銚子・角巳之・三代目

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良いお年を!

2019年12月31日 | ブログ

本日、大みそか...。令和元年、最後の日であります。友人、知人、先輩、後輩から、まだお目に掛かった
事がない方々を含め、いつもお付き合い頂いている、すべての皆様方に、本年の御礼を申し上げます。
有難うございました。

来年(令和2年:2020年)は、オリンピック・イヤーであるだけでなく、また大きな台風が来る
であろうし、その他、様々な場面で生じている制度疲労も、もはや異常ではなく、それが普通...になる
時代の到来であるし、それらに(心身ともに)どのように対応していくか?が、問われているように思います。

私にとっては銚子生活15年目、会社創業から10年、節目の年であります。地域や会社のこと、先行き
不透明、困難なこと多いのですが、それでも、心身ともに健康で、明日を語れる(生きている)訳ですから、
難有って有難しと心得て、また前を向き活動して参ります。

写真は銚子・犬若の海岸...。ここに沈んだ太陽は明日、日本一早い日の出として銚子・犬吠埼に現れます。
来る年が、皆様方にとってより良い年となりますよう祈念申し上げ、本年最後の投稿と致します。
一年間有難うございました。引き続き来年も宜しくお願い致します。

掃除などしながら

2019年12月30日 | 日記・エッセイ・コラム
本日、雨の銚子港でありました...(写真は1日前)。終日、掃除をしておりましたが、そろそろ
ギブアップ...。細かいところに目が行き始めると収拾がつかなくなる...。と勝手に言い訳し、
この記事書いたら本日の業務終了...。

今朝、知人の高校生に会いまして...。どうせ汚れてしまうのに、なぜ掃除するのですか?...と。
きっと忘れてしまい(実社会では役に立たないことばかりなのに)、なぜ勉強するんですか?
そして究極...、いつか死んでしまうのに、なぜ生きるんですか?...と。掃除の最中、強烈な
カウンターパンチが飛んで参りました。

返答に窮し、かと言って適当に答える訳にもいかず、しばし沈黙してしまったという次第です。
流してしまえば、それだけのことですが、非常に引っ掛かりまして...。汚いより、綺麗な方が良い。
知識は無いより、あった方が良い。そんな短絡的な回答で片づけられる問題ではなく...。

今年もたくさんの葬儀に参列させて頂きました。同級生の死にも遭遇し、死...ということ、
非常に強く意識した年であるがゆえに、引っ掛かりが強いのかもしれない...。今日という日は
昨日亡くなった方がどうしても見たかった明日...。そして明日は大みそか。あっという間に
今年も終わって参ります。



今年もあとわずか...。

2019年12月29日 | 日記・エッセイ・コラム
今年もあとわずか...。どのような形で締めくくるか?と、掃除などしながら思案しております。
と言っても、特別なことは考えておらず、やり残すと気持ち悪いことだけ確実に終わらせよう...と。
神棚のお札替え、掃除(できるだけ)、挨拶回り(不義理ばかりですいません)...等々。

来年2020年はオリンピックがある。ということだけでなく、あれこれ考えるに非常に大きな
変化が起こるだろう...と。それは心地良い事ばかりではなく、自らにとって心地が良くない、
あるいは不都合な、辛い...こういう事、多々あるだろうと思ってます。

人間不思議なもので、慣れると心地が良くなってしまう。本当は嫌だ、間違っていると思っても
時間の経過とともに慣れてしまい、他者から見たら何でそんなところに留まってるの?...と言われ
ても慣れると、心地良く...。恐らくこれは、本当に心地良いのではなく、面倒くさい、飛び出す勇気
が無い...等々、心地良いと強引に思い込ませているだけなのだろうと思いますが...。

今まで異常と呼ばれていたことが常態化すると、それ異常でなく普通です。今年の台風連発のように、
異常と思いたいけれど、これから毎年来るだろうな...。多くの方々、予感されているはず。
さて本日は今年最後の日曜日...。街の風景見ながら頭を整理しようと思っております。

灯台甘藍(かんらん)③

2019年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム

気候変動等により、キャベツ作りに最適な地域が増えてきた。長年掛けて培ってきたブランドが
そう簡単に朽ちていく事はないでしょうが、総じて出荷量が増えれば価格は下がる...。価格が下が
っても数量を出せば。という考えは一理あるけれど、キャベツは重量野菜=重い...。

かつてキャベツ収穫の手伝い(と言っても簡単な補助作業ですが)をさせて頂いたことが
あります。1箱8玉入り(約10kg)...。10箱、20箱くらいなら何でもないのですが、
それを1日に100箱、200箱...。しかも手作業で。以前サバ等の選別作業のところでも
書きました。体力に自信がある程度では...。この時も全身筋肉痛で翌日起きられなくなりました...。

(銚子)地域の農業者の平均年齢もだいぶ上がって、70歳に近くになってきたようです。
若い時ならいざ知らず、70歳になって、この重労働...。後継者もいないなら...。みなさん、
先祖から預かった農地を...と、悔恨の思いで語られますが、現実はあまりにも...。

先日相場(中央卸売市場)を見たら、ケースで800円でした。ここから資材や手数料等を
差し引くと、手取りで500円くらいだとか。重労働の対価...。農地への思い、責任感、
使命感だけでは継続困難になりつつあります。

若手後継者がいるところからも、先行き不安の言葉出て参りますが、これが50年~100年に
一度の変革期を生きているということなのでしょう。現状を嘆いたところで何も変わらず。
60年前、キャベツの産地化を行った先人達を思い出し、今再び我々の手で...。そういう逞しい
後継者たち、確実に育っております。


灯台甘藍(かんらん)②

2019年12月27日 | 日記・エッセイ・コラム

大先輩方に聞くと、もともと銚子農業はイモ類、麦類中心の畑作を行っていたようです。
昭和20年代後半から、銚子の気候・風土に合った新たな作物を探し、キャベツに行き
着いたのだとか。他にもダイコンなど作付面積で日本一の規模になっていますが、それ
らも約60年前、開拓者の努力の賜物。

農協発表資料によると、灯台印のキャベツがブランド化されたのが昭和32年。以降約
60年...。昨日投稿の通り、一大産地として首都圏の胃袋を満たすため、様々な改良を
重ね今日に至ります。私は昭和44年生まれ。育った環境は御覧の通り、一面緑の絨毯
に覆われたような、そんな環境でありました。海の青と畑の緑が融合する、非常に綺麗
な風景です。

先人の努力で産地化してきた銚子のキャベツ...。キャベツと言えば愛知県の知多半島、
神奈川県の三浦半島、そして銚子(半島)と、適地には共通項が多い(海の近くとか、
気候とか)それが最近、これまた温暖化の影響なのでしょうか、適地が北に移っている
のだそうです。因みにキャベツの生産量(2018年)日本一は群馬県です。

最近、茨城県が一大産地となりつつあるようです。茨城県が良い、悪い、そんな話では
ありません。環境が少しづつ変わってきて、茨城県がキャベツの最適地になってきた。
客観的にそういうこと...で。続きは次回に。


灯台甘藍(かんらん)①

2019年12月26日 | 日記・エッセイ・コラム

灯台甘藍...。甘藍(かんらん)とはキャベツのことを指し、犬吠埼に因んだ灯台印(マーク)と
併せ、ちばみどり農協・銚子地区で栽培されるブランドキャベツの総称。首都圏のスーパーマーケット
でも、この灯台印、馴染みあるものかと思います。

キャベツは銚子を代表する農作物の一つで、農協発表資料によると、年間700万ケースという膨大な量が
首都圏を中心に出荷されております。特に春キャベツは5月前後のピーク時、首都圏のシェア70%を超える
のだとか。まさに首都圏の胃袋を満たす、重要作物です。

地元(銚子)でキャベツ農家の友人、知人は多く、収穫時になるといつもお裾分け頂いたりしている
のですが、今年はみんな非常に浮かない顔で...。台風被害も大きかったけれど、相場安、どうにもならん...と。
台風被害で出荷量が減れば、相場は高いんじゃ...ということですが、千葉県以外の出荷量が非常に多くなって
いて、市場全体としてみれば価格は暴落に近いのだとか。

これだけ大きなシェアを持っている産地なのに...何故?ということですが...。
ブランド化から60年が過ぎ、キャベツ生産も大きな過渡期に来ているようです。続きは次回に。

マイカ(スルメイカ)

2019年12月25日 | 銚子の魚

本日、12月25日...。クリスマスながら現在の私に関連話題無く、銚子港の水揚げ見ており
ましたらマイカ(スルメイカ)見つけました。銚子でマイカ、他産地ではスルメイカの呼称が一般的であろうと
思われます。知人にキリスト信者は結構おりまして、クリスマスにイカ?...、と叱られそうですが、何卒ご容赦を。

マイカ(スルメイカ)...。日本人が最も好きな海産物の一つであろうと思います。日本近海どこでも
獲れて、安価で美味しい...、言うことなしの優等生であったものが、ここ数年...。水揚げ激減、価格も
高騰...。銚子界隈でも気軽にお裾分けで頂くものから、魚屋さんやスーパーで購入するものになりました。

このマイカには思い入れがあります。15年ほど前、イワシやサバの水揚げ時にこのマイカが沢山混ざっており、
船や水産会社の方々に分けて頂き、自分で天日干し等、加工品作ったりしておりました。開いて、内臓や背骨、
くちばし、目を取り除いて。足の黄色い吸盤のところ綺麗に取ると、より丁寧で食感も良く...。他の魚の捌き方は
いまだ下手で、人様に出せるものではありませんが、このマイカだけは少々自信あり...です。

船上で揚がったばかりの魚体は透明。水揚げ直後は茶色身を帯びて(写真)、鮮度が劣化していくと真っ白に。
透明~茶色のうちは刺身で、白くなったら煮物等に。生でも、煮ても、焼いても美味しい...。そんなイカ類の
水揚げ減少...。温暖化も一つの原因かと言われておりますが...。15年前とは様相が非常に大きく変わって
参りました。

今年も白鳥!

2019年12月24日 | 日記・エッセイ・コラム

今年もいつもの場所(東庄:夏目の堰)にて白鳥見つけました...。写真が下手で全体像が伝わり難いかと
思いますが、水面...、悉く鳥、鳥、鳥...。白鳥にカモ、バン...。この地が鳥獣保護区、その中でも最も
規制の厳しい特別保護区であることがその理由かと思います。

先般、野生の鴨料理、掲載しましたが、この地、狩猟はおろか、生物の生育環境を阻むすべての活動
(周辺の開発等々)禁止...。この付近、神話の世界に繋がる逸話の非常に多いところです。この地を治め
ていた猿田彦(猿田神社)が、国を分ける(銚子の周辺の海上、匝瑳、香取)のに大きな椿の木を植えた。

そこに邪悪な魔物が棲み付き、良からぬことをし始める。猿田彦は近隣・香取、鹿島両神宮の助力を得て
魔物を退治。魔物が去る時に椿の木は根っこから抜けて、その地は広大な海(湖)となった...。
時代が進んで江戸時代。急激に増加する江戸の人口を養うために、この椿の海は干拓され、干潟八万石
と呼ばれる豊かな田園となった...。

この夏目の堰は、干拓時代にその灌漑用水(ため池)として整備された、その名残と聞いております。
食糧生産のみならず、利根川水系(下流域)の氾濫防止、その他様々な機能を有し、まさに農業の多面的
機能を証明する場所。最近は白鳥飛来地の名所として...。風景だけでも訪れる価値ありますが、歴史に
想いを馳せると、また味わい深いものです。

宝の山

2019年12月23日 | 銚子の魚

都内飲食店(個人店)の方が銚子へお越しになっており、この魚(写真)見ながら、こりゃ宝の山ですな...と。
銚子港で水揚げされたけれど、規格に合わない、数が揃わない、スレている、傷がある...等々、市場や量販店
には出荷できず、地元消費されることがほとんどの魚...。

写真、赤くて目が大きい魚...アカムツ。別名のどぐろ...。海の宝石などと呼ばれている魚...でも、小さい、傷が
ある...。その他、マトウダイ(フレンチのフルコースに出てくる魚)、メダイ、イボダイ、太刀魚にヤリイカ、
ヤナギムシもいる...。その他たくさん、全~部、銚子港で揚がった魚...。

確かに市場、量販店向けとなると扱いが難しい...となるのでしょうが、飲食店、殊に個人店の方々にとっては
扱い方ひとつで武器になる...かと。実際、こういう魚をお買い上げ頂き、お店の目玉にされている飲食店(個人店)
さん多いです。しかも繁盛店多い。規格には合わないかもしれないけれど、まぎれもなく銚子港朝獲れ直送ですから。

都内から1~2時間圏内(銚子など、関東近県の多くの産地があてはまります)を探せば、必ずこういう宝の山が
眠っている...はず。実際にそれを仕入れられるか否かについては、良き出会いを...と言うしかないのですが、個人店
は機動力あり、店主さんも魅力ある方多いですから、必ず琴線に触れる(信頼できる、相性の良い)産地の人間
も見つかることと思います。








群馬渋川の名店

2019年12月22日 | 利根川シリーズ

群馬シリーズはひとまずここで...。最後は渋川の名店...。名物・もつ煮...。相変わらず最高でありました。
(6年前にも同タイトルで投稿、重複ご容赦を。ただし訪れる度に期待を裏切らない...凄いお店です)
渋川方面に行ったら、遠回りしてでも行きたくなるお店。すでに二つ星基準を満たしてる。好きな方に
とっては、この味が忘れられず旅行する価値がある。要するに三ツ星...だと思います。

シンプルなもつ煮。ただそれだけなのですが、絶品・濃厚な味噌ラーメンのスープ+鮮度抜群の“もつ”...。
そんな感じです。内臓特有の匂いも全くない...。シンプルなものほど、ごまかしが効かないですから、
見えないところで、もの凄く手間を掛けているであろうことは容易に察しが付きます。

このお店、今から20年位前。会社員時代(食肉担当)に、群馬前橋のスーパーマーケットの皆さん方に
連れて行って頂きました。群馬はもつ煮がおふくろの味...。中途半端な商品は売れません。群馬で肉(内臓)
の販売しようと思うなら、まずこのレベルを知りなさい...と。衝撃的でありました。

トラックの運転手さん方が多いお店で、食事が終わった後にお土産(1パック・1,000円)を20個も
30個も購入されている...。そんなにどうするんですか?と尋ねたら、地元の飲食店の方々に頼まれた...と。
車のナンバーは新潟、富山、茨城、千葉も...。魚を積んで群馬の市場に来て、その帰り便...。
ああそういうことか...と。運転手の皆さんは美味しいもの知っているし、その口コミ効果絶大...。
久しぶりに食べましたが、全く変わらず最高の味でありました。

群馬県にて②

2019年12月21日 | 利根川シリーズ

写真は第16番札所・五徳山・水澤寺...。水澤観音の愛称で親しまれている群馬(渋川・伊香保)の名刹。
第15番・長谷寺を出て、再び高崎市街に戻り、所要を済ませて後...。時間は午後3時でありましたが、
渋川在住の先輩に連絡したところ、高崎~渋川間は40分くらい。水澤観音まだ空いてるよ...とのこと、
せっかくの機会であったので、急行したという次第であります。

宗派は天台宗...。天台宗のお寺に必ずあるもの見つけました...。一隅を照らす...。これ則ち国宝なり...。
一隅とは今自分がいるところ。今、各々がいるその場所で精一杯の努力をして、明るい光を灯そう。
その光がやがて万灯となって社会全体を明るく照らす。まさに不滅の法灯であります。

写真一番下は有名な六角堂...。ちょっと前に掲載しました...、六道。まさにこのことを表す六体の
お地蔵さま(天国⇒人⇒修羅⇒畜生⇒餓鬼⇒地獄)が安置されております。しかもこのお堂、回転
します...。これまた輪廻転生を表すものかと。

本来、33観音参りは作法もあるかと思います。仕事の合間にちょっと立ち寄って...。この感覚、不遜
なのかもしれませんが、行ってみたい...、という衝動抑え難く、無作法はお許し頂いて、わずかな時間
ではありましたが参拝させて頂きました。

懐かしい方との再会もあり、非常に有意義な時間でありました。銚子~高崎...、圏央道から外環が
繋がり、比較的近くなりました...。といっても距離にして約160km、時間にして3時間ちょっと
掛かりましたが。それでも不思議と遠さを感じない、非常に心地よい道中でありました。
お世話になったみなさん、有難うございました。




群馬県にて①

2019年12月20日 | 利根川シリーズ

仕事で群馬県(高崎市周辺)に行って参りました。群馬訪問は10年ぶりくらいになるでしょうか。群馬県も
銚子とは非常にご縁が深い場所...。江戸時代のある時期、銚子は高崎藩の飛び地(幕府直轄領)であった、
ということだけではなく、利根川繋がり...。群馬県・水上を発した大河の一滴は、銚子から太平洋に注いで
おります。

徳川家康によって開始された利根川を銚子へと流す大工事...。昨今の大型台風の被害等を鑑みるに、
江戸(東京)を水害から守るということを、すでに数百年も前に実行していた、その先見性...。もはや先見性
というより、超人的、あるいは宇宙人ではないのかと思われるほど。GPSも先進的な重機も、あれもこれも

ない中、“人力”だけでこの大事業を行ったこと、言葉もありません。知人の役所の方々も、考えられない...と。
この利根川、流域面積で日本一。その流域が様々な農産物や畜産物を育むだけでなく、河口から海の恵みをも
たらし、様々な伝統文化を形作って参りました...。その繋がりを示す一つ...。坂東33霊場巡り...。

時間ありましたので群馬県に2ケ所ある札所に行って参りました。本日は第15番札所・白岩山・長谷寺。
宗派は聞きなれない、金峯山修験本宗と書いてありました。開祖は役行者(えんのぎょうじゃ)...。
ここにも山岳信仰、修験者が...。確かに、所在地は高崎市でありましたが、人里離れた山の奥に建立されて
おり荘厳な雰囲気がありました。続きは次回に。




コールド・コール

2019年12月19日 | 日記・エッセイ・コラム

コールド・コール...。直訳すると冷たい電話...。何のことかというと、電話での営業や、
飛び込み営業の事だそうです。新規顧客を獲得するために営業マンが電話する、訪問する。
相手が自社製品に興味が有ろうが、無かろうが、とにかく電話を掛ける、訪問する...。昔の
体育会的営業手法とでも申しましょうか...。相手がどんな人か分からず、その方の状況、
虫の居所不明な訳ですから、当然のように、迷惑だ、帰れ、二度と来るな...となる場合が
殆ど...。それでも行け、電話しろ...。昨今のコールド・コールは、より戦略的に顧客を絞り
混み、根性、根性だけではないと聞きましたが...。何でこの話題かというといつもの通り、
日常生活の中で飛び出してきて頭に残った言葉だったので...。一つ、飛び込み営業は
英語でコールド・コールって言うんだ...なるほど...と思ったからで、もう一つはその意味。
コールド...。新規顧客開拓、新製品開発...私の周りでは毎日のように聞く言葉だけど、
言うのと行うのでは天地の差...。何度やっても上手くいかないと自信を無くし、酷く
なると精神を病んで...。貴重な人生の時間...、新規何とかなんてバラ色ではなくて、
そもそもコールド(冷たい)んですよと思っていれば少しは気も楽か...と。ある大手
流通業の創業者さんの本を読んだ時にも出てきました。銀行はお金を貸してくれないもの。
お客様は買ってくれないもの...。勝手に早とちりして、思うような結果が得られない時に
逆恨み...。これではいけませんね...と。そもそも冷たいと思っていれば、暖かみを感じた
瞬間、ひとしお..かと。

ヨシキリザメ(の身)

2019年12月18日 | 銚子のサメ

ここ数週間、銚子港ではサバが沢山揚がっております。沢山...という表現では伝わり難く、それでは
1日5,000㌧くらい...という表現になると...、なお分かり難いでしょうか。1尾400gくらいと
して考えると...。1日数百万尾であります。サバは鮮度が命。関係者の皆さん、とにかく早く処理を。

ということで、この膨大な数量が職人技ともいえる素早さで処理されております。そんな中、人知れず
サメを回収している方がいる...。現在、私が知る限り(駆除等は別にして)サメのみを狙って漁をする漁師
さんはいない...(はず)要するに銚子港で水揚げされるサメは、このサバ漁等の混獲(サバ等の魚を食べに

来たサメが、漁の網に入ってしまう)として水揚げされるものがほとんど。しかも数百万尾単位でサバ等が
水揚げされる銚子港、それに比例してサメ水揚げも多くなる訳であります。さらに銚子に残されたサメ処理
業者さんは1社のみ。実は地域の課題の一つ...既報の通りです。過日、サメ工場を訪ねたところ、やはりサメ

の山...。サメも鮮度劣化が早く、一刻も早く頭と内臓を処理してドレス(写真)の姿にしなければなりません。
こちらも歳月は人を待ってくれず、個人的な用事が有ろうが何だろうが後回し、とにかく早く処理をしないと
サメ肉としての価値が無くなってしまうのであります。写真のヨシキリザメは別名、水鮫と呼ばれるほど水分量

が多く、昔はドレスにした後、漬物石を上に載せて脱水していたようです。サメ...実は非常に奥が深く、素人
考えで手を出すと大変な目に遭う...。サメの種類によって処理方法が変わり、脱水の“塩梅”、その後の、水洗い
水さらしという様々な過程をおろそかにすると強烈な匂いが...。ここで匂いが出たら最終製品に加工しても

匂いが消えることはまずありません...(経験則として)今までヨシキリ=ハンペンという構図でありましたが、
すでにハンペンだけでの利用は限界。ハンペン、練り製品以外の利用方法を探すこと、急務になってます。
サメについては今後も、見掛けたら掲載致します。

炭豚豚さん17周年!

2019年12月17日 | 参協運動

先週末、参協味蕾豚(さんきょうみらいとん)を生産する、宮崎参協グループさんが上京されました。
私も2日ほど行動を共にさせて頂いており、やはり〆はあそこで...。ということで、最終日の夜、
東京・笹塚、炭豚豚(たんとんとん)さん訪問して参りました。お店のオープンから17年になる
そうです。東京の激戦区で17年継続...。頭の下がる思いです。それにしても17年か.....と。
参協味蕾豚...、今でこそ、ふるさと納税やら、ネット通販やら、かなり浸透して参りまして、最近では
飲食店プロ向けの、料理王国という雑誌のコンクール(食の逸品コンクール)にて、全国100選に
選ばれるまでになっているようですが、炭豚豚さんは遡ること17年前...。まだ全くの無名であった
参協味蕾豚を都内飲食店で一番最初に採用され、その間、宮崎での口蹄疫(こうていえき)など、
非常に大変な時期もありましたが、生産者も販売店さんも、みんなで“参”加、“協”力し合いながら今日に
至っております。お店の雰囲気も相変わらず非常に暖かく、参協味蕾豚を最も美味しく味わう、
しゃぶしゃぶ...。最高でありました。最近は水餃子、豆腐まで...。これまた相性抜群であります。
参協味蕾豚が参協味蕾豚であり続けるのは、生産者はもちろん、飼料、食肉処理、配送、販売店...
そして最終的にお買い上げ頂いておりますお客様...、関係者すべての輪。まさに参協グループだな~と
改めて感じた次第です。東京・笹塚観音通り商店街突き当り...。京王線・笹塚駅から徒歩5分です...。