回る....。でもご主人の給料は下がり続け、こういう主婦の行為がご主人の給料を下げている一因なのかもと考え始めた...と。生活防衛のため、1円でも安く。何の問題もないどころか、賢明な消費者の購買行動....、それが何故....。だから“恐怖” “スパイラル”は“らせん状の”とでも訳しましょうか?らせん状の階段をグルグルと落ちていく感じがする...。クーポン券等も地域内で頻繁に見掛けます。少しでも来店動機に繋がれば...と。知人の美容師さんと話しましたが、確かにクーポン持参で来るお客様は増えた。シャンプー無料とか、20%オフとか....。でもだいたい1回で終わり。月間トータルで考えたら利益率が下がっている。何よりも“定価”をお支払い頂いている常連さんに失礼ではないのか?と考え始めた....と。美少女図鑑の特集でもやってました。割引による集客ではなくて、身近な女の子がこんなに可愛らしく...。しかも地元の美容師さんがセットし、服は地元で売っているやつでしょ....。地元のあの美容師さんにカットしてもらいたい、あの洋服屋さんで買った服、こう見えるんだ。何も東京に行かなくても地元にあるじゃん....と。美容師さんのカットは専門的技能の労働の対価として支払われるべきもの。その価値は顧客の満足度。5000円で提供される専門的技能は5000円の価値があり、恐らく常連さん20%で売り上げの80%が決まっている。新規を伸ばそうと割引を乱発すると、売り上げを維持してくれていた常連さんから不満が....。それを放置しておくと....。本日の美容師さんとの会話、非常に示唆に富んだものでした。5000円の技能...。それは5000円の価値として満足していただけるよう価値を高めていきたい。そのための研鑽は惜しまない....。誰が自らの生活を成り立たせてくれているのか?不特定多数の誰か、ではなくて、具体的に今、お買い上げ頂いた“この方”です...。これこそまさに現代マーケティングの真髄...。とは恩師の言葉。続きは次回に。写真は黄昏時、出航を待つサンマ船。最近の銚子港、連日1000㌧単位でサンマが揚がってます。1尾200gとして500万尾...。漁師曰く、何もサンマ1尾300円で買ってくれっていってんじゃねえんだけどな~。1尾あと10円高くなれば、銚子港全体で1日5000万円の価値向上....。1尾80円のサンマが90円になって生活が破綻するだろうか?.....。かなり深い内容です。


漆黒へ(サンマ船の出漁)

2009年11月04日 | 銚子の風景

043 053   小型底引き船の横転事故....、本当に海は怖いな~と。みな生活の為に仕事している訳ですが、まさに“命がけ”の仕事...。全国約20万隻にもおよぶ日本の漁船が、全国約3000ケ所の漁港から今も出漁しております。よって鮮魚がある訳で....。さて最近、会合その他で帰宅は連日深夜に及び、会合終了後は泡の出る液体やら、芋や米の発酵したやつを、銚子周辺の恵みとともに.....という生活が続いておりまして....。帰りは漁港を経由してトボトボと歩いております。誰もいない深夜の漁港...。おかげさまで職務質問2回....。早く帰りなよ....と優しい言葉で終わっている訳ですが、先日たまたまサンマ船の出漁に遭遇(写真)。知人の漁師とも会い、じゃちょっくら行ってくるわ~と。彼は寒風吹きすさぶ中、漆黒の海に出て行きました。漁師さんは大変な仕事をしているんだから、お魚さんを粗末にしないで云々...と道徳心を説くようなことを書くつもりはありません。そんなレベルじゃ失礼だ。彼はこれが仕事。しかもその仕事に誇りを持っている....。一般的に言って水産物は産地安の消費地高....。酔いもすっかり醒めて、水産物流通について深く考えているところであります。


破滅競争!....①

2009年11月04日 | 日記・エッセイ・コラム

008 シニアバスケの結果....忘れたわけではありません。結果は手元にありますが、掲載は今週末以降に....。笹川ドックでの出来事...。11/8小見川のイベント等でお確かめ下さい....。さてさて昨日は文化の日....。銚子港は久しぶりの快晴でありました(写真)。前日、小型底引き船が操業中に横転するという事故の報....。何でも網にエチゼンクラゲが大量に入ってしまい、その重みで船が横転したのだとか...。幸い乗組員の方々は全員無事だったとの事でありますが....。最近、食品関係者のみならず、本当に様々なジャンルの方々との交流、かなり増えました。そこで必ず出てくる言葉....破滅競争....。正確には破滅的“価格”競争....。デフレ状況下において、業績上がらない、給料上がらない、どころか下がる。家計防衛のため一円でも安いものを買い求めようとする。巷に溢れるもの・無料引換券、クーポン、割引券....。それらが地域内の低価格化をさらに助長する....。TV等で“美少女図鑑”なるフリーペーパーの価値について特集されておりましたが、すでに賢明な方々は気付かれているようです。このまま破滅的価格競争に落ちていくか?、今苦しくてもブランド価値、店舗の価値、自らの存在価値を高める活動をしていくか?...どちらを選択していくべきかを....。地域を応援するということは、破滅的価格競争を煽ることではなくて、もっと地域を知ってもらおう、好きになってもらおう、誇りを持ってもらおうと....という事について、笑われてもいいから具体的に行動することであり、最終的には“モノ”ではなくて“コト”に行き着き、週末イベントより月曜から金曜の日常、不特定多数より熱狂的な小集団、大きく、広く、浅く、薄くより小さく、狭く、深く、濃く.....へ。部分最適の総和は全体最適ではない...という合成の誤謬(ごびゅう)、群れの中の最も弱い部分に集団で襲い掛かる“オオカミの群れ”症候群....。文化の日の夜半、TV特集見ながら今まで掲載してきた内容がすべて重なって見えて参りました。詳細は次回に.....。