銚子・角巳之・三代目

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キハダの刺身

2018年09月28日 | 日記
今年はキハダマグロの水揚げが多かったように思います。例年、5月~7月頃
巻き網船による水揚げが最盛期になり、その後はそれほど揚がっていなかった
ように記憶しておりますが、今年はつい最近まで...(そろそろ終わりのようですが)
写真は漁師さんや水産関係者の通う、漁港近くの食堂にて。マグロと言っても、
本マグロ、インドマグロからバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロなどなど。
それぞれ味に違があって、マグロの奥深さを再認識しているところです。
キハダは独特の酸味が特徴...。それぞれ好みはあろうかと思いますが、水揚げされた
ものをすぐに食べる...。この鮮度は産地の特権かと。

川口沖

2018年09月27日 | 日記
昨日あたりから物凄い風が吹いている銚子界隈であります。
写真は千人塚(せんにんづか)から利根川河口。銚子の川口と呼ばれている
ところです。昨日、サンマの水揚げが予定されており、仲買さんはじめ一同
楽しみにしておりました...が、入港予定船は急きょ、小名浜港に入ることに
なった...とのことで、一同落胆...。何でも船の方々が、この大風、銚子・
川口沖を通過することは危険と判断されたようです...。我々、港で待つ身の
者は、落胆、残念...で済みますが、漁師さんは命懸けですから...。仕方ない...。
納品先から何とかしろ、など罵声を浴びたなど、陸の上では愚痴話があちらこちら
から聞こえて参りましたが、川口沖を眺めたらあの黒い波...。この写真では
臨場感が伝わらないと思いますが、何とも恐ろしく...。日本三大難所の一つ、
船の墓場と呼ばれたこの海域...。入港楽しみにしていた人、取引先に怒られた人、
...みなそれぞれに立場がありますが、時に仕方ない...。この一言ですべて丸く
収めねば...。


特産品

2018年09月26日 | 日記

ヒバの話題が続いておりますが、本日特産品と題してこの辺で。
気が付けば私の周囲に、ヒバのチップやら、枝やら...。またどこかで
この話題を...。写真は湿気取りと、ボール状のものが3個繋がっている
のは子供の玩具...。接着剤を使わず、木を組み込んだだけの質素なもの
ですが、接着剤を使っていないので、子供が舐めても安心...ということ
で人気があるのだそうです。私は...、当然舐めたりはしておりませんが...。
両端は固定、真ん中の一個が可動式になっており、動くたびにカチカチと
音が鳴って...。その音が何とも言えず心地良く、資料作成時など思考が
行き詰った時など、カチカチ....と。すべからく特産品...。その地域を
応援しようとか、そんな動機で購入される方も多いかと思いますが、
今回のヒバ商品、何故購入したか?と言えば、“私にとって”価値があるから。
以上。であります。ヒバのチップで空気が浄化? 子供の玩具でストレス
発散?などなど、そこに価値を見出さない方々にとっては、バカげた話かも
しれません。ただし自分はそこに価値を見出している訳でして...。
特産品(地域の逸品)...。時に地域応援の側面が強く出過ぎてしまうことが
ありますが、本来、購入する側にとって価値があるか否か?それのみかと。
因みに、それまでこのお店は全く知らず、たまたま通りすがって入っただけ...。
ヒバの良い匂いもさることながら、お店の人が親切で、何か感じが良かった...。
ずっと記憶に残っていて、機会あったらまた行こう...。そう思っておりました。
現在、ヒバの熱烈なファンでありますが、入り口は商品の効能や価値ではなく、
何か感じが良かったから...。特産品に限らず、商品のファンになるって
そういうことなのかもしれません。


ヒバの木を見ながら...②

2018年09月25日 | 日記
“仕事”と“作業”は違います...。最近やたらと、こんな言葉が聞こえて参ります...。
昨日の例に倣うなら、ヒバの材木や工芸品を製造・販売して生計を立てる。これ作業
(凌ぎ、稼ぎと言う人も)、一方、その作業を未来永劫、続けていけるようにする
一切の活動(下草を刈ったり、間引いたり、良さを伝えたり...)が仕事...。
作業は分かりやすい。目に見えるし、それが無ければ“今”生きていくことが出来ない
からです。しかしながら仕事。時に分かり難く、感性を研ぎ澄ました先にしか見えない
場合が殆ど。しかも人間や今だけの都合ではなく、山の動物や植物(共生)、はたまたまだ見ぬ
未来のヒトやモノやコトの事も考えて(生き様、哲学)...。昨今叫ばれている様々な問題の
根源があるように思います。極寒の地に数百年生きるヒバにも、人間による手入れはあった
はずで、しかもその木の生育期間は人間の一生などより遥かに長く...。
自分が生きている範囲で答えが出ない。これまた昨今の問題の特徴の一つであり、故に正解
は実のところわからない。あるいは複数存在する。にもかかわらず、ただ一つの正解のみに
固執し、無理やり時代の大転換期にあてはめようとする...。
目の前にあるヒバの木(工芸品や葉ですが)を見ながら、彼ら、彼女らが生きてきた数百年
の叡智に比べれば、なんと浅はかな...。甚だ生意気ながらそう思った次第であります。
因みに本日の写真はヒバの葉(枝?)。生命力が非常に強く、日陰でも驚くほど長い期間、
青々と繁っているようです...。

ヒバの木を見ながら...①

2018年09月24日 | 日記
写真はヒバの木で製作された工芸品であります...。今年も夏に靖国神社に参りまして、
久しぶりに九段界隈を散策していたところ、東京大神宮近くに、専門店(ヒバの工芸品)
を見付けました。工芸品と言っても、手の込んだ高価なものでなく、写真のように簡素で
手ごろなもの。簡素と言っても温かみがあり、何よりもヒバの木が発する独特の匂い..。
これが何故か自らのいる居住空間の空気すら変えた(もちろん良い方に)気がする...。
何か思うと調べてみないと済まない気質ゆえ、調べてみましたら、このヒバの木、
たいへんな優れもの...。このお店の方々は青森県のご出身なのだそうですが、ヒバも
青森はじめ東北の雪深いところが主産地。別名“アスナロ” 何か歌がありましたね。
明日はヒノキになろう...。でアスナロ。歌の内容からすると、ヒノキに劣る木との印象
を受けますが...。ヒノキに含まれるという有効成分、ヒノキチオールの含有量、ヒバに
はその10倍量が含まれていると言いますし、何よりもその樹齢...。ヒバは直径70㎝
に生育するまで300年掛かるそうです...。生育が非常に遅いので、最初は小さく、
ヒノキはじめ他の木に劣っているように見えるが、300年以上という長い年月を極寒の地で
生き抜き、体内には様々な有効成分を貯め込んで...。それで思った訳です...(続きは次回に)


プロダクトアウト!、マーケットイン!②

2018年09月21日 | 日記
ネット記事か、雑誌か忘れましたが、面白い内容の記述が...。
小学生に、氷が溶けたら何になる?と質問した...。水という回答を
待っていたら、ある子が“春”...と。働き方改革か何かの関連記事で、
作業と仕事は違いますよという文脈で出てきた事例...。標題の、
プロダクトアウト...、とも大いに通じるところがあります。作った
ものをどう売るか?から、売れるものをどう作るか? 一つの現象に
対して、正反対の概念...。氷が溶けたら水に決まってるだろ...という
感覚ではもはや対応不能。正解はいくつもあり、設問自体もそれが
理科であるのか、国語であるのか、はたまた心の問題か、そのニュアンスを
汲み取れなどと言っても、正解が一つしかない前提で訓練された方々に
とっては苦痛以外の何物でもないような...。写真は知人に勧められ、
以前読んだことがありましたが、再度読み返している書籍...。知人曰く、
人様に本を進めるというのは、時にその人の人生を変えてしまうことがある
のでご注意を。とのことでしたが、今このタイミングでこの書籍...。
水が溶けたら春になる...。こんな素敵な回答が出来る感性が失われている
おじさん世代。かつて読んだ本を読み返しながら、現実の大転換時代を
生きるヒントにするのもまた一興かと。


プロダクトアウト!、マーケットイン!①

2018年09月14日 | 日記
ブランド服の大量廃棄や、絶滅が危惧されているウナギを、売れ残りで廃棄、
けしからん...。など、最近、衣食住の現場で、これら売り手と買い手のミスマッチ
(不一致)が原因と思われる問題が頻発しております。私は食品の一部の事しか分かり
ませんが、どうも構造は同じようです。作ったものをどう売るか?(プロダクト
アウト)の時代が終わり、昨今はマーケットインの時代...。曰く、売れるものを
どう作るか?...。売れるものが分かっていれば苦労はしないのよ。当然そうなり
ますが、意固地になって売り手目線(都合)で商品を作っても、最終的に遭遇するのは
在庫や廃棄の山...。最近はそれらの様子がSNS等で瞬時に拡散され、時に企業姿勢
を問うかのような厳しい目に晒される...。厳しい時代だと嘆く声がある一方で、
発想の転換で新たなビジネスも多々生まれているようで...。スーパーマーケットの
方々に聞くと、以前は賞味期限が迫っているなどの訳あり商品を格安で特売すれば
飛ぶように売れたのに、最近は売れ残る...。欲しくないものはいくら安くても
買わない...。ステージがかなり進行しているようです。続きは次回に。

再び、オオカミの群れ

2018年09月12日 | 日記
暑い、暑いと悲鳴を上げながら、早く涼しくならないかと思いつつ、いざ涼しく
なると、何か寂しい気持ちになる...。夜はすでに肌寒い銚子界隈であります...。
さてまた更新が大幅に遅れました。地域内の水産業、農業も大きな構造変化を
迎えておりますが、それに合わせるように私の仕事内容もだいぶ変わり...と言う
よりも、全くのゼロベース、土台ごと入れ替えねばならないような変化を前に、
頭がオーバーヒートしておりました...。オオカミの群れ症候群なる言葉があるようです。
数年前に掲載しました。すでに2000回近く更新して参りました。ネタの重複
ご容赦を。ただ同じタイトルが時間を経て出てくること自体が、変化の本質を
表していると思います(曖昧な表現ですいません)曰く、オオカミは集団で狩りを
する天才である。が、環境などが変わり、十分な獲物が取れないなどの状況になると
突如として群れの中の一番弱いものを襲う(殺す)習性があるのだそうです。
状況が改善されないと、本能のまま次々と弱いものに襲い掛かり、やがて一匹だけ
残る...(一匹狼)、さてさて、この生き残った一匹狼は勝利者なのだろうか?
...と。元来、“集団で”狩りをする天才が一匹で生きていけるのか...。
どうもあちらこちらで、このオオカミの群れ症候群が起こっているような気が致します。
オオカミ少年ではなく、症候群...。それではそんな状況で、どう動く...。
日々、自問しております。


てんでんしのぎ

2018年09月04日 | 日記
現在物凄い強風であります...。(銚子への)直撃は回避されたようですが、
逸れてこの強風ですから...。直撃地域の皆さんにまずはお見舞いを申し上げます。
ここ数日、地元漁師さん達と話す機会が多く...。要するにシケで海に出られないので。
そして海の怖さの話になった訳であります...。銚子沖は確か、阿波の鳴門、伊良湖
渡合と併せ、日本三大難所の一つ。人喰い波や千人塚のいわれ等の後、やはり
出てきました、“てんでんしのぎ”...。何年か前にもこのブログに掲載したかと
思います。てんでん(=各々)で、しのぎ(=凌ぐ)これまた要するに各々で
何とかしろ...と。溺れた人を助けようとして、結果、助けに行った人が亡くなる...。
こんな痛ましい報道に良く接しますが、何事も溺れる者を救済するには圧倒的な
力量の差がいるものです。綺麗ごとで助けるなんて言ってはいけない...。行くなら
相応の覚悟を持たねば...。さてこの“てんでんしのぎ”銚子で幼少期を過ごせば、
そのイメージ、あまり良くないような...。何か自分勝手とか、その場しのぎとか、
そういうニュアンスで捉えられていたように思いますが、最近、その解釈は一変。
“てんでんしのぎ”...。会社の基本方針にしようとさえ思っております。この話題
またいずれ。


是々非々...。

2018年09月01日 | 日記
最近周囲で、是々非々...。こういう言葉をよく聞いております。
良いものは良い、悪いのもは悪い、これは賛同できるから協力、これは
賛同できないから協力しない...。そんなニュアンスでしょうか。
先日、東京から友人が銚子に参りました。我々が就職時に人気ランキングの
トップクラスにあった会社に就職した友人...。やはり就職ではなく、
就社だったようだ...とポツリ。働き方改革等で雇用環境が変わり、描いていた
世界とは違う現実に翻弄されているようで...。恵まれた環境に過剰適合
すると、前提が崩れた途端パニックになり、身動きが取れなくなって
しまうとのこと。副業解禁などと言われると、自分は見捨てられるのでは
ないかと不安で眠れなくなる...。まさにミドルエイジ・クライシス...。
恵まれた(ように見える)大企業勤務も、地方の中小・零細も同じ時代を
生きる同年代...。時に、境遇の全く違う同年代と交流するのも、この
時代を生き抜く知恵の一助になるかも...。是々非々で...。