銚子・角巳之・三代目

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決められない②

2012年03月31日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7937 私もなかなか決められない..。ソバ一つで止めておこうと思いながら、やっぱり天丼も...と。なかなか決められず挙句の果てに、じゃあ両方ね。となって後悔する訳であります...。なかなか減らない...。食べ物の話、しかも食い意地の張った私など笑い話でありますが、どうもそれに近い状況が...。もしかするともっとたちが悪い...かも。以前、やるべき時に、やるべき場所にいて、やるべきことを行うのがプロと生意気なことを申し上げました。これに倣うと、決めるべき時に、決めるべき場所にいて、決めるべきことを決める...。決めることを先延ばしする状況だってという事も一理ありますが、多くの場合、詭弁。決めない弊害の方が遥かに多い...。経済学でいうトレード・オフ現象、つまり、あちらを立てれば、こちらが立たず...であります。決めないと両方悪くなる...。その時になったらやる(決める)...。という声、最近良く聞きますが、間違いなくその時になってもやらない。もっと正確に言うと、やれない...、なお決められない....。カネ持ってるんだから両方頼めばいいじゃねえか。食べきれなかったら残せば...。これバブル期の決め方...。じゃあカネが無くなったら何を最優先にするのか...これすなわち、生き方の問題である...と。続きは次回に。


決められない①

2012年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7877 ある寓話が...。飛行機にて突然のアナウンス...。乗客のみなさん、私は機長ですが、この先どうやって操縦して良いのか分からなくなりました。そこで今後どうやって操縦したら良いか、多数決で決めたいと思います...。会社にて社長が、社員のみなさん、先行き不透明な昨今、会社をどうしたら良いのか分からなくなりました...。従って今後どうすべきか社員による多数決で決めたいと思いますが....。飛行機を会社を、安全に目的地まで届けるのが長が付く方の責務。しかしながら昨今、これを寓話と笑えないような状況が多々あるようであります。むろん、機長が社長が...という例えに具体的な姿はありませんが、決めるべき職位、職責、地位...にある方が、それによって高い報酬を得ながら、決められない...。という事は寓話と全く同じ状況である...と。確かに...。なんだかんだと言いながら、決められる人がいるといないでは大違い。多数決にして、これが民主主義だといいながら、結果が悪ければ、みなさんが選んだことじゃないですか...。こんなバカな話はねえわな...と知人の社長さんから。ただ巧妙に論旨がすり替えられながら、これと似た状況、かなり目につくようになって参りました。世相のせいだけだろうか?と思ってます。続きは次回に。


ウミガメ

2012年03月29日 | 銚子で揚った珍しい魚

Img_7949 昨日に引き続き、銚子港でイワシ大漁....。で、入港船の方々と話していたら、ちょっと乗れ....と。甲板に上げさせて頂いたら何とそこにウミガメ...。イワシ漁の際に混獲されてしまったのだそうです。これ何カメというのか分かりませんので、たんにウミガメとさせて頂いております。ウミガメは漁師の間では最も畏れられ、敬うべき聖なる生き物。銚子の海の守り神・川口神社にも沢山のウミガメが祀られ、誤って死んでしまったウミガメは川口神社に埋葬して供養...。漁師町では、海上でウミガメが休めるような流木や木片をカメの枕などと呼んでます。このカメの枕を目撃できるのは漁師人生の中でも一度あるかないかの本当に貴重な経験であり、この枕を持ち帰った船は大漁に恵まれると言い伝えがあります。その際、代わりの木片などを海に差し入れ、お神酒をまいて感謝する...。このウミガメ生きておりました。漁師さんたち、甲羅が乾かないよう海水を流し続け、専門家に話を聞きながら、水揚げ終わったら沖に帰っていただく...。敬語になってました...。


久しぶりの水揚げ

2012年03月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7925 Img_7921 震災だ、風評だと何かと暗い話が多い昨今。そこに輪をかけてシケ続き...。空同様、先行きを想いどんよりとした空気が流れていた銚子港でありますが、昨日久しぶりにイワシの大漁でありました。以前、銀座の有名百貨店に、花に水、人に愛、お買い物は、保険は...なんて標語が掲げられておりました。保険会社さんのものだったかと思いますが、銚子港を見るに、さしずめ、花に水、人に愛、港町に水揚げ...とでもなりましょうか。~を入れないコーヒーなんて...。そんなCMもありました。水揚げのない港町なんて....。久しぶりに漁港は活気に溢れ、長らくエサにありつけず、陸に上がってじっと風雨に耐えていたカモメたちも満足げな表情をしておりました。人もカモメも、生きとし生けるものすべて、いや古人曰く、山川草木悉皆成仏....と。どうかこの風景が続きますよう....。


シャモ&ビンチョウ・カレー

2012年03月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7918 Img_7895八丁堀の翌日は水戸周辺におりまして...。左は茨城で非常に有名な直売所、その“森のレストラン”にて供されたシャモカレー。右は地元・同級生の差し入れ、ビンチョウマグロのカレー。どちらも◎であります....。茨城はシャモ生産で有名。これは奥久慈産か、やさと産であろうと思われます。食べた直売所は茨城の食肉がすべて集まる食肉処理場の隣ですので...。牛肉は常陸牛、豚はローズポーク、鶏はシャモ...。千葉同様、茨城の畜産も横綱揃いです。ビンチョウは同級生の飲食店経営者から。このお店、アラ煮を頼むと、もはやこれがアラであろうかというくらい巨大な塊で出てきます。普通の煮魚よりでけえじゃねえか...と。その他何でも超大盛り。~丼のお店。何度か掲載させて頂いております。もうお分かりかと...。その土地・土地の名物素材があります。カレーは不思議なくらい、どの素材とも相性抜群であります。先般のトレードショーもご当地カレー数えきれないくらい出ておりました。何だかんだと講釈抜かしている暇があったら、さっさと作って、売ってみろ。いろいろ試行錯誤する。みんなで盛り上げようと思う。時に裏切り、抜け駆け....。別になんでもいいではないですか、そのすべて人生の一断面ですよ...とは元気なおじさま方のその先輩の70代から...。~のに...。これを一つでも減らす...。現在・銚子港シーフードカレー(レトルト)の試作に入っております。完成したらこの場でご案内させて頂きます。


八丁堀にて②

2012年03月26日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7903 Img_7901 Img_7907八丁堀にて続き。白レバーに続き、メカジキの焼き鳥風、生ハム3種、そしてラムのフレンチラック...。前職・食肉担当としては久しぶりに肉を堪能という心境でありました。で、いっこうに減らないわが身の重さを嘆く訳であります...。すべからく自己責任。意志薄弱なだけでありますが...。メカジキ~は銚子でもすぐに商品が出来るだろうと思いますし、そろそろ部室鍋の季節は終わりますので、今後の部室シリーズを考える契機に。生ハムはイタリア・パルマとスペインのハモンセラーノ盛り合わせ。世界三大ハムと呼ばれるもののうち2種...絶品でありました。もう一つは確か中国の金華ハムだったでしょうか。この日はなかったですが...。最後のフレンチラックは定番中の定番...。美味しいものは世界中から、賑やかだし、東京に長年住んでおりましたが、こういう生活に慣れてしまうと、夜7時には真っ暗な地方都市に戻ると都落ちと感じてしまうのでしょうか。もちろんそう感じるだけなのでしょうが、確かに勘違いはするわな~と。人間はすべてその行動に論理的妥当性がある訳でなく、そう感じて動く、実はこれ真理。勘違いであれ何であれ、そう感じて動く...か。最近部室では、積極的な勘違い、心地よい勘違い、前向きな勘違い....こんな言葉が氾濫しております。詳細はいずれ。


八丁堀にて①

2012年03月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7898_2 Img_7900_2 バーニャカウダに続いて出てきたもの...。白レバーのペースト。パンに付けながら...。通常のレバーペーストは欧米の食生活の中では定番だそうで、食の欧米化に合わせ日本でもかなり定着してきたように思います。しからば白レバーとは何ぞやということですが、レバーがフォアグラ化したもの。要するに暴飲・暴食で肝臓が肥大化し、白くなった鶏のレバーの事か?....と、わが身の右下腹部をさすりながら....。だとすればあの濃厚さ美味しさは納得であります。そのものが美味しいだけでなく、他の食事を誘発する、アルコールが進む...。これではいかんと思いながら...。アンチョビもそうですが、製造に非常に多くの手間が掛りながら、食するのはほんの少量という食品があります。ただしそれがあるとないとでは大違い...。食べ物も人もかくの如し....。日本の発酵食品などその典型。発酵食品は“待つ”という時間までもが凝縮されて参ります。理屈抜かさず美味いものは美味いでいいじゃねえか。という事でありますが、そんなことを考え続けているのはある種の職業病なのかもしれません。


バーニャカウダ

2012年03月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7904 東京時代の先輩方と、東京・八丁堀のとある交差点近くにて...。1階は酒屋さんで、夕方からは立ち飲みバー...。2階、3階は気軽に入れるイタリアンレストラン...。そこで出された逸品、バーニャカウダ...。アンチョビ、ニンニク、オリーブオイルの温かいソースで野菜を。聞くところによると、この料理はイタリア・ピエモンテ州の郷土料理だとか。ピエモンテ州...、スローフードの発祥地、聖地であります。こういう食べ方、さもありなん...と。いずれ我が部室にて銚子港水揚げのカタクチイワシで作ったバーニャカウダが供される日も近いであろう....。野菜もキャベツ、大根だけでなく、あれもこれも地域内にあるでよ....。さてさて、東京の飲食店さんも強烈な二極化になっているようですね。大繁盛店と暇なお店、その中間がないような気がします。この八丁堀のお店、来店客の平均年齢は40代後半でしょうか。ほとんどがスーツ姿...。大きな声で話さないと、話が聞こえない...くらい物凄い活気でありました。


都落ち!④

2012年03月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7866 年を重ねると勝手に都落ちと感じたり、自分の行動を正当化しようとしたり、とかく、無用の価値観に縛られて、身動きが取れなくなる...。何も言われてないのに、何か言われている気がして、20代にすら嫉妬する...。本店は偉くて、支店はダメだ。東京の仕事は優れていて、田舎に残っているような奴はダメだ...。いろいろな事例が並んでおりました...。仕事や職位や肩書で差をつける。すべてをお金に換算して比較する...。最終的に仕事、もっというとあなたは何がやりたかったんですか?という話に帰結するようです。ジャーナリズムを目指すなら、新聞記者も新聞配達員も等しく尊い仕事。なのに、東京の記者は優れていて、田舎で新聞配達は劣る仕事と思い込む...。こんな記述もありました...。確か福沢諭吉の学問のすすめにも、同様の記述があったように思います。東京で生きようが、田舎で生きようが、等しく時間は流れて参ります。人生の終末に、本当は田舎に帰って~したかったのに、上京して~してみたかったのに....。とかく~のに....が出ると...。私は6年前に都から落ちて参りました...。当初は言われました。いや言われてるような気がしてました。あいつ東京にいられないようなことしでかしたんだって...。どこの地方都市でもある事だと思います。今どう思うか?という事ですが、都落ち?...。強がり抜きで全くそんな感覚ないですね。そう思うに至る6年間でありました。10年以上に感じましたが....。


都落ち!③

2012年03月22日 | インポート

Img_7878 20代の若者は地域のために働きたいというけれど、それ、積極的にそう思っているかと言えば、必ずしもそうでなく、むしろリスクを冒してまで上京する必要ないじゃん。東京は遊びに行くところ...。ネットもあるし、親元のそばは安心だし...。そういう感覚、多いようです。あくまで記事からの抜粋ですが、私もそういう話、良く聞いております。むろん、どちらが良い、悪いという話ではありません。人生の終末に数多く立ち会ってこられた医師の方々から...、人生の最後を迎えた患者さんの多くに共通するお話として、もっと自分に正直に生きていればよかった....。そういうお話が出るのだそうです。本当に間違いなくこの言葉が出てくる....と。本当はどうしたかったのですか?というと、あれもこれも、出てくる出てくる...。言葉にするかしないかだけなのだろうと思います。本当は~したかったのに、都落ちと思われるのが嫌で、本当は外に出てみたかったのに、リスクが怖くて...。いろいろあるんでしょうが、時間には限りがあり....。人間の欲望に際限はありませんが、終末を迎えるまでに、本当は~だったのに...。これを一つでも撲滅してきたい...。と思う次第であります。続きは次回に。


都落ち!②

2012年03月21日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7869 彼岸になると、法事だ何だといろいろある訳であります。兄弟、親戚、みな等しく当事者であるにも関わらず、どうも当事者とお客様の構図になってしまっているようで...。先般東京で地方出身の先輩方から愚痴の数々...。俺は弟で、田舎の両親にせめてもと思い毎月送金を続けているのだけれど、兄貴からカネ送ればいいってもんじゃないんだよ..と激しく叱責されて...。酷いだろ?とのことでしたが....。東京にいた6年前なら酷いですねとなったかもしれませんが、今は?....。お兄さん、もっと言うとお兄さんの奥さんの怒り...わかるな~と。田舎の問題は綺麗事で片付かず、いわゆる始末をつけなければならない課題山積...。近くにいる兄貴が、義理の姉さんがやるのあたり前だろ...。このあたり前だろの言葉が火をつける訳であります。記事にもありました。40歳の節目に、45歳の節目に始末を付けるために田舎に帰る...ハズが...。帰れないのは都落ち...と感じる心。敗北感にも似た感情なんだそうです。続きは次回に。


都落ち!①

2012年03月20日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7874 東京からお客様が来て一言、俺もカモメになりたい....と。先週は一週間シケ続き、カモメは陸に上がり、食べ物もなく、ただ風雨を耐え忍んでいたのですが...。カモメの気持ちも知らないで...。とカモメは思ったかどうかわかりませんが...。とかく、よその芝生は青く見えるものです。さて、日経の惑いの10年はじめ、最近40代を特集した連載モノが増えました...と何度か掲載しております。日経に限らず、新聞、雑誌、最近はネットでもこれら特集、かなり増えました。今度は毎週配信されてきます、日経ビジネスオンラインから...。都落ちをためらうおっさん....と。正確には都落ちをためらうおっさんと地元志向の若者の意外な共通点....。人も羨むような大企業に就職したはずの40代、田舎の事、あれもこれもやらなきゃならない年代に差し掛かり、いずれやるからと言いながら先延ばし...。気が付けば50代目前で...。そんな中、地元のために一生懸命働きたいという20代が増え、そんな姿を40代のおっさんが、ため息交じりに羨望のまなざしを...。こんな内容でありました。続きは次回に。


素材の近くに

2012年03月19日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7884 Img_7893 言うまでもなく、東京の飲食店は非常に競争が激しく、日々研鑽の連続であります。従って名店と言われているところは必ず何かがあります。その何かに出会いに足を運ぶ...。行くたびに進化している....。さてその東京で成功されていると言われるシェフの方々、私はその中の幾人かと面識がある程度ですが、口をそろえて言うのは地方に行きたい。素材の近くでお店をやりたい....。銚子界隈(佐原や旭など含む)を見渡しても、東京、埼玉から移り住んでこられたシェフかなりいらっしゃいます。写真は海上産のマッシュルーム・ガーリックソテー、そしてペスカトーレ(魚介のパスタ)、全部素材が揃うじゃないですか?という事でありました。美味しい料理を食べに観光客の方々が、だけではなく、その素材を求めてプロのシェフが...というパターンも、私が知る限り地域内に10軒ほどあります。東京で美味いと絶賛された店舗がこちらにきて、残念ながら全くお客さんが入らず...。開店から2年ほどでまた東京に。というケースもあります。難しいものです。


アンコウの酢味噌

2012年03月18日 | 銚子のうまいもの

Img_7860最近、食べ物シリーズが続いております。季節は3月...、それだけ歓送迎会等が続いているという事であります。アンコウの酢味噌...、これまたマニアには堪らない逸品かと。子供の頃は、こんな食い物、どこが美味いんだろうと不思議に思っておりましたが、自らがおっさんになっていくに従って、こんな美味いもの食べ逃がしていたのか...と。確かにご飯のおかずではないし、酒の肴かと思いますが、こういうの食べていると銚子港の有難味が倍増します。アンコウももちろん銚子港水揚げ...。酢味噌も銚子の各々のお店で、みな特徴があり、食べ比べも面白いです。どれが良いという事ではなく、あくまでも好みですが...。


百合根饅頭

2012年03月17日 | 銚子のうまいもの

Img_7857 Img_7859最強の天茶のあの店で(むろん銚子市内)...。今度は百合根饅頭....。割ってみれば中にはキンメダイ...。農業、水産関係者、洋食のシェフ同席でありましたが...一同無言に。本当に美味しいと話せなくなる...。それくらいの逸品であります。東京で食べたらいくらかな~という無粋な話は抜きにして、これまた銚子で食べられる、いや銚子でしか食べられない美味しいもの...、であります。