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写真は成田市某所、航空機の離発着が見られる丘の上にて...。航空貨物の離陸を眺めており
ましたが、数分おきに次々と...。この管制というのでしょうか、滞りなく規則的に離陸して
行く様、まさにプロフェッショナル・名人芸と思います。いつ見てもお見事..と。
この一連の動作、すべて人間が行っておりますが、私はパイロット、管制官、機体の整備
を行った人...誰も知らない。誰も知らないけれど、誰かがプロの仕事をしていて、しかも
個人ではなく究極のチームプレーにて、“当たり前”のことを行い続けている...。
航空貨物の整備をしている方々にお話を聞く機会が多いですが、ここまでやって“当たり前”
なのか...いつも考えさせられております。ネジ一本の締め忘れが大惨事に繋がることもあり
そこには常に人命が掛かっている...。仕事に対する姿勢...、それを行う名も知らない人々...。
他方、この事業は俺がやった、あれもこれも俺様が...とお云う方がおります。航空貨物の件
とは全く別、一般的に見聞きしていることですが...。こういう発言、現場で常に厳しい現実
に対峙している方ではなく、いるべき場所にいない方...(続きは次回に)
人に知らせず、人が知らなくとも、ひそかに、粛々と善行を行うこと。
多くの人が陰徳を積んでいる社会にして行く必要がありますね、私も含めて。
陰徳を積む代表的人物が、本コラムでも佐野さんが綴られた二宮尊徳だと思います。小学校に二宮尊徳が薪を担ぎながら本を読む銅像がありました。昨今では歩きスマホにつながるからその銅像を撤去する学校があるそうです。
そのような環境で教育された親世代、子世代。企業で今悩ましいのは、陰徳を積むことがコミュニケに効果的であり、共感しつつ社員さんが働く意欲が湧くことにつながることが分かり始めたのですが、そのような世代が社員さん、新入社員さんにも多いので、陰徳を積むことつまり人間力(人間学)を高めることから始めなければならないということです。時間はかかりますね。スピード重視の時代ですが教育は「人間の花は10年後に咲く」の忍耐力が必要だと痛感しています。