銚子・角巳之・三代目

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ご当地・餃子!

2023年01月31日 | 日記・エッセイ・コラム

仕事柄、各地の量販店や飲食店の皆さんとの交流が多く、最近は売上データなどを共有させて頂き
商品開発に活かしております。その中で特徴的なこと(商品)...、餃子の販売が好調であります。
大手メーカーばかりでなく、ご当地餃子もかなり人気が高い(データに裏付けられております)

とは言いながら何でも良いのかと言えばそうではなく、やはり売れているものには理由がある。
商品の価値は作り手の自己満足、一時のブームではなく、最終的にお買い上げ頂くお客様が決める
もの。この商品販売・不変の原則を理解している商品だけが残っている気がします...。

写真の餃子は銚子から車で1時間弱。香取市(小見川)のラーメン屋さんがお店のお土産で販売
しており、評判が評判を呼び最近では地域内の量販店さんでも販売されております。1個100円
(一箱500円)と割高に思いましたが、食べたら納得。とにかく美味しい...。

低価格販売で有名な量販店さんでも販売しており、売価は売れ筋ラインの倍以上ながら販売好調
とのことです。ご当地商品という話題性もあるでしょうが、ちょうど良いサイズ感はじめ売れる
要素が多く、何より美味しい。やはり食品は美味しいこと...。これ改めて感じております。

フカヒレ(ヨシキリザメ)

2023年01月30日 | 銚子のサメ

サメついでに...。写真はヨシキリザメのフカヒレ(を乾燥したもの)...。フカヒレと言いますと、
高級中華料理店などで姿煮...。ひと皿~千円、万円となかなか食べられるものではありませんが
写真は市販のレトルトパック等に使われる端材の部分であり、比較的お手頃価格です...。

それでも作業は尋常でないくらいに手間が掛かる...。その手間は仕事ですから...と言えばそれまで
ですが、その掛ける手間が水産資源に対する感謝であり、具体的な行動そして姿勢であります。
資源保護など、言うだけなら誰でも言える...。まずは揚がった魚を区別なく有効に利用させて頂く...。

話は変わりますが、かつて飼料を入れるフレコンバック(布で出来た飼料の入れ物とでもお考え
下さい)について、コストが合わないとそれ(バック)を洗う業者さん方、次々と撤退。洗って
使うより捨ててしまった方が安上がりですよ...と。あれから10年...、捨てるとは何事だ!...です。

サメ(食用、皮等の副産物利用)について、日本では1,000年以上に渡る伝統・文化を有して
おります。途中、サメなんて...となりまして、昨今は何事だ!...上記の話に近いです。サメの生命力
は強い、環境変化にも強い...。そして銚子港は気仙沼に次ぐ全国2位のサメ水揚げ港であります...。

サメ皮のこと...。

2023年01月29日 | 銚子のサメ

サメ皮について、今まで何度か掲載して参りました...。日本全国、サメの水揚げの有る産地では
(サメの)肉だけでなく、内臓やこの皮についても有効利用することで、資源を無駄なく有難く
利用させて頂いて参りました。これ則ち地域の伝統でありひいては日本の文化であります。

サメの水揚げある...と記載しましたが、これはサメを主として漁獲する場合、意図せず混獲して
水揚げされてしまった場合、双方を含みます。いずれにしてもその港、港で水揚げされた貴重な
水産資源としては何ら変わりはありません...。

写真のサメ皮は、海底に生息するカスザメ(英名:エンジェルシャーク)であります。(日本の)
伝統の極致、日本刀の柄に使用されたり、近年ではワサビ卸などに。銚子での利用も古く、主に
だいこんの生産者さんなどにご利用頂いておりました(ここでも海と山の共生であります)

だいこん生産者さんは確か、ダイコン表面のひげ取りに...。その他、版画家さんなど多種多様です。
伝統ありながら、面倒くさいと放棄され、今再び貴重な資源と見直されております。写真下はカス
ザメのヒレ部分...。窮すれば通ず...で、これからまた様々な用途のアイデアが生まれると思います。

価値の連鎖...。

2023年01月28日 | 日記・エッセイ・コラム

今から15年くらい前になりますか...。ある農産物直売所の作業場に特徴的なイラストと共に。
人生は掛け算だ!いくらチャンスがあってもキミがゼロなら意味はない...と。過去に掲載しま
したので後ほど確認してみますが、まずは私の記憶によることご容赦ください。

原典に当たれずとも、このニュアンス...。特に掛け算と言うこと、本日のタイトル価値の連鎖、
俗に言うバリューチェーンを端的に表しております。水産物も農畜産物もすべてバリューチェーン。
最終的に食べる方の目の前まで価値が続いて行かねばならない究極のチームプレー...。

食品流通に携わって30年近くになりますが、この仕事どうも建築現場の仕事に似ていると感じ
続けて参りました。先日知人の建設会社の方々とお話しても同意見。完璧に工程管理していると
思っても、必要なネジ1本届かず現場の作業が変更を余儀なくされ工事が遅延...。

たかがネジ1本だろ...。チェーン(連鎖)を構成する構成員の中にこういう考えの人が一人でも
いると、他の部分でいくら価値があると言っても最終的な答えはゼロ、価値無し....となる訳です。
価値の連鎖はそれを構成する部分の掛け算だ!これに気付いた人が多い証左なのだと思います。



一転して...。

2023年01月27日 | 日記・エッセイ・コラム

昨年末あたりに、水揚げのない銚子港...と。それが新年に入ってイワシの大量水揚げが断続的に
続いております。大量と言うこと...、1日に3,000㌧、4,000㌧という単位であります。
と思えば、時化で数日に渡り水揚げがない時もある...。まさに一喜一憂するな...の領域。

それだけの水揚げが行われるということは、1)水揚げできる施設がある、2)水揚げされた魚を
購入する人がいる、3)その魚を運ぶトラック(車・人)がいる、4)それを受け入れる施設(
冷凍冷蔵庫・人)がいる(ある)、5)さらに資材(箱、氷、その他)まさにチームプレー...。

それぞれが“お互い様”でいるうちはチームプレーも成立しますが、どこか一つでも欠落したり、
どこかがスタンドプレーを始めると一転、何かがおかしくなって参ります。昨今、これら連携は
バリューチェーン(詳細明日)と呼ばれることがありますが、まさしくであります...。

バリュー(価値)、チェーン(連鎖)であります。魚が獲れなければ始まりませんし、獲った魚
が売れない、運べない、箱が氷がない...。どれか一つでも欠けてしまうと成り立たない...。当たり
前だろ...ということですが、敢えてそれが強調される昨今、それを再認識せよ...の意かと。



銚子で...雪。

2023年01月26日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、銚子で雪が降りました...。と言っても雪国の方々にしてみれば...これで?...というレベル
でありますが、雪に慣れない銚子人...、あちらこちらで不具合続出であります。また改めてTV
で見る雪国の方々のご苦労が痛切に...。何事も経験してみて分かること多いです。

私の周囲では、あの寒空に(雪が降ったので嬉しくなって)外に出て雪だるま作りましたという
50代がいたり、路面凍結に気付かず転んで怪我した30代がいたり、およそ雪国の方々から
見れば舐めてんのか!と言われかねないことばかり...。これも風土の違いということか...です。

銚子から旭(およそ30分くらいの道程)の往復で心配な部分が一か所(坂道)がありました。
ノーマルタイヤ故、路面凍結していたらどうしようと思っていたら、何の問題もなく走行できた...。
聞いたところ、昨夜半人知れず係の方々が融雪剤を撒き路面凍結を防いだ...と。感謝、感謝です。

昨日経験したあの風、あの寒さが、今の季節の銚子沖合(海)の姿なのだそうです。畑でも霜が
おり農産物の被害も心配されております。家畜は...寒さには比較的強いようです(反対に暑さには
弱いようです)これら生産地(者)が地場産業...。喉元過ぎると忘れるので銚子で雪...記憶のために。

春は南房総...

2023年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム

毎年2月末から3月初旬頃、千葉県南房総市に赴きまして知人の花き生産者さんから南房総名産
の花(ストック、キンギョソウ...)を購入するのを楽しみにしております。そしてブログタイトル
春は南房総から...と題して掲載しておりました。先日ちょっと早かったですが所要有りまして...。

所要有って木更津方面に参りました。地図を眺めたら高速で君津市まで行き、そこから山を越える
ように房総半島を東西に貫く道があることに気付き、せっかくだから南房総へ...となった次第です。
まだ開花もちらほらだったので、タイトルは南房総...で止めました。完成は本年2月末ごろかと...。

木更津から1時間半くらいだったと記憶しております。これだと神奈川方面(川崎・横浜)の方々
にとっても南房総は近いです。アクアラインで木更津通過して君津まで。とくにこれからの季節、
春の南房総は見どころ満載ですし、周囲の風景(山、川、花...)も見事です。

鎌倉殿は終わってしまいましたが、このルートは頼朝が挙兵し、惨敗して逃げ延び、他日を期して
上総(かずさ:南房総市周辺)の豪族たちと相まみえたところ...。また日蓮上人ご生誕の地や、
総本山の清澄寺...等々。本年2月末日頃、再び南房総を訪れます。菜の花満開の頃と思います。

ブロッコリー②

2023年01月24日 | 日記・エッセイ・コラム

ブロッコリーと言う野菜の健康効果が非常に高いこと、各種報道などで明らかになっております。
健康に良いのだから食べて...と言っても、嫌いなものは嫌いです...。その嫌いな大きな理由の一つ
が匂いであって、その匂いは鮮度と関連している。それでは何故そうなるかということですが...。

量販店の青果バイヤーさんに聞くと、ブロッコリーは好き嫌いが分かれるけれど売り場としては
品揃え必須の商品で、欠品を防がねばならない...。売価は88円/個から時に258円/個くらい
まで跳ね上がるけれど、それでも売れるのは熱狂的な支持層があるからだ...と。

故にバイヤー業務は商品を揃える(確保する)ことに主眼が置かれ、鮮度の良い産直に挑戦したい
のだけれど...。なるほど...と思った次第です。お店が大きくなればなるほど顕著で、こういう背景
から入り口の産直コーナーが増えていて、かつ人気があるの...ということになるようです。

集めること...だけが主眼となってしまう弊害に付いては市場、量販関係者の方々も以前から感じて
いたようです。ここでも移行期=矛盾期の特徴が...。因みにブロッコリー、本当に美味しく栄養ある
のは茎の部分だそうです。この部分、市場流通では規格に合わず短く切除されてしまいます...。

ブロッコリー①

2023年01月23日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子周辺地域(冬場の)ブロッコリー収穫が最盛期を迎えております。このブロッコリーと
言う野菜、私の周囲では非常に好きか、大嫌いか評価が真っ二つに割れております。私は前者、
無類のブロッコリー好きであり毎日食べても食べ飽きないくらい...。

嫌いな人に何故?と聞くと、食感、味...様々な理由が出てくるのですが、最も大きな理由...匂い。
あの独特の匂いが嫌だ...と。ブロッコリーは数々の理化学的データに裏付けられたスーパー野菜。
様々な健康効果はじめ、がん抑制効果まで...。それでも嫌いなものは嫌いです...。

そんな方に地元(銚子)で収穫されたばかりのブロッコリー頂いたのでお裾分け。嫌いだと言って
いるのに嫌がらせか?と言われたのですが、騙されたと思って...食べたら、お美味しい...と。
やはり鮮度であったようです。魚もそうですが嫌いな理由は鮮度落ちしたものを食べたトラウマ...。

調理技法などによって鮮度落ちした素材を加工することは可能です。しかしながらどのシェフに
聞いてもこれは邪道...。鮮度にはかなわない。鮮度の良い素材を確保することはもはや調理の手法
の一つであると言っても過言ではないようです。ブロッコリーのこともう少し(続きは次回に)

鳥インフルエンザのこと...。

2023年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム

今年は鳥インフルエンザの発生が非常に多いようで、すでに国内で1,000万羽以上の鳥が
殺処分になってしまっているようです。ざっくり言うと、国内の卵の需要量は人口一人当たり
1個(約1億2,000万個)、飼育されている採卵鶏の数は約1億4,000万羽...。

うち千葉県には約1,000万羽が飼育されております。この数は全国2位の数字。因みに1位
は茨城県で約1,400万羽...。千葉、茨城...養鶏が非常に盛んです。近くに鹿島飼料団地が
あること、大消費地が近いことなどが理由とされております...。

この10年ほど、鳥インフルエンザが蔓延し、殊に冬場の渡り鳥飛来に合わせるかのように
増加。今年はすでに約1,000万羽もの鳥が殺処分され、卵価も大きく上昇しております。
この話題、何度も掲載しております。養鶏家の皆さんも最大級の警戒をしているのですが...。

口蹄疫、狂牛病、鳥インフルエンザ...。ある意味、抗しがたい敵と畜産農家の皆さんは日夜闘って
おります。我々に出来ることは肉や卵を粗末にせず生産者そして家畜に感謝。これだけと...。
銚子港に頭の赤い鴨がいました...。ヒドリガモあるいはホシハジロという種のようです(本文無関係)


天保水滸伝④

2023年01月21日 | 日記・エッセイ・コラム

天保水滸伝のこと、本日で一区切りとします。さて平手造酒(ひらてみき)のこと...。浪曲、
時代劇好きの方にとっては馴染み深いでしょうし、この方を語るに私など...、百年早い...と
言われそうですが...。神田お玉が池・北辰一刀流千葉道場で四天王と呼ばれた剣の達人...。

剣の達人であるも、お酒等で身を崩し、胸の病気も相俟って各地流浪の身に。笹川繁蔵と出逢い、
その用心棒となり果てる...。義理を果たすため笹川方に加勢して大利根河原の決闘で命を落とす。
世が世であったら...。お酒、病気がなかったら...。この無念は如何ばかりかと...。

他にも、非常に魅力的な人物が多々描かれており、故に時代劇等の格好の題材となったのだと
思います。この東庄と飯岡の勢力争いですが...。中間点に干潟(現在は千葉県旭市)という所
があり、ここが緩衝地帯であったようです。その干潟、しかも天保年間ということは...。

この地(干潟)、この時代(天保年間)、ここには世界初と言われる農業協同組合の原型、
先祖株組合が大原幽学の手によって作られたところ...。大原幽学もまた偉人ながら数奇な運命を
辿る...。天保水滸伝と先祖株組合、これが同時期に共存していたこと偶然ではない気がします...。


天保水滸伝③

2023年01月20日 | 日記・エッセイ・コラム

天保水滸伝に付いては過去何度も映画化されておりますし、関連書籍も多数ありますのでご興味
ある方は是非それらを...。そして東庄・飯岡、どちらの立ち位置に寄るかで評価は正反対になり
ますが、個人的に興味あるのは善でも悪でもなく、そこで生きていた人間そのもの...。

笹川繁蔵は相撲取りを目指し上京するも夢破れ、地元(東庄)に戻り地域の為に尽力する。当時
は度重なる飢饉あり、地域住民の生活を守るべく奔走し、大きな花会(賭場)を開いてその収益
を住民救済の費用にしようとした。花会には当時の高名な親分衆が各地より続々と...。

他方、飯岡助五郎は地元(飯岡)の網元として、護岸工事や漁業者の安全に寄与する様々な行い
を通して地域を豊かにした。東庄は江戸に繋がる利根水運。飯岡は遮るものなき太平洋で大量の
魚が水揚げされている。各々が勢力を拡大していくがそこは狭い田舎町。やがて衝突する...。

どちらも侠客の親分で、その行動原則は地域や仲間の為に...。その想いが強ければ強いほど衝突
は大きく、やがて“大利根河原の決闘”となって行く訳であります。写真は天保水滸伝ゆかりの諏訪
神社...。そして笹川方に平手造酒(ひらてみき)という剣術の達人がおります...。(続きは次回に)


天保水滸伝②

2023年01月19日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日180年と書きましたが、のぼりを見ると190年と...。歴史の10年はもはや誤差の
範囲と思いながらも正確な数字を見てしまいましたので訂正します。銚子のお隣、利根川沿い
に東庄、太平洋(九十九里)沿いに飯岡...。そこで繰り広げられる人間模様であります。

天保水滸伝...、笹川繁蔵(東庄)と飯岡助五郎(飯岡)という二人の人物を中心に、190年
前にこの地で起きていた人間の物語...。そして立ち位置によって評価分かれるのは致し方ない
ことだろうと思います。今回は東庄から見た天保水滸伝となります...。

ともに侠客と表現すれば良いのでしょうか。もっとも時代背景を考えると、こちら一般人、
こちらはその筋の方々...と明確に線引きが出来ないことは事実。実際、両者ともに港湾、河川
整備はじめ地域発展の基礎を作り上げた偉人であることは事実と私は思っております。

ともに勢力を拡大していた両者がやがて対立するのは必然だったのでしょう。最終的に笹川
繁蔵は十手持ち(時の権力者に繋がる人)・飯岡助五郎に討たれ、繁蔵・悪、助五郎・善と
なるのでしょうが、東庄で見ると評価は全く逆...。だから歴史は...であります(続きは次回に)



天保水滸伝①

2023年01月18日 | 日記・エッセイ・コラム

利根の川風袂に入れて、月に棹差す高瀬舟...。浪曲・講談の世界で高名な天保水滸伝...。銚子の
両お隣、利根川沿いに東庄町(とうのしょうまち)、太平洋側に飯岡町(いいおかまち)...が、
舞台であります。中国の四大奇書に数えられる水滸伝になぞらえて...その天保年間の物語...。

銚子から香取方面への道すがら、国道356号線...。そこに天保水滸伝ゆかりの地があることは
知っておりました。ただしいつも通過するだけ...。先般、成田からの帰途、何故か気になりまして
珍しく途中下車...。しばし天保水滸伝の世界に浸ってみた...と言う次第であります。

水滸伝、この滸という字は、水のほとり...ということを示しているのだそうです。直訳すれば
水のほとりの物語。その水のほとりが梁山泊(りょうざんぱく)。中国・北宋末期、腐敗した
世相から国を救うべく、各地より集まった百八人の魅力的な人物が立ち上がる...。

さて天保水滸伝、水のほとり利根川河口(東庄町)で起きた、天保年間(今から約180年前)
の物語...。端的に侠客の喧嘩のお話...なのですが、そこに至る世相、人間模様はじめこの世界観
は一定の人生経験を経なければわからない...。そして50を越えた今...(続きは次回に)

光の三原色!

2023年01月17日 | 日記・エッセイ・コラム

さて本日掲載(タイトル)のこと...、これから最も大切にしていかねばならない考え方の一つ
と私自身、勝手にそう感じております。“光の三原色” 農産物の緑、水産物の青、そして畜産物
の赤。緑・青・赤の三つの光を指しております。すべての色はこの組み合わせで再現可能...。

そして緑・青・赤の三つが重なる部分は、白となります...。先般、農業、漁業団体(協同組合)
の方々とお話していた際に飛び出しました...。この白の部分こそ“地域” いささか恰好を付けた
言い方になりますが、これらが重なる白いキャンパスに何を描きますか?これが地域です...と。

地場産業、この産業ということ地域活動の重要な部分を占めております。生業(なりわい)が
確立してこその諸活動です...。緑(農産物)と赤(畜産物)は耕畜連携はじめ不可分の関係で
あること分かりやすいですが、実は緑(農産物)と青(水産物)も不可分の関係になっております。

高名なカキの養殖業者さんが植林。キャベツ、ブロッコリーでウニの養殖。農薬・化学肥料を
減じた農業が河川の浄化に寄与し、流れ出る海に好影響...。みな繋がっている。この繋がりを
理解し、三つが重なる白い部分に...。今年のメインテーマにします。写真は犬岩です...。