銚子・角巳之・三代目

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飯岡(いいおか)港

2006年04月30日 | 銚子の風景

000_0228 写真は銚子の隣の飯岡(いいおか:現・旭市飯岡)港。形部(ぎょうぶ)岬の先端から撮りました。この場所、日本夜景100選なるものにも選ばれており、昼の風景もいいですが、夜は絶景です。遠くに見える海岸線が九十九里浜です。飯岡港周辺にも釣りのポイントが沢山あって、足場も良いところが多いので、家族連れで行くには絶好のポイントです。この街は風情があり、特に海岸線、旧道周辺は何とも言えない雰囲気です。浪曲・天保水滸伝の主人公の一人は利根川沿いの笹川繁蔵、もう一人がここ飯岡の飯岡助五郎です。笹川も飯岡も銚子の両隣。片方は利根川、片方は海。互いに独特の雰囲気を持っております。今年の7月ごろ、天保水滸伝に因んだ相撲巡業が笹川(東庄:とうのしょう町)であるようですので、天保水滸伝に付いてはその時に詳細を。それまで周辺の風景などを時々掲載致します。


ヨットハーバー付近

2006年04月28日 | 銚子の風景

000_0433 銚子マリーナ(ヨットハーバー)付近です。ここは比較的足場の良いところもあり、公設トイレや駐車場もあるので、小さいお子さん連れでも安心して釣りが出来ると思います。お子さんと気軽な釣り場だと、ハゼかボラかとなりますが、どうしてどうして、ここはクロダイ、ヒラメ、イシモチ等のポイントが点在しています。写真に見える二つの灯台を結ぶ線が船の出入り口なのですが、船の通り道にはヒラメ、カレイの格言どおり、ここでヒラメを釣ったと言う知人多いです(私はまだ釣った事がありません...)船の通り道はスクリューで攪拌(かき混ぜられる)され、ヒラメ等の活性(エサを追いかけようとする)が高くなっているのだそうです。最近はルアーでヒラメを狙っている人が増えました。魚影も濃いようです。昨年この場所で40㎝近いメジナが揚がったのを見ました。私がここで釣ったのは小型のイシモチとサメだけなので、今年こそはヒラメを。と思っています。船の出入りに付いては十分ご注意を。この場所これからジェットスキーもかなり多くなります。あまり船が多いようだったらこの場所は止めた方が無難です。船の航行に邪魔にならないところにポイントは沢山あります。これらポイントを探すのも楽しいのではないでしょうか。


犬吠埼下

2006年04月27日 | 銚子の風景

000_0948 クロダイのポイント第二弾。犬吠埼下です。ここの難点はご覧のようにちょっと風が出てくると大波になってしまうことです。ここの波は非常に強いですから、ちょっとでも波があるときは危険です。君ヶ浜も犬吠埼下も大変景色が良く、夏などはちょっとぐらい大丈夫だろうと思って海に入ると非常に危険です。ご存じない観光客の方が海に入っているところを見掛けますが、遊泳禁止区域には理由があります。この周辺の波の強さは半端ではありません。何卒ご注意を。さて、波が無いという前提でこの場所、クロダイ、メジナの1級ポイントです。根魚も多いです。昨夏、知人がこの場所で30㎝近いアイナメを揚げました。ショウサイフグは小さかったですが、入れ食いに近い状態でした。ショウサイフグは美味しいですが皮に毒があります。釣ったとしてもプロに調理を頼んだ方が良いと思います。因みにこの場所、関東最東端です。波が無くて天気の良い日など、釣りをする、しないに関わらず非常に気持ちの良い場所であります。


一の島灯台

2006年04月26日 | 銚子の風景

000_1016 ここは一の島(いちのしま)灯台。陸続きではなく、渡し舟を使って渡らなければなりませんが、ここはクロダイの一級ポイントです。千人塚の向かい側、銚子第三魚市場の近くです。渡し舟は事前に周辺の釣具屋さんにお願いすれば手配してくれます。ここでクロダイの大物を釣ったという話、枚挙に暇が有りません。昨年帰ってきたばかりで私はまだ渡っておりませんが、今年は是非行ってみようと思っています。エサは小さなカニなどを使い、防波堤の淵を丹念に探るフカセ釣りなどと呼ばれる釣り方で狙っている方が多いようです。先日友人に聞いたら最近はルアーでかなり大型のスズキが揚がっているようです。それと根魚。アイナメ、カサゴ等は高確率で揚がっているようです。このポイント足場は比較的良いようですが、シケてくると物凄い波が立ちます。これは要注意です。


マダイとクロダイ

2006年04月25日 | 銚子の魚

000_1005 マダイとクロダイです。同じタイ科ですが色だけでなく、顔も全然違います。マダイはアゴが発達し大きな口、クロダイは顔や口が小さい。味の評価は個人差があるでしょうが、値段はマダイの方が何倍も高いです。マダイは確かに美味しいですが、高いもの=美味いものではないでしょう。価値をどこに見つけるかだと思います。その魚の状態にあった調理法もポイントだと思います。よって良い魚売り場の条件の一つは、その魚の状態を正確に教えてくれて、それにあった調理法のアドバイスをしてくれるところだろうと思います。むろん銚子の魚屋さんはプロ揃い。丁寧に教えてくれます。私はクロダイと言うと、“食べる”よりも“釣る”方に大きな興味が有ります。銚子はクロダイのポイントが非常に多いです。引きも強烈ですし、このクロダイ釣りは全国にファンがいます。明日から代表的なポイントをいくつかご紹介します。


クロダイ

2006年04月24日 | 銚子の魚

000_1000 写真はクロダイ。結構良いサイズです。これくらいのサイズを釣ってみたいものです。これは近海底引きに入っていたものですが....。この魚、釣りの対象魚としては絶大な人気がありますが、マダイに比べ食べると味はちょっと....。と言われてます。脂の乗りが少なく、パサ付く。という、魚の味を表すいつものあの評価です。脂が少なければ....、の通り、オリーブオイルかバターなどで焼くと抜群に美味いです。このクロダイと同じ海域で獲れたマダイ。実は両方とも仲間と一緒に食べたのですが、刺身を目隠しで食べたら、圧倒的にクロダイの方が美味い。という評価でした。たまたまマダイに脂が少なく、クロダイに多かったのかもしれませんが、何事も先入観は禁物です。美味いものを見逃してしまうかもしれません。そういえば、天然マダイより養殖の方が美味しいという方が増えているとも聞きました。やはり魚の味は脂の乗りだけなのでしょうか?明日はこのクロダイとマダイの比較を。明後日は(銚子の)クロダイ釣りのポイントを掲載しようと思ってます。因みに千葉周辺では写真のように概ね30㎝以上のものをクロダイと呼び、それ以下のサイズはカイズ、チンチ○と呼ばれています。何でそう呼ばれるようになったのか由来は私には分かりませんが....。


かとり

2006年04月23日 | 銚子の風景

000_1003 竹島周辺が騒がしくなってますが....。魚市場にいたら、巡視船“かとり”(船の名前です)の出航風景に遭遇しました。銚子は第三管区海上保安部に属し、この“かとり”の他、“つくば”、“とねがぜ”という巡視船が停泊しています。この“かとり”は全長78m、排水量1000㌧で巡視船の中では中~大型だと思います。横浜に“しきしま”という巡視船が停泊していますが、これは全長150m、排水量6500㌧だそうです。これは別格(世界最大級の巡視船です)。さて銚子の海上保安庁ですが、私が小学生の頃は体験航海と言って、地元の小学生などを招待し、銚子半島一周などしてくれました。当時まだ“かとり”は配備されておらず、乗らせて頂いたのは小型の“つくば”ですが。私は揺れが怖くて怖くて立っていられなかったのですが、海上保安庁のお兄さん方は大きな揺れでも微動だにせず、甲板で手を後ろに組んで整列してました。物凄く格好良く見えました。そんな記憶があります。最近は海猿など海上保安庁や海難救助隊員を描いた映画・ドラマが大ヒットしてますが、子供の頃の記憶と重なって、何度も見入ってます。見かけの格好良さと裏腹に勤務は過酷で常に危険と隣り合わせ。海の安全はこういう方々の存在抜きには語れません。


浅瀬の稚魚

2006年04月22日 | 日記・エッセイ・コラム

000_1009 春になり浅瀬で稚魚の姿を良く見かけます。写真は以前、コサギや訂正させて頂いたオオバンの幼鳥を撮影したところ。この浅瀬に恐らくボラだと思いますが、稚魚が沢山見えました。浅瀬の存在~光合成・酸素の取り込み~藻や海草の繁茂~プランクトン~稚魚・小魚~大きな魚・鳥.....。こういうサイクルが見られます。今まで汚れた湖として悪名高かった、琵琶湖や霞ヶ浦。今はかなり綺麗になっているようです。周辺住民の方々が無関心を止めて具体的行動を取った結果なのですが、水質を変えた象徴的なものは、琵琶湖が葦(よし)、琵琶湖がアサザという植物だったそうです。大阪湾では海草を定着させて海水を浄化。アサリも戻ってきているようです。これらの運動、ややもすれば水を綺麗にしてメダカやアユが戻って....、という情緒だけの事か?と思われる方も多いと思いますが、これら生物の生存は人間にとっても非常に重要な要素で有ります。環境、環境と言っても人間は鈍感。特に都市生活者が人口の80%を占める今、それは顕著だと思います。生物は環境感受性(環境の変化を肌で感じる)が強く、カエルなどは皮膚呼吸。自然環境が悪化していくと生きていけません。人間には感じなくても、そういえばこの辺にカエルがいなくなったな~。と思ったら要注意。人間には感じないところで自然環境の変化が起こっている可能性大です。


紫陽花(あじさい)路線・開花前

2006年04月21日 | 銚子の風景

000_0991 この写真、昨日掲載の銚子電鉄・本銚子駅付近です。鬱蒼としていますが、この付近、6月頃になると沿線一面に紫陽花の花が咲き乱れます。この紫陽花沿線を抜けると一面キャベツ畑。キャベツ畑を抜けると犬吠埼があります。なぜ紫陽花か良く分かりませんが、私が小学生の頃からこの沿線には紫陽花が咲いていたと記憶しております。先日久しぶりに銚子電鉄に乗り、本銚子で降りましたが、実に趣のある電車でした。鉄道ファンならずとも、この風情には何か感じるものがあると思います。電車の床は板張り、中吊り広告は手書き。社内で切符を買って、本銚子駅のような無人駅ではすかさず車掌さんが降りて切符の回収...。それからNHKの教育番組で、この沿線と母校の清水小学校が舞台になっているようですね。清水小学校は丘の上に立っており、眼下に銚子の町を見渡す事が出来ます。久しぶりに近くを通りましたが、雰囲気は全く変っていませんでした。昔からスポーツ、芸術、音楽が盛んでしたが、最近は吹奏楽が際立っているようです。全国レベルの演奏と各方面で注目されております。銚子で芸術・音楽?と思われる方々もいらっしゃると思いますが、偉大な先人の礎の上に、着実に伝統が積みあがっております。因みに銚子には花屋さんが多く、人口に占める花屋さんの割合は全国でもトップクラスだそうです。花を大切にする心は文化的水準を表す一つの指標と思っております。私はまだまだその域には達しておりませんが....。


本銚子

2006年04月20日 | 銚子の風景

000_0990何だこの駅は!と思われる方多いと思いますが...。 写真は銚子電鉄・本(もと)銚子駅です。実は私の家の近所で、この写真の左上方に清水小学校と言うこれまた私の母校があります。この駅、無人駅です。30年前と全く変っていない気がします。銚子電鉄はJR銚子駅から外川(とかわ)の全長6.4km。全10駅を約20分で結びます。本当になんだこりゃ。と思われるかもしれませんが、この沿線、タイムスリップしたかの如き感覚に囚われるようなレトロで赴きある風情です。鉄道の歴史も100年近く、休日には各地から鉄道ファンの方々が集まって参ります。本銚子の周辺はこれから“あじさい”の花で溢れかえります。それを抜けると一面キャベツ畑。遠くに犬吠埼も見えます。“ゆっくり”行きましょう。何かと慌しい昨今、そんな事を無言で語りかけてくるような空間です。最近の流行り言葉・LOHAS(Lifestyles-Of-Health-And-Sustainability:健康で持続可能な生活スタイル)というものが有ります。公共の場はもっと綺麗にしないとな。と思うだけで、まだ具体的な行動が出来ていない事を恥ずかしく思っておりますが、そんなこんなの第一歩は自らの足で歩いて見て、感じる事。そう思ってます。またLOHAS。これ銚子に限らず地方都市では可能な概念だと、1年歩いて確信しています。


臥龍(がりゅう)の藤・開花前

2006年04月19日 | 銚子の風景

000_0995 これは地元で妙見(みょうけん)様と呼ばれている海上山妙福寺の藤の花。臥龍(がりゅう)の藤と呼ばれています。龍が臥せっている(根の部分)形に似ているからだそうです。。樹齢は750年以上、平安時代に京都から移植されたと書いてありました。今はまだご覧の通りですが、開花は5月中頃のようです。このお寺、隣に幼稚園が併設されていて、実は私はそこの卒園生です(30年以上前の話ですが...)妙福寺は日蓮宗の名刹。千葉県は日蓮上人ご生誕の地で、日蓮宗のお寺が多いのですが、沿岸部は真言宗が多いです。弘法大師伝説も至る所にあります。これまた黒潮の関係だと思います。このお寺はもともと真言宗のお寺だったようですが、1700年代に改宗。今日に至ります。このお寺のすぐ近くにヤマサ醤油の本社・工場があります。臥龍の藤の花が満開になった頃、ヤマサの工場から大豆発酵の匂いが充満し、魚市場にはイワシが溢れかえっていた。子供の頃の記憶です。今でも大豆発酵の匂いを嗅ぐと懐かしさがこみ上げて参ります。これも季節感。藤の花が終わり梅雨を迎えた頃、銚子のイワシは入梅(にゅうばい)イワシと言って、1年で最も美味しいといわれる季節になります。さて臥龍の藤。開花したらまた掲載します。


久しぶりに晴れました

2006年04月18日 | 日記・エッセイ・コラム

000_0989 ここ1週間ほどスッキリしない天気が続いてましたが、今朝は久しぶりに快晴でした。やはり快晴だと気持ちが良いです。写真は第二漁港での水揚げ風景。この日はサバが多かったですね。同じサバなのに快晴で水揚げされている風景は雨の日より鮮度が良く見えます。決してそんな事は無いのですが、やはり雰囲気というものが有ります。今の季節、北海道で飲むビールは最高に美味い。同じビールを東京で飲んだら味が違った。こういう事を良く聞きますし、自分もそんな経験をしました。味を感じるのは気温とか湿度とか精神状態とか色々な要素があると思います。一緒に食べる相手とか、風景とか。暖かくなって(銚子へ)ツーリングにいらっしゃる方が増えて参りました。今月末はゴールデン・ウィーク。是非こんな風景も一緒にお持ち帰り頂きたく思います。サバの味も変わる(美味しく)と思います。


シケが続きます

2006年04月17日 | 銚子の風景

000_0910 いやーシケが続きます。近海の小型底引きは1週間に1回くらいしか漁に出られません。当たり前の事ですが、シケが続くと“銚子港朝獲れ魚”はありません。大型のまき網(イワシ、サバ、アジなど)はそれでも出て行く時がありますが、海はご覧の状態です。この写真、千人塚(海難者の慰霊塔)付近で撮りました。厳密に言うと海ではなく利根川の河口です。川の河口でこの状態。沖は更にうねっています。農産物も水産物も“お天気商売”のようなところがあり、よく考えてみればこれまた当たり前の事なのですが、それでも日本中で野菜や魚が欠品する事はありません(今のところ...)輸入品や加工品や冷凍品があって、故に農畜水産物の安定供給とか、安定価格がはかられているのですが、身近でこのシケを目の当たりにしますと心中いたって複雑です。これで晴天になって出漁したとして、サバを獲ってきて、最終商品は脂が乗った輸入品の方がうまい。....(で高い)。農業、漁業、畜産業、林業...。これらは単に食糧を生産(捕獲)するためだけの産業で、評価基準はひとつでいいのか?と思っております。農業の分野では“多面的機能”(農業は食糧生産だけでなく治水や美観や環境などその生産が維持されている事による様々な機能がある)が世界的に一般化しております。水産における“多面的機能”とは何か?これを考えていきたいと思っております。


波の花

2006年04月16日 | 銚子の風景

000_0969 おそらくこれは“波の花”と呼ばれるものだろうと思います。冬の日本海などで有名なあれです。この写真、2日前の長崎海岸付近で撮影しました。海中を浮遊する植物プランクトンの粘液が荒波に揉まれて発生するようです。波の高さが4m以上、風速13m以上などいくつかの気象条件が重なると発生するようです。この日は風が強く、この場に立っている事すら大変でした。波の花(たぶんそうだと思いますが...)が舞い上がっていたのですが、風が強すぎて、その瞬間を撮る事が出来ませんでした。この1週間ほど、物凄い強風です。