銚子・角巳之・三代目

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新年度!

2014年04月01日 | インポート

Img_0782本日4月1日、新年度....。もう20年も前の話ですが、新年度に先輩方に言われたこと思い出しました...社会人生活は意欲あり、目標のある人間にとってはあまりに短いが、意欲無く、目標のない人間にとってはあまりに長く、退屈で、苦痛だ...。世相もだいぶ変わったのでしょうが、本質を突き、全く色褪せない言葉...。むしろ20年後の今こそ噛みしめるべき...と。失敗を恐れず、どんどんチャレンジしろと言われながら、自らはどうだったのだろうかと思いながら、今....。必要なことは失敗しないことなのではなく、失敗して学ぶこと。“過ちては改むるに憚る事なかれ” “過ちて改めざる、これすなわち過ちなり”...と。“過ち”とは、何故、過去の“過”を使うのだろうということですが、過ちが去るで、過去...。で、これを踏み台にして“これから”に向かい“今”を生きることなんだそうです。我々、20年後の新入社員は...。さてさて....。良く泳ぐ者は溺れる....の例えもあります。社会人生活20年が過ぎ、得意、不得意も分かってきて、ちょっと?(かなり)ズルくなり、自分の失敗を他人に転嫁し、身勝手、都合良さを大人の知恵などと悦に入っていると、足元をすくわれるぞ...と。新年度にあたり、気持ちを新たに。


形あるもの...②

2014年03月25日 | インポート

Img_0787弊社に来ていた鹿児島からの出向者....。早いもので銚子生活もあとわずか....。先日、お世話になった方々と送別会がありまして....。行く先々で本当に良く頑張りました...。当初より1年と決めていたことながら、いざ居なくなると思うと一同、大きな喪失感...。一生懸命な姿に接してきたが故に、その喪失感、筆舌に尽くしがたく...。さて建物同様、このような人の心もそうなのでしょうが、必ず終わりがある訳であります。終わりよければ何とやらではありませんが、終わり方、終わらせ方は極めて重要。いつでもある、いつでもいると思っていると....。送別会でみんなの顔見ていると、寂しく思う反面、彼に対する暖かな雰囲気が良く伝わって参りました。後継者なんだから、お客様じゃねえぞ...厳しい指摘の毎日の中で、それでも慣れない肉体作業を必死に行っている姿、みな口にはしなくても、心を打たれていた訳です。建物も人の心もかくの如し、喪失感にさいなまれるなら、“今”と“これから”のみを見つめて。折しも3月末日。別れと出逢いの季節...。何事も形あるものは壊れるけれど、良い終わらせ方をして、良い始まりを。と想う次第であります。


後悔...。

2013年11月09日 | インポート

Img_0613相変わらず、サバの水揚げが多い銚子港であります...。船籍を見ると、今までの北部太平洋だけでなく、境港、長崎、石川、愛媛...と、今まであまり見かけなかった地域からの入港船も多くなっております...。あの2ケ月はいったい何であったのか。そう思いたくなるほどの大量水揚げが続いております。これが水産業だと言われてしまえばそれまでのことですが...。さてさて、某船団の漁労長が言ってました...。あそこで網を入れるべきであった、いやあそこかな....と苦悩する...。漁船の漁労長は、網を入れる場所、タイミングを指示する最高責任者。この人の采配一つで、船の命運を左右すると言っても過言でない立場...。でもやはり人間で、時に判断を誤る...。そんな時、やってしまった後悔は日が経つにつれどんどん小さくなるが、やらなかった後悔は日の経過とともに、益々大きくなってくるものでね....と。そんな話を聞きながら、ああなるほど、何事も同じか...と思った次第であります。やらない後悔よりも、やって後悔。と良く言われますが、そこで必要な行動力、そこには窮地の気品、いわゆる勇気というやつが必要でして...。


久しぶりの水揚げ

2013年10月08日 | インポート

Img_0579昨日、久しぶりに銚子港にてサバ水揚げ....。2,000㌧ほどあったでしょうか。水揚げ量の大小ではなく、やはり港町には水揚げがないと...。本当に久しぶりの活気でありました。当日は銚子漁協さんにて打ち合わせを行っておりました。昭和30年からの水揚げ統計表などを資料として拝見しましたが、やはり水揚げ量は激減しております。昭和30年前後の銚子港の水揚げ量は約100万トン、現在は25万トン前後。全国水揚げランキングの上位20港の顔ぶれは大きく変わりませんが、順位の変動は甚だしく...。銚子は水揚げ量ではほぼ全国ベスト5ですが、金額ベースだと、2~3番から16、17番まで...。これらランキングに何の意味があるのか?という事で、まあ、何の意味もありませんという事なんですが...。資料閲覧の目的は、水揚げの変遷を辿る事で、これからの水揚げについての予測を立てることなんですが、ここまで落ち込んだ水揚げが、来年突如として昭和30年代の水準に戻る。とは考えにくく、常識的に水揚げは横ばいか、減少傾向を前提に考えるべきであり、平均単価は上がり、もはや未利用魚の有効活用を。なんて、言っている暇は無さそうであります。


上り銚子・本銚子・戻り銚子!

2013年01月16日 | インポート

Img_8900そろそろ受験シーズン...。そこで、銚子電鉄さんの縁起物切符...。上から、上り銚子(調子)、②本銚子(調子)、往復切符で③戻り銚子(調子)....。本銚子(もとちょうし)駅は、私の地元、清水小学校前にあります。何年か前に掲載させて頂いた事があります...。本日はサラッと。寒い日が続いております。受験前に、体調など崩さぬよう....。


花火!

2012年08月06日 | インポート

Img_8482Img_8487Img_8460数年ぶりで(銚子の)花火を見ました...。対岸の茨城県波崎の絶好のポイントから...。花火の時だけは、どこにこんなに人がいたんだ...というくらいの人出でありましたが、最近はどうなんでしょう。日常に比べたら、それは確かに人出は多いけれど、例年に比べると、どんどん人が減っているような....。こういうのに統計資料は意味をなさず、あくまでも人の主観...。感じ方...。何はともあれ、綺麗な花火を、心許せる方々と飲みながら...。非常に楽しい時間でありました...。


28%

2012年07月26日 | インポート

Img_8380梅雨は開けましたが、いわゆる入梅イワシ....、ここ数日、大漁であります。県庁の職員さん等が毎日、脂質、肉質のチェックなど行っておりますが、昨日水揚げのマイワシ(180g以上の大羽というやつ)は、なんと粗脂肪率28%でありました。通常のマイワシ、例えば秋口から冬の粗脂肪率は概ね5%前後、それに比べたら5倍以上の脂であります。常日頃から、食べ物のおいしさは脂質、糖度...これだけでしょうか?と疑問提起をしておきながら...。食べたら....うまい!と悶絶でありました....。脂が乗るという状態、普通は冬だろ...と思いますが、キンメなども夏に一番脂が乗る..。産卵との関係性だと言われておりますが...。理屈抜き....何せ、悶絶....であります。


都落ち!③

2012年03月22日 | インポート

Img_7878 20代の若者は地域のために働きたいというけれど、それ、積極的にそう思っているかと言えば、必ずしもそうでなく、むしろリスクを冒してまで上京する必要ないじゃん。東京は遊びに行くところ...。ネットもあるし、親元のそばは安心だし...。そういう感覚、多いようです。あくまで記事からの抜粋ですが、私もそういう話、良く聞いております。むろん、どちらが良い、悪いという話ではありません。人生の終末に数多く立ち会ってこられた医師の方々から...、人生の最後を迎えた患者さんの多くに共通するお話として、もっと自分に正直に生きていればよかった....。そういうお話が出るのだそうです。本当に間違いなくこの言葉が出てくる....と。本当はどうしたかったのですか?というと、あれもこれも、出てくる出てくる...。言葉にするかしないかだけなのだろうと思います。本当は~したかったのに、都落ちと思われるのが嫌で、本当は外に出てみたかったのに、リスクが怖くて...。いろいろあるんでしょうが、時間には限りがあり....。人間の欲望に際限はありませんが、終末を迎えるまでに、本当は~だったのに...。これを一つでも撲滅してきたい...。と思う次第であります。続きは次回に。


惑いの10年・続き①

2012年02月28日 | インポート

Img_7738 不定期で日経に連載されている40代、惑いの10年...。最新号は地域社会との関わりあい...だったと思います。40代にもなると、何となく定年の姿も見え始め、どうやって会社人生に始末を付けて、60歳あるいは65歳に備えようか...となって参ります。そんな事知ったことか!、そんな事、その時になったらやるんだから余計なお世話だ...。こういう方、結構多いのですが、自分一人で生きているならいいですが、周りが迷惑するんですね...。介護だ、葬式だ、地域の行事だ...と、実にいろいろな事がある訳ですが、東京時代はそんな事、微塵も感じたことはなかったです。ではなぜ、そういう記事に共感するかと言えば、一つには自分がそういう年代に入ったという事と、銚子に戻って参りましたので、いやがうえにも関わらざるを得ない...。その関わりあいの感度を40代から磨いておかないと、60代になってから大変ですよ...と。そういう論調、その通りと思います。確かに、地方都市はこれから日本が遭遇するであろうほとんどの問題が先発して起こってますので...。葬式一つとっても、業者の方に任せればいいや...じゃ済まないですから...。近くにいる奴らが全部やれ、俺は東京で大変なんだ、何だとコノヤロー、こんな感情摩擦しょっちゅうですが、それに一喜一憂していたら、身が持たないですね...。続きは次回に。写真は確か、宝満(ほうまん)と呼ばれる奇岩。大男が寝そべって空を見上げているように見える...はず...であります。


“勝ち”と“負けない”①

2012年02月22日 | インポート

Img_7736 “勝ち”と“負けない”...、どちらも同じ現象を指している表現に見えて、実はかなりニュアンスが違う言葉...。あるスポーツの指導者とお話しする機会があり、仕事も同じかな~と思ったりしたもので....。勝つ...という言葉が、ややもすると上から目線で、好戦的で、緊張感が漲っているのに対して、負けない...という言葉は、地べたから発せられ、消極的に見えながら熱く、淡々としながら力強い...そんな感想であります。あいつらに勝ってやると意気込む強豪がコロッと負けて、負けてなるものか!という比較弱者が勝ったりする。だから面白い...。10回のうち9回勝ち続けてきた人やチームが最後の1回で負ける、反対に9回負け続けた側が最後の1回で勝つ...。ちょっと前、勝ち組・負け組なんて言葉が盛んに叫ばれてましたが、最近はどうなんでしょうか?そもそも何をして勝ちとするんですか...と。相手がして欲しいことをする。のではなくて、して欲しくないことをしない。好かれようではなくて、嫌われない...みな同じようなニュアンス。球技などで負けないためには相手にできるだけ点をやらない...だからディフェンス、ディフェンダーのあの話もあったなあ~と。続きは次回に。


トレードショー①

2012年02月04日 | インポート

Img_7638 Img_7640 ビックサイトで開催されたスーパーマーケット・トレードショーに行って参りました...。人・人・人...、物凄い熱気でありました。国内外のこだわり商品はじめ、食品以外の売り場機器やら、販促提案やら...。すでに商品については出尽くされた感じがあり、時に、こういった展示会はもはや意味がないのでは?という方もおりますが、さにあらず....。まず姿勢...。過疎地だ、後継者が、カネがなくて....、いろいろな言い訳がありますが、間違いなくこういうところに出て来る方々、取り組む姿勢が違う...。地域の行政が引っ張ったり、地銀さんが引っ張ったり、経緯は様々なようですが、ああだ、こうだとできない理由を並べ立てて人生を無為にするか、チャレンジするか....であります。困ってんなら姿勢を示せ。そういう事だろうと....。出展者は常連が多く、馴染みの方々にも多数お会いしましたが、あきらめずに継続してきた方々、状況がかなり好転しているようです...。やったもの勝ちですよ...。この言葉が脳裏に焼き付いております。続きは次回に。


常食?

2012年01月23日 | インポート

Img_7608 最近、お前写真のような食べ物、毎日のように食ってるのか?という質問をしばしば受けます。むろん答えはイイエ。そんなことありません...。刺身にしても、鍋にしても金掛るだろ...。これもイイエに近い...。お金払って食べに行くことはもちろんありますが、同品質で東京の値段と比べたら...。中には鮮度が命で同品質として比べられないものも....。まだまだ近所や仲間の助け合いが残っている地域。実際、そうしないと地域が成り立たなくなっており、地域どころか家そのものの存続すらも...。助けあわないと成り立たなくなってます。世界的に見れば日本問題が俄然注目されている...と新聞にありました。少子高齢化、デフレ、原発...。先進国で一番早くこの問題に対峙しなければならない状況下にある日本、その地方は更に加速度的な速さで問題へ向き合うことを余儀なくされております。もちろん前例もない、特効薬も即効性のある良薬もない。救命ボートのありかもわかならい...。みんながそれぞれ食材等を持ってくる...。余ったからとは言っても、何らかの労働の対価で獲得したもの....。その有難味のわかるもの同士が離合集散を繰り返しながら、精神的な強さを得て、来るべき時代に向かってくのでしょう。それにしても最近、常食...。いつも食べているもの、何気ないものって大事だな~、とつくづく....。


ジョセフィーヌ!

2011年12月23日 | インポート

Img_7443 写真はネット等で入手困難なドレッシングとして有名な、その名もジョセフィーヌ...。銚子のお隣が旭、そのお隣の匝瑳で製造されております。高校の通学範囲内、言わば地域内であります。銚子でも事情通と呼ばれている方々の間では非常に有名でありました。絶対手に入らないのに...お前だけズルい...と。これ自分で買ったのではなくて、私が間違いなく地域内で一番のグルメ(死語でしょうか)と思っている方から頂いたもの...。ドレッシングというより、タルタルソースであり、濃厚ソース。いや、それ自体がすでに完成された料理なのかもしれません。刺身で食べられる銚子港水揚げのメカジキをフライにして、これを付けて食べたら.....。何だ.....!....と。美味い、美味い、美味い...であります。そんな自慢話を某所でしておりました。ジョセフィーヌという名前を連呼していたら、某所の経理のパートの女性から、ナポレオンですか?...と。何の事だろうとその時は全くわかりませんでしたが、気になって調べたらジョセフィーヌとはナポレオンの奥さんの名前....。しかもその生涯はとんでもねえな~と思えるほど奔放....。商品名の由来は定かではありませんが、いつもお会いしているパートさん、あの一言の裏側から滲み出るような教養を感じた次第であります。それにしても地域内にあること、あること....。こんな時代に輝くヒトやモノ....。成らぬは人の為さぬなりけり....か...と。


惑いの10年!①

2011年11月30日 | インポート

Img_7281 日経新聞に時々掲載されているシリーズ、“40代・惑いの10年”を毎回欠かさず読んでおります。その真っ只中にある者として、身につまされる思いであります...。一生安泰だと思われていた会社に入った20代、自分なりに一生懸命仕事をしてきたと思っていたが...ある日...。で、自分がこんなに無価値であったとは...。30代からキツイ一言、結局バブル期入社組はキリギリスなんですよ、今まで遊んでいたツケが回ってきただけでしょ...(記事から) 何もバブル期に入社したすべての人が遊んでいたわけではなく、その時代の中で一生懸命に生きてきたのだと思いますが、結果として今、その現実に対峙している...。20年前を思い起こすに、大企業に入りさえすれば、資格さえ取りさえすれば、~さえ出来れば一生安泰ですよ...。なんてフレーズ良く聞いたような...。結論から言えば、そんなの幻想に過ぎないのですが、やはり時代の雰囲気だったのでしょうか。仮に雰囲気だとしても、自分の価値を高める努力をして来なかったのはあなた方じゃないですか。そんな声も聞こえてきそうですが...。気が付けば20代は40代に、月日は容赦なく過ぎ去って参ります。この20年、特に最近の10年...。10年ひと昔という言葉もありますが...。続きは次回に。


天保二年

2011年11月01日 | インポート

Img_7130生物学的に見て、人間がこの世に生まれて果たすべき責任の一つは、生命の連続性。要するに子孫を残すこと...。 そういう意味において私はその責任を果たしておらず、全くの論外でありますが、望んでもできない方々など、人間みな何らかの事情がある訳であります...。しかしながら生きとし生けるものすべて、その生に意味はあり、果たすべき責任の形はそれぞれ...。田んぼの生き物調査で明確に見えて参りました。子孫を残すとは、生物学的な現象に留まらず、その家のたどってきた道を知り、伝え、託す、その経済的、精神的・・・すべてを指すのではないか?最近そう思うに至ります。やらねばならないことは山ほどある。しかも限られた時間の中で...。今までの感覚でいえば、ほとんどのことが煩雑で無意味でバカらしく、どうやってその責任を回避してやろうか?と、ない知恵を振り絞ったことでしょう。しかしながらやはりあの家系図。天保二年の昔より、紐解いていくと、私の祖先が家を残すために実に様々な手を打ってきた。それが鮮明に見える。200年近い歴史の中で、10歳まで生きられなかった方々多数、戦死者、親類や従業員との養子縁組....で、今があるわけであります。目に見えないものへの畏(おそ)れ...。感じ方は人それぞれでありましょうが...。さてさて、天保二年は西暦だと1831年になるようです。江戸時代後期、時代の変化が目に見え、その後に起こる明治維新を前に、その原動力たる地下マグマが沸点に向かって上昇していくその胎動期....。年表で見ると、良寛和尚がなくなった年とありました。良寛和尚に象徴される穏やかさから、好むと好まざるとに関わらず、戦いに向かっていく変化の年...。銚子に紀州・和歌山から先達が本格的な入植を始めたのは1600年代中頃なのだそうです。ちなみにヤマサ醤油の創業は1645年(正保2年)で、ヒゲタ醤油は1616年(元和2年)ともにHP参照。みな、変わらない(生き残る)ために勇気を持って変わり続けてきた方々...。江戸時代から続く連続性...。これから時間を見つけて続きを掲載してまいります。