銚子・角巳之・三代目

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入梅イワシ(の水揚げ)

2019年06月21日 | 日記

車にて市場通過時、2艘巻きによるイワシの水揚げが行われており、知人の漁師もいたので、
しばし談笑しながら水揚げ見ておりました...。これが日本で一番鮮度の良い、入梅イワシ...。
その後は、時間との勝負、誰が購入し、どのように扱い、どう運ばれたか...。これある意味、運...。
ただ中央市場等、水産関係者は知っている、あのマーク、この会社。この人なら信頼できる...。
大型の一艘巻きと違い、二艘巻きは近海で漁をしているので、より鮮度が良く、時に魚漕の中で
泳いでいるものまで見掛ける時があります...。写真一番上、網の中のイワシ表面が白濁している
のは...。ウロコ...。そういえば、イワシってウロコあるんでしたっけ。と質問された方が
おりましたが、これが証拠。...あるんです。ウロコがあるのは鮮度の良い証拠。しかも魚色は
緑色...。昨日までほぼマイワシだったのに、今日はセグロ(カタクチイワシ)が混ざりやがって...。
漁は難しいな...と傍らの漁師さんから...。ここ数日来、水揚げされたマイワシにほぼ外れなく、
脂が乗って非常に美味しい...。その味は?...是非銚子でお確かめ下さい...。

多様性、トレードオフ...。

2019年06月20日 | 日記
最近、ダイバーシティー(多様性)なる言葉も多く聞こえて参ります...。
難しい事は省略...。で多様性...。確かに多種多様な中から選べるという
のは豊かさの一つの指標であるし、人間も、その生き方も多種多様であって
然るべき...。またそれぞれが、その多様性を認め、尊重すること、大切な
ことであります(私は偉そうなことを言えた立場ではありませんが...)
私の周りには、仕事が終わってから母校・野球部のコーチに行っているとか、
小学生のミニバス、サッカーのコーチ、芸術、音楽活動に励んでいる方々が多い...。
週末も関係なく、それら活動に没頭している方々、時に、コーチを続けるために
会社を辞めたり、家庭内に亀裂が入ったり...。傍から見れば、何もそこまで...
と。ただ当人、生き生きとしている...。他方、都内に暮らす友人から、
平日は毎日午前様、週末は疲れて寝ている...。家族サービスもしないと...。
どちらが良いと言っているのではありません。これまた多様性...。どこで何を
していても時間だけは平等に過ぎ去って参ります...。50を過ぎて同期に会うと、
実に様々な生き方があるものだ...と。これまた都内、地方の良し悪しを言っている
のではありませんが、都内に暮らす同期から、母校のコーチか?お前ら自由でいいね...と。
こんな時に聞こえて参りました。あの漫画の決めセリフ...。たしかに自由、だけど
野垂れ死にの恐怖と隣り合わせだがね...。これまたトレードオフ...。あちらを
立てればこちらが立たず...かと。多様性は尊重するけれど、主語を自分に据えた時、
多様な選択肢があればあるほど、で、私はどうするの?ということが問われている
ような気がしております。

落穂拾い考...。

2019年06月19日 | 日記
どんぶり飯三杯食べた後輩見ながら、SDGs思い出し...。
大目標17項目の1は、貧困を無くそう。2は飢餓をゼロに...でありました。
貧困、飢餓...。それらがどのような状態を指すか?、ということはともかく、
私の周囲で、三度のご飯が食べられないという人はいない...。あれが辛い、これが
苦しい...、そんな話は沢山出るけれど、三度のご飯が食べられない。と言う人はいない...。
実感としてはないけれど、報道等で、三度のご飯が食べられないほど困窮している方々が
いることは知っている...。誰にだってそういう状況に陥ってしまう可能性はある。だから
助け合おう...。良く分かるお話。でも、助ける...。という事、違和感を感じる時も...。
そんな時、有名な絵画・落穂拾いの事を思い出しました。落穂...。収穫後の田畑に落ちて
いる穂を拾い集めること...。絵画が有名過ぎて、その世界観が分かり難いのですが、
落ちた穂を必死になって(食料を探して)拾い集めている方々が描かれております。
聖書には、田畑を収穫する時にはすべて刈り取ってはいけない...。という教えがあるそうです。
助けるのではなく、残しておく...。それを何らかの事情で食べ物を得ることが出来なくなった
人たちが拾って食べる...。農場主は何も言わず、黙認する....。洋の東西を問わず、この
相互扶助の精神は、惻隠の情とでも申しましょうか、そういう人間の奥深いところに...。
写真は銚子港の住人であるカモメ...。イワシの水揚げ時、トラックからイワシが零れ...。
漁師の一言...。それカモメの分だ...。カモメはただの鳥ではなく、ここでは仲間...。
フンをまき散らし、変な声で鳴くけれど、カモメの全くいない港町を想像できますか?
その時、この町は肉体的にも精神的にも真の貧困、飢餓状態に陥る...と。

入梅イワシ

2019年06月18日 | 日記
マイワシが1年で最も美味しい、俗に入梅イワシと呼ばれる季節になりました。
本ブログでも過去何度も掲載しておりますので、詳細省略しますが、確かに美味しい。
本当に美味しい...。何だ、イワシじゃねえか...。と言う声に対しては、まさに
百聞は1食に如かず...。ただし食べるお店、購入する場所は信頼のできるところで...。
先輩にイワシの達人がおりますが、これまた先般、カツオの項で申し上げた通り、
ここまでやるか...。レベル...。そんなレベルの方にどうやったら会えるのか?
という問いに対しては運...かも。ただしそれも出会いの妙であり、食の奥深さの
所以かと。良い素材も、それを運ぶ、調理する...等々、様々な人が介在し、最終的に
食べる方のもとに参ります。扱い方ひとつで味が変わる...。さらに、漁獲された海域、
水温、運搬船の甕の位置、混獲物の有無...本当に様々な与件があるものです。何せイワシ...。
魚へんに弱いと書く。本当に繊細であります...。鮮度が非常に重要であり、是非銚子へ
お越しになり、これは。と思う飲食店で食されたし...。写真はイワシではありませんが、
銚子港・夏の刺身...。この刺身と数品のおかずで、同席していた後輩はどんぶり飯三杯
食べていた...。魚もお米も本望だったろうと思います。また食べられるって幸せな事。
大汗流しながらどんぶり飯をかきこんでいる後輩を見ながら...。

キハダの水揚げ

2019年06月13日 | 日記

既報の通り今朝、キハダの水揚げが行われておりました。あの時化の中、どうやって操業して
いたのだろうか...、などは、素人の勘繰り...。食べてしまえば、ああ美味しかった...で、
終わる食べ物の物語...。お皿に乗った刺身から、あの時化の中を操業していた姿を想像する
ことは難しいですが...。さも当たり前のように...。プロの凄さを再確認しております...。
水揚げしていた船は静岡・沼津船籍。そういえばこの船、先日の銚子漁協、優良船表彰で、
巻き網部門の第一位で表彰されておりました...。凄い船です...。さてキハダ...。詳しい
統計資料は確認しておりませんが、昨年に比べれば感覚的に半分以下の水揚げ推移のように
思います...。時化を見て、凄いなと思いながら、陸にいるものとしては、そんな感覚を
一時置き去り、もっと水揚げしてくれないかな...と。実に勝手なものです...。10年前の
記事を読み返すと、当時、キハダは水っぽい、関西方面でしか評価されない...云々と。
それで今、そんな声周囲から聞こえるか...と言えば、全く...。価値に気付いた事も一つ
でしょうが、それだけ水揚げが減っている所以か...と。水揚げが減るのは寂しいですが、
揚がった魚を無駄なく、美味しく、大切に...。そういう雰囲気になってきたとすれば、
むしろ喜ばしく、また新たな活路も拓けるものと思っております...。

時化...。

2019年06月12日 | 日記

一昨日の大雨から一転、天候は回復しましたが海はご覧のような大時化(シケ)...。
仕事柄、漁業者との交流は多く、時化は怖い...。漁には出られないし、命を落とした方もいる...。
にもかかわらず甚だ不埒ながら...。時化になると反射的に海の風景が見たくなる...。
津波のトラウマも、転覆事故の現場もまだ目に焼き付いており、物凄く怖いのに、
何故か見たくなる...。これも二面感情(アンビバレンツ)の一種なのでしょうか...。
さて写真上段は、第三漁港入り口付近、下段は一の島灯台付近...。ともに慰霊碑、
千人塚(せんにんづか)近く...。溺死者1,000人以上...、非常に多数の方々が
命を落とした場所、徳島の鳴門、愛知伊良湖と併せ日本三大難所と呼ばれる銚子・川口
の風景であります。先日NHKで、銚子の特集放映してましたが、先人のこの港湾整備
がなければ、水揚げ量日本一の今日の銚子港はない...。確かに実感であります。
防波堤内側は穏やかですが、外側はご覧の通り。この防波堤が無い時代は、直撃波だった
そうで...。いまでも各地の漁師さん、銚子港への入港時は本当に神経を使う...と。
防波堤があっても予測不能の波が来る時があるそうです...。こんな時化では明日も魚は
ないな。と思っていたところ、明日は大型巻き網船が、待望のキハダマグロを積んで
入港してくるそうです...。写真では臨場感が伝わり難いかもしれませんが、この波で?...。
勇気とか根性とか、月並みな言葉では形容できず、漁師って凄えな..。この一言です。

副業...②

2019年06月11日 | 日記
銚子の小型底引き船は資源保護のため、6月~8月は休漁。同様に沖合底引きは
7月、8月休漁...。直接収入のない時期が2~3ケ月...。みなさんそれぞれ
その期間も“何かして”、逞しく生きてきた訳ですが、小型は最盛期60隻から
今は6隻、沖合は同様に40隻が5隻に激減...。サンマ船は8月頃から11月末頃
までが漁期で、そのあとは他の漁法に切り替えたりしている訳ですが、その中に、
漁期のみ操業し、漁期が終わったら乗組員は全員解雇。翌年また漁が始まる前に
雇用...。そんな形態がありました。で、船の成績は良いし、乗組員もさも当たり前
のように解雇され、また雇用されて行く...。漁期でない時期に乗組員は農業だったり、
自営業だったり、それぞれの仕事(どちらが副業かわかりませんが)に就いている...。
漁業会社(経営者)、乗組員(社員)双方にとってメリットのある形態...。
他方、大企業に勤務する知人...。会社が副業解禁と言い出したら、何故か不安になり、
精神的に病んでしまった...とのこと。同じ時代、同じ日本での働き方と、受け止め方...。
一つの形態に過剰適合するのは良くない。と薄々感づいていながら、まあ何とかなるだろう
と楽観視していたら、会社トップの発言がかなり変わってきて、不安が増幅し、まだ何も
起こっていないのに心が病むほどに...。かつてこの界隈、漁業なんて不安定な仕事...。
会社勤めが一番良いなんて言われていたような気がします...。で、他の要素も相まって
船は激減したけれど、生き残った船は強い...。先般のCに繋がる時代...。飛び道具も、
あれもこれもある...。ない。と言っているのは前時代の感覚が抜けきっていないから
かと...。どのような職業が良いのかどうかではなく、時代の大きな変わり目にあたり、
受け止め方を変えないと...ということでありました。かくいう私は、会社員時代の感覚
が抜けて来たな~と感じるまでに10年近く掛かってしまった...。遠回りしすぎたな~。
と思う反面、時に遠回りもいいかも...と思ったりしています。


副業...①

2019年06月10日 | 日記

最近、企業しかも大企業と呼ばれる会社で副業解禁やら、働き方の抜本的な見直しやら、
そんな話題を良く耳にします...。自治体でも副業解禁というケースも。自治体の
場合は、特に地方で農作業とか、地域に関係ある部分に限定されているようですが...。
世界を代表するような日本の自動車メーカーでも、終身雇用は難しくなってきている旨
の発言があったり、大証券会社のトップが倒産の危機と戦っているんだ...と。これまた
世界的なメーカーで大規模な人員削減...。世界と伍して戦っていかねばならない時代、
社員の多くは、この会社に入ったら定年まで面倒見てもらえて、退職後は企業年金との
二階建て...。そんな意識では戦えない...。凡そ、トップの発言は、社員に危機意識を
持たせようとか、社内を引き締めようとする時、意図的に発せられることがあるようですが、
どうもそんなニュアンスではなくなってきているように感じておりまして...。
他方、私の周囲を見渡してみると、副業は普通に行われており、あまり違和感がない...。
正確に言うと違和感が無くなってきた...。会社員を辞めて14年になりますが、最初の
頃は、毎月月末になると給料が振り込まれてきて、会社で言うところの総務や人事の面倒な
手続き一切は知らないところで誰かがやってくれている...そう錯覚しておりました...。
目が覚めたのは、落ちるところまで落ちたからでありまして...。人間、必要に迫られれば、
綺麗ごとを言っていられなくなり、火事場の何とかが出てくるものです...。むろん周囲の
みなさんに助けられたこと、忘れてはいけないし、感謝、感謝でありますが...。今回は何故
この話題?ということですが、最近サンマ漁のことで漁業者の皆さんと話したこと、大企業に
勤務する知人が精神を患ってしまったこと、様々なことが一つに見えてしまったもので...。
続きは次回に。写真は本文に一切関係なく、過日の千葉港...。夜の千葉港もなかなか良い
風景でありました。

白子のタマネギ...。

2019年06月09日 | 日記
約1ケ月前に千葉県の大網白里、白子地区にいわゆる白子のタマネギを
購入に行き、先日(6月上旬)再び、訪問して参りました...。前回は農場の
風景を撮り忘れたので、今回は...と、張り切っておりましたが、いくら
探してもカメラがない...。困った、仕方ない、帰るか...と、銚子に向かって
だいぶ走ったところで、助手席にカメラがあることに気が付きました...。
膝、腰だけでなく、頭も老化したかもしれません...。さて、白子のタマネギ、
千葉県内ではブランドとして有名でしたが、最近は都内はじめ各所でも、
だいぶ浸透してきたように思います。これもSNSはじめ、飛び道具の進化
かと。先般上京の折、諸先輩方曰く、これからはCに繋がる時代である...と。Cとは、
よくBtoB,BtoC...などという用語で用いられる、あのC。コンシューマー、
カスタマーのC...。消費者、お客様と直接繋がる時代...。その時代に産地
として求められること...。各々がCと繋がっている産地同士が、さらに繋がる...と。
写真の1ネットは約10kg...。地元では1ネット1,000円前後で販売されて
おります。要するに1kg100円前後...。生産者と話したら、最近は都内で
2,000円~3,000円で売られていることがあるとか。美味しいと評判に
なり、ブランド化した所以で、高く売れることは良い事なのでしょうが...。
それでも私の販売価格は1,000円前後なんですけどね...と。流通が進化しても、
生産~消費に至る過程で発生した、利益の(適正)分配については、やはり課題
として残るようで...。

梅雨入り

2019年06月08日 | 日記
本日、小雨交じり曇天の銚子港であります...。そういえば昨日、梅雨入りの報...。
ここ数日、膝、腰に違和感があり、そろそろ雨だな~と。学生時代からの古傷で、
日常生活には問題ありません(でした)が、季節の変わり目になると...。
(でした)と、過去形にしたのは老化であります...。日頃の運動不足が祟り、
気が付けば50歳になりなんとしていながら、いつかやる。いつでもやれる。と、
なめていたツケ...。膝、腰を守っていた筋肉が、老化や不摂生からどんどん劣化。
体重も増加し、傷(靭帯損傷なのですが)を守る防御壁の役割を果たせなくなって...。
で、どうすんのよ...。ということですが、最近ささやかな運動習慣を持つに至って
おります...。ジムに通うとか、そんな本格的なことではなく、階段使うとか、少々の
距離で車を使わないとか程度なんですが...。結構、効果がある...。
そういえば、地元のスポーツジムの会員になっていながら、ずっとサボっていたこと
に気が付きました..。週3で通うとか、そういう目標を持つと、また玉砕するので、
歩きに行く。くらいの感覚でまた通い直そうと思っております。

食品ロス削減...④

2019年06月05日 | 日記
この話題、きりがないのでこの辺で...。写真は、銚子港水揚げのサルエビかき揚げ...。
サルエビは油で揚げれば、殻も頭も気にならない。むしろ美味しくなるような気がする...。
調理した切れ端をかき揚げに、さらにはあれに、それに...。最終的にはすべてみそ汁、
あら汁、せめて出汁に...。食品ロスという概念が法制化した...。その是非はともかく、
確かに食品ロスの問題は切実であることは理解できるし、その食品業界で働いている者
として、今後もこの話題、定期的に取り上げていきたく思っております。

食品ロス削減...③

2019年06月04日 | 日記
写真は銚子港水揚げの赤ムツ...。地域によってはノドグロの呼び名で、大変
高価な魚の一つに数えられております...。キンメダイもそうですが、最近では
高級魚と呼ばれる魚も、どうでしょうか、記憶のある範囲、恐らく30年とか40年前
には、それほど価値を見出されていなかったような気がします。価値を見出して
頂けるようになったこと、その契機を作った漁業者や関係者の努力には頭の下がる
思いですが、食品ロス削減の第一歩が、ささやかなこと。であるならば、この
価値を見出されなかった魚に価値を見出したこと、すなわち食品ロス削減...。
水揚げされながら、廃棄される魚を見ると心が痛むものです。それを漁獲した漁師
さんなら、なおさら...。廃棄されないように具体的に何をする...というと、対象が
大きすぎて何から始めれば良いのか分からない...。で、食べてみたら...美味しい...。
食品ロスを削減しようと思って、価値を見出した訳ではなく、食べたら美味しかった
から...。故に、まず食べてみること、そして美味しいこと、これまたロス削減...。
案外、食べず嫌いは多く、この食べず嫌いもまた食品ロスの温床かと...。

食品ロス削減...②

2019年06月01日 | 日記
学生時代を過ごした、東京・神田駿河台の界隈には、当時名物飲食店が
沢山ありました...。私語厳禁のラーメン屋さん、大盛を頼んで残したら、
罵声を浴びるトンカツ屋さん..。いわゆる、名物おやじさん達が多数いて、
たんなる変わり者たちか?と言えば、そうでもなく、何か学生たちに食べ物の
大切さを教えようとしていたのかもしれない...。最近そう思っております。
食品ロス削減の第一歩は、食べる人の心がけ...。人は食べないと死んでしまう
訳ですから、食べ物への心がけは、そのまま人生の心がけ...。大盛頼んで
食べきれずに残す...。何もお金払ったんだから、怒らなくたっていいでしょ。
ということですが、さにあらず。自分の食べきれる量を把握しておくのも、
人として重要な事...。社会人になって、知人の和食の料理人さんから、刺身
のツマ(ダイコン)は飾りじゃないよ...食べ物だ...と。いろいろ効能が
あるのですが、ここでは省略...。以来、刺身のツマは残さず食べるようになり...。
大皿に乗っているなど、膨大な量のツマをすべて食べることは出来ませんが、
写真くらいの量ならすべて食べる...。こんなささやかなこと。ではありますが、
この問題(食品ロス)の要諦は、このささやかなことにある...そう思う次第
であります。続きは次回に。

食品ロス削減...①

2019年05月31日 | 日記
食品ロス削減推進法が制定されたと新聞記事で読みました...。
食品のロス...。このブログも開始してから14年、一貫したテーマの一つ
であろうかと思います。そもそも法律で決めることなのか?という是非は
ともかく、それだけ社会的な関心事が高く、かつ緊急性の高い証左であろうと
思います。写真は水揚げされたトラックから落ちたイワシ...。このイワシ、
豊洲で購入するものより鮮度が良い...(揚がりたてですので)。
蒲鉾や干物は、冷凍冷蔵流通が発達していない時代に、水揚げされた魚を
無駄なく、美味しく食べるために開発されてきた技法の産物。地域色も強く、
それが地域独特の食文化でもあった訳であります。が、手間が掛かる、面倒だ、
購入側はその対価を認めてくれないじゃないですか...。そしてどんどん、
作ると食べるの距離が開いていった...。冒頭のイワシも昔は干鰯(ほしか)
という飼肥料として使われており、コメ1俵と干鰯1俵が等価交換されて
いた時代もあったとか...。最終的にこれらは生産、流通、消費に関わる
すべてが関係してくる内容であるし、経済的合理性だけでなく、心の問題も
含まれる。生産と消費の間のコミュニケ不足も...。最終的に生き方として...。
食べるは生きるで、如何に食べるか?は、如何に生きるか?の同義語である
からだ...。偉そうなことを言えた立場ではありませんが、暫くこの話題を。
続きは次回に。

儚い...。

2019年05月30日 | 日記
決算の申告期限やら、何やら、普段使わない脳みそを酷使しておりました...。
そんな中で先日上京し、懐かしい方々の再会があり、その再会が非常に楽しく、
一服の清涼剤のような清々しい気分で帰ってきたら、今度は同級生の訃報...。
近所で、小学校から高校まで同じ学校に通い、25年前に恩師の祝賀会で顔を
合わせて以来...。再会が葬式...。久しぶりに集まった同級生一同と、次の
再会がお互いの葬式では寂しいので、これからはもう少しこまめに連絡しあって..と。
いつかやる。は、いつまでたってもやらない...。いつか会えるは、いつまでも
会えず、懐かしい話も出来ずに、葬儀で後悔する...。20歳前、地元で一緒に
過ごした仲間と旧交を温めることは、ただ懐かしいだけでなく、50歳まで
生きてきた(生かされてきた)ケジメのような気がして参りました...。
それにしても儚い...。以前も同じタイトル使用したことがありますが、にんべんに夢と
書いて儚い...。そういえば彼は、まだ何者でも無い時に、あんなこと、こんなこと、
言ってたな~と。50年の人生で彼の夢は叶ったのだろうか?...。いろいろな
想いが去来しております...。ご冥福を。