銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

サメ

2018年06月29日 | 銚子のサメ
サバ、イワシの水揚げを見ていると、岸壁でこんな姿を良く見掛けます。
サメと言えば気仙沼。地域全体がインフラになっており、フカひれ担当、
すり身(蒲鉾用)担当、その他担当...、地域内でサメ1尾を無駄なく、本当に
見事に使い尽くしておられます。これは銚子を含め、すべての漁港で見習う
べきものと思います。このブログの読者に、フカひれの専門家、サメ皮の
専門家、はんぺん作りの専門家がおられること判明しております。
私の認識が違っていたら、どしどしダメ出しして頂ければ...。
サメの水揚げ量は気仙沼が断トツでありますが、調べてみたら銚子は全国二位。
毎年1,000㌧以上の水揚げが統計資料に記載されておりました。おそらく
実際はその数倍規模あるだろうと思われます。銚子と言えば、昨日のイワシに
サバ、キンメダイに、近海のタイ、ヒラメ...。こういうスター級にばかり
目を奪われがちですが、実はサメ。隠れたスター候補であると思います。
健康効果も多数報告されておりますし、何よりも美味しい..。サメが?
美味しい?...とお思いのみなさん、多いかと存じますが...。サメの話題
沢山乗せろ!という声、実は多いです。また気付いたら掲載します。

入梅イワシ

2018年06月28日 | 日記
かれこれ2週間ほど...。申し訳ありませんでした。この間も...、いろいろなことを
しておりましたが、PCの不調、事務所内の工事等もありました。PCの不調は深刻で、
これは万策尽きたかと思いきや、結局初歩的なミス...。古いメールを削除しておらず、
送受信が出来ない状態になっておりました。仕事上、ご迷惑をお掛けした方々、多数。
この場をお借りして改めてお詫び申し上げます。さて、そんなこんなで入梅時期。
銚子港水揚げのイワシが1年で最も美味しい時期を迎えております。写真は分かりにくいかと
思いますが、イワシの水揚げ風景...。私にはどれも同じに見えてしまうのですが、
プロは、漁場、水温、水揚げした船(魚の扱い)等々、実に様々な視点でイワシを
吟味されております。同じ銚子港水揚げなのに...。雲泥の差...。プロの目利き力、
改めて恐れ入っております。さて冒頭の言い訳...。何事も何かを捨てないと、入って
こないんだな~と。捨てて良いものと、捨ててはいけないものの吟味。まさにプロの
目利き力に通じるかと...。

閑話休題

2018年06月15日 | 日記
閑話休題(かんわきゅうだい)...。食べ物の話が続いたので、話題を変えて...。
ちょっと休憩...。という意味で使おうとしておりましたが、これどうも、
長年の間、意味を取り違えていたようです。知人からお叱りを受けました。
それ全く反対の意味だ...と。閑話休題とは、ちょっと休憩、横道に逸れて。
という意味ではなく、横道に逸れた話題を、本題に戻す...。それはさておき...。
と同じようなニュアンスで使われるのだそうです。知っている“つもり”で、
得意げに使って、大恥をかく...。この典型でありました...。この“つもり”が
危ない。知っているつもり、行ったつもり、つもり、つもり...。何気ない記事
にも“気付き”...であります。“つもり”の排除、肝に銘じます。以上、どうでもよい
内容かと思いますが...。事務所のハイビスカスが咲きました...。ちょっと感動です。

カツオ!

2018年06月14日 | 日記
巻き網船によるカツオ漁も最盛期を迎えておりますが、今年は
例の問題で、関係者一同、浮かぬ顔...。確かに、寄生虫が、健康被害が
と言われれば、食べたくても躊躇するのは人情かと...。元来自然物で
あり、獲れる時もあるし、獲れない時もある...。寄生虫がいることも
あれば、いないことも...。要するに分からない。我々は産地に居て、傍ら
常にプロ、目利きがいて、虫がいたら避け、いないやつを選ぶ...。こういう
選択肢が常にあればよいのですが...。他に選択肢なく、目の前に出された
カツオの冊や、刺身一発勝負...。確かにリスクはある...。最終的には
食べる人が、“何かおかしい”...。と感じたら食べるのを止める。これしかない
ような気がします。他の食品もそうですが、消費期限等への過度の信頼は
危険で、五感を使って判断する。“何かおかしい”この感覚、非常に重要と思います。
最後にカツオとカツオ漁師の名誉のために...。今年のカツオも最高です。
生姜&にんにく&醤油に、あの白子玉ねぎ...。これぞ初夏の風物詩であります。

ナッジ!

2018年06月13日 | 日記
最近の記事でこれまた多い事、TVのコメントで語られている
キーワード...。本日は“ナッジ”...。行動経済学の用語で、意味は
肘で軽く押す、そっと後押しをする...。という意味だそうです。
買おうか?買うまいか?悩んでいるお客さんにそっとひと押し..。
売る方は買って欲しい訳ですが、さすがに買え!とは言えず、
買わないと損しますよ...、みなさん買っておられますよ...、
バカ売れですよ...とか。スーパーマーケットのPOP等で
良く見掛けます。トイレに入っても、綺麗に使って下さいではなく、
皆様のご協力で清潔に保たれています...など。そういえば、
駿河台の某大学のトイレには、一歩“前へ”と貼ってありました...。
最終的には買ってもらう、汚させない。という目的を達成させるために
やるか?やらないか?、すべきか?すべきでないか?という二者択一
ではなく、やんわりと第三の選択でそっと後押し...。各方面で非常に
大きな効果が出ているようですが、気を付けないとマインドコントロールか?
効果の大きさを認めつつ、その反作用が気になるへそ曲がりであります。


真空低温調理

2018年06月12日 | 日記
最近、肉の話題が多いように思いますが...。
写真は、千葉県内某所・ちょっと珍しいステーキ店。
都内ではすでに一般化しているのかもしれませんが、真空低温調理の
ステーキ、千葉県内では珍しかったので...。店内の案内に、当店の
牛肉は米国産、グレードはプライム(最上級)、提供方法は肉の美味しさ
が最も際立つ真空低温調理(肉芯温度は58℃)...とありました。確かに、
肉類の真空低温調理は抜群に美味しい...。最近では家庭で手軽にできる
機器まで充実しております。仕事柄、肉、野菜、魚...、沢山の素材を
調理のプロと実験して参りましたが、真空低温調理の素晴らしさが際立つのは
肉類...。昨今の記事の論調に従えば、肉は同じなのに、調理法を変えたら
全く別物...。写真の見た目は少々生っぽいですが、苦手な方は表面をサッと
炙って焦げ目を付ければ問題解決であります...。


ポリバレント!

2018年06月11日 | 日記
ワールドカップが近くなり、TV等でサッカーの特集多くなりました...。
そこで耳慣れない言葉が何回も...。ポリバレント....。何でも複数の
ポジションをこなせる能力の事だそうです。二刀流もこの概念でありましょうし、
働き方改革も...。と言えば飛躍が過ぎるでしょうか?かつては一つ所で黙々と
役割をこなしていくのが最良と言われていた気がします。しかしながら時代が変わり、
それに対応してルールが変わる。ルール変更に伴って、戦術や選手(社員)に求めら
れる像も変わって参ります。私は昔の運動部...。しばし往時を思い出しながら、
目の前の利根川を見るに、ここ数日の記事との関連が...。川は変っていない
(ように見える)けれど、そこに流れている水は全くの別物。同じサッカーなのに、
求められる選手像はまさにコペルニクス的転回(詳細いずれ)であります。

キハダ最盛期!

2018年06月09日 | 日記

巻き網船によるキハダ漁が最盛期を迎えております。巻き網という漁法の是非は
最近盛んにネット等で取り上げられておりますが、ここではこの話題に触れません...。
とにもかくにも連日、キハダマグロ大量に揚がっております。大量に揚がっている
ので市場で安くなるのを待って...。という量販店さんもいれば、こういう時こそ
産直の出番。目利き力を発揮して最短コースでお客様へというところも...。
最近はネット時代。最終消費者の要望がダイレクトに我々産地に入る時代であります。。
好調な企業さんほど、市場で安くなるのを待って...。などという発想をしないのは
偶然ではないような気がしております。水産資源が深刻な状態である。お客さんは
鮮度の良い魚を欲している...等々の状況を考えれば、“待っている”だけの仕事の
仕方、こりゃないわな~と、知人の量販店さんから。地域商社は産地バイヤーであり、
生産者の販売代理人ではなく、最終消費者の購買代理人である...。肝に銘じております。
待っていて動かない方ほど、キハダは水っぽくて...なんて言うんです...。残念です。
最盛期を迎えている銚子のキハダ。最高です。

汪洋と③

2018年06月08日 | 日記
決算を終え、創業時(8年前)を振り返るに、現在の姿は大きく変わって
参りました。お取引先、商品構成、その他諸々...。しかしながら地域商社と
しての本質は変わっていない。むしろ際立ってきている(と、感じている...)
見よ立てり!の気概(だけ)は益々強くなっている(と、これまた感じております)
窓辺から利根川の流れを眺めながら、OBでもないのに銚子商業の校歌が頭に
浮かんで参りました(しかもマニアックな2番の歌詞)。銚子商業の創立は
1900年(明治33年)とのこと。当時、世界を吹き荒れる帝国主義の嵐が
維新から僅か30数年の日本を直撃していた頃、4年後には日露戦争が勃発...。
そんな時代背景の中で創立された学校の校歌の歌詞に、汪洋と...。当時も今も
利根川の流れは不変ながら、そこを流れている水は全くの別物...。不易流行なる
言葉もありますが、変えていかねばならないこと、変えてはいけないことを
見極めながら、汪洋と。その気概を新たに9期目を迎えております。

汪洋(おうよう)と②

2018年06月05日 | 日記
汪洋(おうよう)...。辞書で引いたら、水量が豊富でゆったりしているさま。
などと書いてありました。さて、今からもう40年ほど前になるでしょうか、
銚子商業の野球部は物凄く強かった...。ただ強いのではなく、何か品格の
ようなものを子供心に感じていたように思います。テレビ中継で銚子商業の
試合が始まると、冗談抜きで街から人が消えた...。試合に勝って、さも当たり前
のように整列し、世界一短いと言われたあの校歌...。
当時は歌詞など気にもしていなかったように思いますが、40年以上過ぎた今、
ふとした瞬間にOBでもないのに歌詞の一節が頭を過る...。これもはや、
一つの学校の校歌という枠を超えて、地域のDNAになっているのでは?と
感じております。地域商社などという仕事をしていると、日々変化に遭遇します。
市場であったり、流通経路であったり、人の行き来であったり...。かくいう
私も8年前と全く業容が変わっている。取引先も変化が多い...。かつ目が回り
そうなくらいスピードが速くなっている...。そんな時にふと、目まぐるしい
変化があっても、利根の流れは汪洋と...しているではないか?...と。
続きは次回に。


汪洋(おうよう)と①

2018年06月04日 | 日記
4日ほどサボりました..。3月末決算、5月末に申告期限...。
この時期にバタバタしているのは...。ご想像の通りです。が、何とか
第八期終了致しました。お世話になった関係者の皆様方、有難うございました。
ということで生きておりました...。更新の遅れはただの怠け者...。
毎度の事ながら何卒ご容赦を。さて、窓辺から毎日、海(正確には
利根川河口)を眺めております。で、時々頭の中で、ある一節が流れて
参ります...。流れて絶えず新たなる利根の流れは汪洋(おうよう)と...。
幾千年の昔より~で有名な銚子商業の校歌(2番)の一節であります。
後半は、千古の歩み絶えずして不易の姿を現せり...。私は銚子商業のOB
ではありませんが、この校歌は不朽、傑作中の傑作と思います。もしかすると
銚子(周辺含む)市民の心の拠り所なのかもしれないとさえ思っております。
作詞、作曲は早稲田大学・都の西北を作られた方々...。有名人が作ったから
ではなく、校歌の歌詞そのもの。校歌には設立時の理念や時代背景が投影されて
おりますし、それはまさに今、問われていることと同じではないか?
と思うからであります。続きは次回に。