銚子・角巳之・三代目

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惑いの10年!①

2011年11月30日 | インポート

Img_7281 日経新聞に時々掲載されているシリーズ、“40代・惑いの10年”を毎回欠かさず読んでおります。その真っ只中にある者として、身につまされる思いであります...。一生安泰だと思われていた会社に入った20代、自分なりに一生懸命仕事をしてきたと思っていたが...ある日...。で、自分がこんなに無価値であったとは...。30代からキツイ一言、結局バブル期入社組はキリギリスなんですよ、今まで遊んでいたツケが回ってきただけでしょ...(記事から) 何もバブル期に入社したすべての人が遊んでいたわけではなく、その時代の中で一生懸命に生きてきたのだと思いますが、結果として今、その現実に対峙している...。20年前を思い起こすに、大企業に入りさえすれば、資格さえ取りさえすれば、~さえ出来れば一生安泰ですよ...。なんてフレーズ良く聞いたような...。結論から言えば、そんなの幻想に過ぎないのですが、やはり時代の雰囲気だったのでしょうか。仮に雰囲気だとしても、自分の価値を高める努力をして来なかったのはあなた方じゃないですか。そんな声も聞こえてきそうですが...。気が付けば20代は40代に、月日は容赦なく過ぎ去って参ります。この20年、特に最近の10年...。10年ひと昔という言葉もありますが...。続きは次回に。


ラーメン!

2011年11月29日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7291 アンテナを高くして地域内の“あるもの探し”をしていると、実にいろいろな情報が入ってくるものです....。それが食べ物になると、一度は行ってみないと気が済まない...。そんなこんなで某師匠から、銚子・旭にあるラーメンの名店のお話があり、早速行ってみた次第であります...。銚子の1軒は、銚子駅からそう遠くないところにあり、TVで有名なラーメン博士が思わず美味っい!と唸ったとか...。旭の1軒は東総文化会館近くにあり、この方はもともと中部地方でラーメン店を経営されており、その中部のお店はラーメン・ランキング上位の常連だったとか...。両者とも一度故郷を離れ、外で実績を積まれて凱旋...。双方とも流行の脂ギトギトではなく、あっさり醤油のいわゆる昔の支那ソバというやつであります。支那という言葉は時に不快に思われる方もいらっしゃると聞きますが、ここでは商品名ですので...。中華のあそこ、日本そばのあそこ、あのイタリアンレストラン...、みな東京で聞くと知らない人はいないくらいの名店で修業され、地元でお店を開いた方々...。東京とはお客さんの数、嗜好の違いなどから苦戦されているようでありますが、先般お越しになった観光客の方から、これら店舗、本家に勝るとも劣らない....。みなさんケータイで写真撮ってました...。あっという間にネット上で情報が駆け巡り...。東京のあの味を、銚子や旭の観光の時に...。こういうのもありなんだそうです。2軒とも、ちょっと前まで知りませんでした...。実は地元の人間が地元の事よくわかっていないんじゃないか...。いつも感じているあれ....痛感してます。このラーメン絶品であります。


その時...③

2011年11月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7247 やるべき時に、やるべき場所にいて、やるべき事をやる...。これが責任あるプロである...。以前、TVで見て感じ入った言葉として何度か掲載させて頂きました。魚は人間の都合で動いてくれないし、船に乗って出航しないと何も始まらない、そして入念な準備をして網を入れる....そこまでしても、全く獲れないことも...。そのすべて、結果責任....。漁師さんの仕事に限らず。世の中すべてこの法則で動いているように思います。その時が来たら?...何言ってんですか...という次第です。その時?今ですよ、今...と。巻き網船の出航を見ながら、自らの周囲(もちろん自らも)を鑑み、その時、その時....。船の航海は人生そのものである..と、いや~、漁師さんも詩人ですね..、そんな戯言を言い合いながら...。


その時...②

2011年11月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7251 魚が来る前に網を作り、その他入念な準備をし、いざ出航...。魚群を発見し、そしてその時....。網を入れる瞬間...。このタイミングを間違うと、すべてが水の泡...。そのすべての責任は網を入れるタイミングを指示する漁労長という職責ただ一人の肩に....。船の安全その他への全責任は船長に属しますが、魚の棚を特定したり、網を入れる指示などはすべて漁労長の責任。このタイミングによって、水揚げが左右される...。実際、同じ海域で同じ時刻に操業していても、船によって水揚げが大きく異なる時が多々あります。漁船の場合、船長よりも漁労長のほうが報酬が高い事が多く、それはある種の歩合給のようなもので、責任の重さに比例した対価であると...。今から30年以上前でしょうか、私が小学生のころ、伝説の漁労長という方がいて、もう神のような逸話を数々持たれておりました。魚を獲るんじゃなくて、魚が勝手に俺の入れた網に入ってくる....。こういう神でも、その時に備えた準備がすべて...。段取りと始末、これが出来ないのはガキだと。その時に備えた準備(段取り)と、結果に対する全責任(始末)...、ただの豪快なおじさんと思ってましたが、今思い返すにプロのなんたるや...と。


その時...①

2011年11月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7229 魚の群れが来た時に網を作っていたのでは遅い。群れが来る前に作れ...。三菱財閥、創始者の言葉だそうです。当たり前のことじゃん...と思われがちですが、実は非常に深い言葉....。漁師さんの仕事を見ていると、勇壮で豪快な出漁、漁模様はそのほんの一部でしかないことが良くわかります。陸にいるときに網や船の補修、その他、非常に細かな準備作業が絶え間なく続いている訳であります。それだけ準備していても外れる(魚が獲れない)時は外れる...。何事も、確実にその時はやって参ります。予兆を伴ったり、突発的だったり、様々な形で現れ、漁業と一緒でそれだけ準備したって外れる時は外れる...。しかしながら....。その時が来たら...やる....。という方がおります。間違いなく、その時、全く動けない...。何故なら、その時とはすでに準備段階から始まっている訳ですから...。その時はもしかすると自らに不都合な状況が降りかかるかもしれない...。その時云々という方々はそれを察し、逃げようとして言っているのかもしれない...。それでも、その時に備え、自らを準備に駆り立てるのは何ぞや....ということであります。続きは次回に。写真は巻き網船の出漁風景。銚子港停泊中の10ケ統(1ケ統は探索船1、本船1、運搬船1~2で1セット)、合計30隻以上の出漁は豪快で勇壮であります。


瞳術!

2011年11月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7262瞳術...。どうじゅつ...と読むらしいです...。仲間と話をしていて、いわゆる忍者モノの話になって、ちょっと前に放映されていた忍者アニメの話になって...、はまってしまった訳であります。次から次へと様々な技を持った忍者が登場するのですが、頭領とおぼしき忍者は何の技も持っていない...ように見える...が、その術は瞳術..、しかもそれは最大・最強の技...。 瞳術、要するに目....。その極意、相手が自らを害しようと敵意むき出して迫って来る時、その目を見つめると、敵意むき出しの相手は勝手に自滅してしまう....。アニメの世界でありますが、現実社会を鑑みるに、なるほど、なるほど...と。何かで後ろめたい思いをしている方々...、された方は覚えていなくても、してしまった方は忘れておらず、どんどん妄想が膨らんで、あいつはきっと仕返しにくるに違いない....と。勝手な恐怖感が、必要以上に攻撃性を増幅させる訳であります...。逆恨みに近いのですが....。人と話すときは相手の目を見て話しなさい...。小学校で教わることであります。相手の目が見られない...ということは.....。アニメの世界の話とはいえ、瞳術、深いです。


サルエビ&赤ムツ

2011年11月22日 | 銚子のうまいもの

Img_7203Img_72041  1ケ月ほど前、静岡・由比でサクラエビ解禁の報に接し、これまた優しい方々が、かき揚げにしてくれた訳であります...。美味い、美味い...不味い訳がない...。由比では漁協さん直営・浜のかき揚げ屋なる飲食店があり、700円でサクラエビのかき揚げ丼が食べられ行列になっているとか...。さもありなん、あれが700円なら...と。銚子のサルエビかき揚げも(写真左)、最近ツーリングの方々の間などでちょっとした話題になっているようです。サクラエビにはサクラエビの、サルエビにはサルエビの良さがある...。写真右は赤ムツの煮付け...。日本海側でノドグロというやつであります。これは銚子港で揚がったものですが...。銚子で揚がっても、赤ムツは赤ムツ...。焼いて良し、煮て良し...これまた不味い訳がない...。本日はさらっと、久しぶりに銚子のうまいものシリーズ...でありました。


海域表示!

2011年11月21日 | 銚子のうまいもの

Img_7207 地元ネタほぼ100%の地魚寿司...。ウニと赤貝は銚子以外かな?というくらいで、ボタンエビ、マグロ、ホウボウ、ヒラメ、アナゴ...すべて銚子港水揚げ。風評被害の収まらない中、大手量販店さんでは、販売している魚の海域表示に踏み切ったと新聞にありました。漁師さんの間では漁場開拓とか、漁場探索とかそんな言葉が良く使われ、魚探では完全に読み切れない棚を経験や勘から探し出す...。特に底引き...、いわゆる地魚を獲ってくる漁船でありますが、それらは農業と同様であるという持論に重ねれば、苦労して開拓した魚場を簡単に教えられるか...という感情、ごく自然なものであると思います。一方において、買う側、食べる側の不安心理を考えれば、いわゆるトレース、履歴管理などということが出てくるのもこれまた自然...。この“落としどころ”はどの辺りでつけるのが妥当なんでしょうか?江戸のかたきを長崎で...にならないような解決を望みます...。写真の地魚寿司、マグロは宮崎船籍の延縄船が銚子沖~マイル、北緯~度、東経~分にて、投網時間は~時から~回...、同様にサバの漬けは茨城県船籍の巻き網船が、ホウボウは千葉県船籍の小型底引き船(9㌧未満)、ボタンエビは千葉県船籍の沖合底引き船(19㌧型)が...、何よりも獲ってきた方々の顔が直接見える特殊な位置にいる者であるがゆえに、見えることでありますが...。流れが見える位置にいて、食べたら最高に美味しいのがわかっていて、故に銚子へお越しになった大切なお客様と写真のものを一緒に食べた訳でありますが...。とにもかくにも、落としどころを間違えて、生産・消費(あまり使いたくない極端な二元論でありますが...)双方が疲弊することのないよう....。


ちょっとリニューアル!

2011年11月20日 | ブログ

Img_7202 リニューアル!横文字やめろと言いながら...。再びちょっと新しくとでも申しましょうか...。さて、開始してから6年。ちょっとリニューアルしてから3年...。連載も1300回を超え、来月は7年目に突入....。30代から40代になって、不備もたくさん出て参りましたので、この辺で更にちょっとリニューアル...。と言っても、私にそんな能力があるわけでナシ....。前回同様、優しい先輩にすべてリニューアルしていただきました....。月末くらいには、さらに、更にリニューアル予定であります。具体的に、参協未来株式会社のHPや、関連団体とのリンク、その他諸々...。乞うご期待であります。写真は、その作業の合間に、銚子市内某所での昼ごはん(の一部)...。写真手前右はマダイ、左はスズキ、後方は(戻り)カツオであります...。すべて銚子港にて昨日水揚げされたもの...。さてさて...。リニューアル後、ブログトップに使用した写真は、6年前の11月、朝6時半頃の銚子港の風景であります。あの時見たあの風景...、それを見ながら何を思い、どう動いて今に至るか...。そんなこんなを考えながら....。


租・庸・調・雑徭!

2011年11月19日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7190 祖(そ)、庸(よう)、調(ちょう)、雑徭(ぞうよう)....。高校生と話す機会があって、その高校生の教科書をパラパラと見ておりましたら、租庸調、雑徭...と。ああそういえば自分の頃も授業でやったな~と懐かしく。しかしながら、この考え方、昨今の情勢を鑑みるに、現代にも大いに当てはまる....と勝手に思っております。要するに税の取り方や労働の対価などについて....。細かなことは忘れましたが、租庸調、雑徭とは、税を、お金や米、特産物や布、労役のいずれかで納めるというものであった...と記憶しております。その前提となる律令体制とか、それを維持するための官僚制度とか....、難しいこと省略.....。要するに、税はお金“だけ”ではなく、様々な同等性があると思われる何かで納付可能であったこと。これ非常に重要だと思います。端的に、カネさえ払えばいいんだろ....。という傲慢さは消えていく(だろう)...と。その労働や特産物などを税金払ったことと同等とみなす....。日本の場合は奈良時代に行われていた制度ですが、その時代の方が想像力とか労働の尊さとか、特産物の製造過程での物語とか、何よりも人間とか....そういうものへのまなざしが豊かであったろうと...。むろん今は奈良時代ではなく、論旨に無理があり、荒唐無稽な話に聞こえるかもしれませんが、これまた昨今の情勢を鑑みるに....。本日も写真は本文とは全く関係ありません...。全く...、いや、少しは関係あるかも....。これ(サバの水揚げ)見ながら考えていたことですから.....。


江戸のかたきを...。

2011年11月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7192 江戸のかたきを長崎で....。なんてことわざがあります。要するに相手の面目を丸潰れさせるような勝ち方なんかをして驕っていると、思いもよらなかったところで反撃をくらい、より大きなダメージを負いますよ....こんな例えだろうと思います。最近、交渉ごとの“落としどころ”を巡り、周囲で江戸の何とかに近い状況を多々目に耳にします。人間ですから感情があり、出来るだけ嫌なことは避けたい....。不利な条件はいやだ、自分の主張を押し通したい...様々あるわけであります。でもそんなことを内輪で行っているうち、双方が疲弊し、気が付けば漁夫の利を第三者に....これまた良くあるケースだろうと思います。公平に多数決で決めようや、と言っても、昨今は80対20とか、70対30なんてケースは少なく、51対49に限りなく近い状況で物事が決まる、あるいは先延ばしされて参ります。そもそも100対0のケースなんか絶対にありえないと私は思いますが、江戸のかたき....をとられるような方々は絶対だとおっしゃる....。交渉ごとは多くの場合、それに臨む前にこのケースはこの辺りが落としどころか...などと考えながら臨むものだと思っておりますが、それでも100%自分が正しい....と。最終的にこうなったらもう中村主水に頼むしかないじゃないですか....。ということであります。野生動物ですら、弱肉強食と思われながら、その集団を残すためにある種の秩序維持行動をとっている訳であります。それが本能的なことなのか、何らかの理性が働くのかわかりませんが、人間が一番おかしいじゃねえか...。そう思います。落としどころをもたないのは、せっかく話し合いという銃を持っているのに、弾を持たないのに等しい....。権力、地位、財産などにおいて比較優位な状況を持っている方が、弱い人間に強要する、あるいは一方的に責任を転嫁する....その場は収まったように見えて実は....。ああ長崎に行ってしまうんですね~と。江戸、長崎...、ことわざの例えであって全く他意はありませんので....。続けたい、止めさせたい....。双方利害の衝突する場面に多く遭遇し、思ったことを感情のままに書かせて頂いた次第です....。写真も本文とは全く関係ありません。


潮目!

2011年11月17日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7186 潮目(しおめ)が変わるなどという表現があります。漁師さんや釣り好きに聞くと必ず出てくる言葉....。確かに潮目というものはあり、何らかの予兆を伴ったり、全く予想外の動きをしたり...、とくかく万物は流転する。必ず変化するということなのでしょう。ここから転じて、今までの常識が非常識になったり、今まで通用していたものが全く通用しなくなったり、その反対もまた然り...。最近良く耳にする言葉...。あいつ何やってんのかわからない....。別に他人が何やっていようと、気にしなければよいだけの事でありますが...。変化は多くの場合苦痛を伴う訳であります。快適な生活を送っているのに、それが失われそうだ、お気楽にやっていたのに責任背負わされそうだ...で、変化はどうしても拒みたくなる....。会社員の方々が酒飲みながら、うちの社長、役員は全く何やってんだか...。仕事を押し付けて、自分たちはゴルフだ宴席だ...。ほぼ定番の愚痴でしょう...。しかしながら、立場にならないとわからないことは多々あって、何よりそこで給料もらってんでしょ....と。こんな感じでしょうか。はたまた、何やってんだかわからない...と同僚を批判し続け、それはわからないのではなく、わかりたくない、あるいは負わされている責任の重さが違いすぎて理解できない、ということなんでしょうが...。潮目は必ず変わります。何やってんのかわからない...。これで通用してしまうと、とにかくこの常套句を使って、逃げるクセが付いてしまうわけですが、潮目が変わると一気に反転する。わからない、わかろうとしない、わかりたくない、わかってしまうと困る(やらされるから)...だと潮目にのまれて沈んでしまうのではないでしょうか....。できない理由を探すより、どうやったら出来るか考え、行動したほうが早い...。良く聞くことでありますが、何とかのひとつ覚えを繰り返していると、モノの道理が見えなくなる...、で、気が付くと周囲に誰もいない....。潮目が激流のごとく変化している昨今、中学バスケ見ながら、そういえば以前、チームの窮地を、あいつ何やってんだかサッパリわからねえ...と思っていたチームメイトに何度も救われたな~と懐かしく...。写真は本文とは全く関係なく、旭の体育館に向かう道すがら...であります。


中学バスケ!

2011年11月15日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7184 先々週、先週の週末は、銚子、旭、匝瑳を会場とした千葉県中学校バスケットボール新人大会が開催されました。今年で42回目となるそうです。ということは第一回大会に出場した先輩方はすでに57歳....。歴史を感じます。残念ながら地元勢は2回戦で姿を消してしまいましたが、勝敗は別にして、中学生が懸命に闘う姿は清々しいものです。千葉県はもともとバスケが盛んで、小学生のポートボール(台の上に人が乗って、邪魔する人がいて...あの競技です)が、ミニバスに代わったのも全国的に見て非常に早い時期であったと聞いております。ミニによる底辺拡大と基礎固めが、その後の中学におけるスタートダッシュを早くさせ、結果、中学の新人戦もハイレベルに...ということであります。銚子地区もポートボールからミニバスへの切り替えが早く、30数年前にはすでにミニバスがあったわけです。田舎にしては非常に早く、それは当時の先生方や協会の方々の先見の明であり、情熱の賜物。別にバスケが上手くて偉いことなんてないし、それで生活が出来る状況は日本にはありませんが、この小学校高学年から中学にかけての数年間はゴールデンエイジと呼ばれ、熱中する環境さえあれば、何事もぐんぐんと伸びる、人生の中で唯一の期間なのだそうです。そこで見たり、聞いたり、感じたりしたものは、何らかの形でその後の人生に少なからぬ影響を与える....。みんなで目標を決め、それに向かって突き進むか、先生の前だけやったフリするのか、傍らで皮肉っているだけか...実に様々でありますが、この期間が人生のごく限られた時間であることも事実...。中央部とほぼ同じ時期にミニバスへ移行。まずは同じ土俵に上がって、とにかく出場し、結果を受け止め、試行錯誤しながら....。それを維持するのは指導者の情熱であったり、周囲の見守り力であったり....、それらを総合して地域力....。何事も同じだな。そう思っております。


モツカレー!

2011年11月14日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7117Img_7183  先般ご紹介させて頂いた旭市“もつ部会”の取り組み...。調理師会の千葉県大会でお隣同士のご縁から、早速、飯岡バイパス沿いの“なるい”さんに行き、試食会よりさらに美味く、感動的ですらあったので、旭市もつ部会加盟、全22店舗をすべて制覇しようと....。で、今回は海上中学校近くの“なみ川”さんのモツカレー....。カレーにもかなりのこだわり、そこにあのモツ。不味いはずがなく、大盛りがたった数分で私のガツ(胃袋)に消えていきました...。この取り組みは何度か掲載させて頂いているので、詳細は省略しますが、結局こういうことなんだよね~と、思うことしきりであります。3.11の震災時、あまり報道されませんでしたが、旭は津波の犠牲者が出て、これは銚子も含めてですが、多くの飲食店が被災し、廃業に追い込まれたところ多数。いまだ仮設住宅暮らしの方が多いのも事実です。観光のみに依存した街づくり....。それが3.11、道路が寸断され、風評被害が吹き荒れたとき、すべての予約がキャンセルとなり、これからどうなってしまうのだろうか?...という不安の中で、誰が自分たちを助けてくれたのだろうか?地域の仲間じゃないですか...。だから.....。もつ部会の方々と話しているときによく出てくる言葉です。まあこういう取り組みは、時に白くて奇異な目で見られることも多いのでしょうが、震災を経て、目が覚まされた方々はそんな視線、全く意に反さないでしょう。地域の強みを知る。旭には関東最大級の食肉処理場があり、新鮮なモツが手に入る。誰が上でも下でもなく、困難な状況に遭遇し、自然発生的に会ができ、強みを生かそう...と。当事者意識を持って参加し、協力し合う...。後ろ向きな話はなしにして、すべて未来志向で...。我々が生きている今は、昨日無くなった方々がどうしても生きたかった未来である...と。ああでもない、こうでもないと批判を続け、責任回避の方法のみを考えながら生きていくのも一生ならば、みんなで協力し、愚直に前へ進むのも一生。いろいろな人生があるものですが、何をしようと、確実に残り時間は減って行く...。これだけは紛れもない事実であります。


カモメが...。

2011年11月13日 | 銚子のカモメ

Img_7178 先日、大雨の銚子漁協にてサンマの水揚げが行われておりました。で、トラックからポロポロと落ちたやつにカモメの大群が....。われ先にと体の大きさくらいあるサンマを丸呑みに..。千葉県の水産関係者の方とその一部始終を見ておりました。傍らの専門家に聞くと、基本的に何でも食べてしまいますからね~と。弱肉強食。体が大きいやつが独り占めしようとしているように見えるのですが、よくよく見ると、そこには何らかの秩序、はやり言葉の?長幼の序とでも申しましょうか、大きいのが小さいのに、配慮しているように(見える)光景も多々目撃できるわけであります。基本的に弱肉強食、生きるために食べる。力の強いやつが先に食べる....、しかしながら、その集団を維持していこうとする力が本能的に弱者を守ろうとしているのでしょうか。人間はカモメではなく、そこに感情とか、知恵とか、様々な要素が重なっているわけで、カモメのようにわれ先に、本能というより、話し合いで解決という選択肢もあるのですが....。これがなかなか....。知恵が悪知恵になって、ずるくなって....。本来自らが引き受けなければならない案件があって、自らが責任放棄すると他の誰かに大きな負担が行ってしまう...という状況の中で...。しめしめ....と。私自身もそういう経験多々あって、悪いな~と心で思いながら見て見ぬふり...。そして後々気分が悪くなって、自戒の念にさいなまれ....。あとは悪循環...。私に限らず、人間だれでもそういう経験あると思います。問題が降りかかってくるのは誰でも嫌なもので、世間ではそれを処世術などと呼んだりします。確かに一理あります。すべての人が横綱相撲が取れるわけではない...。ただ不思議なもので、いつしかそれが習慣になると、やった“フリ”だけが上手くなる。そしてそれが自らを貶める最大要因になって参ります。本日の朝刊にありました。必要なのは世界観と処世術...と。この世の中の仕組みはどうなっているのだろう(世界観)?と、その仕組みの中でどうやって動けばよいのだろう(処世術)...とTPP問題に関連してのものでありました。カモメの行動見ながら、その集団のなかに働くある種の秩序維持行動....。なぜか、目の前の人間世界とダブって見えている次第であります。