銚子・角巳之・三代目

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後悔...。

2013年11月09日 | インポート

Img_0613相変わらず、サバの水揚げが多い銚子港であります...。船籍を見ると、今までの北部太平洋だけでなく、境港、長崎、石川、愛媛...と、今まであまり見かけなかった地域からの入港船も多くなっております...。あの2ケ月はいったい何であったのか。そう思いたくなるほどの大量水揚げが続いております。これが水産業だと言われてしまえばそれまでのことですが...。さてさて、某船団の漁労長が言ってました...。あそこで網を入れるべきであった、いやあそこかな....と苦悩する...。漁船の漁労長は、網を入れる場所、タイミングを指示する最高責任者。この人の采配一つで、船の命運を左右すると言っても過言でない立場...。でもやはり人間で、時に判断を誤る...。そんな時、やってしまった後悔は日が経つにつれどんどん小さくなるが、やらなかった後悔は日の経過とともに、益々大きくなってくるものでね....と。そんな話を聞きながら、ああなるほど、何事も同じか...と思った次第であります。やらない後悔よりも、やって後悔。と良く言われますが、そこで必要な行動力、そこには窮地の気品、いわゆる勇気というやつが必要でして...。


修羅場・土壇場・正念場

2013年11月05日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_0627暫く水揚げのない状態が続いたと思ったら...。先週来からサバの豊漁。しかも1日2000㌧、3000㌧規模で、脂の乗った800gUPなんてサイズもちらほら...。本当に海の事は分からないことだらけです。水揚げがあって、みんなが笑顔で。という状況が続けば良いですが、分からないことだらけですので...。趨勢では右肩上がりに水揚げが増えるとは予想し難く、常識的に捉えれば現状維持から減少傾向にと考えるのが妥当であろうと思います。これから修羅場、土壇場、正念場を迎えるんだろうよ...と、あちらこちらから、そんな声が聞こえて参ります...。某商社の社長さんが、社員は若いうちに修羅場、土壇場、正念場に放り込め...と何かのTVでおっしゃってました。勘違いさせたまま過保護にして、40代、50代で現実と向き合わせたら、それこそ....と。言わんとする事、良く分かります...。修羅場・土壇場・正念場、すべてに“場”が付いて、出所は歌舞伎の用語であったり、昔の刑罰に関わる用語であったり...。何事も小手先の変化では対応できなくなっていること明白。とにかく“場”に着いて、当事者として...。


自ら顧みて

2013年11月01日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_0608ちょっと前がウソのように....。ここ数日、賑やかな銚子港が戻って参りました。船のウインチを巻き上げる音、トラックの音、人の声...。やはり港町は賑やかな方が良いに決まってます...。船の方とちょっと話しておりました....。やはり何かあって魚が獲れなかった訳で、これはいろいろ自らを顧みないと...という事でありまして...。私も想うところ大であります...。自らを顧みる(省みる)...、折しも、東京から先生方がお越しになっており、こんな言葉を賜りました....。自らを顧みて自分が正しくないと思えば、たとえ相手が取るに足りないものでも私は恐れる。しかし自らを顧みて、自分が正しいと思えば千万人の敵でさえ私は恐れない....。幕末の志士、松平春嶽の言葉だそうです。名君と言われた春嶽の言葉、歴史背景に想いを馳せると、なお味わい深いものがあります。原文:自ら顧みて、縮(なお)からずんば、千万人と言えども我、往かん!...だそうです。今度のしおさい号・読書大会は松平春嶽ものにしようと思った次第であります。