銚子・角巳之・三代目

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良いお年を!

2018年12月31日 | 日記
本日、平成最後の大晦日...。学生でも社会人でもない中途半端な立場のまま
昭和の終わりに何かから逃げるように上京し、平成元年を迎え、大学生になって、
居場所が見つからず右往左往していた頃、現在に至る心の拠り所のような場所、
仲間に出会い...。平成5年に社会人となり、これまた現在に至る、師匠やその後
の生活基盤となる様々な出会いに恵まれて...。平成17年に銚子へ戻り、ブログ
開設...。今、パラパラとバックナンバー読みながら、心の変遷が手に取るように...。
何かしては失敗の連続ながら、平成30年間の自らを振り返るに、節目・節目は
自らの希望が叶わず、祝福されるどころか...。ただ不思議なことに、そんな始まり
であっても、やがて居場所が見つかり、人のご縁に恵まれて、年を経るごとに、
〝今まで”と、〝今”のご縁が重なって、また新たな境地を開いて頂いていると
感じております。今年も新たな出会いがあった一方で、師匠、先輩、後輩...
大切な方々が志半ばで旅立って行きました...。何か始まりあれば、必ず終わりが
来るとは知りながら、現実の、時に残酷さに翻弄されながら、それでも歳月は容赦なく...。
それではみなさん、良いお年をお迎えください。


白鳥!

2018年12月28日 | 日記

銚子から旭方面に向かう道すがら、東庄(とうのしょう)町にあります夏目の堰(以前
掲載したかと思います)付近を通過したら、おびただしい数の鳥、鳥、鳥...。近づいて
見ると白鳥がおりました..。その他、カモやらウやら、もの凄い数でして...。この付近が
白鳥の飛来地であることは聞いておりましたが、さすがに目前で見ると大迫力でありました。
写真では伝わり難いですが、鳴き声も独特で...。プロ、アマ問わず、カメラマンも多数
出ておりました。数日前の午前8時頃の風景であります。その時間帯に行けば、この風景
見られるようですので。近くにいると、何だ白鳥か...。それで...。寒いのに、そんなもの
見たって..。暇だね...。こんな回答が返ってくるのですが...。かつて東京に住んでいた頃、
東京にいるうちにあそこに行こう、ここにも行ってみようと思いながら、日々に流され、ついぞや
行けず...の場所多数。銚子からたった2時間、今からだっていつでも行けると思いきや...。
心理学の世界で、酸っぱいブドウなる格言があるようです。甘くて美味しそうな目の前にある
ブドウを食べたかったキツネ...。何らかの理由で食べられず、あのブドウはきっと酸っぱくて
美味しくなかったに違いないと思い込もうとする...。自らを省みても、そんな場面多々ある
訳でして...。白鳥を見に行く、行かないは、どうでも良い事としても、何か心構えのような、
今いるところの、ないものねだりではなくて、あるものを探して、ちょっとした感動を。実に
些細なことですが、地方生活と言う切り口の中で、この些細な何か。は、積もり積もると、
大きな何かに変わって行くような気がしております...。

おいしそうな...。

2018年12月27日 | 日記

仕事柄、食品の開発現場にいる機会が多く、そこで語られていること...。
おいしいモノが売れるのではなく、売れるのはおいしそうなモノ...。食べれば
分かるだろうし、見せかけで一度売れたからと言って、次回もそうであるとは
限らないのでは...と思ってますが...。ただし食品の販売現場では真理を突く
言葉のようです。おいしそうなもの...。写真はローストビーフですが、上段は
色が褪せはじめ、下段は鮮やかな色をしている...。売れるのは間違いなく鮮や
かなモノ...。一方、食品添加物に関心の高い方も多くなって参りました。
出来るだけ添加物が少ないものを選びたい...。裏貼りシールを見ると、一方は
牛肉、塩、香辛料のみ...。もう一方は、書ききれないほど沢山の物質名が...。
何でこうなるんですか?と聞くと、沢山入れるのは色を鮮やかに保つためです。
もちろん法律で許可された範囲内の添加ですよ...。これを聞き、10数年前の
論争を思い出しました...。遺伝子組み換え作物食べますか? 農薬たっぷり作物
食べますか?...。遺伝子組み換え嫌だ...という意見に対して、害虫に耐性有る
遺伝子組み換え作物は、通常品に比べ農薬散布回数が極めて少ないです...。
見た目と、その裏に隠された真実...。何を選ぶかは自らの五感を駆使してと
なるのでしょうが、情報が簡単に入手出来てしまうが故に、反作用としての真実を
見る目、自己責任などという感覚が益々問われてくるのだろうと思っております。





知行合一

2018年12月26日 | 日記
知行合一...。ちこうごういつ、あるいは、ちぎょうごういつ。と、読むらしいです。
要するに、知ることと行うことは同じことだ。知ることだけでは不十分で、行って
はじめてわかるもの...。反対に、行わなければ、知らないのと同じ...。この言葉
この10年ほど骨身に染みております...。陽明学の始祖、王陽明が提唱、幕末の
志士たちの行動指針...など、難しいことはさておき、感覚的にそう思っております。
最近はお手軽にネットか何かで情報が取れてしまう。それは便利で良い事と思いますが
光の向こうには必ず影がある...。何か薄っぺらく、胡散臭い...何かおかしいぞ...と。
気が小さい私は、つねに疑って掛かる面倒くさい性格ながら、冒頭の言葉が身に染みている
という事は、それだけ何かしてきた証左かと。むろんバカなこと、ろくでもない事、周囲に
ご迷惑をまき散らしたことも...。それを含めて行動した。と言うのなら、確実に知識(経験)
だけは増えている。確かに行動して知って来た...。10年前はその行動の結果に後悔を伴い、
最近もなお、後悔、反省あるものの、何故か心地良さすら感じる..。長らく運動部にいて
言われてきたこと、3年間、あるいは4年間やり切った者にしかわかならい世界がある...。
当時は理不尽さをごまかすための方便と、何度も思いながら...。その、やり切った者が集まる
OB会に久しぶりに参加して参りました。そこで感じた心地よさに似ている...。最近の自らの
状況を鑑み反射的にタイトルの言葉が浮かんできたという次第であります。

生活習慣

2018年12月25日 | 日記
事務所に向かう道中...、田園地帯を通り過ぎるのですが、何気なく空を見ると
ご覧のような光景が..。雲の形、海の風景、風、日の光...、またまた旬の野菜、果物、
水揚げされる魚の種類...、こんな事で季節を感じる...。そんな田舎暮らしが染みついた
13回目の年末を迎えております...。13年前の12月にブログを開始し、1,000回
まではノンストップながら、休み癖が付いたら長期の休止...。本年2月に再・再・再開
するも、休み癖は抜けず...。それでもお付き合い頂いている方々に感謝でございます。
バックナンバーをパラパラと眺めていたら、書いてあること、書いてあること、生意気
な文章...。お恥ずかしい限りです。ただ文章に残してありますと、そう書くに至った経緯、
心中などなど、鮮明に思い出しておりまして、いささかの反省材料にはなっている訳です。
責任は回避できるが、それを回避したが故に生じた結果からは逃れられない...なんて記述
もありました。何と偉そうに...ということでありますが、現在、そのことについて、深く
感じているところであります。とかく責任は回避したくなるものですが、これまた癖になり、
いつしか逃げ癖が抜けなくなる。そしてやがて訪れる、逃げたがゆえに生じた結果の報復を
受けることになって...。何事も横綱相撲は取れませんし、一時退避(逃げろ)は時に有効な
手段と思いつつも、何度も何度も同じことしていると悪習慣になり...。これまた生活習慣病
の一種かと...。今日ぐらい、もうちょっとぐらい良いだろう...、これが重なると...。
心身ともに生活習慣病への備えあれ。自戒の念を込めて、特に同世代に。

小・狭・深・濃③

2018年12月24日 | 日記
右肩上がりの時代に...。1店舗より、10店舗、100店舗。数は多いほど効率よく、
規模の利益でコストダウン...。そうやって各社競っていたところ、どうもおかしい...、
天まで伸びる木はない...と気づき始めた昨今、変化に対応しようと舵を切ったら、
大型船ほど転覆リスクが高まっている...。そんな中、日本を代表するような総合商社の
方々が、その総合力を維持しつつ、本社から人をどんどん減らし、現場に向かわせ、
その事業経営そのものに参画していく。大なるものの象徴が、小さな目を大切に育む...と。
この文脈で、沢山買うから安くしろ。の論法は一部当たっているけれど、その構成要素は
大きく変化し、それ一辺倒の行為はもはや全く通用しない時代になっているように思います。
先日の後者、何かお困りのことはありませんか?の方、地域商社と言う切り口にご理解あり、
モノの在処(ありか)、名人の居場所、繋ぐツボ...。実はこれ、全体を見る大局観と、
小さく、狭く、深く、濃く自らと自らの周囲との関係性を育む地道な行為、その一見、相矛盾
する領域の中に一本の筋を指し示すこと。とおっしゃっておりました。漁業者の手取り30%...
と聞くと、何かショッキングですが、これまた先日のトレードオフ状態...。これから、後者
の方々と、困っている事...を抽出し、小・狭・深・濃...、この視点で活動して参ります。




小・狭・深・濃②

2018年12月23日 | 日記
連日、サバの水揚げで賑わっている銚子港であります。写真はサバ出漁前の2艘巻き船団...。
こちらはイナダを獲りに行っているようです...。さて昨日の続き。仕事柄、銚子(周辺)
という小さく、狭い範囲で、漁師さんや農家の皆さんと深い付き合いの中で濃い時間を
過ごしております。人間ですから時に煩わしさ、狭苦しさも覚えますが、この領域が自らの
生きる道...と定め、あれこれ考え(時に妄想も...)工夫しながら生きております。
先般、商品へのアプローチが全く違うお二方にお会いしました。一方は沢山買うから安くしろ...。
従来通りの方法で、確かに一理ある意見ではありますが...。先日のサバ水揚げは5,000㌧超
たくさん買ったから安くなったかと言えば、相場は高いまま...。需要が有るからです。
さらに、より強い買い手の登場、輸出など仕向け先、流通の変化などがあり、従来の手法は通用
しない...。もう一方は、地域内で何かお困り事の事はありませんか?...と。一瞬、何か裏が
あるのではないかと構えましたが...。先日、ある週刊誌にて、漁業者が得る所得は、消費者が
スーパーマーケット等で購入する金額の30%に過ぎない。という記事がありました..。感覚的
にその通りであろうと思います。むろん中間経費は掛かっているので、すべてが無駄とは決して
思いませんが...。続きは次回に。

小・狭・深・濃①

2018年12月22日 | 日記
事務所の駐車場に水溜りが出来て、見てみると鳥がおりました...。一緒にいた漁師さんに
聞いたら、海辺に生息する浜千鳥だろうと...。水溜りに頭を突っ込んで、水浴びのような
事をして、あまりにも気持ちよさそうな表情でしたので、車が発進できず、暫しその模様を
眺めておりました...。さてタイトルの言葉、以前も掲載したかと思います。もう20年近く
前の事でしょうか。流通専門誌に掲載されていた言葉であります。バブル崩壊後の失われた
何とやらの時代、従来の大きく、広く、浅く、薄く...のような、事業分類でいえば、いわゆる
重厚長大産業からの脱却が叫ばれておりました。その20年後の現在、趨勢は間違いなく
その通り。あとは感じ方、具体的行動のための新たな視点、頭の柔軟性、そして新たな時代を
受け入れる覚悟...そんなことを思っております。本当に小さく、狭い水溜りに出現した鳥を
深く観察していたら、何か濃厚な時間と思えて参りまして...。毎度の事ながら、鳥を見て濃厚な
時間とは、やはり頭がおかしくなったかと思われる方もおられるでしょうが、本人いたって正気
であります。人口は減る、税収も減る、あれここれも減っていく中で、負担は増える...。
にもかかわらず右肩上がりの時代感覚でいれば、やがて破綻は必定。しからば何を...と問えば、
様々な巧言令色が飛び交って参ります...。続きは次回に。


トレードオフ状態

2018年12月19日 | 日記
11月末あたりから、突如としてサバの大量水揚げ...。ここ数年、師走・銚子港の
風物詩であります。昨日も夜遅くまで水揚げ作業が続いておりました。いつもは
あまり見掛けない、長崎や愛媛からも...。福島沖から銚子沖に掛けてサバの大群が
確認されているらしく、全国各地から大型の巻き網船団が集結しております。サバ缶
ブーム、輸出向け...等々、需要は多く関係者待望のサバながら、漁師さん笑顔、
水産加工業者...微妙。そんな状態であります。値段が例年に比べ50円/kg前後
高いからです。トレードオフという経済学用語があります。難しい話省略、要するに
あちらを立てれば、こちらが立たず状態...。浜の値段が上がれば漁師さん喜ぶ。
しかしながら、それを購入して加工する方々にとって、末端価格が不変なら、利益が
減る。こんなご時世、なかなか値上げは難しく...。港町にとって大漁は喜ばしい事
でありますが、立ち位置によって見方は変って参ります。折しも昨日、ファシリ(パシリ)
テーターと。元来ファシリテーターとは、このトレードオフ状態にある現象から、
落とし所を見付け、全体を誘導する人の事...。私にはそんなことは出来ないので、
やはり(パシリ)テーター...かと。価格は需要と供給、神の見えざる手によって導かれ
て参りますが、昨今強調されているのはその前提条件、曰くそこに最低限のモラルは
あるか? 話が前後しました...。このトレードオフ状態、あちらこちらで実感しています。



ファシリ(パシリ)テーター

2018年12月17日 | 日記

会社を創業してから、そろそろ10年になります。10年ひと昔とは良く言ったもので、
良きにつけ、悪しにつけ、風景はだいぶ変わってきたように思います。創業以来、行って
いること。は、全く変わっていないように思いますが、数年前ある方に、貴方の行って
いることは地域商社そのものであり、横文字で言うとファシリテーターである..と。
横文字はさて置き、地域商社という響きが気に入っており、ここ数年は地域商社と名乗って
おります...。それでも金融機関などに行くと、この仕事の分類はどこに属すのか?
事業区分が分からない...と、一般の方々からは更に露骨に、何か良く分からないこと
している...と。そこで横文字再確認。ファシリテーターとは、会議などの場で、相反する
意見をまとめて、参加者共通の利益に結び付くように場を誘導する人などと書かれています。
私にはそんな力量はありませんし、私のやる気を引き出すためのリップサービスか?と
思っておりますが、その言葉が発せられた時、聞き取りミスでファシリをパシリ...と。
パシリ...。俗語で、使いっパシリの意と理解しておりますが、ああパシリね...。
さもありなんと思っておりました。ファシリ~の言葉の意味は分かったのですが、このパシリ、
怪我の功名で、実は本質を突いているのではないかと、最近思うに至っております。
生産者やお客様のパシリとなって、新たな商品やサービスを生み出す...。パシリという
言葉、使う事が適切かどうか分かりませんが、その概念、確かに本質であります。

師走

2018年12月13日 | 日記

12月も半ばとなり、だいぶ寒くなって参りました。事務所移転して2年目の冬...。
慣れてきたとは言え、眼前の海風(北風)は刺すような冷たさであります。そして
また更新が1週間遅れ...。何卒ご容赦を。さて先週末から今週頭まで東京におりました。
全国各地から、何かないか、何かないかと目を凝らしながら真剣に東京での商談を
行っている方々に接し、また大きな刺激であります。やはり外に出ないと...。
車であろうと、電車であろうと2時間余りで上京できるこの距離は、意欲有れば近く、
無ければ遠い...と再確認であります。師走...。師匠(僧侶?)も走るほどの慌ただしい
季節の意でしょうか?私は師匠でもないのに、ただ慌ただしい...。100円ショップ
で購入した子供用のお絵かき帳に、明日やるべきことを書き出し、赤ペンで消していく
...。どうしても1つか、2つ残る...。優先順位を決めていても、残ってしまうと
気持ちが悪く、なかなか帰れない。しかも気が付けば時間は超高速で過ぎていく...。
明日で12月も半分終わる...。これから一人働き方改革を行っていく所存です。

紀州人・上陸地

2018年12月07日 | 日記

待望のサバが揚がり、活況の銚子港を眺めながら、年末に向けて商品の最終調整を行っておりましたが、
時間は猛スピードで過ぎ去り、気が付いたら10日も更新しておりませんでした...。更新遅れはもう常習犯に
なっていながら、それでもお付き合い頂いている方々、誠に申し訳りません。
さてこの間も、沢山の方々が銚子へお越しになり、対応させて頂いておりました。
和歌山からのお客様もおり、せっかくなのでと銚子半島を一周ご案内させて頂いておりました。
銚子は和歌山とご縁が深くてね~と話しながら、車は外川(とかわ)地区の紀州人上陸地(碑)
の前に...。これはご縁と、みんなで参詣を。銚子に戻って13年になります。ここに碑がある
ことは知っておりましたが、未だ参詣したことが無く...。こういう機会でもなければ、銚子に
居ながら、この地に足を踏み入れることは無かったかもしれません。紀州繋がりはまたいずれ。
また明日から4日ほど、出張の旅に出ます。出張先で更新できる便利な道具もあるのですが、
元来のメカ音痴にて操作方法が未だわからず...。こんな状態にも関わらず、いつもお付き合い
頂いている方々にお詫びと御礼を申し上げます。