銚子・角巳之・三代目

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無知の知①

2022年04月30日 | 日記・エッセイ・コラム

無知の知...。私は自らが知らない...ということを知っている。知識がないこと、分からないこと...。
それらを知っているということは、問題の所在に気付いており、謙虚であり、成長余地があると
いうこと...。さて突然、“無知の知”と...。哲学的な難しい話ではなく、これまた日常の中で...。

自らが実力不足、知らないことがあると認識しているならば、それを知っている人に訊く...。
訊くことが恥ずかしく、メンツが潰れる...と思っている人...これ最悪であります。自戒の意味を
込めて...。知らなければ知っている人に訊く...。簡単なようで難しいことなのかもしれません...。

社会人となって30年が過ぎましたが、今まで見てきた方で、仕事が出来ると感服していた方々
の特徴には共通点があります。曰く、難しい事を簡単・単純明瞭に対処(考える、説明する)、
他方、反対の方々は...。簡単なことを難しくする...要するに知らないということを知らない...。

仕事が出来ると言われている方が、完璧な聖人のような方かと言えば全くそうでなく、知らない
ことも多いと思いますが、それを知っている人を知っていて、素直に訊ける心があって、いつでも
訊ける信頼関係がある...。恥ずかしいとか、ましてやメンツとか言わない...。続きは次回に。

銚子沖洋上風力説明会

2022年04月29日 | 銚子沖洋上風力発電

4月27日(水)千葉科学大学(銚子キャンパス)において、洋上風力発電事業の銚子市民
説明会(第1回)が開催されましたので、拝聴して参りました...。昨年12月に事業者が決定。
これから3年を掛けて予定海域の調査、環境影響評価、漁業影響調査等が行われるようです。

その後、2025年(3年後)に着工され、3~4年を掛けて実際の建設が開始されとのこと。
2028年(6年後)の9月に運転開始予定で、その後本格操業、最終的には撤去し、本事業
の終了...。そういうスケジュールだと説明がありました。これから30年です...。

30年と言う非常に長い年月...。生きていれば私は83歳になっていると思いますが、これ
ばかりは何とも言えず...。先のことは分かりませんが、食料・エネルギーと言った人間の生活に
不可欠の分野が従前の踏襲では対応不能という現実は感覚的に理解しているつもりであります。

銚子沖洋上風力発電と言う項目を新たに追加しましたので、これから機会あるごとに掲載して
参ります。本日はその前段として...。写真は従来からある実験機ですが、予定されている風車は
この大きさの約2倍(250m)だとのこと...。技術も日進月歩だそうです...。




忌避剤...。

2022年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

相変わらず野良猫との格闘続いております...。撒くタイプの忌避剤は過日の雨で流れてしまい
(下がコンクリートではなく土だったら効果があったかもしれません)、今度は刺すタイプ...。
プランターの土に刺し、そこから猫の嫌がる匂いが出る仕組み...。それでもやられてました...。

匂いは(人間が貼る)シップ薬のようでした。シップの匂いよりもう少し尖っているような、
そんな感じであります。どうも柑橘系やワサビ、ニンニク...こういう匂いが苦手のようです。
サリチル酸メチルと書いてありましたので、まさに人間様のシップ、筋肉鎮痛剤の匂い....。

アニマルウェルフェア(動物福祉)や、動物愛護法など制度や法律を持ち出すまでもなく動物
を虐める気持ちは全くありません。ただし被害に遭っている以上は、どのように対処するか?
頭を悩ましているところです。最悪はプランターの引っ越し(それでも効果は限定的かと)

話せばわかる相手なら良いのですが、会話が成り立たない相手であります。匂い等でここは嫌な
場所と学習してくれれば良いのですが...。野良猫のこと考えながら、人間でも話せば分かる人
ばかりじゃないし(横道に逸れました)...。しばらく野良猫との格闘続きそうです。

久しぶりにサメ!

2022年04月27日 | 銚子のサメ

イワシの水揚げ場所(銚子第二魚市場)を通り掛りましたら、見慣れたサメの山...。アオザメ、
ヨシキリザメが揚がっておりました...。どちらも水揚げ直後の非常に綺麗な魚体...。両種の特徴
表皮の青色(群青色)が輝いておりました...。ヨシキリは世界一美しいサメと呼ばれているようです。

サメの水揚げ...、これからイワシの水揚げが本格化するにつれ、目撃する機会も多くなるかと
思います。銚子で揚がるサメは重量ベースでいうと、1)ヨシキリザメ、2)モウカザメ、
3)アオザメ...の順。その他、ホシザメ、カスザメ等々...多種多様のサメ類を目にします...。

先日、アオザメの身をステーキにして食しました。周囲はいつもの反応でした...。この魚美味しい。
カジキですか?マグロですか?と問われたので、サメですよ...と回答したら、やはり美味しくない
かも...と。まだまだ先入観が抜けないようですが、このサメ...本当に美味であります。

ヨシキリザメは(練り製品関係者内では)別名:水鮫...。水分が非常に多く、市場から持ち帰った
あとは漬物石などを上に載せて脱水していた...。幼少期に見た風景です...。サメ類に付いては今後、
もったいない...ではなく、美味しい...と言う理由で食す機会が増える(と確信)しています。








ウロコ...。

2022年04月26日 | 日記・エッセイ・コラム

写真...魚(イワシ)のウロコ(の残骸)...。こういう写真を掲載して良いか否か迷いましたが...。
本当はベタっとタイヤホイール、泥除け部に付着しておりました(掃除が一苦労でした)....。
銚子市内を走行し、このウロコが付着するという事は...水揚げが多い...。喜ばしいことです。

銚子市民もすべてが漁業(水産)関係者ではないので、人によっては迷惑な話だと思っている
かもしれませんが、それでも大きな問題とならないことは銚子が魚の街として長年に渡る歴史
を有し、魚(漁業者・水産業者)に対しての敬意を持っていることの証左と思います。

ウロコ..とは何だと?思いまして、調べてみたら皮の内部から発達した骨格(皮骨)であり、
その主成分はハイドロキシアパタイトである...と。ハイドロ...、歯磨き粉のコマーシャル等で
馴染みの用語...。ということでウロコは人間の歯の主成分と同じということかと思います。

これだけ大量のウロコが生じる訳で、その主成分が人間の歯と同じなら、何か人間の健康に
役立つ商品が出来そうだと思います。実際チャレンジしている方はおりますが、まだいくつか
の過程で技術が確立していない...と。それでもやがて人間に有効な何かが生まれそうです。


分からないことは...訊く。

2022年04月25日 | 日記・エッセイ・コラム

最近、私の周囲で語られていること...。分からないことがあったら訊く...。あえて訊く...という
言葉を使っております。訊くという言葉を辞書で引くと、尋ねる、質問するの意が含まれており
ます。要するに分からなかったら、分かる人に訊いて下さい...。そういことなのですが...。

分からなければ訊くでしょ...ということですが、これが案外出来ていない...。面倒くさいのか
真剣さが足らないのか、訊きに行ける人がいないのか...理由様々ですが、訊かずに自分で勝手
に判断して、その後周囲に迷惑を撒き散らす...。こういう事例多々見受けられます。

多くの場合、訊く側の問題が殆ど...。訊ける相手がいたとしても、訊く態度・姿勢が悪く、
相手から本気にされない。不信感を持たれる...。水場に誘導できても、その水を飲むか?、
飲まないか?はその人次第...。簡単なことを難しくしてしまう傾向にある方も多いようです。

至誠を持って動かざるものは、未だこれあらざるなり...。吉田松陰の言葉かと思います。訊く
とはすなわち尋ねることで、尋ねるのならば誠を尽くせ。誠を尽くして訊くのであれば、必ず
答えが返って来るであろう...そう理解しております。再び、分からないことは...訊け...と。



今年もカサブランカ...。

2022年04月24日 | 日記・エッセイ・コラム

チューリップは終わってしまいましたが、今度はカサブランカが芽を出し始めました...。ここ数年
勝手に初夏の最大関心事として成長を見守っております。順調に行けば本年7月頃、またあの見事
な大輪の花を咲かせることと思います。今からたいへん楽しみにしております...。

大切にし過ぎて枯らしてしまう懸念や、その過保護さで茎の成長が弱い(細い)ことから今年は
一定期間、外で育てております...が、その大切なものに異変を感じておりました。プランターの
土がところどころ無くなっており(穴が開いている)...。防犯カメラで確認したら衝撃の事実が...。

野良猫が現れ、プランターを掘ってフンをしていた...。一瞬で激怒スイッチ・オンになってしまい
ました...。今の心境は、この不届きものに対して、如何に無慈悲で苛烈な報復をしてやろうか...と。
それでも観音様のご加護でしょうか、激怒の後、冷静になっている自分がいてホッとしております。

ただし対策はしなければならない...。猫の忌避剤や様々な方法を試みましたが、現在のところ効き目
がない...。野良猫も考えているのでしょうか、球根そのものには手を出している様子が無い...。偶然
かもしれない。いつかやられるかも...。知恵を絞らねば...。今年は野良猫との格闘となりそうです。

補陀落山・満願寺

2022年04月23日 | 日記・エッセイ・コラム

坂東三十三霊場巡りの納経帳に1ページ余白がありましたので、ああそうだ満願寺へと思い、
出来れば大安日に行くかと時間を待っていたら大雨...。それでも早いうちにと思いましたので
雨中の満願寺訪れました。銚子・犬吠埼近くにあります、補陀落山・満願寺(まんがんじ)

昭和51年開創という新しいお寺で、坂東二十七番札所である・飯沼山(いいぬまさん)
円福寺(えんぷくじ)のご本尊・十一面観世音の写しを奉安していると縁起にありました。
銚子で一番高い場所・愛宕山(あたごやま・標高70mくらいですが)の崖下あたりです...。

坂東三十三ケ所、四国三十三ケ所、秩父三十四ケ所に四国八十八か所を全国188ケ寺を
すべて廻ったあとの報恩感謝のためのお寺という事で、全国から参拝者の方々も多いそうです。
当日は大安日とは言え、平日・大雨で参拝者の方はまばらでしたが...。

188ケ寺もあるのに、33ケ所廻ったくらいで...。ということですが、まずは一区切りと
して...。当然のことながら、次は秩父かな...と思っている自分がおりますが、こういう想いに
至ることそのものが生きる原動力、巡礼の力の一つなのかもしれないと感じております...。


川施餓鬼

2022年04月22日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子第三魚市場方面に向かう道すがら、千人塚(せんにんづか)のカーブを通り掛りましたら
“川せがき”法要の看板を見付けました...。施餓鬼(せがき)...、水難者など、期せずして死を
迎えてしまった方々への慰霊祭と理解しております。餓鬼に施すと書いて施餓鬼(せがき)

天・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄...。輪廻転生する六道(りくどう)の世界であります。
或いは、六趣・六界とも...。下から2番目の餓鬼道は、常に飢えと渇きに苦しむ恐ろしい世界。
生前の悪行や、不慮の死などによるこの世への未練によってこの地に送られていくのだそうです。

銚子に戻ってから17年となっておりますが、この17年を見ても漁師の方々が操業中に亡く
なられた事例は10名以上(記憶しているだけで)...。いつものように漁に出て、海の事故で
帰りは冷たくなって...。帰ったらあれ食べよう、あそこに行こう...。でも突如として人生が終わる...。

施餓鬼とは、この世に未練を残し成仏できない霊魂を慰め、そこに施しを行うことによって
現世で生きている我々が彼の地に行った時の極楽往生を願う...そういうことかと思います(説明
違っていたらご指摘ください)。本日は水難者の方々がおられる海や川にて合掌を....。

単純明快!

2022年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム

恩師より頂いたメールの中でハッとする表現がありました...。曰く、すべてのことは単純なもの
に帰結する...。単純の後に続くのは明快(単純明快)であり、反語である複雑という言葉を考え
た時、後ろに続くのは怪奇(複雑怪奇)...。そして単純明快なものを複雑怪奇にするのは...自分。

単純明快と言う言葉のイメージは晴れたさわやかな日...。他方、複雑怪奇はどす黒い雲が充満した
曇天...(あくまで私のイメージですが)怪奇(かいき)という言葉を辞書で引くと、自分の知識や
理性で理解不能なこと...。さらに怪しさ...、もっと言うと不気味さが内包されたような感じ...。

以前、熟慮の先の簡潔...ということについて掲載した記憶があります。例えば“前へ”という非常に
有名な言葉...。チームの方針を示す言葉はただ一言・“前へ”...、しかしながらこの一言に辿り着く
までに、気の遠くなるような時間と苦悩・葛藤があったことは容易に察せられます...。

昨今の社会情勢を鑑みるまでもなく、コロナ禍以前から100年に一度の改革期ですよ...とか、
従前の制度疲労が際立っており、さあこれからどうする?と言う時に簡単なことを難しく考えて
しまう自分がいたことに気付かされました...。単純明快でありたい...今はそう思っております。


鎌倉殿...。

2022年04月20日 | 日記・エッセイ・コラム

鎌倉殿...。毎週観ております...。先日は切ないシーンの一つ、梶原景時による上総広常誅殺...。
ちょっと前に広常とゆかりのある玉前神社(千葉・一宮)を訪れました。そして鎌倉も...。
討つも討たれるも.....日曜夜のひと時、勝手に感情移入しておりました...。

広常を誅殺した梶原景時も後年、謀反の疑いを掛けられて一族もろとも誅殺される。組織を
固める時期には非情さも...と言われますが、何とも切ない話です。それを命じた頼朝の死因は
一説によると死者の霊に呪い殺されたとか...。当時から罪深さは認識されていたようです...。

同放送回で、広常と親交の深かった北条義時に長男が生まれ、これが後の3代執権・北条泰時
であると...。御成敗式目はじめ鎌倉幕府の体制を決定付けた名君と歴史書には書かれております。
鎌倉幕府成立から大政奉還に至る約700年...。その礎を築くに大きな犠牲が払われている...。

忠臣はおろか親子、兄弟まで殺し合う。これが戦国。これが時代の変わり目と言えばそれだけ
のことであり、生まれる時代は選べませんが、せめて歴史を学び何か一つでも今に生かしたい
ものです。ふと“減速せよ”の文字が...。車(船)は急に止まれない。時代も...ということかと。



ホンビノス

2022年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム

館山からの帰途、千倉経由でまた山道に戻り茂原経由で銚子へ...。地図で見ないとどういう
行程か分からないと思いますし、知っている方からは何でそんな遠回りを...と指摘される
かもしれません。それはそういう理由があったから...だけなのですが(本日は省略)

ちょうどお昼を過ぎておりましたので、冨浦界隈で昼食...。ちょうどホンビノス貝があった
ので焼いて頂きました...。ホンビノス貝...すでに一般的になっているでしょうか。かつては
白ハマグリなどと呼ばれていたもの...。その後、有利誤認等の恐れあるとしてホンビノスに統一。

ホンビノス...、北米原産の二枚貝で大型貨物船か何かにくっ付いて東京湾に入り込み、その
まま定着したようです。今では千葉県のプライドフィッシュに選定されておりますし、内房の
名産の一つかと思います。身が硬い...と言う人もおりますが、これこそ味であり調理の工夫で。

日本でクラムチャウダーと言えばアサリなのですが、本場北米では本種を使うのが一般的なの
だそうです。北米原産の貝が千葉県のプライドフィッシュ...?というのは、さて...と思うところ
ありますが、それだけ千葉(特に内房)では一般化していることの証左であろうと思います。

補陀落山・那古寺にて(結願)おわり

2022年04月18日 | 坂東三十三ケ所めぐり

せっかくなので、残っていた写真全部掲載します...。一番上が那古寺参道...、この先に本堂が
ありました。本堂は南を向き、その先には館山・北条海岸が一望できます。真言宗・智山派の
名刹であり、ご本尊は千手観世音菩薩。老翁のお告げにより海中から得た香木で彫られた...と。

源頼朝は石橋山の合戦で平家に敗れた後この安房後に逃れ、那古寺に参詣して平家追討の祈願
を行い、鎌倉幕府成立後は手厚く庇護したと伝わっております。室町時代には里見、江戸時代
は徳川と時の実力者からの尊崇を集めてきたと縁起にありました。里見...八犬伝であります。

南総里見八犬伝の里見氏ともゆかり深いお寺です。八犬伝...江戸時代後期、滝沢馬琴によって
現わされた長編小説...。馬琴はこの制作に30年近い年月を費やしたとか...。分類でいうと伝奇
ものと言うのでしょうか。名前に犬が付く八人の戦士の物語...。仁・義・礼...の玉(儒教思想も)

さてさて、今回でこの話題を終了とします。発心したら結願まで。今回の5年半はこのことの
修行だったのかもしれません。思い立ったら実行し、実行したら最後までやり遂げる。ささいな
ことであっても...。そしてまた新たな目標に向かって参ります...何事も。結願時での誓い...です。



補陀落山・那古寺にて(結願)③

2022年04月17日 | 坂東三十三ケ所めぐり

坂東三十三霊場巡礼・結願の証として、結願之証を賜りました...。中には巡拝畢(じゅんぱいひつ)
と書かれた(私の)名前入り証書が入っておりました。畢(ひつ)と言う字は難しいですがお寺の
方に聞くと、これは“すべてを終える”ということで、新たなる始まり...という意も内包する...と。

畢とは古代中国発祥の星座区分...。畢はその二十八曜の一つ、第五宿・西方白虎に属するとのこと
です。畢竟(ひっきょう)とは究極、最終等の意味があり、畢生(ひっせい)とは、人の一生涯を
表すのだそうです。ご住職の方からしばし、為になるお話の数々を賜りました...。

敷地内を歩くと那古寺の大蘇鉄(ソテツ)が目に入りました。蘇鉄...、南の島にあるイメージですが
ここ館山は房総最南端に位置し、気候温暖ゆえなのでしょう。館山市指定の天然記念物とありました。
そして目にした関東八十八ケ所霊場...。那古寺はその五十六番霊場でもあるようです...。

坂東三十三ケ所に西国三十三ケ所、さらには秩父三十四ケ所を合わせて日本百観音巡礼。さらには
四国八十八ケ所、そして関東八十八ケ所...。この畢生(ひっせい)において、ご縁あれば坂東の他、
様々な観音様との出逢いが有ると信じております。まずは坂東三十三ケ所すべてに感謝を。

補陀落山・那古寺にて(結願)②

2022年04月16日 | 坂東三十三ケ所めぐり

補陀落山・那古寺の御朱印(結願印)であります。こういうものは心の中で秘めるもので、
ブログに掲載など不遜かもしれませんが、デジタル時代ですので観音様も許してくれること
と思います...。何より巡礼は車で廻りました...。開始当時の徒歩を思えば...であります。

時代の進化(車やPC)などがあっても、変わらず続けられている坂東三十三霊場巡り...。
この事は、如何に人間社会が進化しようとも心は普遍であり、悩みは尽きず苦しみも絶え
ないことの証左と思います。これら自らの生きている僅かな範囲での出来事...。

坂東三十三霊場巡りの第一番・発願寺は鎌倉・杉本寺...。千葉館山の那古寺は杉本寺から
見て海を隔てて南にある補陀落浄土に位置するとのこと...。補陀落とは観音様が降り立つ
場と言われ、浄土とは汚れない神聖な場所の意...。鎌倉~安房に繋がる信仰の道であります。

鎌倉時代に坂東武者が上洛(京都へ上り)...。そこで貴族文化の華やかさと戦国の世の儚さ
を知り、彼の地で行われていた西国三十三か所巡礼になぞらえて開始されたと言われており
ます。源頼朝が開創(かいそう:新しく始める事)三代・実朝時代に札所が定められた...と。